2018年11月02日

俺はただ吸ってないだけ。

タバコ吸わなくなって10ヶ月。
「禁煙」とか「辞めた」とか言うと拘束力が強い感じがして嫌なので、「今吸ってないだけ」「吸わなくなってる時期」ということにしています。少し気楽で、なかなか良いです。
結果として、今、まったく吸いたいと思わなくなっているのだから不思議。

吸えないストレスよりも、吸うためのストレスが勝ったんです。
子供が生まれたってのもあるけど、何よりまあ、時代ですね。
喫煙所を探したり、ビルの陰で人目を忍んで吸ったり、乗換えのたびに喫煙所に走ったり、仲の良い友人から「まだ吸ってんの?」と言われたり、電車で見知らぬ人から「タバコくさっ!!」と罵られたり、長時間吸えないことが分かってその時間ずっと吸いたいと思いつつも吸えないのを我慢しなければならなかったり、まあ、この時代、タバコ一本吸うのに乗り越えなければならない障壁が多過ぎる!
あほか!
そんな面倒臭い(煙草臭い)ことしてられるか!
と、よりストレスの少ない「吸わない」を選択した次第です。

禁止されたとか嫌いになったとかではなく、選択的に「吸っていない」だけなので、喫煙者にも寛容です。
時々、タバコ場の空気が恋しくなって喫煙所に行ってみたりします。
空気と言っても、もちろんあの独特のゆるゆる感のある会話が楽しみたいのもあるけれど、それよりも、文字通りタバコの匂いが恋しかったりして。
で、匂い一吸いで満足している。副流煙でじゅうぶん楽しめる(むしろ害)。
ていうか行かなくてもまったく問題ない。

いざ、タバコを吸わなくなると、何か色々楽でした。
まず、家の外で台本を書く場所が、格段に増えた。
以前は、タバコが吸えてコーヒーがたくさん飲めて机が広くてあまり騒がしくなくて、と、最初の条件分岐がタバコでした。でも今は違う。
その条件分岐が無いだけで、選択肢が数倍に広がる。
スタバでも書ける。定食屋やスイーツショップでも書ける。図書館や公民館でも書ける。
テーブルと椅子さえあれば良い。画期的。
自宅より外の方が集中しやすい自分にとっては、これはかなりのパラダイムシフトでした。

喫煙所を探す必要もないし、人目を忍ぶ必要も無い。乗換えのたびに喫煙所に走ることも、友人から文句を言われることも、見知らぬ人から罵られることも、長時間吸えないことが分かってその時間ずっと吸いたいと思いつつも吸えないのを我慢することも、無い! ぜんぶ無い!! なんて楽!!
そしてお金が減らない!
ストレスが軽減されてお金も増えるなんて、なんていいんだ!


20歳過ぎ、学生の頃に吸い始めて15年以上。
途中、結核で入院した時期などを除いて、ほぼ毎日1箱吸ってました。
台本書いてる時期は量が増えたり。
『コーヒー&シガレッツ』という映画に憧れたり、流れでジム・ジャームッシュみたいな作り方に憧れたり。
それが日常になってしまっていたけれど、意外と簡単に日常の外に追いやれました。

そんなこんなで、10ヶ月。

太った。

いや聞いてたけど。
タバコ辞めると太るよって。
なんかご飯が美味しくなるんですってね。
そんなに美味しくなったような気はしてないんだけど。
なのに。
太った。
マイベスト体重を8kgオーバー。

確かにね、大盛りとか食えるようになっちゃったんだ。
チャーハンセットとか。
もう一品、足せるようになってた。
胃袋が?胃袋が。
あるいは脳が。
満腹中枢が。
危険です。

先人いわく、食事の量が増えるってのもあるけど、何より酒量が増えたと。
そうなんです。
飲み屋で、タバコを吸ってる時間は、実はあんまりガブガブ飲んでないみたいなんです。
これが、タバコを吸わなくなると、いつもタバコを吸っていたはずの時間の分、飲むようになっている。
なるほど。
それまで2時間の飲み会で10本タバコを吸っていたとして、1本吸う代わりにお酒を3口余計に飲むようになったとしたら、合計30口、ジョッキ換算で5〜10杯多く飲むようになっているではありませんかなんということでしょう。

そんなこんなで、お酒もちょっと控えるようになりましたとさ。

実は健康診断での肝臓の数字がびっくりするくらいアレだった、っていう年齢的な要因も関与しているのですが、そこはまた、改めて。

hakoniwa_enbukyoku at 17:50|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote  | 社会

2018年10月24日

人間は、一生で知り合える人数に限界がある。

7月から10月にかけて公演続きだったために読まなきゃいけないけど脇に置かせていただいていた諸々の案件のメール数百件に目を通し、返信が必要なものにフラグを付け終えました。
さてここから返信祭が始まる。



人間は、一生で知り合える人数に限界がある。

僕の数字で当てはめてみると、具体的に計算したわけではないけれど、
38歳まで生きてきて、たぶん5,000〜6,000人くらいの人とお喋りしているはずです。
職業柄、毎年100〜200人の方と初めましての挨拶をしていますから、概算でこのくらいです。
その中で、今もきちんと顔と名前を覚えている人は、半分くらい?の2,000〜3,000人。
ちゃんと連絡先を控えている人はさらに半分。
気軽に連絡できる人、友達と呼べる人となると、1,000人を大幅に割り込む。
まあ、気軽に連絡できる人や友達が1,000人もいたらそれ自体おかしい。
毎日一人ずつ誰かと連絡取り合っても3年掛かる。

知り合い多けりゃ良いってものでもない、
顔見知り10,000人よりも友達100人の方が価値がある、
っていうのはみんな分かっている話で、まあそりゃそうなんですけど、
でも、友達100人と友達10,000人、どっちが素晴らしいかっていうと、非常に難しい。

友達がもし10,000人いても、僕はその人と友達であることに責任を持てない。
「友達」の定義にもよりますが。
一度会ってちょこっと話しただけで「友達」呼ばわりするおめでたい方には、
一生かけて、かりそめの友達を増やし続けていただくとして。
相手もあなたのことを「友達」と思っているかどうか、ですかね。
普通の人間だったら、10,000人の友達と、
お互いに「友達」と呼び合える関係を続けられないのではないか、と。

住んでる場所や暮らしている環境や置かれている状況によっても変わるでしょうが、
1,000人でも、リアルタイムで友人関係を継続するのは厳しいよね。
一日は1,320分しかないから、たとえば毎日すべての友達のことを思い出そうとすると、一人あたり1分20秒しかない。しかも睡眠時間はゼロ。

そんな、毎日毎日友達のこと考えて生きてるわけじゃないですけど、
でもたくさんの人と責任持って友達でいようとすると、物理的な限界が訪れるんですよね。
皆さんは何人くらいなんですかね?
友達に限らず、人間関係において、責任持って関係していられる人数。



返信しなきゃ、とスターマークを付けた相手に会ったこともなければ顔も知らないと気付き、
まあ友達じゃなくて仕事上の関係なので本質ではないけれど、
でもメールなり電話なりで密なやりとりをしたにも関わらず、
顔は知らないしこの案件が終わったら今後の人生で二度と会わない、
なんて人もたぶんいて、そういう人とは友達云々以前に、
そもそも「知り合った」のかどうかすら怪しいと思えてきた。
ら、こんな文章をしたためていました。

ザ・日記 ですね。

hakoniwa_enbukyoku at 19:50|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote  | 

2018年10月22日

『父が燃えない』へのご来場ありがとうございました。と、徒然。

『父が燃えない』が終わって実はそこそこ怒濤の日々を過ごしておりましたがようやくひと段落。

気付けばブログも放置してしまっていました。
恥ずかしいことに『父が燃えない』の公演情報すら掲載出来ていなかった!! Webサイトに載ってるのでそちらを!と・・・。
で、『父が燃えない』を省みる文章を書きたいのだけれど、まあ何とも一向にまとまりませんで、これについてはちょっとゆっくりじっくり書かせてください。

ひとまず箱庭円舞曲はあの公演をもって一旦育休に入りまして、しばらくの間、本公演をお休みいたします。
なお、活動休止したまま活動終了(よくある感じに)したりはしません。必ず育休から復帰し、作品をお届けいたします。育休明け公演へのご来場、心よりお待ちしております。

また、メンバーである古川貴義と白勢未生は、育休はいたしません。
ほんと誤解受けまくっているんですけど、個々は休みませんから!!
劇団が育休というだけで、古川も白勢もそれぞれに活動して参りますので、変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げますというわけでお仕事のご依頼お待ちしております。ご用命は mail@hakoniwa-e.com まで、どうぞご遠慮なく。


さて、そんな育休中の活動。
今週本番の企業内イベントでのリーディング公演へ向けて、10月頭からせっせと台本を直し、イベント内で請け負っている絵本朗読シーンの演出をプランニングし、その間を縫って芸術文化振興基金に行って色々とお話しさせていただき、高校演劇の審査員として3日間で18本観るという毎年恒例の最高に楽しい苦行を無事に終え、いざリーディングの稽古、も終了して福岡での本番も終了して今。
今回の例のリーディングは、羽場睦子さん、佐藤直子さん、そして青年団の井上三奈子さんという心強い手練の女優陣とのクリエイトで、福岡入りしてもガツガツ楽しく稽古して無事本番を終えることができました。皆さんご参加ありがとうございました。
今回はかなりタイトなスケジュールだったので、あんまりラーメン食べられず。ラーメンしばらく西新本店、屋台おかもと、Shin-shin、中華そば郷家天神店の4杯でした。毎回食べる元氣一杯と八ちゃんラーメンはタイミングが合わず行けず無念。

で、一瞬の小康状態です。今のうちに『父が燃えない』の後処理と劇作家協会の業務をばばばっと終わらせたいのだけれど終わるかな頑張りますけれども。


fukui_08この間に娘は保育園デビューを飾り、保育園でウィルスを貰って体調不良デビューを飾り、そのウィルスを貰って父の胃腸もぶっ壊れるデビューも果たしまして、すくすくと順調に育って間もなく1歳になる創理。妻が頑張って離乳食を作って食べさせているので、順調にウンコが臭くなっていきます。
保育園という社会の荒波に揉まれたストレスか今までの反動か、しばらく落ち着いていた夜泣きが復活、両親寝不足も復活。これ、保育園に預けた直後あるあるらしいです。
もうすぐ一歳ですってよ。ちょっともう何か喋り出している。意思表示もはっきりし始めている。ほんと面白いです子供。
顎の力が上がりまくっていて、腕に噛み付かれた痕がドラキュラ伯爵のそれみたいになり、しばらくしたら悪魔が浮かび上がってきました。ほんと面白いです子供。
akuma_01

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2018年07月28日

近況、第八回てづくり舞台『長い、会い直し』からの『いなくなった猫の話』そして9月の劇団公演

やべーっすね7月終わるんですね。
台風が何だか凄まじい勢いでうねりながら日本海に抜けようとしているようで。
各所に被害が少ないことを祈っております。
祈るくらいしかできなくてすいません。

さて、上演台本と演出指導を担いました、第八回市民参加のてづくり舞台『長い、会い直し〜會長幾星霜〜』@會津風雅堂が無事終演しまして、単身赴任を終え帰京、息つく暇もなく、Zu々プロデュース『いなくなった猫の話』@Performing Gallery & Cafe 絵空箱の稽古に突入、こちらも間もなく初日を迎えようとしております。

地元会津での『長い、会い直し〜會長幾星霜〜』では、自身の活動について、作劇について、本当に色々と考えさせられ、今までを振り返り、これからを見据えるとても良い機会になりました。
演出の二瓶悟史くん(高校の後輩 笑)をはじめ、ご参加くださった皆様、ご来場くださった皆様、あと演技指導の小暮智美(青年座 どうも!)、風雅堂スタッフの面々そして誰よりも山宮勇くん!(高校の同級生 涙)、本当にありがとうございました。
昨年秋のキックオフから、まあ本当に色々、色々(笑)、ありまして、複雑な状況、複雑な心境となったこともありましたが、最終的にはほんっとうに美味しいお酒が呑めました。
参加させていただき、ありがとうございました!!

稽古中、出演している俳優さんから「プロの俳優さん相手と会津の俳優たち相手とで、演出するときの言い方変えてるんですか?」と問われまして。「言ってることは変わりません。極論すると『ちゃんと人間でいよう』ってこと、それだけです」と答えてました。いや本当にそうで。シンプルに、人間として素直に、無理せず存在すれば、それだけで十分面白くなる、そういう台本になっている、まずはそれを楽しみましょう、みたいなことばっかり言っていたような気がする。そういう風にいさせて貰えた(つまり共通言語を持てていた、のかもしれない)ということが何より嬉しかったですね。東京も会津もプロもアマチュアも関係ないですよ。面白い芝居創ること、良い芝居すること、より素敵に見せること、お客さんに喜んで貰うこと。根っこは一緒です。
ここ数年の自身の劇団活動で何かしら歪んでしまっていた部分に、一本筋通されたような気持になりました気持ちよかった!笑

ただ、残念ながらこの市民てづくり舞台、三年に一回だそうで・・・。
本気で市民とともに演劇を楽しんでいくとしたら、まだまだ改善の余地はあるよなあとアイディアがどんどん湧き出てきてそれをちゃんと話す前に帰京せざるを得なかったのは悔しいところ。時間見付けて色々訴えてみます。少なくとも、公演規模を小さくしてでも、毎年の定例にした方が良いんじゃなかろうか、とか。上演作品は公募しちゃいかんとも思いますね。せめて会津で活動している劇団の劇作家の方の作品を上演するとかじゃないと。まあその辺はお上の意向などもあるのでしょうから、今後どうなるかは分かりませんが、ずっと続いてくれることを祈ります。そしてまたお手伝いできることを切望しております。


そしてここ数日、殺人的な暑さの中、朦朧としながら稽古場に向かい、エアコンの効きに感動しながら稽古していると、二人芝居ゆえの濃密さに朦朧としてくるという、心身ともに疲弊する日々を過ごしておりますなんて良いんだこのせかい。
Zu々プロデュース 森奈津子芸術劇場『いなくなった猫の話』の初日間近です。
彩さんと相馬が、まあ、ビッシビシ詰めてきてくれるので、稽古が早い早い。
その早さの分、倍速で疲弊していく(笑)
普段なら稽古時間をオーバーして俳優さんの事務所に怒られがちな古川ですが、
今回ばかりは、一度もオーバーしてません!
その前に相馬か彩さんか古川の脳がパンクするから(笑)
チケット残部少ないかもしれませんが、そして決してお求めやすい価格ではありませんが、お時間ありましたらぜひぜひお越しくださいませ。
公式サイト ⇒ http://www.zuu24.com/gone_cat/



最後に。
9月末、箱庭円舞曲、公演やります。
7月末のタイミングでお恥ずかしながら全情報確定はできていないのですが、代わりに、逆手にとって、リアルタイムに情報バンバン出していきたいと考えています。
チラシも紙媒体は作らないかもしれない(良いのかなちょっと不安だけどやってみないことには分からないからな・・・)。

父の話です。
自分の父の、じゃなくて、「父」の話。
あの人、や、あの人、の出演が内定しています。
また報告します。

ではでは。

hakoniwa_enbukyoku at 21:24|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote  

2018年06月20日

6月王子、7月会津若松、8月江戸川橋で関わる公演情報など

ここからはこれからの話。

もう宣伝ばっかりで嫌になります。
全部いらして欲しいんだけど、全部いらして、と言うのが申し訳ないというか、実際に全部いらして貰っちゃうと作品で返すとか喋りで返すとかしかないのでアレなんですが、全部いらして欲しいです。


■トークゲスト出演 2018/6/23(土)@王子
6月中に、もう一件、トークに出演します。

PERROT『雲をたぐって天まで飛ばそう。』
2018年6月20日(水)〜24日(日)@花まる学習会 王子小劇場
詳細 ⇒ http://perrot.jp/kumo/

この公演の、6月23日(土) 16:00 の回に出演します。
作・演出のいわもとよしゆきくんは昨年『インテリぶる世界』を観に来てくれてその後、δ發任梁任曽紊欧脳しお喋りし、数ヶ月後に王子の焼き鳥屋で飲んでいたら後ろのテーブルで飲んでいて話しかけられてそこからのご縁、みたいな感じなんだけど合ってるかな。どんな作品を創っているのか楽しみです。



■上演台本&演出指導 2018/7/14(土)〜7/15(日)@会津若松
7月は、会津で公演です。

上演台本と演出指導を担った、お芝居が、会津若松市は會津風雅堂にて上演されます。
あの風雅堂に、こんな形で帰ってくることになろうとは!ね!
嬉しさ反面、緊張反面、複雑な気持ちです。
公演情報は以下の通りです。


第八回市民参加のてづくり舞台
『長い、会い直し〜會長幾星霜〜』
2018年7月14日(土)〜7月15日(日)@會津風雅堂

〜Introduction〜
時は平成30年。薩摩長州から理不尽な仕打ちを受けた、あの戊辰戦争から150年。
時代遅れだと言われても、吉エ門は許せなかった。
いくら相手が好青年でも、許せなかった。
相手の祖母が来ようとも、許せ・・・。
吉エ門が葛藤しているその時間にも、新たな未来は日々生まれ、過ぎ去っていく。
人が過去とどう向き合うかを、現代の会津を舞台に描く、未来のための市民劇。

【原案】第一回市民参加のてづくり舞台 公募台本『早春譜』(作:松井香奈枝)
【演出】二瓶悟史
【上演台本・演出指導】古川貴義(箱庭円舞曲・磐梯町出身)
【演技指導】小暮智美(劇団青年座・下郷町出身)

公演詳細 ⇒ http://aizu-bunka.jp/fugado/news/5265.html


原作台本ありとは言えイチから書き直し、参加者の人数に合わせて登場人物も増減させ、プロットも立て直し、テーマも深掘りして、色々怒られながらも作家として戦った結果、ベースの要素が共通する程度でもはや完全に別な作品になりました。
タイミングよく会津にお越しの方は、ぜひぜひお越しください。
飲みましょう、会津の酒を。
チケットまだまだあるみたいですぜひとも!!



■脚本・演出 2018/8/1(水)〜8/12(日)@江戸川橋
7月は江戸川橋で二人芝居。

昨年、森奈津子さんの短編小説を原作をもとに、紀伊國屋ホールで上演して好評を博した『いなくなった猫の話』が、二人芝居になって甦ります。
公演情報は以下の通りです。


Zu々プロデュース 森奈津子芸術劇場 1.5幕
二人芝居『いなくなった猫の話』
2018年8月1日(水)〜12日(日)@Performing Gallery & Cafe 絵空箱

【脚本・演出】古川貴義(箱庭円舞曲)
【原作】森奈津子「いなくなった猫の話」(ハヤカワ文庫JA「からくりアンモラル」収録)
【出演】杉本 彩、相馬圭祐

ゲスト:「森奈津子芸術劇場 第一幕〜パトス編〜」に出演した鈴木ハルニ、伊藤亜斗武、加藤ひろたかが、各公演の開場時間から開演までの45分程度、小夜が営むバー<微酔亭>の“気まぐれな客”として<微酔亭>の“店内”(観客席)に滞在します。<本編には関係なし>

公式サイト ⇒ http://www.zuu24.com/gone_cat/

ちょびっと稽古が始まっていますが、初演よりもギュッとコンパクトになった分、胸に迫るものも贅肉が落ちて引き締まっている気がします。
チケットはまだあるのかな。ご来場お待ちしております!!

hakoniwa_enbukyoku at 18:00|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote 公演情報 | その他情報

タイトル『あの子がワキガじゃなければ、』

内容はまだありません。
怒られますね。
『あの子がワキガじゃなければ、』が男性視点の作品だとしたら、
アンサーソングとして『もしも腋臭じゃなかったら』という女性目線の作品も創れます。
夢は広がりますね。
怒られますね。
男性主人公は、僻(ひがむ)くん。
女性主人公は、卑(いやし)ちゃん。
怒られますね。
以降の記述は、その草稿かもしれません。否、ただの雑記かもしれません。


ラスト2行を読んだら絶対最初から読み返したくなる!で有名なミステリ作家さんのとある作品を読みまして。同様の触れ込みで大ヒットして映画にもなったあの作品はとても面白かったのに、今回読んだそれは、まあ、何ていうか、非常に残念で・・・。ネタバレになってしまうので、何がどう残念だったのか、感想は控えざるをえないのですが。
どんなミステリでも、もう、小説でも文学でも、ストーリーの説明や解説が本文中で出てきた途端、興醒めしてしまいます。地の文だったり誰かの台詞としてだったり。没入したいのに、いきなり「ああ、僕は文字を追っていただけだったんだな」と気付かされて、物凄く残念な気持ちになる。

あまり面白くない本を読んだ後には、必ず反動がやってきます。
過去に読んだ本でも新作でも、何かしら、面白い活字を欲してしまう。
そういう意味では面白くない本を読むことにも意義はある(笑)
そしてブックオフに走り、紀伊國屋書店を駆け巡り、Amazonを舐め回し、何冊もまとめ買いしてしまう。そうやって買って読んだ本の中に、まんまと上記の残念さを覆す作品があって安心しました。ミステリの残念さはミステリで晴らす。湊かなえさんありがとう。『告白』も面白かったけど今回読んだそれも面白かったです。

既読本の中で、あの悔しさを晴らしてくれるミステリを、と思って本棚を漁っていたら、京極夏彦『絡新婦の理』講談社文庫版が行方不明になっていることに気付きました。誰かに貸した記憶が微かにあるけれど、そのまま何年過ぎたかも分からないので、いまさら「返して!」と言うのも野暮だし、そもそも誰に貸したかを完全に忘れているので、「返して!」と言いようもないし。しかし久々に読みたい。と思ってまたブックオフ行ったり紀伊國屋巡ったりAmazon舐めたりして驚いたのが、もう講談社文庫のあの分厚い形式のサイコロ本は絶版?なのですね。いまや分冊版しか買えないようだし、やがては版元が別社に移る、なんて話もあって、今のうちに買っておかないと買えなくなる!と慌ててマーケットプレイスでポチる。翌日届いた辞書並みに厚い文庫を本棚の京極夏彦コーナーに納め、ほくそ笑む(読むのはまた今度)。


こんな具合に、久々に活字からイメージを摂取する日々です。
会津と東京を毎週往復しているメリットでもあります。
先日健康診断に行きまして、待ち時間に文庫を読んでいたので指をしおり代わりに挟んで胸部聴診のコーナーに入ったら、僕の倍くらいのお年と思しき女医さんが「良いわねそうやって少しずつでも空いた時間を見付けて本を読んだりしないとダメね忙しさにかまけて全然読まなくなっちゃってこれじゃいけないと思って私も何とか時間作るようにしてるんだけどこういうのは習慣よねダメダメ。はい健康です。これからもお元気で」と、聴診器を当てられることなく診察が終わった。まあ良いです。


気付けば6月。
幡ヶ谷の不朽の名ラーメン店『SOBA HOUSE 金色不如帰』が、移転していました・・・。
移転前に行っとくんだった大失敗です。家が近いゆえ、行列の少ない時間帯にふらりと入れるのを良いことにたまにしか行かなかったのですが、いざ遠く離れると、その有り難みを思い知りますね。家族とか友人とか恋人のそれと一緒です。当たり前のようにある時は思いもしないけど、当たり前じゃなくなったときに、大切だったんだなと知る。それじゃ遅いんですけどね。
ちなみに移転先は新宿、最寄り駅は新宿御苑前のはずです。
幡ヶ谷よりも一般の方が訪れやすくなったのかな。訪日客にも優しいですね。哀しいですけどね。

ラーメンの話ばっかりしてるわけにはいかない。
先日は高円寺で劇作家協会の『月いちリーディング』2018年6月にトークゲストとして出演してきましたよ。
まな板に上がった戯曲は、釘本光さんの『ときのものさし 〜帰郷〜』。
同席ゲストでお久し振りですな三条会関美能留さんとともに、作品についてがっつがつ語らいました。
昨今の月いちリーディングはお客様からの発言も非常に増えてきていて、活気があって非常によろしいなあと思いました。同時に的外れな意見が増えているのも事実で、これは何だろう、リテラシーというか、たとえばTwitterで展開される不毛な議論と炎上のような、掘っても演劇の鉱脈はないんじゃないか?みたいなところを必死に掘ってしまうようなそれで、意見が飛び交わないよりは飛び交ったほうが良いのだけれど、「個人的意見」と「戯曲の質を高めることに繋がる意見」の違いについてちゃんと認識しながら喋らないといかんなあと思いました。
ファシリテイター長谷さんから、この戯曲をより良いもにするために、最後に何か一言、と言われて、咄嗟に
「登場人物が自分の感情を説明するためだけに台詞を書くのではなく、台詞を言われた相手がどういう顔になっているかを想像しながら書くと、きっと変わってきますよ」
みたいなことを言ったら、色々な人がうんうん頷いてくれたのだけれど、さて、自分がこれを実践できているかですよね全ての弾は自分に跳ね返ってくる。怖い怖い。頑張ります。


ここまではこれまでの話。

続きは次の記事で。

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2018年06月01日

会津の車窓(など)から/2017年9月〜2018年4月備忘録

6月ですか。
本当ですか。
ここのところ、毎週のように会津に帰っています。
今日もその電車の中からお届け。
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近況です。

去年の秋から、子供が生まれたり父が死んだりで、
プライベートが通常運転とは言えない中、色々やってました。
ひとまず音沙汰が止んでしまった昨年9月から、4月まで。

■2017年9月
・演出を担った劇団だるめしあん『学園恋愛バトル×3!!』の本番を無事終える。良い役者たちに出会う。カタンを布教する
・高校演劇東京地区大会の審査員を務める
・脱出ゲームなど行く
・演出するクリオネプロデュース『雨男たちのクリスマス』稽古始まる
・DJイベント『Playmate』を立ち上げる。プレとしてVol.0を下北沢風知空知で開催。※その後やる暇がなくて今に至る
・10月本番のリーディング台本や翌年2月本番の長編台本などを書く

■2017年10月
・高校演劇東京地区大会の審査員を務める
・企業内リーディング公演の脚本演出。会場は神戸の高級ホテル。出演はシライケイタさんと本間剛さんという猛者タッグ。稽古も本番も飲み会も最高に楽しかった
・翌年2月本番の長編台本を直す。遅々として進まないが、書く
・演出公演、クリオネプロデュース『雨男たちのクリスマス』稽古から怒涛の本番。素敵な俳優たちとの至福の時間を過ごす。山本匠馬凄い。脚本のペテカン本田誠人さんから、「演出家への差し入れ」をいただく。靴下。普段、出演者はしばしば差し入れを貰うけれど、演出が貰うことってそうそうない。しかもチョイスが、靴下。おしゃれ。本田さんおしゃれ。さすがペテカン。今日も履いてる。
・各種行政文書を書いたり出したり直したり
・子供生まれてくる準備。部屋の配置換え。書斎を片付け、家族の寝室にする。小さめの文机を購入し、居間の一角に配置。この一角が、今後の僕の書斎となる
・2018年に会津で上演される市民劇に携わることになり、打ち合わせなど

■2017年11月
・11月3日、長女誕生。命名。各方面への報告など。顔を見に来てくれた皆さん、出産祝いをくださった皆さん、ありがとう。誕生当日に妻の母と次姉が祝い見舞い。翌日、古川の父母が祝い見舞い。動いている孫を父が見たのは、この日が最初で最後となった。
・出生届やらなにやら、日本という国に一人の人間が新たに誕生したことを証明したりする書類諸々書いて出す
・2018年会津で上演される市民劇のお手伝い。演出指導という身分で携わることに
・2018年2月本番の長編台本を直す。遅々として進まない
・劇作家協会せりふワークショップ マキノノゾミクラス サポート。題材は宮本研『美しきものの伝説』。大正好きにはたまらない逸品
・劇作家協会せりふワークショップ 古川貴義クラス 開講。題材は岸田國士『かんしゃく玉』と拙作『楽しい家族計画』。やっぱワークショップ楽しい。密度濃く出来たと思う。まだまだ突き詰めてみたい
・娘、魔の三週目突入。夫婦ともども寝られない。子供が生まれるってなかなか大変だ
・バタバタの中、2018年3月の箱庭円舞曲本公演について動き出す。タイトル『何しても不謹慎』に決定

■2017年12月
・家族が一人増えた状況に慣れない。いわゆる環境の変化に適応するために掛かる時間が明らかに長くなっている
・保険など各種書類集めたり提出したり、子供が生まれるってなかなか大変だ
・2018年7月上演の市民劇、あいづてづくり舞台、紆余曲折の末、ただの演出指導ではなく、上演台本も担うことになる。震える。武者震える。こんな形で、あの會津風雅堂に還ることになろうとは
・出産祝いを返したり、年賀状を書いたり、お宮参りせねばと思っていたら父危篤の報。慌てて荷造りし、翌朝一番で帰郷。意識が戻らぬまま、その翌日死去。家族で看取る
・年末年始は実家で過ごすことになる。色々なことが遅延
・父の葬儀に関する諸手続き。人が生まれてくるのも大変だが、人が居なくなるのも大変だ

■2018年1月
・2018年2月本番の長編台本直し、泣きながら終了。父葬儀の前日に出せたような気がするが、葬儀後だったかもしれない。この頃の記憶は完全におぼろ
・2018年3月の箱庭円舞曲本公演やるかどうか迷う。しかもタイトルが『何しても不謹慎』である。本当に不謹慎である。しかしやる。やることにした。どうせ不謹慎なのだ。火急で準備
・大して忙しいわけではないのだが、心が追い着かないまま、色々な期日が迫ってくる。今までなら30分でできていたことをするのに3時間かかったりする。それも動き出してからの時間で、動き出すまでにうだうだと潰す時間も鑑みると、より遅くなっている
・脚本を担当したピッコロ劇団『マルーンの長いみち』記者会見@兵庫。本番は2月下旬。演出はマキノノゾミさん。稽古を見て帰京。面白くなりそう。
・二週に一度の割合で、父の法要で帰郷。こんなに頻繁に実家に帰ること、この二十年なかった
・2018年7月上演のあいづてづくり舞台、上演台本を書き進める。原作は20年前に同企画てづくり舞台の第一回で上演された作品。テーマも会話も古臭いので、基本の幹の、細い細い芯だけをかろうじて残す形で書き換えていく。ひとつ、とんでもないテーマが隠れていることに気付く。良くも悪くも人によって捉え方受け取り方が全然違うアレ、絶望的だが紛れもない現実、福島、会津、2018年

■2018年2月
・プライベートが何一つ落ち着かない
・3月の箱庭円舞曲『何しても不謹慎』稽古始まる。台本もちょびちょび出す。客演陣が台本を腹から面白がってくれていて凄く喜ばしい。「半端に演じたらこのホンの面白さに負けちゃう、負けたくないっ!」というクボカンさんの明言はしっかりと脳に刻まれています
・2018年7月上演あいづてづくり舞台、上演台本を書き進めつつ稽古に顔を出し演出の二瓶にアドバイス。二瓶は高校時代の演劇部の後輩。奇縁である。ちなみに一緒にお手伝いしている青年座小暮智美は、隣の女子高の演劇部出身で、僕の弟の同期。奇縁である
・父の四十九日法要など。雪深いので納骨は春先、彼岸明けに延期。お宮参りもその頃に延期
・兵庫にピッコロ劇団『マルーンの長いみち』観に行く。兵庫県立芸術文化センター中ホールという広い空間を存分に活かした舞台美術や転換を楽しみ、キャストの好演に客席もほっこり。1000人規模の劇場での上演と、客層を意識した作劇について想いを巡らしながら帰京

■2018年3月
・箱庭円舞曲『何しても不謹慎』初日の幕が開いた頃、娘が自宅で寝返り成功。見られなかった。切ない
・箱庭円舞曲『何しても不謹慎』、やるべきかやらざるべきかすら迷ったところから、皆々様のお力添えにより、無事に終演。本当にありがとうございました。全然お客さん入らなかった切ない。観て貰えなかったことが切ない。そしてその後の懐事情も切ない。でも、観に来てくれて、いたく喜んで感想をくれた人がたくさんいたことが励み
・箱庭円舞曲の過去公演が某所で配信されることになり、その動画編集に勤しむ。遅々として進まない。泣きそう
・確定申告。遅々として進まない。泣きそう
・4月本番のリーディング台本を書く。泣ける作品。書きながら泣く
・劇作家協会せりふを読んでみようWS中津留章仁クラスのトークセッション登壇。昨今の劇作家協会案件のお陰か、司会業が板についてきてしまった。トークセッション系の司会のご用命があれば是非お声掛けください
・4月上旬に上演される一人芝居ミュージカル3本立て『3人寄っても一人芝居』の稽古始まる。人生初のミュージカルの演出。小さな空間で、しかも一人芝居なので、普通にミュージカル演出するよりも相当特殊。鍛えられる。そして面白い。合計6本上演されるうちの、2本を託されている。2本とも、台本を心から面白がれるので稽古が本当に楽しい。そして主宰の男子三人が姦しくて楽しい
・月末締切の助成金書類作成が遅々として進まない。泣きそう
・2018年7月上演あいづてづくり舞台の上演台本もなかなか進まない。泣きそう
・芝居観たい。映画観たい。本読みたい。音楽聴きたい。ゲームやりたい。泣きそう
・全体的に泣きそう


■2018年4月
・『3人寄っても一人芝居』本番。照明松本永さんのオペに鳥肌が立つ。明かり自体が素晴らしいのはもちろんだが、照明のオペレーション自体に感動したのは初めてかも。呼吸するようなオペ。気持ち良い。公演自体も出演者三者三様だが、妙に仲の良い男子三人組のお陰で楽しく終了。この三人が心から楽しんで、心からやりたくてやっている、という姿と姿勢が我が心を打つ。お前はどうなんだ?と
・予備校時代の友人結婚式@帝国ホテル。料理超美味し
・父納骨。人間は骨だけになるのだなあ・・・。などと、当たり前のことを思う
・娘、お宮参り。自身も実家も無宗教だが、お宮つまり神道なわけで、お願いしに行った神社は神道推し天皇推し日本会議推しが凄くて反吐が出そうになった。しかし神事は厳かでお神酒も美味かった。複雑な気分。神様を大事にするというのはつまり色々なものを大切にしましょうね(八百万の神)ということであり唯一神を崇めることとは違うと思うのだけれどどうなんだろう
・娘の保育園見学に家族で。すくすくむくむくと成長している。大変恥ずかしいが、自然と親バカ化していることに気付き愕然とする
・企業内リーディング公演の脚本演出。会場は札幌。出演は中村まことさん、塚本幸男さん、そして我らがザンヨウコ。仕上がり素晴らしく、札幌の食も堪能。ラムしゃぶ食べ過ぎ飲み過ぎ、久々に翌朝吐瀉。激しく吐瀉。楽しい証拠
・札幌のクラブ(DJがいる場所のほう)を覗くも、平日ということもあってか、店員兼務と思われるあまり上手じゃないDJさんが3人で30分交代で回していた。客入りもまばら。繋ぎも選曲も冴えず踊れず虚しく退散。帰りに札幌ラーメンを喰らう
・2019年の脚本演出のお仕事をいただく。嬉しい
・4月末、日韓ディレクターズミーティングという企画に出演。韓国のミン・ボッキ演出「コギ」という作品を観て、韓国演劇や俳優の身体について演出家同士で語らおうと言うもの。語った。「俳優の身体」というテーマを据えるのであれば、作品と演出がテーマに適しているとは思えなかったが、それも捉え方の問題と考えれば面白がれた。ちなみに韓国ではこういうスタイルの演出が非常に流行っているらしい。そういった話が聞けたのはとてもよかった
・上記企画でブラジリィー・アン・山田さんと久々に会い、仕事の話、育児の話など聞く。参考になる
・2018年8月上演Zu々プロデュース『いなくなった猫の話』二人芝居版の台本を修正して提出
・2018年7月上演あいづてづくり舞台の上演台本、初稿が仕上がるが先方から修正依頼あり。二稿、三稿と、修正方針について喧々諤々丁々発止。「会津人の今」としてぴったりの要素を盛り込んだつもりだったが、アンタッチャブルだったらしい。デリケートかつナイーブなタブーを市民劇から投げ掛けるというささやかな野望、ついえる。しかし最終的にOKを貰えた稿は、色々あったけど自分では割と納得している。勇気を出して(なかば勢いで)何人かの偉い人に直接話を聞いたり電話したりしたが、して良かった。直接話すことで、その発言の体温を感じることができ、腑に落ちる部分も大いにあったからだ。直接話すの超大事

備忘録ここまで。

そして入梅の気配の中、5月が終わろうとしていましたが終わりました。
2017年のラーメン記録を出せておらぬまま2018年も半分が過ぎようとしています。
まずいな。間に合うかな。
なお、Twitterで呟きましたが、平仮名で「はやし」の付くラーメン屋が全部美味いんです。

・ラーメンはやし(渋谷)
・麺屋はやしまる(高円寺)
・らぁ麺 はやし田(新宿三丁目)

それぞれ系統は違うんですが、全部美味い。どうしよう。
他にもあるかもしれません。あれば教えてください。
逆に「はやし」が付くのに不味い店もあれば教えてください。確認したい。


ラーメンの話ばっかりしてるわけにはいかない。
6月の高円寺でトーク出演、7月の会津での公演、8月の江戸川橋での公演、9月の浅草での公演について、次の記事からちょっとずつ情報出します。
ではでは。

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2018年03月28日

演出作品『三人寄っても一人芝居』〜一人芝居ミュージカル短編集より〜 公演情報

人生で初めて、ミュージカル作品を演出しております。
3日間と短い期間、小さな会場ですが、素敵な作品たちです。
ぜひお越しくださいませ。

以下、公演情報です。


『三人寄っても一人芝居』
〜一人芝居ミュージカル短編集より〜

【日程】
4月6日(金)〜8日(日)

【出演】
大柿友哉
森田学
柳内佑介

【演出】
今井夢子(椿組/Manhattan96)
薛 珠麗
古川貴義(箱庭円舞曲)

【音楽】
伊藤靖浩(一人芝居ミュージカル短編集)

【上演作品】
『ひとくち、アイスクリン』:今井夢子(椿組/Manhattan96)
『グールドと20の質問』:宮野つくり(Merry Creation)
『注文の多い宮沢賢治』:モスクワカヌ(劇団劇作家)

【公演スケジュール】
4月6日(金) 15:00☆ / 19:30♪
4月7日(土) 12:00☆ / 16:00♪ / 19:30☆
4月8日(日) 12:00♪ / 16:00☆
※6日・7日の19:30終演後にはトークバック実施。
 該当回の観劇と1ドリンクのオーダーが必要になります。

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『ひとくち、アイスクリン』 柳内×古川
『グールドと20の質問』 大柿×今井
『注文の多い宮沢賢治』 森田×薛


『ひとくち、アイスクリン』 森田×今井
『グールドと20の質問』 柳内×薛
『注文の多い宮沢賢治』 大柿×古川

【演奏】
まにまに
伊藤祥子(pf.) / 帆足彩(vn.)

【照明】
松本永(eimatsumoto Co.Ltd.)

【料金】
前売:3300円
セット:6000円
当日:3600円
※セット券の組み合わせは自由。

【会場】
高円寺 Grain
東京都杉並区高円寺北3-22-4 U.Kビル2階


【ご予約方法】
・予約フォーム
予約フォーム にアクセスしていただき、必要事項を入力のうえ送信してください。

・メール予約
件名を『予約』としていただき、下記内容を本文に入力のうえ
3nin.yottemo@gmail.com までメールにてお送りください。

・お名前(フリガナ)
・お電話番号
・ご希望の券種(前売orセット)
・ご予約の人数
・ご観劇日(セットの場合は、2公演分)
・その他、ご質問等

※ご予約されてから24時間以内にこちらより返信が無い場合は、
恐れ入りますが、上記メールアドレスまでお問合せください。

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2018年03月04日

箱庭円舞曲 第二十五楽章『何しても不謹慎』公演情報

ブログ、何とも不謹慎なまま放置状態となってしまっていました。
4か月前に娘が生まれまして、2か月前に父が逝きました。
こんなことしてる場合じゃない気もしますが、
すみません、間もなく初日の、マイホーム劇団の公演情報です。

凄く面白いんだけどその面白さを言葉にすることができず、
もどかしいのですが確実に他のどこかでは観られない面白の種類だと思います。
今回は戯曲も演出も尖っていると思います。
それはエッジを利かせてお客様に突き刺そうというよりも、
純粋に、人間と日本人について突き詰めるような、そんな尖り方のような気がしています。
まあ、幕が開いてみないと何とも言えないのですが。

ご来場、心よりお待ちしております。


25_omote_big25_ura_big箱庭円舞曲
第二十五楽章
『何しても不謹慎』

【脚本・演出】
古川貴義

【出演】
辻沢綾香
白勢未生

久保貫太郎(クロムモリブデン)
松本寛子
藤田直美(扉座)
佐藤修作(四次元ボックス)
若狭勝也(KAKUTA)
実近順次(てがみ座)

【スタッフ】
舞台美術:稲田美智子
照明:瀬戸あずさ(balance,inc.DESIGN)
音響:岡田 悠
舞台監督:鳥養友美
衣装:小原敏博
宣伝美術:Box-Garden House
制作:飯塚なな子
企画製作:箱庭円舞曲
協力:クリオネ ダックスープ 東宝芸能 レトル
助成:財団法人 芸術文化振興基金

【公演期間】
2018年3月8日(木)〜13日(火)

【開演時間】
3月8日 木 19:30
3月9日 金 19:30
3月10日 土 14:00
3月10日 土 19:00
3月11日 日 14:00
3月10日 日 19:00
3月12日 月 19:30
3月13日 火 14:00
3月13日 火 18:00

【会場】
駅前劇場
〒155-0031 東京都世田谷区北沢2-11-8 TAROビル
電話: 03-3414-0019

【チケット料金】整理番号付き自由席
前売3,600円 当日4,300円
予約フォーム ⇒ https://www.quartet-online.net/ticket/hakoniwa25?m=0aacaec

【チケット取扱】
箱庭円舞曲 Tel:080-3435-3746 e-mail:mail@hakoniwa-e.com
イープラス http://eplus.jp/
ローチケHMV http://l-tike.com/ Lコード:33151


【あらすじ】
ひとつ、確実なことがある。
私たちは、結論をくださなければならない。
この会議体を解散するか、継続するかだ。

参加している人は、周囲の空気を読み、時に読まず、様々な議題に立ち向かっている。全員が同じ方向を向くことは滅多にない。それは、誰かが誰かに気を遣うからだ。年寄りの悪口を言うと、要介護家族を抱える家族の気持ちを考えろ、と誰かに言われる。子供の話をすると、不妊治療に悩んでいる人たちの気持ちを考えろ、と誰かに言われる。美味しい食べ物の話をすると、貧困国の国民たちの気持ちを考えろ、と誰かに言われる。何の話をしても、誰かの気持ちを考えろ、と言われる。

・・・私が考えているのは、いったい誰の気持ちなのだろう?
実際の誰か本人の気持ちではなくて、「誰かの気持ちを考えろ」と言っている、別の誰かのことばかり考えている。誰なんだお前は。どこにいるのだ。本当にいるのか。
お前は、私の、何なのだ。


【Introduction】
父が急逝した。
今、何をしようにも、不謹慎の謗りを免れない。

何をするにも他人の目を気にしなければならない時代になった。何かを苦手だと言うには、それを好きな人の存在に気を配らなければならない。何かを好きだと言うには、それを苦手な人の存在に気を配らなければならない。気を配れない人間は、「空気が読めない」だの「不謹慎」だのと卑下されてしまう。苦手なものを苦手と言えないのも苦しいが、好きなものを簡単に好きと言えないのも苦しい。様々な技術が発展した現代も、我々は相変わらず、空気との戦いの中に生きている。何をするにも、「不謹慎」というリスクと隣り合わせなのである。

「不謹慎」という言葉がこれほどまでに公共性を帯びたのは、もちろん2011年の東日本大震災の影響もあるだろうし、それまでにじわじわと拡がりながら現在も隆盛を謳歌しているSNSの存在が大きいのだろう。しかしそれ以上に、元来日本人が持っていた気質というものが関係しているような気がしてならない。いわゆるムラ社会の論理、出る杭は打たれる、右に倣えの排他主義的気質である。もともと持っていた、無意識に従っていた大衆意識が顕在化しただけとも言える。

さて、この先にあるのは何なのか。価値観の普遍化か。多様性の先細りか。排他主義の蔓延か。誰かに気を遣えば、誰かを蔑ろにしてしまう。現代人日本人はいわば、一人四面楚歌状態の中にいる、ほぼ全員が。
この事象の先にあるものは、いったい何なのか?

しかし今は、それどころではない。
父の葬儀と法要の準備で忙しいのだ。
他人の目なんてクソ喰らえだ。

hakoniwa_enbukyoku at 21:35|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote 公演情報 | 脚本作品

2018年01月15日

【ご報告】家族が減りました。

年末年始のご挨拶もできず、連絡も滞っておりご迷惑をお掛けしております。
去る2017年末、12月29日午後1時32分、父直義が永眠いたしました。
新年早々不祝儀のご報告ですみません。
年末に急に倒れてそのまま意識が戻らず、最後に話すこともできないままの別れとなりました。
満67歳、享年68歳の人生でした。
本当にお疲れ様でした。


思うことは、たくさんあります。

実家の居間の、大画面テレビにもっとも近いところにどっかりと座り、
いつもつまらなそうに眺めていた父。
母の作る食事を、「味が薄い」とぶつくさ罵りながらしっかり平らげ、
出掛ける機会があれば必ずラーメンを食べて帰ってくる父。
年賀状作りはいつもギリギリ、それでも数百通を送付し、「これは俺の人生の財産なんだ」と言って、
元旦に届く友人知人からの年賀状の束をこまめに整理していた父。
祖父母先祖の法要は欠かさず、僕ら子供たちのスケジュールに合わせてまで日程を調整し、
疎遠になっていてもおかしくないはずの親類縁者を集めて故人を偲んだ父。
定年退職するまでパソコン操作には結局馴染めず、それでも自宅のノートパソコンに、
その日テレビで観た浅見光彦シリーズや戸津川警部シリーズの感想をExcelでまとめていた父。
これが、僕が大学進学と共に東京に出てきて以降17年間、帰省するたびに眺める父の姿でした。
子供の頃の父の話は、とりとめがなくなるので控えますが、とにかく大きかった。
背中も腹も、胸板も堪忍袋も。
糖尿病で体調を崩して以降、その身体はだいぶ小さくなってしまっていたんだと、今、思い起こしています。

振り返ってみれば、僕は父をただの「父親」としてしか認識していませんでした。
でも、父には父の、「古川直義」個人の人生があった、そんな当たり前のことを考えさせられました。
当然、子供時代があり、学生時代があり、社会人になりたての頃、結婚したての頃、
僕ら兄弟が生まれた頃、僕らがそれぞれ実家から巣立っていった頃、定年後の夫婦だけでの生活。
それぞれの時代に、古川直義という一人の人間がいて、その周りに色んな人がいた。
それぞれが、古川直義という人間とそれぞれの関係を構築していた。
喪主として、たくさんの弔問客の方々から父の話を伺って、そのたびに、父の人生を想いました。
頭では分かっているつもりでしたが、こうして喪って初めて、父を、僕たちと同じ人間として見ることが出来た、そんな風に思います。
ただの父親じゃなかったんです。
一人の人間だったんです。
古川貴義の父、ではなくて、
古川直義という個人、として、生きていたんです。


最も無念なのは、初孫を抱っこさせてあげられなかったことです。
11月に生まれたばかりで、しかも冬だし雪国だし寒いので、首がすわる春先にでも連れて帰ろう、
なんて悠長なことを言っていたら、それを待たずにととととーん、でした。
無理にでも早めに連れて帰っていたら、と思うと、悔やんでも悔やみきれません。

想像通り、待望の初孫だったようで、生まれる前は、周囲の友人知人に「孫の顔が見たい」と散々ぼやいていたそうです。
演歌『孫(大泉逸郎)』も、「大好きだけど歌わない!」と意固地になっていたと聞きました。
ようやく生まれた直後、病院に顔を見に来てくれましたが、ガラス越しに眺めたきり、それきりとなってしまいました。
それはそれは嬉しげな顔で、カメラ目線ちょうだい!と言っても孫から目を離さず、まともな写真が撮れませんでした。

病院で、意識なく寝かされているその手に、孫を抱かせました。
抱きかかえてはくれませんでした。
悔しくて涙が出ました。
せっかく、せっかくまともな親孝行ができると思ってたのに。

親孝行したい時には親はなしという諺は、本当なんですね。
喪って初めて気付く親のありがたみ。
親になって知る親の偉大さ。
一時に押し寄せてきて、ちょっと消化しきれていません。


今際の際、腎機能不全でむくみきっていた父の足をとにかく揉んで、体内の水分と血液を循環させようと必死にさすりました。
揉んでも揉んでも改善しないモニターの数値に辟易しながら、それでも揉むことをやめられませんでした。
これほど父の身体を触ったことは、人生で初めてでした。
生きているときに、どうしてもっと触らなかったんだろう。握手ひとつでも良かったじゃないか。
ここまで育ててくれてありがとう、産んでくれてありがとう、見守ってくれてありがとう、と、どうして伝えなかったんだ。
家に帰ればだらだらと過ごしているオッサン、くらいに思っていたんじゃないのか。
「人はいつか死ぬ、必ず死ぬ」と口では言っていて、それがよもや自分の家族に訪れるなんて考えもしなかったんじゃないのか。

結局、直接感謝を伝えることができないまま、今生の別れとなってしまいました。
ICUのベッドで心停止を告げられてようやく、亡くなって初めて、ようやく、
「今までありがとう」と伝えた僕は、とんだ親不孝者です。


お父さん、ありがとうございました。

hakoniwa_enbukyoku at 12:00|PermalinkComments(1) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote  | 

2017年12月27日

【ご報告】家族が増えました。

大変ご無沙汰しております。
もはや2017年も終わろうとしておりますが、大きなご報告です。

2017年11月3日(金)、午前9時20分、一人の人間がこの世に現れました。
3184g、51.5cmの女の子。
古川家の新しい家族。

この時、名前はまだありませんでした。
今はもうあります。
創理(つくり)といいます。
いくつか由来を籠めていますが、それを語るのも野暮なので、ご想像にお任せします。

この件、早く報告したい報告したいと思っていましたが、色々タイミングを伺っていたら、彼女が現れて以降の怒涛の日々に追われて、こんなに遅くなってしまいました。
今は忙しくも楽しく、睡眠もまともに取れないながら、動いている娘を見るとすべてを許容してしまうという、完全なる親馬鹿を発揮しております。
息子だったら可能な限り放任主義でいきたいと思っていましたが、娘となるとまた複雑な心境です。

以上、不肖古川、親になりました。
生み出してくれた妻に、そして生まれてきてくれた娘に、感謝しかありません。
これからも、家族ともどもどうぞよろしくお願い申し上げます。

20171103_100749

― 報告以上 ―

さて、ここからは記録です。
ご興味のある方だけ、どうぞ。


■出産予定日まで

出産は唐突にやってきました。
もともと11月2日が予定日だったのですが、妻はいつものように、不定期なお腹の張りに耐える中、過ぎ去っていくかに思われました。初産は予定日より遅れるという話も聞いていたので、まあそうなのかもねー、くらいに過ごしていたのです。

10月に臨月に入ってからというもの、僕自身は、演出現場が二つあったり別件の台本書かなきゃだったり高校演劇の審査員をしたりとバタバタでしたが、「生まれちゃったら次いつ行けるか分からないから今のうちに色々食べておこう」と、夫婦で外食三昧の日々でした。ラーメン、焼肉、寿司、そば、ファストフード、居酒屋、定食屋その他諸々。時間の許す限り、妻の希望7、僕の希望3くらいで、行きつけの店から久々の店、初めての店と色々巡りました。

11月2日も、そんな風にして、幡ヶ谷の名店『特麺コツ一丁』を訪れたのです。
ボリュームもニンニクも化学調味料もたっぷりの毒々しいラーメンですが、夫婦揃って大好きなお店。どちらかが勝手に行くと匂いでバレ、行けなかった方が嫉妬する、そんなラーメン。
店までの道中、妻はお腹のハリで動きづらそうにしながらも、食べたい気持ちが勝り、何とかたどり着いて実食。
いつもはトッピングしないのに、今日に限って温玉のせを食べる妻。食べ終わるなり、「大盛りにすれば良かった」と呟く。僕でさえ並盛でお腹パンパンなのに、既にお腹パンパンの人がまだ入ると呟く神秘。

帰宅してバナナを食べながら、見るとも無しに日本シリーズを眺めていると、「水が出てきた!」と妻が叫ぶ。
破水でした。


■破水から入院まで
最初から最後まで、ほぼ完全に立ち会いました。
タイムライン形式でお送りします。

11月2日(金)

21:59
病院に電話。「車で来てください」とのこと。

22:02
陣痛タクシーに電話。7〜8分後に自宅前に迎えが来るとのこと。

22:10
タクシー到着、自宅発。
陣痛タクシーの運ちゃんは気さくでガンガン話しかけてくる、と聞いていたが、
非常に普通のおじさん。特に会話は無し。

22:30
JR東京病院に到着間際、運ちゃん、入り口が分からず一度通り過ぎる。
明らかに通り過ぎたと感じ、厳しく指摘。Uターンして病院前へ。

22:35
病棟に着くなりそのままLDR(陣痛分娩室)へ。
助産師さんによるチェック。破水であることを確認。
出産への緊張で手足の震えが止まらない妻。
服を脱ぎ、ガウンに着替え、巨大なナプキン(産褥用)を付ける。

22:45
妻の手足の震え、落ち着く。
買い出しのついでに、実家などへ連絡。

23:05
点滴開始

23:25
不規則な陣痛始まる。
ストローを刺したペットボトルで水を提供したり、
ストローを刺したポカリスウェットを提供したりする。
以後、隙あらば提供することになる。

23:50
本陣痛と子宮口が開くのを待つ間、妻が洗顔したがる。
メイク落としを欲しがったので、ついてに携帯の充電器などを取りに、一度電車で自宅に戻る。


11月3日(土)

0:40
終電近くでLDRに戻ると、妻は洗顔、トイレも済ませており、
一度目の点滴も終了していた。この点滴はとある予防接種らしく、
産む前までに2回、4時間以上の間を空けて打つ必要があるとのこと。
つまりあと4時間は産みたくても産めない。
この頃、陣痛の周期が一定になり、回数が増える。
横になったまま、体操などをして過ごす妻。
ここぞとばかりに、執筆中の台本をチェックし始めるも、
当然ながら、全く集中できず。

1:00
助産師現る。エコー検査や子宮口チェックなどするも、引き続き様子見。

1:30
唐突にティッシュを持ってベッドの近くへ行ってみる。
特に妻に気遣う何かをするでもなく、自分で自分の鼻をほじった。妻爆笑。

1:45
陣痛の周期が2分〜5分間隔となる。
ずーんという痛みも増してきたという。

2:00
「痛い」を何かに言い換えて乗り切ろう作戦。
「面白い」を提案するも却下される。
妻が「来てます」だねと言い、その後少し、
「来てますか?」「来てますね」というやりとりを繰り返す。

2:20
そろそろ助産師さん来るかな?と噂していたら、本当に現れた。
点滴2回目スタート。もう一度エコーモニターを付ける。

3:00
お腹の痛みが、股下の方に移り、痛みの種類が変化したという。

3:10
助産師さん現る。一時間毎らしい。今回もまだ様子見。
2回目の点滴終了。
痛みでつらい発言。夫としては手を握るくらいしかできないが、手を握っている。

3:45
痛みの激しさが増し、触られても痛いとのことで、手を握ることさえもNGに。
妻としては、見られていることすら嫌、みたいになっていた模様。
少し離れた仮眠用のベッドの片隅で、
視界に入らないよう、目立たないように過ごしてみる。

4:15
妻、気持ち悪くて吐いてしまう。コツ一丁のニンニクの香り高らかに。

4:45
痛みはどんどん強くなる。相当しんどそうだ・・・。
ここからしばらく、ただひたすらに痛いだけの時間が続いていく。

6:30
痛みの質が変わったとのこと。男にはわからない。
手も握れず、見てもいけないという二重規制は緩和してくれた。
診察の結果、子宮口が3〜4センチまで開いたとのこと。

7:30
さらに痛みが増し、しんどくなる。
どこまで増すのだろう。男にはわからない。

8:00
産科医によるチェック。
子宮口全開!オープン100%! 分娩に立ち向かう。
いきみスタート。助産師さん時々いなくなる。
油断すると息が荒くなってしまうので、ゆっくり深呼吸できるよう、
隣でサポート。芝居で発声や腹式呼吸について学んだことが役に立った。
過呼吸の人を落ち着かせた経験も役に立った。
息の整え方が上手いと助産師に褒められる。
助産師、無闇に夫のサポートを褒め、頻繁にいなくなる。
※この日、同時間帯に3名の出産があったらしい。
 見たところ、助産師チームは3〜4人ほどで回していた印象なので、
 そりゃ頻繁に居なくなるわけである。

8:50
助産師も医師も不在。
しかしいきみは続けてくれとのこと。
妻がいきむたび、産褥ショーツがぷっくり膨らむ。
明らかに露出しているようで、股間が盛り上がってくる。
現物を見ると人生観が変わってしまう予感がしたので、申し訳ないけれど、
あくまで産褥ショーツの上から確認していた。
しかし、膨らんだ瞬間にできるショーツと足の隙間から、
物凄く膨らんでいる股間がチラ見えする。産チラ。
ガン見えしていたら危なかったかもしれない。

8:55
助産師たち再来。
時間が時間なので、きっと朝礼か申し送りをしているのだろう、などと話していた。
※後日、同日に3名同時出産だったと知ると、
 朝礼どころではなかったのではないかと申し訳なく思った。

9:05
産科医師到着。いざ分娩。
妻のいきみが激しさを増す。僕はそのいきみで首が上がるのを支える。
一度に二回のいきみで頑張るも、なかなか決着が付かない。
妻は「いきみ方が上手〜。巧い〜」と妙に褒められる。
僕は「いきみの合間の深呼吸の手伝いが素晴らしい〜」と妙に褒められる。
どうあれ、褒められて嬉しくないことはない。

9:15
「次で出るよ!もう出るよ!」と言われ、2〜3回ほどいきみチャレンジ。
なかなか出ない。僕の台本の締切付近のようだ。

9:20
「次出るよ!」と言われてから4回目のいきみチャレンジ。
生誕!!
元気な女の子。出てきた瞬間におんぎゃー!!と泣くものだと思っていたけど、
それはそれは大人しかった。しばらくして泣き始める。
すぐに体重計的なケースに乗せられ、
身長体重チェック、身体のパーツチェックが行われる。
五体満足、3184g、51.5cm の元気な女の子でした。



出産までの記録は、以上です。
その後の生活は、まあ、一変いたしまして。
これについてはまた改めて認めます。

ではでは。
2017年も大変お世話になりました。
皆様、良いお年をお迎えくださいませ。
また来年!!

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2017年08月30日

劇団だるめしあん絶賛稽古中です。

毎日稽古してます(劇団だるめしあん『学園恋愛バトル×3!』)。
今日はラストオフ。色々雑務を片付けたり、凄まじい勢いでメールを返信しまくったり、スケジュールを整理したり、ラーメンを食べたり(麺恋処いそじ@代々木『冷やし中華』素晴らしかった!!)しています。

2本立てなどの稽古にありがちなのが、1本あたりの稽古回数が少ないような気がしてしまうこと。
で、今回は3本立て。
多くて週2回、場合によっては1週間近く間が開くこともあるわけです。
当然複数本に出演する俳優もいて、彼らは彼らで切り替えに大変そうなのですが、1作品にしか出演しない俳優は稽古回数の少なさから作品の仕上がりを心配して大変そうという、何か良い方法ないのかね複数本同時上演ていうカタチには。

そして作品も、同じ坂本鈴という作家が書いているので坂本鈴節とも言えるリズムやぶっ飛び方があるのだけれど、それが3作品それぞれ微妙に違っているので、俳優によって経験や抽斗の有無や、やりやすい、やりにくい、など色々で、まあ、それもそれとして面白がりましょうよ、という感じでバリバリやっていたわけです。

するとどうでしょう、少ない稽古ながら、確実に作品が深まる瞬間が訪れるのです。俳優が、新しい何かを掴んで、その感覚を手放したくないと感じているのです。しかしその感覚は自分で作ろうと思っても作れない、俳優同士のコミュニケーションの中から生まれたものなので、もう一度自分だけが同じようにやっても得られるものではない。きっちり捨てなくてはならない。そしてまたイチからスタートして、自分の身体と相手の状態を丁寧に見詰めながら、あの感覚に至る様を追体験する。新しく再現する。
簡単に言っちゃうと、「毎回新鮮に」とか「嘘無く」とかいう雑な言葉になってしまうんですけれど、それが本当に上手く行ったときは、ストーリーも表情もこの先どうなるかも全部分かっているのに、感動しちゃうんですよね。不思議です。これ演劇ならではのやつです。生身の人間が、目の前で、内心から揺さぶられて変化していく様。
今まさに階段を駆け上がろうとしてくれている座組みのみんなに感謝です。
まだまだ上がれるぞこれは。

ご来場、心よりお待ちしております。

公演詳細→http://blog.livedoor.jp/hakoniwa_enbukyoku/archives/50534028.html
予約フォーム→https://www.quartet-online.net/ticket/gakuren?m=0aacaec

hakoniwa_enbukyoku at 21:30|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote 演出作品 | 

2017年08月16日

近況。森奈津子芸術劇場/劇団だるめしあん/せりふを読んでみようWS/雨男たちのクリスマス/マルーンの長いみち〜小林一三物語〜/プライベート

雑多な近況です。

5月の公演『インテリぶる世界』が終わってからというもの、あれやこれやが続いておりました(今も)。
「忙しそうですね」とよく言われますが、実際忙しいんじゃなくて効率悪いだけなんじゃないかと思います。だって、鶏ガラ沸騰させないように煮込んで清湯スープ作るくらいの時間はあるわけですし。ですから、実際のところ、新作を一本書くくらいの時間はあるはずなのです。しかしこの、「書く」はゼロベースからは始められないというか、劇作家の「書く」には、書く素材を調べることも含まれていて、つまり色々本やら映画やら人付き合いやら何だかんだが積み重なった上で、ようやく実務としての「書く」に移れるわけで、その、実務として「書く」ための準備段階に割く時間は、確かにあまり無いのかもしれないな、と感じたりします。


森奈津子芸術劇場
6月から7月にかけて、Zu々プロデュース公演『森奈津子芸術劇場』の稽古と本番に明け暮れていました。小説家森奈津子さんの原作を舞台化する、しかも二本立て、という試み。原作モノは久し振りでしたが、森奈津子先生にも喜んでいただけて、お客さんにも喜んでいただけたので、ひとまず安心しました。
お蔭様で座組にも恵まれ、純粋に作品をより高次元へ、という意識で稽古&本番を進められたのが非常に嬉しかった。皆さん本当にありがとう。
「よし、こんなもんでしょ」で固めて終わらない、「もっと、もっと」と求めてしまう、みんなの表現欲求が良い形で結実したのかなと。
特に『いなくなった猫の話』の杉本彩さんは、4ステージめあたりから、どのスイッチがどう入ったのか凄まじいものを見せてくださり、鬼気迫るというか、良い意味で化け物というか、とにかくとんでもないものを観ているという、恐怖と感動が混在する感覚を味わうことができました。それもこれも、政治さんや野尻、ハルニとアトムとケントという共演陣のサポートがあってこそです。皆さん、本当にお疲れ様でした。
『哀愁主人、情熱奴隷』では、バイセクシャルでマゾヒストのセクサロイド、ヨハンを演じる加藤ひろたかの魅力大全開。孝太郎とのアホな遣り取り、ずっと笑える、ていうかずっと観ていたい、いやむしろもっと書きたい、と思わせてくれました。再演の機会をいただけるなら、もっとモリモリに盛らせてくださいとお願いする所存。
紀伊國屋ホールも、観客ではなく創り手側としては初めて小屋入りしましたが、非常に楽しい空間でした。何気に観やすかった。いち観客のときは、何となく、舞台面が遠いという印象を持っていましたが、ただ遠いだけではなくて、「遠い席もあるけどどこからも観やすい」ということだったのだと気付きました。そのための空間作りに尽力してくれた各スタッフセクションにも感謝です。今後、この規模感で演出するときのアイディアも色々浮かび、ワクワクしています。


劇団だるめしあん
2017年9月公演『学園恋愛バトル×3!』を演出します。
脚本は同団体の主宰、坂本鈴さん。お呼ばれ演出です。
9月の上旬が本番(⇒公演詳細)です。
8月に入り、稽古が始まっています。
6月にはオーディションもやってました。
坂本鈴脚本は、「会話劇」の皮を被った「台詞劇」でありエンターテイメント。そんな、なかなかに濃い脚本を、さらに濃く、そして人間同士の生のやりとりに仕上げるべく、ばりばり稽古中。3本立てなのですが、全部バトルシーンがある(笑)ので、箱庭円舞曲では最近はまずやらない、肉体を駆使した演出に腐心しています。お楽しみに。


【他、先々の演劇のこと】
・『せりふを読んでみよう
劇作家協会主催の、─ 劇作家と俳優のためのせりふの読みかたワークショップ ─ が開催されます。第5回の講師は、川村毅さん。僕は8月22日(火)のトークセッションに登壇します。ご来場くださる皆様、どうぞお手柔らかにお願いします。

・『雨男たちのクリスマス
2017年10月に演出するリーディング公演『雨男たちのクリスマス』の情報が公開されました。ペテカンの本田誠人さんの脚本を演出させて貰える日が来るなんて!と喜びもひとしお。出演する大薮丘とは5月『インテリぶる世界』以来、平田裕一郎とは、なんと2012年の『誇らしげだが、空。』以来の絡み。初めましてな汐崎アイルくんと山本匠馬くんと、どのような化学反応を楽しめるのか、稽古が待ち遠しいです。

・『マルーンの長いみち〜小林一三物語〜
兵庫県立ピッコロ劇団さんに書き下ろす、2018年2月公演の準備も着々。初稿を踏まえて二稿に取り掛かる準備中。
6月には、オーディションをしにピッコロ劇団さんにお邪魔してきました。大学の先輩、橘義さんと再会!(向こうはうろ覚えだった笑)
ピッコロ劇団は凄いですね。劇団内オーディションもする。切磋琢磨や色々、色々あるんだろうなと。
演出のマキノノゾミさんとともに、丸二日間オーディション漬け。
客演オーディションにはびっくりするくらいの応募があり、書類先行で絞り込んだとは言え、数十人を半日で見る。さすがに草臥れました。
帰り際、東海道新幹線を品川で降りる際に、劇作家先輩土田英生さんと偶然お会いして驚きつつ、ピッコロ劇団の話などしつつ帰宅。
そろそろ、二稿へ向けての資料の読み返しなど始めるところ。


【プライベート】
・脱出ゲーム(謎解きイベント?)
5月、だったかな。大学時代の友人に誘われ、参加してきました。
リアル脱出ゲームの仕掛け人、SCRAP社の主催する企画「不思議な晩餐会へようこそ」です。下北沢のアジトオブスクラップビルの一室で開催されていました。5人一組で、プロジェクションマッピングで卓上に展開される色々な謎を解いて、すべての料理を残さず食べられれば(実際に料理は出てきません。映像です)脱出できる、という趣向。あと一歩のところで達成ならず!悔し過ぎました。でもこの手のゲームがとても楽しめるものだということはびっしびし感じました。演劇と同じくらいのお金を払って90分くらい。参加者が自発的に進めていき、少しずつ達成感も得られて、連帯感を味わえて、最後にはスッキリ感(あるいは悔しいっ!)を感じられる。つまんない芝居観に行くくらいならこっちの方が面白いよ、とまで言える、うん、言える、残念ながら。そのくらい、この手法で楽しませようという想いとアイディアが詰まっている。僕らは、演劇という手法に、お客さんを全力で楽しませようという想いとアイディアを詰め込めているだろうか。そんなことまで考えさせられる良い機会となりました。また行きます。

・小林タクシー夫妻子謁見
6月、兵庫(塚口)に行った流れで神戸まで足を伸ばし、三宮で小林タクシー夫妻子と会ってきました。夫妻も元気そうで安心したし、娘のモモちゃんとは初対面でしたが、そりゃあもう元気に育っていました。抱っこさせてもらった挙句、ラーメンを布教させてもらいました。
この時タクシーさんに紹介された『ラーメンたろう』が、神戸ではかなりメジャーなチェーン店らしく、三宮駅周辺にはそこらじゅうにあったのですが、なかなかどうして美味しかった!!
なお、「神戸ラーメン」というくくりは歴史的には曖昧で、この店!っていうお店が無いのが「神戸ラーメン」のポイントだそうです。そんな中、なんとなーく神戸っ子はみんなこういうの好きよね、っていう味が『ラーメンたろう』らしい。豚骨ベースの白濁した醤油スープに細ストレート麺。物凄く特徴があるわけではないけれど、横浜家系と九州長浜系の中間のような、なんとも言えない絶妙なバランス。あとキムチ入れ放題(笑) 神戸でラーメンに迷ったら、とりあえずここで大丈夫(色んなところにある)。


・他
ラーメンについて色々書いてたらとめどなくとまらなくなってしまったので、もう少しまとめてから書きます。

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劇団だるめしあん『学園恋愛バトル×3!』公演情報

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劇団だるめしあん
『学園恋愛バトル×3!』

*作  坂本鈴
*演出 古川貴義(箱庭円舞曲)

*story
坂本鈴の古典劇をベースにした学園恋愛ドラマの短編 3 本を連続上演!
3 本の作品を通して、 1997年から 2017年までの 20 年の時代の移り変わりを表現する近現代時代劇として、来年で 20 年になる花まる学習会王子小劇場から発信。

『ムラサメ』(1997年)
・・・女を抱くことをノルマにしている男と、抱かせないで男に告白させることをノルマにしている女が戦う、大学の授業の 3 限目。
(「南総里見八犬伝」の妖刀、村雨丸より)

『親指姫』(2007年)
・・・どんな恋も成就させるメールをうつ親指をもつ恋愛成就の代筆屋、親指姫と、どんな小指につないである赤い糸もたちまち断ち切るメールの代筆屋が巻き起こす、夢が丘小学校 3 年 2 組の恋のはなし。
(「シラノ・ド・ベルジュラック」より)

『絶対恋愛王政』(2017年)
・・・モテと人気によってハイパーハイソサエティハイスクール・聖絢爛学園の全校生徒を支配している生徒会長と、 2 次元を愛し生身の女に屈することのないアニメ研究会部長による、愛と革命の物語。
(「ロミオとジュリエット」より)

*THEATRE
花まる学習会王子小劇場

*SCHEDULE
9月7日(木) 19:30◎
9月8日(金) 14:00/ 19:30
9月9日(土) 14:00※ / 19:00
9月10日(日) 14:00/ 19:00
9月11日(月) 12:00/ 17:00
*受付開始開場ともに開演の30分前

◎初日割2700円
※託児サービスがあります。要予約。
イベント託児・マザーズ0120-788-222 0才・1才2,000円 2才以上1,000円


*TICKETS(全席自由・日時指定・税込)
前売り 3,000円(初日割2700円)
当日  3,300円
学生 2,000円
高校生 1,000円
*学生券、高校生券は当日に学生証の提示をお願い致します。

*RESERVE
予約フォーム

*CAST
河南由良(劇団だるめしあん)
川端さくら(乙女装置)
熊坂真帆
小島久人
阪上善樹
佐藤修作(四次元ボックス)
永井久喜(劇団献身)
能澤佑佳(演劇食堂おかわり)
藤田直美(扉座)
村山新
柳内佑介


ご来場、心よりお待ちしております。

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2017年08月14日

2017年上半期(1月〜6月)に食べたラーメンリスト

2017年上半期(1月〜6月)に食べたラーメンをリスト化しました。
過去のラーメンリストはカテゴリ「ラーメン」からどうぞ。

【印について】
 ◎:おすすめ
 ○:なかなか
 ×:二度と行かない
 無印:ふつう/過去に評価済み
 ★:美味し過ぎたので別記
 ※:特殊なので別記

■2017年1月
新宿『つけめんTETSU 小田急エース店』つけめん・・・×
神保町『可以』二色つけめん(カレー・海老醤油)・・・○
新宿『陳家私菜』叉焼麺
赤羽『龍麺』豚骨ラーメン
下北沢『味噌屋八郎商店 下北沢店』スタミナタンメン
幡ヶ谷『ねじ式』鶏白湯ラーメン
幡ヶ谷『特麺コツ一丁』ラーメン
高円寺『万福』牛乳ラーメン・・・※
下北沢『そると』あっさりラーメン
新宿『大勝軒まるいち』ラーメン
渋谷『櫻坂』鶏白湯塩ラーメン
新橋『銀笹』白醤油ラーメン・・・★
代々木『いそじ』いそじろう
幡ヶ谷『特麺コツ一丁』ラーメン
渋谷『ラーメン凪 豚王』凪豚
内幸町『ラーメンおらが』ホタテ69・・・○
新宿西口『天下一品』ラーメン
ニューヨーク『ずんどう屋』ラーメン・・・○
幡ヶ谷『不如婦』醤油ラーメン
幡ヶ谷『特麺コツ一丁』ラーメン
代々木『らすた』ラーメン
新宿西口『新高揚』ぱいくーつけめん
四谷三丁目『學』鶏白湯ラーメン
六本木『30五』五郎ラーメン
目黒『麺屋一寸星』ラーメン・・・○
幡ヶ谷『裏うら』つけ麺
新宿『ラーメン二郎 歌舞伎町店』ラーメン・・・★
新宿『大勝軒まるいち』ラーメン
新宿『風雲児』ラーメン

以上、29杯


■2017年2月
新宿『ラーメン二郎 小滝橋通り店』ラーメン
市ヶ谷『庄の』特製ラーメン
南新宿『ラーメンヤスオ』ラうどん
新宿『らぁめんほりうち』ラーメン・・・○
幡ヶ谷『特麺コツ一丁』ラーメン
麻布十番『馬麺』腸詰ラーメン
渋谷『ITACHI』ラーメン・・・×
代々木上原『大勝軒』うま煮つけめん
代々木『レストランみのる』ラーメン・・・×
新宿『大勝軒まるいち』ラーメン
新宿『ラーメン荒海』ラーメン
代々木『角栄』味噌ラーメン
東北沢『千里眼』ラーメン
下北沢『ラーメン凪 下北沢店』ラーメン
西新宿五丁目『天華』ラーメン
幡ヶ谷『武蔵家』ラーメン
代々木『いそじ』ラーメン
新宿三丁目『煮干ラーメン玉五郎』ラーメン
笹塚『りあん』銀二郎
学芸大学『ラーメン専門店モンゴメリー』ラーメン
長崎県波佐見町『有田屋』ちゃんぽん・・・◎
長崎県佐世保市『笑ちゃん亭』ラーメン・・・★
品川駅構内『トンコツベース』黒ラーメン

以上、23杯


■2017年3月
代々木『らすた』らすた麺
幡ヶ谷『特麺コツ一丁』ラーメン
幡ヶ谷『不如婦』煮干ラーメン
新宿『大勝軒まるいち』ラーメン
吉祥寺『ホープ軒』ラーメン・・・×
幡ヶ谷『我武者羅』本日の油そば(インド)
代々木『李さんの台所』台湾ラーメン
幡ヶ谷『特麺コツ一丁』ラーメン
幡ヶ谷『桂花ラーメン』細麺桂花
新宿『青葉 丸井店』ラーメン・・・○
新宿『大勝軒まるいち』ラーメン
幡ヶ谷『特麺コツ一丁』ラーメン
幡ヶ谷『ぼっけもん 幡ヶ谷店』白い油そば
三鷹『グラバー亭』長崎ラーメン・・・○
幡ヶ谷『心や』ラーメン
代々木『らすた』ラーメン
幡ヶ谷『特麺コツ一丁』ラーメン
新宿『大勝軒まるいち』ラーメン
幡ヶ谷『心や』ラーメン
幡ヶ谷『弥彦』味噌ラーメン
代々木『らすた』ラーメン
新宿『らぁめんほりうち』ラーメン
新宿『大勝軒まるいち』ラーメン
幡ヶ谷『桂花ラーメン』細麺桂花

以上、24杯


■2017年4月
幡ヶ谷『ぼっけもん 幡ヶ谷店』黒い油そば
新宿『ラーメン二郎 小滝橋通り店』ラーメン
池袋『環七土佐っ子ラーメン』ラーメン
本八幡『菜』塩煮干・・・★
幡ヶ谷『我武者羅』ラーメン
幡ヶ谷『桂花ラーメン』細麺桂花
幡ヶ谷『ぼっけもん 幡ヶ谷店』ラーメン
代々木上原『一風堂』白丸元味・・・※
幡ヶ谷『特麺コツ一丁』ラーメン
神保町『肉そばけいすけ』ラーメン
麻布十番『新福菜館』黒ラーメン&半チャーハン
幡ヶ谷『我武者羅』特ラーメン
幡ヶ谷『心や』ラーメン
神保町『さぶちゃん』半チャンラーメン・・・※
幡ヶ谷『桂花ラーメン』桂花ラーメン
羽田空港『羽田大勝軒』ラーメン
札幌『三角山五衛門』ラーメン
札幌『すみれ本店』味噌ラーメン
札幌『味の三平』味噌ラーメン・・・★
札幌『ラーメン大公』味噌ラーメン・・・◎
幡ヶ谷『龍の神』豚骨ラーメン・・・×
幡ヶ谷『特麺コツ一丁』ラーメン
幡ヶ谷『ねじ式』鶏白湯ラーメン

以上、23杯


■2017年5月
下北沢『銀座いし井』ラーメン
下北沢『中華そば こてつ』塩ラーメン
幡ヶ谷『心や』ラーメン
下北沢『ラーメン凪 下北沢店』ラーメン
下北沢『一龍』にんにくラーメン・・・★
池ノ上『BAR ゴリラ』ゴリラーメン
幡ヶ谷『心や』ラーメン
下北沢『ラーメンぼくせい』生姜旨塩ラーメン
幡ヶ谷『心や』ラーメン
下北沢『CHABUTON』コンソメ薫るラーメン
東北沢『千里眼』ラーメン
下北沢『ラーメンぼくせい』ラーメン
幡ヶ谷『我武者羅』ラーメン
幡ヶ谷『桂花ラーメン』細麺桂花
六本木『香月』ラーメン
浅草『麺みつヰ』醤油ラーメン・・・★
神宮前『ラーメンダイニング Jingu』ラーメン・・・○
新宿『大勝軒まるいち』ラーメン
幡ヶ谷『特麺コツ一丁』ラーメン
笹塚『喜多方ラーメン小法師』チャーシューメン
代々木『らすた』ラーメン
新宿西口『新高揚』高揚ラーメン

以上、22杯


■2017年6月
幡ヶ谷『我武者羅』油そば
幡ヶ谷『武蔵家』ラーメン
高円寺『山と樹』ラーメン・・・◎
幡ヶ谷『名前のない中華そば屋』つけめん・・・★
代々木『ジンジャーヌードル角栄』ラーメン
新宿御苑前『麺創玄古本店』ラーメン・・・×
新宿『ラーメン二郎 歌舞伎町店』ラーメン
新宿『大勝軒まるいち』ラーメン
幡ヶ谷『麺屋福丸』鴨青湯ラーメン
幡ヶ谷『武蔵家』ラーメン
下北沢『王将』日本のラーメン
下北沢『一龍』冷やし中華
中野『花の華』ラーメン
新宿『大勝軒まるいち』ラーメン
渋谷『喜楽』ラーメン
新宿『荒海』ラーメン
赤坂『ジロリアン』ラーメン・・・○
下北沢『絡み麺まこと』醤油ラーメン・・・×
代々木上原『大勝軒』チャーシューつけそば
新宿三丁目『鈴蘭』冷やし煮干
代々木『らすた』ラーメン
梅ヶ丘『萬馬軒』味噌ラーメン
幡ヶ谷『たけ虎』ラーメン
兵庫県塚口『ロックンビリースーパー1』尼ラーメン・・・×
三宮『らーめんたろう』ラーメン・・・◎
幡ヶ谷『特麺コツ一丁』ラーメン
幡ヶ谷『JALAN』ラーメン
下北沢『ラーメン凪 下北沢店』つけめん

以上、28杯


上半期合計149杯



【★特筆店について】

新橋『銀笹』白醤油ラーメン・・・★
物凄くよく出来た、物凄く美味しいラーメンでした。昆布を丁寧に煮出したあっさり魚介スープと、絶妙にマッチングする本気の具材たち(特に焙りチャーシューが絶品!)。ラーメンを『ラーメン』としてではなく『料理』として提供している意識が感じられるお店。その手の店は数あれど、ここは味、バランス、かなりのクオリティ。塩ラーメンもオススメみたいなので今度食べます。ああ、鶏団子も海老が入っていて物凄く美味しかった今思い出しました。

新宿『ラーメン二郎 歌舞伎町店』ラーメン・・・★
歌舞伎町花道通りから一本裏手に移転した二郎歌舞伎町店。以前も好きでしたが、移転後は店内が俄然広くなり、店内待ちがしやすくなりました。しかも厨房も広がって店員さんたちの連携もスムーズになり、ラーメンが提供されるまでの時間が短くなったのが、回転率が非常に高い。そして深夜遅くまで営業。麺も、他の二郎やインスパイア系と比べて少なめそして固めなので、適量だし食べながらスープを吸わせて後半の柔らかさを楽しめる。良い二郎です。乳化系二郎なので、醤油キリッと系二郎がお好きな方はお気を付けください。

長崎県佐世保市『笑ちゃん亭』ラーメン・・・★
佐世保駅バスターミナル裏にある、ふっつーの中華料理屋。の皮を被った穴場的なラーメン屋。おでんもある(笑) 長崎名物のちゃんぽんも美味しかったけれど、何よりラーメンが最高でした。スープのベースが豚骨。しかしいわゆる豚骨ラーメンのそれではない、不思議な味。タレが独特なのかな。店員の気の良いおばちゃんが「最近はアゴだしを謳ったちゃんぽん屋なんか出てきてるけど、本気でアゴだし使ったらあんな値段で出せるわけがない。『アゴだし』って書いてあったら100%化学調味料!」と言い切る潔さ。佐世保行ったらぜひ食べてみて欲しいです。

本八幡『菜』塩煮干・・・★
醤油・塩・濃口かつお・濃口煮干し・塩かつお・塩煮干し・白味噌・赤味噌・麦味噌と、好きなスープを選べて、スープに合わせた麺で提供してくれます。スープが色々あるお店はどれも大して美味しくない、と相場が決まっておりますが、ここは別物。たぶん、どれも本気で作っているという気配がビッシビシ伝わってきます。近所に住んでたら間違いなく通ってしまう。基本、優しい味わいなのに麺量が多いというアンバランスさはご愛嬌。

札幌『味の三平』味噌ラーメン・・・★
札幌味噌ラーメン発祥と言われるお店。なるほど確かに、数多の札幌系味噌ラーメンのどれにも通じている。しかしどれにも似ていない。肉味噌と一緒に炒められたモヤシと、味噌のジャリジャリ感の残るスープ。味噌ラーメンとしての完成度は決して高いとは言えないのだけれど、その荒々しさに納得。中太と中細の中間の卵縮れ麺が、具にもスープにもよく絡む。ショッピングビルの4階、文房具屋の一角にあるという不思議さも、名店具合に一役買っています。

下北沢『一龍』にんにくラーメン・・・★
下北沢の老舗と言えばここ。なのに、にんにくラーメン、食べたことなかったんです。勇気を出して食べてみました。どうして今まで食べなかったんだろう。美味しい。とんでもない量のにんにくが入っています。しかも、すりおろしとかクラッシュではなく、スライス。膨大なスライスにんにく。実はこれがポイント。繊維に沿ってスライスされているので、いわゆるニンニクのパンチ、刺激臭はほとんどなく、あっさりとした香りを楽しみながら、バクバク食べられちゃう。食後の口臭は気になるものの、新しいにんにくラーメンの有り方を、老舗から学びました。

浅草『麺みつヰ』醤油ラーメン・・・★
これぞ隠れた名店、と思っていたけど、このご時世、情報はあっという間に拡散され、逃げも隠れもできない行列店になってしまいました。すっきり鶏魚介スープに、茹でる前に手もみする縮れ麺。ひょっとして?と思って調べたら、やはり店主さんが「麺屋七彩」出身だそうで。「七彩」好きはもとより、スッキリ系青湯醤油がお好きでしたら間違いなく美味しいと思います。具もひとつひとつが特徴的。大きくて太いメンマが二つ!と思ったら一つはレンコン!とか。日本酒と合わせたくなるラーメンでした(ドリンクメニューにもあった笑)。
サブメニューのおろしそば、かつ丼もいけます。

幡ヶ谷『名前のない中華そば屋』つけめん・・・★
カウンター6席ほどの小さなお店。駅から遠いし昼しかやってません。でも味は・・・、なんと、東池袋大勝軒!! それも、昔の!! 最近の、動物系の出汁多め、甘辛酸のバランスが整って大衆化した大勝軒系というよりは、数年前の、野菜の出汁多め、醤油きつくて甘辛酸それぞれが尖ってる丸長系に近い感じ。2000年前後に最も流行った系統です。最近こういうつけめんを出してくれるお店ってほんと少なくなってしまったので、何ヶ月かに一回食べたくなってしまいます。麺量が凄まじく多いのも大勝軒ゆずりか。特筆すべきはチャーシュー。味付け、歯応え、サイズ、全部素晴らしい。つけめんブームのルーツを感じられる一杯。



【×特筆店について】
(敢えてリンクは貼りません)

・新宿『つけめんTETSU 小田急エース店』つけめん・・・×
味は普通だったような気がします。何で×付けたか覚えてない。そのくらい印象が薄い。「もっと美味しいTETSUあるぜ」と思ったような気がします。そのくらい印象が薄い。本当は×じゃないのかもしれない。

・渋谷『ITACHI』ラーメン・・・×
味がしない。上品なのは分かるけど、上品さと美味しさの両立は相当難しいのです。香味油で誤魔化そうとしてもダメ。

・代々木『レストランみのる』ラーメン・・・×
スープにこだわり無い、麺茹で過ぎ、具も適当。ザ半端なラーメン。「昔ながら」と言えば聞こえは良いけれど、ハイレベルな「昔ながら」もいっぱいあるこの時代。まあラーメン専門店ではないので多くは望みません。

・吉祥寺『ホープ軒』ラーメン・・・×
こんなに不味かったっけ・・・? 麺は緩いし、ニンニクに頼ったスープはコクもなければ旨味も薄い。千駄ヶ谷店に確かめに行きたい。

・幡ヶ谷『龍の神』豚骨ラーメン・・・×
豚骨が売りらしく、博多長浜系と横浜家系どちらも出している謎の店。つけめんも色々あるし辛味噌ラーメン、油そば、チャーハンにいたるまで、何でもアリでどれも不味い店パターン。卓上には高菜とかあった気がする。スープはリンガーハットのちゃんぽんっぽかった気がする。もはや何の店か分からない。

・新宿御苑前『麺創玄古本店』ラーメン・・・×
雑な味と雑な店員、だったなあ。資本化しちゃったのかな。チャーシューの大きさは素晴らしいのですが、美味しくないので食べ切れないという。数年前は結構話題になっていて、新宿御苑の支店は食べたことがあったものの、本店は未食だったので気になっていたのですが、残念でした。

・下北沢『絡み麺まこと』醤油ラーメン・・・×
何にも美味しくない。汁なしがメインだ、と言っても、金取って提供するんだからちゃんと食べられるものを出して欲しい。

・兵庫県塚口『ロックンビリースーパー1』尼ラーメン・・・×
味はね、東京じゃあザラにある、丁寧に作られた淡麗系青湯スープと細めん、こだわりの具材の組み合わせで、まあまあなの。店主が特徴的(ロカビリー)過ぎることも、まあいいの。でもね、手際が、悪いの。麺茹で上がって、スープにくぐらせてから、各種具材を切ったり乗せたり冷蔵庫から取り出したり仕舞ったり、もう一回何か出したり、とかしていたら、自慢の麺もどんどんのびていきますよ。着席待ちの行列もどんどんのびていきますよ。美味しいから行列が出来てるんじゃなくて、手際が悪いから行列が出来ているだけなの。みんな惑わされないでね。



【※その他特記店について】

高円寺『万福』牛乳ラーメン・・・※
定食とかカレーとか色々(何でも)置いてある、中華料理屋風の店構え。名物牛乳ラーメン。想像より全然不味くない、っていうか結構美味い。通うほどじゃありませんでしたが、話の種にどうぞ。定食がとても美味しそうでした。

代々木上原『一風堂』白丸元味・・・※
一風堂、普通の白丸元味、ひっさしぶりに食べたら思いのほか美味しかったです。セントラルキッチンなんでしょうけれど、ここまで美味しく食べられるなら許せると感じました。ただ、セントラルキッチン方式の割に、店舗によって味の差が激しいので、お気をつけください。

神保町『さぶちゃん』半チャンラーメン・・・※
半チャンラーメン発祥の地です。店主(さぶちゃん?)が死にそうになりながら、震える腕でスープを注ぎ、タバコを吸い、震える腕で麺を茹で上げ、タバコを吸い、震える腕で具を適当に載せ、タバコを吸い、タバコを吸い、提供されます。ラーメン界の人間国宝の一人だと思う。オネエ気味な助手さんも健在。お二人がお元気なうちに、ぜひ。ほんと、いつ休業してもおかしくないと思う。
麺は緩いしチャーハンもベチャベチャですが、ツナ系チャーシューが素晴らしいです。そしてスープは、化学調味料がふんだんに使われているものの、往年の袋麺『本中華 醤(ハウス食品)』を思い起こす美味。一度で良いからお試しいただきたい。

以上、2017年上半期分でした。

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2017年07月28日

脚本・演出公演『森奈津子芸術劇場 第一幕 ∼パトス編∼』のお知らせ

こんにちは。
毎日暑いですが、お元気でお過ごしでしょうか。
稽古に熱心になっていたらいつの間にか劇場入り、そして本番を迎えようとしていました。Twitterやfacebookでは散々お知らせしておりましたが、今更ながらブログでも告知です。
この梅雨は、こんなお芝居を作っていました。

以下、公演詳細です。

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森奈津子芸術劇場 第一幕 ∼パトス編∼
『哀愁主人、情熱奴隷』『いなくなった猫の話』
2017/07/28 (金) 〜 2017/08/01 (火)@紀伊國屋ホール

脚本・演出:古川貴義(箱庭円舞曲)

出演
『いなくなった猫の話』:杉本彩、木下政治、野尻大介、鈴木ハルニ、伊藤亜斗武、村上健斗
『哀愁主人、情熱奴隷』:加藤ひろたか、伊藤孝太郎、野尻大介

■タイムテーブル
7月28日(金) 19:00★前夜祭のみ
7月29日(土) 13:30 / 18:00
7月30日(日) 13:30 / 18:00
7月31日(月) 14:00 / 19:00
8月1日(火) 14:00

★前夜祭 『哀愁主人、情熱奴隷』上演とトークイベント
トークイベント登壇:森奈津子(原作者)、古川貴義(演出)&『哀愁主人、情熱奴隷』出演者、他ゲスト
※『いなくなった猫の話』は上演されません。

[全席指定・税込]
前夜祭 3,900円
一般前売券 7,800円
当日券 8,300円

公式サイト
http://www.zuu24.com/mngg_pathos/


小説家森奈津子さんの短編作品を2本、舞台脚本として執筆、
演劇作品として立ち上げ直し、紀伊國屋ホールでの上演に至りました。
本日前夜祭!そして明日初日!
『哀愁主人、情熱奴隷』は爆笑編、『いなくなった猫の話』はお涙頂戴編です。
ここまでシンプルに笑いと涙を追求するのは初めてかもしれません。
どちらも見応えのある仕上がりです。
ぜひお越しくださいませ。

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2017年06月02日

『インテリぶる世界』ご来場の御礼と、「演劇」という芸術について

こんにちは古川です。
御礼が遅くなってしまいましたが、箱庭円舞曲 第二十四楽章『インテリぶる世界』無事に幕を降ろすことができました。
ご来場くださった皆様、お気に掛けてくださった皆様、キャスト、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。

・・・想定以上の、脳の疲弊度でした。
何だったんでしょうね、あの作品は。
長くなりますので、章立てて振り返って参ります。

【演劇という芸術について】
元々は、「何だかようわからんけどアート」ってことで良しとされちゃってる人々への懐疑、かなあ。
演劇も、ともすると簡単にそちら側に片足突っ込んでしまうところがあって。
「よくわかんなかったし全然面白くなかったけど、芸術的だったと思う」みたいな感想って駄目だと思ってるんです。「芸術」という言葉に逃げている。ここで使われている「芸術」という言葉は、非常にネガティブな印象を持っています。それじゃ、衰退するよね。
「よくわかんなかったけどずっと面白かった」こそが、芸術性を担保して良いのだと、こと、演劇については思うのです。もちろん「とてもわかりやすくて面白かった」でも良いですし、「くだらないけどずっと観てしまった」でも良いと思うんですけど、とにかく、「つまらなかった」⇒「常人には理解しがたい芸術性があったんだろう」みたいな論理の飛躍が嫌だったんです。
芸術ってそんな生易しいもんじゃないだろう、と。
演劇ってそんなところに芸術性を見い出しちゃいかんだろう、と。
本当に素晴らしい演劇は、ずっと面白いし、とても芸術的でもある。
じゃ芸術って何よ。アートって何よ。現代に生きる我々が欲しがるアートって何よ。と。

そんなところが多分発端になっていて、物語的にも、劇構造的にも、演出的にも、「アートとは?」「演劇とは?」「演劇におけるアートとは?」を問い続けることになりました。
その問いは、登場人物であるアーティストたちや家族たち、取材記者、それぞれがそれぞれに持っていて(明言する人もしない人もいて)、そのズレや食い違いの中から、お客様自身が求めるアート(演劇)を見定めて貰えたら嬉しいな、なんて思っていました。

昔からですが、終演後、一緒に観た人同士の感想が割れたら良いな、と思っています。それは「良い/悪い」「好き/嫌い」「面白かった/面白くなかった」ではなくて。作品は面白い前提で、作品の捉え方、感じたこと、好きなシーン、嫌いな人物、など、作品を楽しんだ前提で、意見が割れて欲しい。

経験上、物語における解釈をお客様に完全に委ねてしまったときは、思うように意見が割れないようです。ただ「わからなかった」とだけ言われる。これは何度か経験しています。
今作では、物語における解釈は、実は完全に委ねてはいません。匂いは醸すけど、明言していないだけです。どのシーンにもどの遣り取りにもどの小道具にもどの構図にも、ある種の解釈を配置しながら、明言していないのです。これが功を奏したのだろうと思います。
あのシーンはとある感情の増幅、その台詞はどのシーンへの布石、例の小道具は作品のテーマの提示、この立ち位置はあの絵の構図、と、まあ、これでもかこれでもかと解釈のヒントを散りばめています。
その上で、もう、これしかない、という道筋ははっきりとあるのです。
でもその道筋を伝えるのが本意ではない。
ストーリーを伝えたいのであれば演劇である必要はないのです。
テーマを訴えたいなら演劇である必要はないのです。
小説でも新書でも書けばよろしい。

僕らが創っているのは、演劇である。
俳優がお客様とともに、劇場空間という特殊な状況下、同じ時間を共有するからこそ感じられるもの、得られるものがあって、演劇の創り手は、それを提供できなければ意味がない。
『インテリぶる世界』は、演劇という形式を思い切り信じてみた結果だったのかもしれません。

そうそう、「演劇的」という言い回しも苦手です。
何をもって「演劇的」って言うの?
「演劇」自体がひとつところに収まるようなものじゃないのに、それに「的」を付けちゃうって。そういうこと?
実際「演劇的」という言い回しは、使う人によって捉え方が違います。
だから、時折見掛ける「演劇的か演劇的じゃないか」の議論は、たいてい水掛け論です。
どんな言葉でも、多かれ少なかれそういう部分はあるのだと思います。
「芸術」もそうですね。
「世界」という言葉の捉え方も「インテリ」という言葉の捉え方も、「言葉」という言葉自体の捉え方も、様々です。
「醤油」という言葉からラーメンを連想する人もいるでしょうし、卵かけご飯を連想する人もいるでしょうし、大豆を連想する人も刺身を連想する人もいるでしょう。
これらの違いは、まさに、生きてきた時間と経験の違いです。
この違いがぶつかるところに、ドラマがある、と思っています。
同じ物事に対して違う意見を持ち、それを話し合う。
その行為は、無意識に、自分の人生経験を論拠に戦っていることに他なりません。
なんて素敵なのでしょう。

『インテリぶる世界』は、まさにそこに真正面からトライしたと言えます。
終演後、その作品について誰かと語るときに、絶対にズレが生じる。
それはこの世界そのもの。
人間そのもの。
コミュニケーションそのもの。
何かについて語らえば語らうほど、人は他人との違いを一つ一つ認識していく。
できれば、目の前の、すぐ隣の、生身の人間と語り合って貰えたらと考えています。
SNSで文字と文字で議論するのも良いですが、できれば、生身の人間同士が良い。
その時に見える表情、吊り上がる眉毛、心を守る腕組み、変わる息遣い、頭からではなく口から発せられる言葉、言葉、言葉。
そんなきっかけとしての演劇を、創り続けたいと思っています。

「演劇はコミュニケーションの芸術」なんて言われたりもしますが、これは、舞台上の俳優たちやスタッフとのコミュニケーションだけに限らず、劇場空間におけるお客様とのコミュニケーションにも、終演後のお客様同士のコミュニケーションにも、すべてに言えるんじゃないかと思っています。
個人的には、今作品を通して、お客様に能動的に作品を思考してもらうことが、演劇が演劇として、芸術が芸術として生き残るための道のひとつなのだと確信できました。
同時に、誰でも同じように理解できるエンターテイメントでは満足できないくせに、より多くの人に楽しんでもらいたいという矛盾も抱えています。
この二律背反とも、ずっとずっと戦い続けるのだろうと覚悟しました。
これからも、箱庭円舞曲の切なる戦いを、温かく見守っていただけましたら幸いです。

長くなってしまったので、今日はひとまずここまでにしておきます。

日を改めて、
「自伝的な作品という言葉」
「インテリぶるということ」
「芸術と芸能の違い」
について、書きますね。
ではでは。
次回、箱庭円舞曲 本公演は、2018年3月、駅前劇場です!
ご来場、今からもう、お待ちしております!!

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2017年05月03日

喫緊の近況

びっくりした。
かれこれ4か月もブログ記事アップしてなかった。
すみません・・・。
何かずっと書いてたからですわ。台本とか寄稿文とか台本とか台本とか。
言葉がそっちにどんどん飲み込まれていって、
ブログにしたためる言葉すらそちらに流れ、
今にいたります。
でも今年の夏の台本2本と来年2月の台本は初稿が書き上がっているので、少し心穏やか。

そして、今、5月10日からザ・スズナリで始まる『インテリぶる世界』の稽古真っ最中です。
いつかは向き合わなきゃな、と思っていた題材に挑戦し、やっぱり大変だったな、と思いながら、これはとんでもないものになりそうだ、と劇場で観られる日が楽しみでなりません。
目下、稽古しながら笑い転げながら、よもやここまで我が人生をえぐることになるとは思いもよらなかったと驚いています。

今回も各方面から、下は20歳そこそこの若人、上は還暦オーバーと、幅もキャリアも色々な豪華キャストが揃ってくださり、作品の骨を肉を、骨髄を遺伝子を、支えていただいています。

インテリぶっても何も始まりません。
ただ、我が身を無防備に晒すのみ。
ご来場、心よりお待ちしております。

公演詳細はこちら⇒http://blog.livedoor.jp/hakoniwa_enbukyoku/archives/50531441.html
チケットご予約はこちら⇒https://www.quartet-online.net/ticket/hakoniwa24?m=0aacaec

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『インテリぶる世界』公演情報

箱庭円舞曲
第二十四楽章
『インテリぶる世界』
-in terrible people-

【脚本・演出】
古川貴義

【出演】
辻沢綾香(箱庭円舞曲)
林和義(VAICE★) 牛水里美(黒色綺譚カナリア派) 岡田一博 鈴木ハルニ(ゲキバカ)
小林さやか(青年座) 金子あい(art unit ai+) 阿久澤菜々 安東信助 大薮丘
扇田拓也(ヒンドゥー五千回)
大谷亮介(壱組印)
白勢未生(箱庭円舞曲 ※声の出演)


【公演日程】
2017年5月10日(水)〜17日(水) 計11ステージ

【開演時間】
5月10日(水) 19:30 ◆プレビュー公演
5月11日(木) 19:30
5月12日(金) 14:00 ◎アフタートーク
5月12日(金) 19:30
5月13日(土) 14:00
5月13日(土) 19:00 ◎アフタートーク
5月14日(日) 18:30 ◎アフタートーク
5月15日(月) 19:30
5月16日(火) 19:30
5月17日(水) 13:00
5月17日(水) 18:00

 ◆:プレビュー公演(前売 3,000円 当日 3,500円)です。
 ◎:終演後アフタートークを開催します。登壇者は公式Websiteにて発表します。

【会場】
ザ・スズナリ
〒155-0031 東京都世田谷区北沢1−45−15  TEL:03-3469-0511

【料金】
全席指定
前売 3,800円 当日 4,300円
◆プレビュー公演・・・前売 3,000円 当日 3,500円

【チケット取扱】
箱庭円舞曲 予約フォーム(古川扱い)
URL https://www.quartet-online.net/ticket/hakoniwa24?m=0aacaec

イープラス http://eplus.jp/
ローチケHMV http://l-tike.com/ Lコード:33150

【お問い合わせ】
箱庭円舞曲 Tel:080-3435-3746(制作)
e-mail:mail@hakoniwa-e.com
URL:http://www.hakoniwa-e.com/

【スタッフ】
舞台美術:稲田美智子 照明:瀬戸あずさ(balance,inc.DESIGN) 
音響:岡田 悠 音楽:modestock 
舞台監督:鳥養友美 衣装:中西瑞美 演出助手:木村恵美子(アマヤドリ/kazakami)
宣伝美術:Box-Garden House 記録写真:鏡田伸幸 制作:林みく(Karte) 
当日運営:飯塚なな子 企画製作:箱庭円舞曲
協力:art unit ai+ 壱組印 ゲキバカ 黒色綺譚カナリア派 青年座 VAICE★ ヒンドゥー五千回
アスタリスク ウィ−ズカンパニー Queen-B クリオネ krei inc. ジェイクリップ
ダックスープ 東宝芸能 ファザーズコーポレーション リベルタ SoundCube



【Introduction】

誰もが専門家ぶる時代になった。
何かが起こると、それに対して誰かが意見を言う。
専門家でも知識人でもない。いち民間人が。
しかしその意見は大抵、どこかからの借り物で。
タイムラインに流れてきたニュースを聞きかじり、GoogleやWikipediaで調べた程度の薄弱な知識で、声高に何かを主張している。
直接主張するだけならまだ穏やかだったかもしれない。
しかし昨今のSNSの隆盛により、発信者の貴賎の別なく、等価値の情報として文字が並ぶようになった。
時にそれらが大々的な圧力となり、いち企業を破滅に追い込むことすらある。

私たちは、そういった、たくさんのインテリぶった主張の中に生きている。
自分の思想や希望と近い主張になびけば、そちらの情報ばかりを手に入れられる。
自分の主張に近い人間同士で共感し合ったり、茶々を入れてくる部外者を排除したり。
反対意見に触れる機会は減り、いつの間にか、反対意見を敵視するようになって。
敵対意見には理屈をこねくり回して立ち向かい、完膚なきまでに(言葉で)叩きのめすことで満足を得る。

何が楽しいのだ。
それで、何が変わった?
相手の思想は変わったのか?
自分を取り巻く世界は変わったのか?
そもそも、世界を変えたいのか?
だとすれば、どんな風に?
叩きのめした誰かさんとのコミュニケーションが途絶えただけではないのか?
それが、あなたの目指す世界なのか?

様々な原因があるのだろう。
理解力不足、共感力不足、コミュニケーション不足。
システムの問題、政治の問題、国際情勢、技術の発展。
しかし根本にあるのは、個人が「誰かから認められたい」という欲求ではないのか?
単なる自己愛性の承認欲求ではないだろうか?

1.人より優れていると信じている
2.権力、成功、自己の魅力について空想を巡らす
3.業績や才能を誇張する
4.絶え間ない賛美と称賛を期待する
5.自分は特別であると信じており、その信念に従って行動する
6.人の感情や感覚を認識しそこなう
7.人が自分のアイデアや計画に従うことを期待する
8.人を利用する
9.劣っていると感じた人々に高慢な態度をとる
10.嫉妬されていると思い込む
11.他人を嫉妬する
12.多くの人間関係においてトラブルが見られる
13.非現実的な目標を定める
14.容易に傷つき、拒否されたと感じる
15.脆く崩れやすい自尊心を抱えている
16.感傷的にならず、冷淡な人物であるように見える

いくつ当てはまっただろうか?
これが、『自己愛性パーソナリティ障害』の症状だそうだ。
すべてである必要はない。
たとえ一部だとしても、障害、なのである。

・・・みんなそうじゃん。
みんな障害持ち。
ああ恐ろしい。
少なくとも私は、そんな誰かさんに、その愚かしさ(可笑しさ)に気付いてほしい。と、思ってはいる。
しかしこうやって理屈をこねて、自分はわかってる風に振る舞っている私こそ、インテリぶっているということなのだろう。
ああ恥ずかしい。

でも。

・・・みんなそうじゃん。

・・・それで良いじゃん。

もっともらしい理屈をこねるのにはもう飽きた。
私たちの日常には、くだらない理屈をこねなくても、インテリぶらなくても、こんなにも笑えて、こんなにも胸に刺さって、こんなにも脳が震えるやりとりがそこらじゅうに転がっている。
そんな作品を、ただ、観たいのだ。

箱庭円舞曲 代表 古川貴義


【Outline】(あらすじ)
すべて自分の手の中にある、世界はどうとでも変えられると信じていた青年と、
自分の手の中には何も無い、世界はどうやら変えられないと気付いてしまった中年。
現代美術の旗手と謳われたアーティスト集団「深八幡朱理子」の本拠地を舞台に、
彼らの活動がどのようにして世界を変え、どのようにして破滅に向かうのか、
あくまでパーソナルな視点から描き出す。
様々な価値観を、人間の哀しい性“自己愛”をキーワードに紐解きつつ笑い飛ばす、
世界のための悲喜劇。

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2017年01月09日

2016年の取り零し清算/WS、雰囲気メガネ、芝居、DJ、語らい、など。

2016年末にちょびっと書いていてそのまま放置していた取り零しです。
ちゃんと一つ一つ片付けないとね(本当は年末にやるべきだったこと)。

【主催ワークショップ】
「演技という嘘を本当にするには?」をテーマに、台本や台詞を覚える重要性と、それを覚えた上で全部捨てる重要性、そここそに宿る俳優の創造性、みたいなところを肝に、12月中旬に実施しました。

取り扱った戯曲は、
『もっと美人だった』から、美来と乃木坂のやりとりと、
『屋上庭園』(作:岸田國士)の終盤、並木夫妻のやりとり。

参加してくれた皆様のご感想を読んで、非常に好評だったこと、俳優としての気付きを大なり小なり得ていただいたように感じられて、本当にやって良かったなと。
3日間の各日程の中で、俳優さんが各々のやり方でアプローチしてくる中、僕自身も、それぞれに響く言葉の伝え方、気付くために掛かる時間の長短、俳優さんの中に生じた変化を見逃さないための視点の絞り方、その変化を的確に伝える語彙など、演出家として俳優と切磋琢磨するヒントを、たくさんたくさんいただきました。
ご参加くださった皆様、アンケートにご感想を記載してくださった皆様、本当にありがとうございました。

「またやって欲しい」とのお声もありがとうございます。励みになります。
今回は人数の都合でお断りしてしまった方も多数いらっしゃり、その点もとても悔しかったので、またやります。
テキストのボリュームがちょっと多かったことや、戯曲読解と演技の実践が並行してしまった部分があったことなど、個人的に至りたかったところまではもう二段くらい辿り着ききれなかった感が悔やまれ、この反省は次回に生かすこととします。


【雰囲気メガネCM動画】
新しいデバイス、『雰囲気メガネ』。
ひょんな繋がりから、軽い気持ちで引き受けたら、あれよあれよという間に脚本・監督という立場になっており、人生初の映像モノの監督を経験させていただきました。
そんな動画が一挙公開されています。
またまたご縁が繋がって、松田凌くん、阿久澤菜々さん、多根周作さんという何気に豪華メンバーにご出演いただいております。
ぜひご高覧ください。
映像でも、箱庭特有のあの変な空気感を感じていただけたら幸いです。


【劇作家協会新人戯曲賞】
一次選考を通過していた第22回 劇作家協会新人戯曲賞は、二次選考で惜しくも(まんまと)落ちました。
応援してくださった皆様、『俺の酒が呑めない』を観にいらしてくださった皆様、ご声援ありがとうございました。
今回は残念な結果になってしまいましたが、また次回頑張ります。
もう「新人」と言っていいのか?って年ですが、心はまだまだ若輩者です。

12月初旬に、最終選考を兼ねたプレビューリーディングと公開選考会が行われていましたが、
ワークショップの準備に追われていて、伺えませんでした。
そんな中、今回は、ちゃんとお仕事をご一緒したことが無いにも関わらずよく飲んだり喋ったりしていた南出謙吾さんが受賞されました。
めでたい!悔しいけどめでたい!南出さんおめでとう!


【ホテルミラクル4】
短編を提供した「ホテルミラクル4」が10月末〜11月にかけて上演されており、無事終演しました。
ご来場くださった皆様、気にかけてくださった皆様、誠にありがとうございました。
お蔭様でとても楽しく執筆ができ、とても楽しく観覧することができました。
(その分、俳優さんにはかなりの負担になっていたことと思います。反省)
出演してくれた浅見臣樹くんも温井美里さんもびっくりするくらいお客さんが爆笑していて、正直「そこまで笑えるやつか?」とも思いましたが、でも、たぶんそうだったのでしょう。
笑いがある芝居も笑いが一切無い張り詰めた芝居もどちらも大好きですが、やっぱりクスクスでもドッカンでも、笑ってもらえるのは嬉しいなあ。


【観た芝居】
ぜんぜん観られてません。
11月は、
同級生演劇部「悪巧みの夜」
阿佐ヶ谷スパイダース「はたらくおとこ」
ブルドッキングヘッドロック「バカシティ〜たそがれ編〜」
を観られたくらいで。
観たい芝居たくさんあるのにぜんぜん行けなかったのが悔しい。


【DJ】
恵比寿batica、下北沢ARENA、六本木エーライフで回しました。
特に恵比寿baticaで回したときに、とても素敵なDJさんがたくさんいらっしゃって、
DJとして反省というか、選曲も繋ぎももっともっと頑張らないとな、と心を新たにしました。
今までHOUSE、Erectro、J-POPばかりでしたが、ここに2StepとDubを加えることにしました。
六本木エーライフでは、「おしゃれ紳士」という大学時代の盟友たちと久々に共演できて、長野で芝居やってるやつとか実家に戻ったやつとか普段ダンスやってるやつとかがぶばばっと集まって、
それぞれ道は違えど、今でもこうして繋がっていられるっていうのは、本当に有り難いことだなあと思ったのでした。


【語らい】
古い知人や新しい知人とお話する機会がたくさんあって、誰かと会うたびに何かを発見させてもらうという素敵なリズムが続きました。

1.感覚について
古川「匂いって、色々な記憶に結びつきやすいですよね。たとえば今朝、冬の匂いを感じました」
S氏「僕の場合は光だね。その時期、その場所にしかない光で、印象的だった出来事を思い出す。その引き金として五感のどれを使うかは、人によって違うんじゃないかな?」
匂いで記憶が喚起される人もいれば、光で記憶が喚起される人もいる。ということは当然、音で喚起される人もいるだろうし、触感で喚起される人も、味で喚起される人もいる、と。
それぞれ少なからずあるだろうけれど、その中のどれが強いかには個人差があるんだなあと。

2.お水の仕事
I氏「お酒が好きで会話が好きで女の子が好きで、という理由でホストになった男性は多い。そしてホストとキャバ嬢を比較すると、俄然ホストのほうがラブホ同伴が多い。どうでも良いおばさんともラブホ同伴ができるらしい。キャバ嬢はあまりしないらしい。何故だろう」
古川「もちろんセックスという行為に対する性別差はあるだろうけど、キャバ嬢になる女性は、お酒が好きで会話が好きかもしれないが、男の子が好きという理由でなる人はあまりいないからじゃないだろうか」
この違いは決定的で非常に面白かった。
性に対する男性と女性の考え方の違いがそんなところにも現れるなんて。
ホストとキャバ嬢って、本職としてやっていることは似ているようでぜんぜん違うんだなと。
そう言えば、ホストは客の話をよく聞くが、キャバ嬢は自分の話をよくする。らしい(ロクに行ったことないので勘)。

3.台本と楽譜
古川「古川の台本は楽譜のようなものだと言われることがあります。たとえばピアニストが同じ楽譜で演奏しても、演奏者によって様々な違いが発生する。そこが俳優の自由度でもあるのかなと」
I氏「台本は譜面でもある、という考え方には一理ある。たとえば『HELLO』という単語一つとっても、非常に様々な言い方があり、その時の表情や声質、速さ、声量などで、意味合いが大きく変わる。それをコンダクトするのは、演出家の仕事のひとつだ」
そうそう、だからまずは台本を覚える必要があるし、台本を気にしなくなる必要があるのだ。

4.表現活動の目的は?
S氏「自分が仕事をしている、あるいは表現活動している、その目的は? ただしお金以外で。お金に付随する豊かさも除いて」
古川「演劇についてだと、『人間が観たいから』とか『作品を観てもらった後の語らい』とか色々言おうと思えば言えます」
S氏「世の中には、そこを失念して生きちゃってる人が意外と多いんだよね。普通に働いている人にしても、表現活動を行っている人にしても、ほとんどの人はポンと出てこない」
そうなのか。
「何で演劇なの?」は、多くの演劇関係者にとってそこそこの命題だと思うけれど、単純に「好きだから」だけじゃない言葉と状況を作り出せているかどうか。

色んな知見を得た中のほんの一部です。
偶然I氏とS氏ばかりになりましたが、それぞれ別人です。
こうやって気付きを与えてくれる友人知人がいてくれる心強さ。
そして忌憚無く話せるというありがたさ。
どんなに忙しくても暇でも、誰かと会って話して腹割って、ということの大切さ。

2017年も色んな人と話して色々気付かせてもらい、色々吸収させてもらおうと思います。

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