2010年05月

2010年05月23日

本日DJ!@club asia 16:00〜!

今月二度目のプレイは、渋谷の大箱、club asiaにて!
『東京最速 J-POPナイト 日本式.』
本日14:00O〜23:00のデイタイムイベントです。

出番は、16:00〜16:40。
1F Barという、来場者全員が通る、吹き溜まる場所にて、
POP HOUSE爆発の予定。

2Fスペースでもイベント、1Fメインフロアでもイベント、総出演者50組くらい?
とんでもなく大きなイベントみたいです。
雨ですが、渋谷の裏街ですが、ぜひぜひふらりと遊びにいらして下さい。
とんでもなく喜ぶと思います、僕が。

詳細はこちら
http://asia.iflyer.jp/venue/flyer/59483

【アクセス】
渋谷駅ハチ公口から道玄坂を上がり、「道玄坂五差路」交差点を右(セブンイレブンのある方)。
坂を下りていくと、左にclubasia、右にVUENOS TOKYOが見えてきます。

【fee】
Door¥3000/1d
With flyer¥2500/1d
※この日記にある画像を見せると、With flyer価格になりますが、
メッセージなどでご連絡いただければ、更にディスカウント利きます!
まずはご一報を!
日本式523携帯用001affc5f9cd41d67bd

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2010年05月21日

「クォンタム・ファミリーズ」「猟奇歌」「演劇ぶっくVol.145」

クォンタム人に勧められて読んだ「クォンタム・ファミリーズ」が三島由紀夫賞を獲りました。
年に数千冊も発行されている和書の中の一冊をたまたま自分が読んで、
それが何がしかの賞を受賞したとなると、何だか勝手にむず痒い気分です。
自分、何もしてないけど。買っただけで。
面白いのでみんなも読むと良いです。
これほど馬鹿みたいに情報が溢れ、個々が個々として情報を発信し、
享受する側のキャパシティばかりが不足していくご時勢にビビーンと響く一発です。

今、WebだけでもブログだSNSだTwitterだYoutubeだUSTREAMだのっつって、
発信したがっている日本人は3000万人くらいいると思うんだけど、
では果たして享受したがっている人間は、3000万人以上いるのだろうか。
居ても、トントンだろうな、と。

まあ何が言いたいかって言うと、
インターネットというメディアは今、確実に新しい段階に突入してってるんだろうなあ、という話だったりします。
双方向的な情報の受発信の先にある状況は、何なのだろう??
分からん。全然想像が付かん。
付いたところで外れるだろう。

そんな感じで、色々本を読んでいるわけです。



そう、黒色綺譚カナリア派を引っ張る赤澤ムックさんの編纂した夢野久作短歌選集、「猟奇歌」も素敵です。
その中から、好きな短歌3首をピックアップ。

猟奇歌【1】
今日からは、別人だぞと反り返る
それが昨日の俺だった
馬鹿・・・・・・・・・・・・・・・

【2】
独り言を思はず云って
ハッとして
気味のわるさに
又一つ云ふ

【3】
にんげんが
皆良心を無くしつゝ
夜のあけるまで
ダンスをしてゐる


良いですね久ちゃん。もう愛称で呼ぶよ久ちゃん。
『ドグラ・マグラ』で二徹させてくれた久ちゃん。

大丈夫かな著作権とか。
ダメかな。
ダメだって言われたら消そう。
でも元は夢野久作の作品だし、大丈夫だろう。

でも、良いなあ。短歌選なんて、本当良いなあ。
自分がやるなら石川啄木か前田夕暮か。芥川も良い。
現代歌人だけど枡野浩一さんとか穂村弘さん辺りか。
ムックさん、あとがきで自身の歌を数句詠んでいたので、俺も詠む。

紀伊國屋書店に並ぶ著者名を見て、喜んだというか嫉妬だ。



演劇ぶっく『演劇ぶっく』に掲載されました。
ご報告が遅くなりました。
5/10発売の『演劇ぶっく』145号、シバイのミカタのページに、しれっと掲載していただきました。
ほんの紹介程度ですが、嬉しいものですね。

今まで、箱庭円舞曲は演劇ぶっくとは無縁だな〜と勝手に思っていたのですが、
いや普通に嬉しいです。
だって、高校時代から愛読していた雑誌ですもの。
ここ最近は、ちょっと上の世代や同世代、下の世代なんかがバンバン取り上げられるようになってきて、
こなくそ!と雑草魂を青々と茂らせていたわけです。
んで、愛読もやめてしまったりしたわけです。
こなくそ!と。
ほら、載らないからさ、自分らが。
読んでると哀しくなったりするから。

ジュンク堂書店に並ぶ著者名を見て、喜んだというか嫉妬か。

俺は俺の道を行く、誰も付いてこなくても行く、だって俺はこれが一番面白いと思うから、
なんて、歪んだ割り切り方なんて出来ません。
今時そんな割り切り方してる人いるのかな。
割り切れている人っていうのは、それは既にその方法論で芸術的に認められたり、
商業的な価値を得つつあったりする人々なのだろうと思います。
芸術的にも商業的にも認められていない段階で、そう割り切ってしまうのは、とても怖い。
えぇ、一般人ですよ。普通に怖いのですよ一介の人間なのですよ、演出家だの脚本家だの言っても。

会津じゃなかなか売ってなかったんです、『演劇ぶっく』。
大通り沿いの書店で、何故か5冊くらいだけ入荷するんだけど、
発売日逃すと即売り切れるという人気ぶり。
当時は穴が開くほど読んでたなあ。
あれっていわゆる、青春だったんだろうなあ。

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2010年05月14日

いしだ壱成と李小牧の狭間

JACROWポストパフォーマンストーク、無事終了しました。

JACROW#13 『北と東の狭間』
5月16日(日)まで@サンモールスタジオ
詳しくはこちらへ→http://www.jacrow.com/

前日オールナイトDJの後、昼公演と夕方公演を連続で観てのPPT。
公演中に寝てしまわないかすごく不安だったのですが、眠くなるようなことは一切無く、普通に楽しんでいました。


以下、ネタバレにならない程度で書きます。
が、これからご覧になる、あるいは観たい!とお思いの方は、控えた方が良いかもしれません。

気持ち悪い男の人(良い意味で)がわんさか出てきて、とても気持ち良かった。
別にゲイではないです。
そして見た目の話でもないです。
何て言うんでしょう、行動とか、生き方とか、発言とか、一つ一つに癖があるというか、まあ、気持ち悪いんです。全員。
でもこの気持ち悪さって生きているってことで、ストーリーから解放されたところでも生きているような気がしちゃうってことで、つまりは気持ち良いのです。
それは女性陣も同様で。
日本人が演じるとどうしても演じてる感がしてしまう、ああいったある意味分かり易い役回りを、4人がそれぞれ見事に演じきっていたですよ。
「チュースパ!」って言葉の意味をPPTで教えて貰えて良かった。
良いキーワード。

外伝という形式も面白かったです。
一人芝居11本立てという形。
本編での行動を裏付けるような、原因を教えてくれるような、発展させたような、11人11色。
緩やかなストーリー仕立てにもなっているので(勿論本編を観て、という前提付きですが)、その点も楽しめます。


PPTゲストとしては、8日ゲストのいしだ壱成さんと11日ゲストの李小牧(歌舞伎町案内人というノンフィクション作品の作家)さんという豪華メンバーの狭間な日程で、何かちっちゃい劇団の一応代表っぽい人、って感じの何ともすいませんな薫り漂わせながら、しっかり楽しんで参りました。

今回の作品を観て聞きたかったことを聞けて、話したい話で盛り上がって、胸キュントークなんて昔話まで飛び出して、まあ楽しかった。本当に。
JACROW主宰中村さんも、割と取材肌の作家さんのようで、なるほど話にシンパシー。
そういう取材も羨ましい。

帰り際、お客さんから、「トーク良かったです!自分も聞きたいと思ってたこと聞いて貰えたんで、スッキリしました!」とお声掛けいただきました。
これは嬉しい。
もう、方々の劇団主宰の皆様、PPTをお考えの際は、ぜひ古川をお呼び立て下さい。
きっとお役に立てますよ(笑)

ちなみに次回PPTへの出演は、

6/4(金)@アトリエ春風舎
青☆組『恋女房達』

です。
もし古川のPPTゲストっぷりにご興味ございましたら、ぜひこちらにお越し下さいませ。
何だこれ。
ないよね、PPTゲストっぷりへの興味なんて、なかなか(笑)


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大人の男のピクニック

ピクニックしました。
昼から夜まで、『とりあえず寝る女』清算会を兼ねて、当作品のモデルとした阿佐ヶ谷住宅のコモン(共有公園)へ。
どなたかの感想で、「公団住宅にこんな形は有り得ない」と舞台美術への批判をいただきましたが、阿佐ヶ谷住宅へ行ってみれば一目瞭然です。
公団住宅にもあんな形があるのです。
自分の中の基準でしか物事を計れないって、悲しいなあ。
でも自分もそうだよなあ。
結局人間なんて、自分の中の物差しでしか物事を計れないものなんでしょうな。

とはいえ、いやはや相当に遊んだ。
遊び疲れました。
大人は遊ぶとき、本気で遊ぶ。
本気でキャッチボールしたり本気でバレーボールしたり本気でジャングルジム登ったり本気でブランコ漕いだり本気で鉄棒回ったり本気でバドミントンしたり、するわけです、酒飲みながら。飯食いながら。
真昼間から日暮れまで。
身体に悪いことこの上ない。
今年は花見が出来なかった分、大いにはしゃぐ。

日が暮れたら日が暮れたで、遊び足りない面々はボウリングなり麻雀なりに散る。
僕は久々の麻雀へ。
楽し過ぎて再戦要求を投げたら、二つ返事で再戦が決まる。
大人の遊びは恐ろしい。

その後、みんなと別れ、終電も間近に渋谷へ移動。
その夜はこれまた久々のDJタイム。
渋谷のUnder Barってところで、オールナイトで回して参りました。
そんなに広くないスペースに、100人近くの人間がひしめき合い、踊り、飲み、楽しんでいる。
なんか、僕はただただ、こういう空間が好きなんだなあ、と思いました。
そしてそういう空間を、自分からも発信していきたいんだなあ、と思いました。
急遽飛び込みで来てくれた二人のピクニックメンバーにも多謝多謝。
とても励みになるのです。

次は5/23(日)、過去最大規模の大ハコ、Club asiaで回します。
多分Bar DJですが、フロア並みに盛り上がっていただこうかな、と。
出番は16時頃。日曜午後のけだるい空気を、華やかな四つ打ちで埋め尽くしたります。


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2010年05月08日

本日DJ、明日JACROW!

急ですが告知!
本日深夜、某クラブイベントにて、久々のDJです!
オープンは23時。
出番は24:15頃!
と、28:10頃!

会場は、渋谷アンダーバー
http://www.underbar.jp/about.htm
ワンドリンク付き2500円
IDチェック有り

GWの締め括り!
ウダウダ部屋でまったりしているくらいなら、ぜひぜひ渋谷へ♪
お待ちしております!


そして明日、5/9(日)、JACROWのポストパフォーマンストークに出演します!

5/9(日)
15:00〜本編
17:30〜外伝&PPT

詳細はWebで!
PCの場合 → http://www.jacrow.com
携帯の場合 → http://www.jacrow.com/mobileindex.html

以下公演概要なり。

サンモールスタジオ提携公演
JACROW #13「北と東の狭間」
脚本・演出:中村暢明

複雑化する日本社会。
人間自体は変わらず単純なのに。
幸せを願うことが幸せになれないパラドックス。
JACROWはそんな社会を映す鏡でありたいと考える。

今作に掲げるテーマは「愛とハードル」。

様々な男と女を登場させ、様々な愛のカタチを描く。
ハードルは国境。日本人と中国人の愛をメインに。
詐欺と偏見と暴力の先に純粋な愛は成立するのか?
・・・国際化する日本。凶悪犯罪がなくなることを願って。

前作にて好評だった「外伝〜それぞれの事情」にも再チャレンジ。
本編の登場人物によるひとり芝居5分×11人=1時間程度の作品。
内容は本編の裏話、つまり「それぞれの事情」。
両作品を観ることで「北と東の狭間」を深く理解できる仕組み。
もちろん本編だけでも充分に楽しめるようになっているが、
よりコアに楽しみたい人向けのサイドストーリー。

創りたいのは空気。それも吐き気がするほど濃密な。
舞台は1994年の東京。中国人クラブ。チャイニーズホステスと日本人客の会話劇。
偽装結婚から始まる珠玉のラブストーリーです。

【JACROWとは】
2001年旗揚げしたプロデューススタイルの演劇ユニット。モノクロ映画のような世界観で「不器用な大人たちの物語」を描く。劇場全体を緊迫した空気で圧倒する作風。JACROW #12「明けない夜」で、2009年度サンモールスタジオ年間最優秀団体賞を受賞。


どちらもお楽しみに!


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2010年05月02日

4/12〜4/20

お久しぶりです。
皆様、ゴールデンですか?
先日の公演「とりあえず寝る女」が終わってからというもの、腐った毎日を送っていました。
ということにしておきます。

本当は腐ってなどいなくて、凄まじく楽しかった公演期間を振り返りつつ酒を飲んだり、
残務処理したり、酒を飲んだり、本を読んだりお芝居を見たり酒を飲んだり、
まあ腐ってるに等しい生き生きとした日常を送っていました。
今回は公演期間がたったの5日間だったせいか、
普段ならもっとたくさんのお客様と飲み交わしていたはずなのに何だろう、
今回あんま飲んでないな、という印象です。
ので、飲みましょう。誘って下さい。

で、何だか良く分かりませんが、
どうにもこう、腰が重くなってしまっています。
何かをしようにも、昔ほどのフットワークで動けなくなっている気がする。
例えば今日も、お芝居を2本観に行くつもりだったのだけれど、
あー何か洗濯しなきゃなー掃除しなきゃなー、
今週提出のプロット仕上げなきゃなーその資料本読み返そう、
あそうだ取材に行こう、出掛けよう、とか思っていたら、まず昼公演の時間を逃し、
しょうがない、のんびり考えよう、と思っていたら夜公演の時間も逃した。

日記に関してもそうです。
しばらくこう、興が乗らなかったんですね。
そう、興が乗らなかったんです。
何をするにも、興が乗らないと動き出せないじゃないですか。
まあそういうことです。
何も書くことがなかったわけではないし、
書きたいことは山ほどあるわけだけれども、
そういうわけです。

というわけで、遡るように様々な出来事を書き殴ってみます。

4/12〜4/20くらいの考え事。
あるいは日記。



【カード磁気寿命】

劇団口座のカードが磁気弱っていて使えないよもうダメだよちゃんと再発行してねでも再発行すると結構時間掛かるよだから今なら通帳で手書き振込が良いよと言われて振り込もうとしたものの持って行った認印は僕の個人口座の認印で、劇団口座のものじゃ無かったからダメやり直し!って言われて爆笑した制作Karteさん、その節は本当にご迷惑をお掛けしました。
僕も爆笑でした。


【ラーメン衝撃】

久々に、ラーメンを食べて衝撃を受けました。
新高円寺徒歩5分、豚骨ラーメン「じゃぐら」。
豚骨をドロッドロになるまで煮込んで、それはまさにドロッドロで、
骨の髄まで溶け出したようなスープはシチューのようにドロッドロ。
実際に、骨の欠片がどんぶりの底から現れたりする。
「天下一品」が大好きな僕ですが、天下一品を超えるドロドロスープに出会いました。
しかも、美味い。
水だけで煮出しているので、油っこさがまったくないのです。
ドロドロしているのに、胃に重くない。背脂醤油とかとは根本的に違う。
不思議なスープです。
ちょっと豚骨臭さが残っているけれど、気になるほどでもありません。
どうしても気になる人は、三種から選べる調味油で調整。
(黒:マー油、茶:魚介油、赤:葱からし油)
武蔵境の名店、「きら星」出身のお店だそうです。
お近くにお住まいの方は、是非。
ドロドロ駄目な方は止めた方が良いです。


【散髪と贅肉】

髪を切ると、何だか顔が丸くなったなあと感じる。
いつも感じるのですが、今回は普段よりも強く感じたので、それだけ太ったということでしょう。
痩せなければならない理由はあまり無いけれど、多分痩せていた方がいい気がするので痩せよう。
うどんばっかり食べたりしよう。
ってラーメン美味かったって衝撃を伝えといて何言ってんだ俺。


【おしゃれ紳士と梅棒】

浅草、吾妻橋。
アサヒアートスクエア。
「うんこビル」として名高いあのオブジェ(フィリップ・スタルク設計「炎のオブジェ」)の下にあります。

4/16,17とここで開催されていた、大学時代の同期たちとで旗揚げした「おしゃれ紳士」の公演へ。
今回は、箱庭の公演直後過ぎたので、出演は控え、お手伝いに回る。
チラシやパンフレットのクレジットは「ドラマトゥルク」でした。
トゥルクらしいトゥルクは何も出来ませんでした。
主にやったことは、客席を作ったり、場内でお客様をご案内したりでしたが、
いやはや作品は、とても良い出来栄えでした。
すげえよ、あいつら。75分間踊りっぱなし。しかも凄い速さで。凄い数の振りを。
楽しく、切なく、面白く。激しく、儚く、温かく。

今回、スケジュールの都合とは言え、出られなくて良かった、と心から思った。
なまじ僕みたいな人間が出ても、作品のクオリティを下げてしまうだけです。
旗揚げ公演に出演した際は、勢いで何とかなった(なっていない部分の方が多かった)けど、
今後の「おしゃれ紳士」の公演には、適材適所という言葉の通り、
ドラマトゥルクに徹したり、DJ的なポジションで関わっていこう、と決意を新たにしたのでした。
踊れない人間が必死に踊る様も面白いけど、
それが全体のクオリティに悪影響を及ぼしてしまうのであれば、
絶対に踊らない方が吉。
第一、僕はこの「おしゃれ紳士」(大学時代の「男衆」)以外では、踊ったことなど皆目無いのだから。

古き良き新劇系劇団のスタッフ系譜みたいですね。
ひとまず役者を目指して入団するのだけれど、周囲と自分を冷静に比較して、
自分はスタッフ側に回ろう、と決意し、そのまま専門職の道を歩む。
その瞬間は一見マイナスイメージなのかもしれないけれど、その道を突き進むことは、
役者を続けることと何ら変わらない。
ちょっと質の違う苦労と、一つ一つの作品に向き合う真摯さが問われるだけだ。
これは何も演劇に限ったことじゃないですね。
芸術一般においてもそうだし、一般企業においてもそうでしょう。

何より大切なのは、
自分に出来ること、出来ないことのラインを客観的に見極められること。
そしてそのラインを広げようとするのか、
それともラインの内側を深掘りしていくのか、
あるいは両方なのか。
それをはっきりさせること。
出来ることとやりたいと思うことは別。

でも、望めば、やりたいことが出来るようになることもある。
僕は、僕が踊れたら面白いとは思うけれど、では果たして、
脚本執筆や演出業務に支障を出してまでも踊りたいかと言うと、首を縦には振れない。
難しいところです。

「古川君が良い脚本を書ける人だっていうのは、前半できちんと分かる。
 だからもっと********************だと思うな」
先日の公演後に、ちょっと偉いめの方々からいただいたお言葉です。
本当に、同じようなことを幾人かから言われました。
嬉しいな、と思うと同時に、何だか掴みようのない感覚になりました。
「自分は良い脚本を書ける人だ」などとは思ったことがないのです。
謙遜じゃなしに。
良い脚本を書きたいから頑張っているのであって。
「自分は良い脚本を書ける」と分かっているならば、
良い脚本を書きたいなどと思う必要もないのです。
だから、褒められるのは嬉しいんだけど、
それは必死で筋トレして身に付けた背筋を認められているようなもので、
背筋、俺見えないんだけどありがとう、っていうむずがゆさを伴うのです。
何なんでしょうね。
素直になれば良いのに。
素直になんてなれないよ。



【残念な急逝】

ヌジャベス事故死、
井上ひさし肺癌死、
これについても色々、色々考えた。
でも結局、結論が出なかった。
才能の死というものは、答えを与えてくれない。


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