2017年08月16日

近況。森奈津子芸術劇場/劇団だるめしあん/せりふを読んでみようWS/雨男たちのクリスマス/マルーンの長いみち〜小林一三物語〜/プライベート

雑多な近況です。

5月の公演『インテリぶる世界』が終わってからというもの、あれやこれやが続いておりました(今も)。
「忙しそうですね」とよく言われますが、実際忙しいんじゃなくて効率悪いだけなんじゃないかと思います。だって、鶏ガラ沸騰させないように煮込んで清湯スープ作るくらいの時間はあるわけですし。ですから、実際のところ、新作を一本書くくらいの時間はあるはずなのです。しかしこの、「書く」はゼロベースからは始められないというか、劇作家の「書く」には、書く素材を調べることも含まれていて、つまり色々本やら映画やら人付き合いやら何だかんだが積み重なった上で、ようやく実務としての「書く」に移れるわけで、その、実務として「書く」ための準備段階に割く時間は、確かにあまり無いのかもしれないな、と感じたりします。


森奈津子芸術劇場
6月から7月にかけて、Zu々プロデュース公演『森奈津子芸術劇場』の稽古と本番に明け暮れていました。小説家森奈津子さんの原作を舞台化する、しかも二本立て、という試み。原作モノは久し振りでしたが、森奈津子先生にも喜んでいただけて、お客さんにも喜んでいただけたので、ひとまず安心しました。
お蔭様で座組にも恵まれ、純粋に作品をより高次元へ、という意識で稽古&本番を進められたのが非常に嬉しかった。皆さん本当にありがとう。
「よし、こんなもんでしょ」で固めて終わらない、「もっと、もっと」と求めてしまう、みんなの表現欲求が良い形で結実したのかなと。
特に『いなくなった猫の話』の杉本彩さんは、4ステージめあたりから、どのスイッチがどう入ったのか凄まじいものを見せてくださり、鬼気迫るというか、良い意味で化け物というか、とにかくとんでもないものを観ているという、恐怖と感動が混在する感覚を味わうことができました。それもこれも、政治さんや野尻、ハルニとアトムとケントという共演陣のサポートがあってこそです。皆さん、本当にお疲れ様でした。
『哀愁主人、情熱奴隷』では、バイセクシャルでマゾヒストのセクサロイド、ヨハンを演じる加藤ひろたかの魅力大全開。孝太郎とのアホな遣り取り、ずっと笑える、ていうかずっと観ていたい、いやむしろもっと書きたい、と思わせてくれました。再演の機会をいただけるなら、もっとモリモリに盛らせてくださいとお願いする所存。
紀伊國屋ホールも、観客ではなく創り手側としては初めて小屋入りしましたが、非常に楽しい空間でした。何気に観やすかった。いち観客のときは、何となく、舞台面が遠いという印象を持っていましたが、ただ遠いだけではなくて、「遠い席もあるけどどこからも観やすい」ということだったのだと気付きました。そのための空間作りに尽力してくれた各スタッフセクションにも感謝です。今後、この規模感で演出するときのアイディアも色々浮かび、ワクワクしています。


劇団だるめしあん
2017年9月公演『学園恋愛バトル×3!』を演出します。
脚本は同団体の主宰、坂本鈴さん。お呼ばれ演出です。
9月の上旬が本番(⇒公演詳細)です。
8月に入り、稽古が始まっています。
6月にはオーディションもやってました。
坂本鈴脚本は、「会話劇」の皮を被った「台詞劇」でありエンターテイメント。そんな、なかなかに濃い脚本を、さらに濃く、そして人間同士の生のやりとりに仕上げるべく、ばりばり稽古中。3本立てなのですが、全部バトルシーンがある(笑)ので、箱庭円舞曲では最近はまずやらない、肉体を駆使した演出に腐心しています。お楽しみに。


【他、先々の演劇のこと】
・『せりふを読んでみよう
劇作家協会主催の、─ 劇作家と俳優のためのせりふの読みかたワークショップ ─ が開催されます。第5回の講師は、川村毅さん。僕は8月22日(火)のトークセッションに登壇します。ご来場くださる皆様、どうぞお手柔らかにお願いします。

・『雨男たちのクリスマス
2017年10月に演出するリーディング公演『雨男たちのクリスマス』の情報が公開されました。ペテカンの本田誠人さんの脚本を演出させて貰える日が来るなんて!と喜びもひとしお。出演する大薮丘とは5月『インテリぶる世界』以来、平田裕一郎とは、なんと2012年の『誇らしげだが、空。』以来の絡み。初めましてな汐崎アイルくんと山本匠馬くんと、どのような化学反応を楽しめるのか、稽古が待ち遠しいです。

・『マルーンの長いみち〜小林一三物語〜
兵庫県立ピッコロ劇団さんに書き下ろす、2018年2月公演の準備も着々。初稿を踏まえて二稿に取り掛かる準備中。
6月には、オーディションをしにピッコロ劇団さんにお邪魔してきました。大学の先輩、橘義さんと再会!(向こうはうろ覚えだった笑)
ピッコロ劇団は凄いですね。劇団内オーディションもする。切磋琢磨や色々、色々あるんだろうなと。
演出のマキノノゾミさんとともに、丸二日間オーディション漬け。
客演オーディションにはびっくりするくらいの応募があり、書類先行で絞り込んだとは言え、数十人を半日で見る。さすがに草臥れました。
帰り際、東海道新幹線を品川で降りる際に、劇作家先輩土田英生さんと偶然お会いして驚きつつ、ピッコロ劇団の話などしつつ帰宅。
そろそろ、二稿へ向けての資料の読み返しなど始めるところ。


【プライベート】
・脱出ゲーム(謎解きイベント?)
5月、だったかな。大学時代の友人に誘われ、参加してきました。
リアル脱出ゲームの仕掛け人、SCRAP社の主催する企画「不思議な晩餐会へようこそ」です。下北沢のアジトオブスクラップビルの一室で開催されていました。5人一組で、プロジェクションマッピングで卓上に展開される色々な謎を解いて、すべての料理を残さず食べられれば(実際に料理は出てきません。映像です)脱出できる、という趣向。あと一歩のところで達成ならず!悔し過ぎました。でもこの手のゲームがとても楽しめるものだということはびっしびし感じました。演劇と同じくらいのお金を払って90分くらい。参加者が自発的に進めていき、少しずつ達成感も得られて、連帯感を味わえて、最後にはスッキリ感(あるいは悔しいっ!)を感じられる。つまんない芝居観に行くくらいならこっちの方が面白いよ、とまで言える、うん、言える、残念ながら。そのくらい、この手法で楽しませようという想いとアイディアが詰まっている。僕らは、演劇という手法に、お客さんを全力で楽しませようという想いとアイディアを詰め込めているだろうか。そんなことまで考えさせられる良い機会となりました。また行きます。

・小林タクシー夫妻子謁見
6月、兵庫(塚口)に行った流れで神戸まで足を伸ばし、三宮で小林タクシー夫妻子と会ってきました。夫妻も元気そうで安心したし、娘のモモちゃんとは初対面でしたが、そりゃあもう元気に育っていました。抱っこさせてもらった挙句、ラーメンを布教させてもらいました。
この時タクシーさんに紹介された『ラーメンたろう』が、神戸ではかなりメジャーなチェーン店らしく、三宮駅周辺にはそこらじゅうにあったのですが、なかなかどうして美味しかった!!
なお、「神戸ラーメン」というくくりは歴史的には曖昧で、この店!っていうお店が無いのが「神戸ラーメン」のポイントだそうです。そんな中、なんとなーく神戸っ子はみんなこういうの好きよね、っていう味が『ラーメンたろう』らしい。豚骨ベースの白濁した醤油スープに細ストレート麺。物凄く特徴があるわけではないけれど、横浜家系と九州長浜系の中間のような、なんとも言えない絶妙なバランス。あとキムチ入れ放題(笑) 神戸でラーメンに迷ったら、とりあえずここで大丈夫(色んなところにある)。


・他
ラーメンについて色々書いてたらとめどなくとまらなくなってしまったので、もう少しまとめてから書きます。

hakoniwa_enbukyoku at 18:30│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote  | その他情報

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