2019年07月31日

引っ越すときに捨てるモノのように

皆様いかがお過ごしでしょうか?
7月終わるんですってよ。
雨や地震や参院選で落ち着かない日々を送っていらっしゃる方も多かったろうと思います。
僕も落ち着かない日々を過ごしておりました。
梅雨明けとともに、今度は酷暑に文句を投げています。
苦情対象が途切れないのが、人間の凄いところだと思います。


お陰様で、劇団を育休中なのに(なので?)、
演劇のお仕事を色々と頂戴していて、
それら一つ一つの作品と真摯に向き合う毎日です。
あと引越。引越ね。今月引っ越しました。
2丁目から、3丁目に。

なぜこのタイミングで、そんな至近距離で、って話ですが、
実は娘が生まれる前から引越は検討していて、
しかしながらスケジュールと母胎を鑑みて断念。
あれから2年。
更新のタイミングでとんでもない掘り出し物物件が現れ、
これはきっとまあそういうタイミングなのだろうと思い切って申し込み。
不動産屋の審査に落ちたことが無いのが自慢の僕ですが、
今回ばかりは妙にソワソワしてしまった。
それくらい逃せない物件でして。

審査、
無事通過。
契約締結日が7月中旬に決まる。
引越日も同時期に決まる。
しかし、6月末、7月頭に演出公演があり、7月中旬には妻の出演公演、
7月半ばからは8月の演出公演が走り出すという状況下、死ぬ気で荷造り。
家に暴れんぼう嬢さんがいること以上に、そもそも自分のスケジュールが取れないという過酷さに悲鳴を上げながら荷造り。
ギリギリ、終わらなかった。
引越当日、妹にヘルプを依頼し何とか転居は完了。
ネットの引越(乗換え)間に合ってないとか色々弊害。

そして、荷解きね。凄いのね、荷解きって、全然終わらないのね。
たぶん、解かなくて良い荷物もたくさんあるんだよね。
次に引っ越すまで一度も開けない箱。
それを捨てられるかどうかが、部屋を広く快適に保つコツだって誰かが言ってました。専門家だったか、知ったかぶりの上司だったか、家族だったか。
実際、前の家に越してきたときにその前の家から持ってきて、
今回の引越までの8年間で一度も開けなかった段ボールがシンク下から出てきました。
そこに仕舞ったことすら忘れていました。
開けないまま、新居に持ってきた。
次の引越まで開けなかったら、箱のまま捨てたい。
服も「1年着なかったらもう着ないよ」って誰かに言われた気がします。

「捨てる」とか「処分する」ということに割と抵抗がありました。
同時に、
「貯める」とか「揃える」ことを楽しみたい感覚もあります。
だから、どんどんモノが増える。
所有欲が強いのかもしれません。かつ、貧乏性。
だから、どんどんどんどんモノが増える。

それでもずいぶん捨てられるようになりました。
公演資料も、20年くらい前は全部保管していましたが、最近はほとんど捨ててます。
書き込みのある台本とチラシなどの印刷物、ノベルティを一部残して、紙資料は全処分。大体がデータに残してあるし、クラウドにもバックアップ取ってるし、映像と写真も残してあるし。
服も靴も玩具も昔使った小道具も、「もう使わないだろうな」という判断ができるようになってきた。
ただ、本や取材資料や漫画が捨てらません。売るのも忍びない。これらも昨今はデータ化されているのでそれでも構わないという人も多かろうが(CD等の音源もですね)、僕は手放せないんだよなあ。

手元にあるモノが多過ぎると、何が大切なのか見失いがちよ、なんて言われて久しい。
情報だってデータだってどんどん溜まっていく。

最近、自由に書けるアウトプットの機会が少なかったせいか、脳内にずいぶん色んな情報が溜まってぐちゃぐちゃに散らばっている。
時々こうやって駄文として書き連ねてでも整理していかないと、大切なモノが零れ落ちて行っているような不安に苛まれる。
こうやって文章にしたり台本にしたり演劇にしたりして、自分の人生に散らかっているモノやコトをどんどん処分していかないと、そこにあるはずの大切な何かや、捨てても捨てても還ってくるあいつや、いつの間にか染み込んでいた感覚なんかが埋もれてしまい、「一年着なかったから捨てても良いや」と捨ててしまいそうで怖い。
きっとそれは捨てちゃダメなやつだ。
しばらく開けないままでも、次の場所に持っていかなきゃならない箱だ。
そこに仕舞ったことすら忘れているくらい、自然で大切なことなのかもしれないのだ。


台本が書きたいなあ。
お金とか締切とか審査員とか、しがらみとか気遣いとか人生とか、
考えないで、台本が書きたいなあ。


夏の引越は避けたほうが良いですよ。
ひたすら、暑いです。

hakoniwa_enbukyoku at 18:15│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote  | 盆栽いじり

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