白山探し B=世界の山脈を訪ねて=(4)
(3) カムチャッカ半島
カムチャッカは南北に長い半島である。
北海道~九州≒2800km カムチャッカ≒1400km
日本の面積≒38万㎢ カムチャッカの面積≒47万㎢
日本の人口≒1億2800万人余 カムチャッカの人口≒50万人
日本よりもひとまわり大きいところにわずかのロシア人の6割が州都ペトロバブロフスク・カムチャツキーに固まって住んでおり、郊外は人のいないヒグマの棲む針葉樹林帯。
300を越える山のほとんどが火山。活火山はヒマラヤ以東では最高峰のクリュチェフスカヤ・ソブカ(コサック語の山)4850mも含めて29山、一括して世界遺産に指定されている。
平地でも日本の3000m級の気候。低気圧の墓場アリューシャン列島西端にかかっていて日々の天候もきわめて不安定。登山は熊や蚊の大群対策が必要である。クリュチェフスカヤ山でも技術的には問題ないが、どの活火山も山頂を極めるのはきわめて危険である。
旧ソ連時代、潜水艦基地があり一般ロシア人ですら入域を制限された軍事エリア。ロシアになって基地が放棄され基地依存しての生活が成り立たなくなり、湿地走行用大型軍用トラック、軍用ヘリを使っての登山と釣り、ヒグマ撃ちハンティングツアーの観光産業で人々が生計を立てるようになった。火山を世界遺産にし、世界有数のヒグマのサンクチュアリを銃火で破壊する人間の身勝手さが今のカムチャッカ・・・。





ペトロパブロフスク郊外の
コリヤークスキー山とアバチンスキー山登山をセットにしたツアーが日本人に
人気。




カムチャッカ半島でも白山にめぐり合えませんでした。
先日、中国凉山彜(イ)族の方に会ったとき、凉山地方に白山という名の山がないか尋ねたら白馬山はあるが、白山はどの山もみな雪で白い山だから無いと笑われてしまった。
次回はチュコト山脈です。
コメント一覧 (4)
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- 2012年03月29日 08:22
- クリュチェフスカヤ・ソブカ、なんて美しい火山なのでしょう。登ろうなんて勿論思いませんが、自分の目で見てみたいな~
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- 2012年03月30日 23:44
- 今手の届く本棚に「森と氷河と鯨」星野道夫著と「星野道夫 永遠のまなざし」遺稿本、があります。星野さんはカムチャッカ半島の南側にあるクリル湖畔でヒグマに襲われました。遺稿本は、あらゆる視点からヒグマが何故人を襲ったかを書かれていますが、今までの星野さんの写真集を見ると今まで事故がなかったことが不思議な気がします。昔、フェアバンクスのアラスカ大学で、最大の熊?(コデイアックベア)の剥製を見ましたが立ち姿で3mはあったような気がします。カムチャッカに行きたいですネ。でもジャイアントモスキートはいやです。
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- 2012年04月14日 10:55
- Repuさん
クリュチェフスカヤ・ソブカ山には冒険写真家の岡田昇氏が登っています。
絶えず噴火爆発しているため山頂直下までしか行けないようです。
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- 2012年04月14日 11:09
- nekoさん
ヒグマのサンクチュアリだったクリル湖畔に人間がずかずか入り込むようになってから、星野さんのようにそっと静かに観察する人も襲われるようになりました。
”カムチャッカに行きたいですネ”
”行きたいものは行くがよい”ですよネ nekoさん。
人生に残された時間といつ失うか分からない健康を思えば・・・
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