Ⅰ 以下は当ブログ「火燈山古道復活の日」 (2012/8/26)冒頭文です

日本山岳会石川支部は公益事業ふるさと古道復活第2弾としてこのほど石川・福井県境の大内峠から火燈山(ひともしやま)にいたる廃道を復活し、数年前から地元の方と協力して復活整備してきた南加賀の名山
富士写ヶ岳と火燈山の道と合わせて大内峠を起点とする両山周回
登山道を開きました。

8月26日、大内峠にある白山神社の秋祭りに合わせて登山道入り口に
標柱を建て、神社で登山道の安全祈願を行いました。

Ⅱ 翌日の新聞記事です

②新聞記事


















Ⅲ 大内峠~富士写ヶ岳~小倉谷山~火燈山~大内峠周回ルート
  (日本山岳会石川支部O氏作成図 画面右下パーセント拡大で判読可)
※O氏夫妻は20数年廃道だった火燈古道復活に精魂傾けてがんばりその復活によって上記周回ルートを実現しました。

① 地図・案内






































Ⅳ 10月20日 ふわく新道(火燈山~富士写ヶ岳)道刈り登山

先に整備されていた不惑新道のかん木や笹が伸びてきたので
O氏の
呼びかけで日本山岳会石川支部の9人が好天の一日、道刈りに汗を
かいてきました。

この日はチェンソー1人、刈払機3人、鎌・鋸5人の計9人が大内峠集落
跡地公園に集合。風露草は自分の刈払機の燃料を切らせていたので鎌・鋸で参加しました。

作業が火燈山から先なので”たけくらべ温泉”のある上山田の吉谷集落から林道を使って車で吉谷登山口まであがり、そこから約1時間かけて
火燈山に登りました。火燈古道より短く古道が再開する前までみなさん
ここから登っていました。

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Ⅴ 火燈古道・不惑新道山

ふわく新道の石川県側富士写ヶ岳の道と福井県境尾根道との分岐
付近の藪が少しはびこり出したところを道刈りしていて数年前の山行
ことを思い出しました。

数年前わたしは白山フウロ山岳会のメンバーと大内峠と吉谷に車を
置き、大内峠から富士写ヶ岳経由で火燈山まで行って吉谷登山口に
下山しました。富士写ヶ岳の先の不惑新道は新道とはいえ開鑿して
10年以上たっている道。大人でもきつくまして子どもには無理でした。
子連れ参加のメンバーが二組いました。小学生低学年の子です。
子どもが歩きやすいようそれぞれ持参の鋸で進路を阻む雑木を切りながら進みます。
福井県との県境尾根にぶつかり尾根が南から南西に方向が変わる
分岐あたりではどこに道があるのか分からないほどの藪。

”Nさんどこにいるの~、姿見えない” と後ろからお母さんの大声。
”ここだよ~、こっち踏み跡みたい”と声を掛け合いながら進みました。

刈り払いしながらでは時間がかかり過ぎるので小倉谷山の手前から
大人の背中のすぐ後ろに子どもを歩かせて笹や小枝が顔に当たらない
ようにして先を急ぎました。 
火燈山から大内峠への道はちょっと先で藪になって通れません。
吉谷登山口はしっかり刈り払われていましたが急で段差のある登山道です。わたしのストックを後のJが握り電車ごっこの要領で横にした2本の
ストックの間に子どもを入れつかまらせて滑ったり転んだりしないように
しながら夕暮れと競争して下りました。
登山口の車のところまで来たところで日暮れでした。

今日はOさん夫人の丁寧な道刈りの仕上げ仕事を拝見しながらこれなら子連れでモチロンOK、これからも仲間みんなでこの道を丁寧に維持しなければと思いました。
火燈山から車の運転手は吉谷道へ、それ以外は火燈古道を下り
途中の急な所に固定ロープを設置して大内峠に戻りました。


Ⅵ 日本山岳会石川支部はふるさと古道復活事業を行っています

金沢の浅犀みくまりの道、そして加賀の火燈古道・ふわく新道への
かかわりです。どれも山岳会がかかわるにふさわしいロングルートの
すばらしい登山道です。白山の杉峠道・小原峠道の維持にもかかわっています。

風露草はみなさんが苦労して開かれたところを歩かせてもらうばかりの楽ちん事業委員長ですがせめてこのブログで感謝感謝を言いたいと
思います。

火燈古道・ふわく新道も福井県竹田川(三国で九頭竜川と合流)と
石川県大内谷川(大聖寺川源流)の分水嶺で見事なみくまり(水配りの
尾根道です。次は眺望抜群のこの気持ちの良い道を春のシャクナゲ
満開のころに手に剪定鋏を持って歩くつもりです。

”エッ シャクナゲを切ってはいけませんって?

”違いますよ。O夫人のように子どもがつまずきそうな子株を切りながら歩くためですよ。みなさんも鋏を持って山行しましょう(^^) ”