2007年01月10日

ホーリー・マウンテン(1973)

ホーリー・マウンテン監督:アレハンドロ・ホドロフスキー
出演:アレハンドロ・ホドロフスキー、ホラシオ・サリナス、ラモナ・サンダース
メキシコ/アメリカ


ホドロフスキー作品は若いうちに観ておくことを勧める。こういうのが駄目な人は一生その手のものを避けて通るきっかけになるだろうし、平気な人は年をとってから再見したときに「ああ、俺も若い頃はこーゆーの観てわかった気になってたんだよなあ」と郷愁に浸ることができる。最初から好きで年を取ってからも好きな人、人生に苦労はしてませんか? 間違ってもその気になって山の頂上など目指さぬように。

一応あらすじらしきものはあるのだが、そこはホドロフスキー、全編イメージの奔流と言ってもよい。とにかくなんかいろいろと、わらわら出てくる。蟻だの蛙だの人形だのデブだの。それらがなにを象徴しているとか、いちいち考えるのも馬鹿馬鹿しくなる。羊の肉を担いだ軍隊はなに? という質問への監督の回答が「タコスのレストランから肉を借りたんだ」だそうだ。ホドさん、聞きたいのはそういうことじゃなくってさあ。

『エル・トポ』『サンタ・サングレ/聖なる血』と合わせてカルト3部作などと呼ばれているが、悪趣味具合は本作が一番だと思う。悪趣味なのに映像は美しい。3部作以外では『ファンドとリス』が日本ではDVD発売されているが、他の作品は公開もされていない。是非ソフト化して欲しい。トラブルで降板したが『デューン/砂の惑星』の監督にも抜擢されていた。ホドロフスキー版デューンも観てみたかったが、きっとえらいことになったんだろうなあ。

hal617 at 05:53│Comments(0)TrackBack(0)ハ行 

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