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ETFは香港、シンガポール、マレーシア。株式は米国で運用してます。そのために読んだ本と今の仕事に間接的に役立つビジネス本を中心に紹介します。1億円を達成したら。。。どうしましょうか。

2007年01月

書籍:問題解決と意思決定―「ケプナー・トリゴーの思考技術」2

問題解決と意思決定―「ケプナー・トリゴーの思考技術」

本書は、ケプナー・トリゴーの4つの領域を元に構成しているが、その下位階層の内容は、気合いを入れて読まないと理解が難しい。また、自分の知識が向上してから読んでみることにする。

推奨:小富豪のための香港金融案内4

小富豪のための香港金融案内

久しぶりに本書をまた読んでみた。本書ではHSBC香港とCITI BANK香港の口座開設方法と利用方法が紹介されている。両者の特に重要な点について改めて比較してみた。小切手の使い方、ATMの使い方など、忘れてしまうので、都度思い出すのに読み直したい本である。

◆HSBCの長所(power vontageの場合)
・Web上からほとんどの必要届けで書類がダウンロードできるため、電話を掛ける必要がない(CITIは、セキュリティ重視のため、送金先登録などは、全て書類にサインを添えて提出しなければならない(郵送でも可能))
・事前登録が必要だが、インターネットを通して、100万HKDまでの送金が可能。(CITIは、1日1万HKDまで)


◆CITI BANKの長所
・為替手数料がHKDを経由しないため安い(HSBCは円⇒USDで1USDあたり、0.6-0.7円、CITIは0.35-0.4円、邦銀は1円かかる)
・口座維持手数料が発生する最低預け入れ金額が、3万HKDとHSBCより低い(HSBCは10万HKD)
・取扱い通貨数が15(HSBCは11。差はブルネイ、デンマーク、マレーシア、スェーデン)

書籍:小富豪のためのハワイ極楽投資生活・入門3

小富豪のためのハワイ極楽投資生活・入門

アメリカの銀行に口座を開設するメリットとして、下記7点を挙げている(p.15)。3-7に関しては、当てはまる人にとってはメリットと言えるだろう(1は香港等のアメリカ以外の海外銀行でも同じ。2はそもそも日本も同じ)。自分に当てはめて考えると、4と5が将来該当するかもしれないが、現時点では当てはまる項目がなかった。当てはまる人は、バンク・オブ・ハワイ(BOH)への口座開設とその利用方法に詳しいので、参考になるだろう。

1. 利子に税金がかからない
2. 預金が保証されている
3. 米ドル建て小切手が持てる
4. 米ドル建てデビットカードが持てる
5. アメリカへの投資のハブ(中継点)になる
6. アメリカのネット・オークションに参加できる
7. 不動産資産の管理口座になる。

書籍:リチャード・マイケルナッシュの資産運用の学校3

リチャード・マイケル・ナッシュの資産運用の学校

オフショアバンクを使うメリットとして、下記5点を挙げている(p.68)。このように整理されたメリットを再確認できた。その他の内容は有益だが、ありきたりのものだった。

1. コスト面:日本よりも国際資産運用を行う、為替手数料、送金手数料がコスト安
2. 金利面:日本よりも外貨預金の金利が高い
3. サービス面:指示がFAX、電話で可能
4. 税務面:日本の金融機関に海外から入金すると、税務署から不要な調査を受ける
5. 通貨面:日本よりも多くの通貨を扱っている

書籍:ロウアーミドルの衝撃3

ロウアーミドルの衝撃

ロウアーミドルというのは、日本では年収600万円以下の、中流の下層と定義されている。その層においてよりよい生活を楽しむには、1点目に賢い消費をすること、2点目に暮らしやすい日本にするために政治に関心を持つことが紹介されている。内容自体は同著者が他の書籍で主張してきた内容を、本書のテーマに合わせて整理したような印象を受けた。見方を変えれば、主張に一貫性があるということだろう。

書籍:論理トレーニング101題3

論理トレーニング101題

本書の要点としては、文章を作成する際には、各文のつながりを論理的にし、かつそれを正確で明確にするということである。101題の問題を解いていく様式になっているが、問題自体を読むのが疲れるので、ざっと流し読みをした。それでも要点はつかめるだろう。

必読:新・管理者の判断力5

新・管理者の判断力―ラショナル・マネジャー

本書は、優れた管理者が共通して持っている4つの「ラショナル・プロセス」−状況把握・問題分析・決定分析・潜在的問題分析の思考手順を紹介したケプナー・トリゴーによる著書である。

同方法論をもとに、日本でも数冊の書籍が出版されているが、全体を通じて例示を元に詳細に解説しており、それらと比較しても勝とも劣らない内容となっている。

推奨:問題解決の思考技術4

問題解決の思考技術―切れる管理職の条件

「市場からのクレーム」という問題を、具体的に処理しやすい課題に分解することを、考えるべきです。次のような質問が有効でしょう。

「市場でクレームが起きているのは、具体的にどの商品ですか」
「クレームとは具体的に、どんな現象なのですか」
「何がクレーム現象で、どこで、いつ起きたのですか」
「クレームはどのくらい起きてきますか。増えていますか、減ってきていますか」
このような質問で4つの次元の情報を取れば、クレームという現象が具体的になるでしょう。(p.216)

本書では、前半が思考技術の説明、後半が「ビジネスへの応用・展開−5つのケーススタディ」となっている。前半は同じ著者による書籍と内容は重複するが、後半は本書用にケーススタディが作成されており、前半を理解したつもりでも、自分が応用できるかを試すことができる。

また、プロブレム・ソルビングに役立つ英語(知らないと支障のあるビジネス用語)の一覧が p.234にあり、参考になるだろう。

◆状況把握
問題:problem
因果関係:cause and effect
課題・命題:issue
分離分解・具体化:separate, specificity
優先順位:priority
全体像の把握:assessing total picture

◆原因究明
分析課題:statement of the problem
情報収集:describe and organize facts
原因の検証:verify possible causes
対策:action, remedy, measure

◆意思決定
決定事項:decision issue
判断基準:objectives, criteria
選択肢:alternatives, options
マイナス要因:negative consequence
最終決断:final decision
実行管理:execution control

◆リスク対応
転ばぬ先の杖:preventive action
泥縄の教訓:contingency
重大領域:critical area
想定原因:likely cause
発動条件:trigger information
総合評価:assessing provided actions

推奨:坂の上の雲(1-4巻)4

坂の上の雲〈1〉
坂の上の雲〈3〉
坂の上の雲〈2〉
坂の上の雲〈4〉

全8巻中、前半にあたる4巻まで読んで、下記3点が印象に残った。

・明治時代のエリート
明治時代でも日本のエリートは武士の精神がまだ残った気質も持っている。また、欧米に留学し、複数の言語を使用し、常に何かを学んでいる。

・日本対ロシアの背景
日本がロシアと戦争をする前と最中の絶望的な状況が、当時の状況や主要人物達の感情描写とともに、詳細に伝わってくる。また、それでも戦争以外の選択肢を持たなかった背景、特にロシア皇帝が日本滞在中に暗殺されかかり、ロシアの対日本外交への重要な影響の一つとなったこと。

・日露戦争の主要人物
日本海海戦の作戦を立て、天才とされていた、参謀秋山の人柄や、その天才と呼ばれた所以である思考の仕方や、読書方法。一方、203高地を攻略した大将乃木とその参謀の攻略に手間取った様子と背景。

推奨:小説 ザ・外資4

小説 ザ・外資 (光文社文庫)

本著は、前半は主人公が経験するアイデアの横取りとリベートの横行、後半は新生銀行の再生を題材にした問題提起を各銀行名および登場人物名を分かる程度に少し変えて小説にしている。小説としては前半に登場する女性の後半での登場の仕方など、中途半端な感があったが、後半の問題提起を読むだけでもあくまで筆者の主張だが価値があるだろう。
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