3月に入りました。
冬から春へと季節が進む時期、
卒業式シーズンでもありますね。

大学の卒業式に多く見られる袴姿。
茅ヶ崎では小学校の卒業式でも着られています。

鎌倉時代以降、明治時代まで女性の袴姿は見られなかったそう。
西洋の文化が入り女性が活動的になるとともに、宮中で導入。
仕事で活躍する一般の女性たちも身に付けるようになりました。

袴は女性教師と学生さんの正装とされています。
着物と同様ですので、先生方は紋付きのお着物、学生さんはお振り袖などと
合わせてお召になることが多いですね。

その他、現在も組み合わせとして人気があるのは矢絣文様。
これは通学服とされているもの。
明治・大正時代の女学生のイメージですね。

当時、矢絣のお召と海老茶色の袴の組み合わせは大変人気があり、
”海老茶式部”なんて呼ばれていたのだそうです。

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矢絣模様小袖

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袴スタイルの小物というと巾着を思い浮かべますが、
日傘もいいですね。
揃いの生地を使って仕立てたりしたら素敵です。
とはいえ、卒業式にはちょっと邪魔になってしまうかもしれませんが。

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女学生 亀井至一 明治時代

※上記 画像はすべて東京国立博物館資料です。 


05-06mar2014 today1雨の中、
黄色い小さなお花に目を惹かれました。
柊(ひいらぎ)に似たギザギザの葉っぱを持つ、
柊南天(ひいらぎなんてん)の花です。

小粒の花がたくさんついていて、
蕾もまだいっぱい。
晴れた日にまた見に行こうと思います。



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