あまり目立ちませんが、古くから見られる文様をご紹介します。

真っ白な牡丹の花が、黒みを帯びた赤の蘇芳色によく映えていますね。
28dec2014 朽木文様 c0097732-1
袿_蘇芳地朽木牡丹模様縫取織 昭和

牡丹の後に、青紫色の文様が見えていますね。
28dec2014 朽木文様 c0097732-2


こちらは茶の濃淡で同じような文様が。
これは腐食した樹木の木目を表す、
”朽木(くちき)文様”と呼ばれるもの。 
朽木(くちき)文様(くちき)形と表記することもあります。 
28dec2014 朽木文様 c0019835
濃茶地朽木形文広東裂 飛鳥時代(7c)

もう少し大きくしてみるとこんな文様です。
規則正しいですね。 
28dec2014 朽木文様 c0058736

朽木文様はお着物の文様にも見られるものですが、
平安時代には、几帳や壁代もよく使われています。
28dec2014 朽木文様 c0000276-1
春日権現霊験記(模本)(部分) 江戸時代(19c

この作品の中では、壁代として使われています。
壁代とは、壁の代わりに垂らす生地のことをいい、
表面に朽木などの文様、裏は白の無地とされることが多いようです。

遠目に見ると立涌文様のように見えますが、大きくすると分かりますね。
28dec2014 朽木文様 c0000276-2


※上記 画像は東京国立博物館資料

年内の営業は終了し、本日は内部の整理事項を。
出勤は明日までの予定ですが、
宿題がたくさん出てしまいそうな年末です。


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