以前、”明治幕末タイプ別イケメン10人(http://blog.livedoor.jp/halka_talk/archives/10817230.html)”という記事を書きましたが、今回はその”世界の文豪”編です。早速紹介していきましょう。


- ジョージ・ゴードン・バイロン (1788-1824)
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情熱系イケメン
イングランド貴族の息子で、大学を遊んで暮らし、さらに詩作に没頭して退学。欧州中を旅行した集大成として、チャイルド・ハロルドの巡礼を出版すると大ブレイク。イケメンで女好きなあまり、異母姉にまで手を出したという噂まで出る始末。あまりに乱れた私生活を批判されたので、友人のシェリーとスイス・イタリアに長期旅行に出かけます。最終的には、ギリシア独立戦争の理念に共鳴して参加することに決めますが、現地で熱病にかかって亡くなりました。


- パーシー・ビシュ・シェリー (1792-1822)
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自由人系イケメン
上述のバイロンの親友で、詩人です。妹の友人と結婚したものの、知人宅で出会ったメアリと恋に落ちます。妻に対して、真剣に三人で暮らそうと提案するほどの自由人。妻ははじめマジギレでしたが、最後にはメアリとともに大陸へ長期旅行に出かけたことにショックを受けたあまり自殺。本人は悠々自適に過ごした挙句、ヨット遊びで事故死します。バイロンと並んで、ロマン派らしい生き様。ちなみに、後妻のメアリはフランケンシュタインの作者です。


- ダンテ・ガブリエル・ロセッティ (1828-1882)
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アーティスト系イケメン
イギリスの詩人であり画家でもあります。ラファエロ以前の描写に戻ろうと呼びかける、ラファエロ前派の主導的存在。妹のクリスティーナも詩人で画家でした。ロセッティは婚約者のエリザベスがいながら、ジェーンという女性に恋をします。結局ジェーンは弟子の妻になり、自分はエリザベスと結婚しましたが、ジェーンへの恋慕の情はやまず、エリザベスは薬物自殺を遂げてしまうことに。ロセッティは終生その罪悪感に悩み続けました。


- アルチュール・ランボー (1854-1891)
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魔性のイケメン
17歳で家出してパリにでてくると、詩人のヴェルレーヌと出会います。ヴェルレーヌは妻子を捨てて、ランボーとともに二年間欧州を旅行しましたが、最後には痴話げんかの果てにランボーに発砲事件を起こして別れます。結局、ランボーは20代前半で詩作をやめて、武器商人に転じましたが、早熟の天才が後世に与えた影響は大です。


- アルベール・カミュ (1913-1960)
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ダンディ系イケメン
貧しい家庭に生まれましたが才能を見出されて高等学校に進み、マスコミに就職したあと、作家となりました。異邦人などの作品で知られ、ノーベル文学賞を受賞しています。写真ではタバコを吸っていますが、結核でときどき血を吐くほど。


- レーオポルト・フォン・ザッハー=マゾッホ (1836-1895)
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ドM系イケメン
オーストリアの貴族で、小説家です。代表作である毛皮のヴィーナスには、"年上の恋人と奴隷関係を結んで、毎回全裸に毛皮を被ってもらい、足で踏まれて鞭打たれる”という描写がありますがが、のちに全く同じことをマニーという女性にやってもらい、その関係は10年ほど続きました。苦痛に快楽を見出す超官能主義者で、マゾヒズムの語源となっています。


- フランツ・カフカ (1883-1924)
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マメ男系イケメン
変身、審判などの作品で知られる文豪ですが、生前は無名で保険局員でサラリーマンをしていました。独身でしたが恋多き筆まめ男。5年で500通の手紙を送っており、手紙を返さないと”なんで返信ないん??”という手紙を書くほど。二人の恋人に送った手紙が大量に残っているので、彼のプライベートは割と丸裸です。


- アーネスト・ヘミングウェイ (1899-1961)
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ハードボイルド系イケメン
老人と海などで知られるアメリカの小説家で、ノーベル文学賞を受賞しています。強くてアクティブな主人公を主軸に据えていますが、自分自身、第二次世界大戦に従軍するなど行動派。しかし、二度の事故を経て、躁うつ病に悩まされて猟銃自殺します。写真のとおりイケメンで孫娘二人は女優になっています。あと、大の猫好き。


- ラビンドラナート・タゴール (1861-1941
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聖者系イケメン
インドを代表する詩人で、アジア初のノーベル文学賞受賞者。インドとバングラデシュの国歌も作詩しています。22歳のときに結婚しますが、親の命令で10歳の女の子と結婚します。割と仲睦まじく暮らした様子。インド独立運動にも影響を与え、ガンジーの同志でもありました。


- アントン・チェーホフ (1860-1904)
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インテリ系イケメン
24歳で医学部を卒業して開業する傍ら、小説を書いていたインテリさんです。ただし、貧乏で実家が夜逃げするなど、資金繰りには苦労していました。短編小説の地位を高める一方、”かもめ”や”ワーニャおじさん”などの長編でも有名。奥さんは自分の作品を舞台化したときの主演女優、オリガ・クニッペル。紳士っぽい風貌ですが、ちょこちょこ浮気もしていました。また、切手マニアという一面もあります。


以上

いかがでしたか。やはり文豪たちの人生は、個性にあふれていますね。私的には、その中でも際立っているマゾッホがお気に入り。

美男美術史入門 女子のための鑑賞レッスン