息が切れるのも構わず
必死でペダルをこいだ
呼吸の仕方が分からなくなって
苦しくて苦しくて
必死で息を吸う
だけどそれは
きみに会えなくなるっていう
切なさだって気がついた
普段は立ち漕ぎなんてしないのに
沈みゆく太陽を見ていたら
焦らずにはいられなかった
きみが
いなくなってしまう前に
どうしても
もう一度会いたかった
急ぎすぎて
何度もペダルを踏みはずした
仕事の疲れなんて吹っ飛んで
頭の中では
きみの事だけ考えてた
荒い呼吸が
世界の音を消す
遠くで点滅する信号
間に合う訳もないのに
スピードを上げた
肩に下がった
邪魔な鞄をカゴの中に突っ込んで
ただひたすらにペダルを踏む
いつもの道が
何倍にも感じて
ただまっすぐ延びる道が
急な坂道のように重かった
僕を待たずに
変わる空の色
車のテールランプを
追いかけて
たどり着いた場所
きみの影だけが残る
いつもの交差点
僕は
何度も呼んだ…
呼びなれた
きみ名を
最後に一度だけ叫んだ
H21,10,19
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必死でペダルをこいだ
呼吸の仕方が分からなくなって
苦しくて苦しくて
必死で息を吸う
だけどそれは
きみに会えなくなるっていう
切なさだって気がついた
普段は立ち漕ぎなんてしないのに
沈みゆく太陽を見ていたら
焦らずにはいられなかった
きみが
いなくなってしまう前に
どうしても
もう一度会いたかった
急ぎすぎて
何度もペダルを踏みはずした
仕事の疲れなんて吹っ飛んで
頭の中では
きみの事だけ考えてた
荒い呼吸が
世界の音を消す
遠くで点滅する信号
間に合う訳もないのに
スピードを上げた
肩に下がった
邪魔な鞄をカゴの中に突っ込んで
ただひたすらにペダルを踏む
いつもの道が
何倍にも感じて
ただまっすぐ延びる道が
急な坂道のように重かった
僕を待たずに
変わる空の色
車のテールランプを
追いかけて
たどり着いた場所
きみの影だけが残る
いつもの交差点
僕は
何度も呼んだ…
呼びなれた
きみ名を
最後に一度だけ叫んだ
H21,10,19
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