今年は、21世紀になってからでは最も優勝に近いチームだと思っているのに、この数年で一番試合を見ないシーズンになってしまっています。仕事がコロナに直撃され、その対応に追われて、なかなか野球を見る余裕が持てません。その中で久しぶりにライブで見た試合が、2週間前の日曜日のカープ戦、終盤まで6点リードしながら10点を入れられたあの試合だったのですから、ちょっと悲惨でした。不幸中の幸は、仕事に追われることによって、翌日まで前夜のショックを全く引きずらずに済んだことです。

ブログの更新も、その試合の直前に更新して以来、2週間ぶりになってしまいました。前回のブログにはたくさんのコメントをいただいていたのに、 ちょっとしんどくて、今日まできてしまいました。申し訳ありません。

仕事の方にも目処が立ちつつあり、今日はしっかり野球を楽しむ気持ちになっています。まして私が贔屓している倉本選手がグランドスラムを打ったのですから、ブログも書かずにはいられません。 

先週の6連戦、表ローテの巨人と阪神が相手だからと言って、簡単に負け越すようでは先が見えなくなる、今季最初の正念場と思っていましたが、結果は3勝2敗1分と合格点でした。2週間前のあの悲惨な敗戦も、リリーフ再編の決断を呼んだことで、現状ではプラスとなっています。あのような衝撃的なことがなければ、クローザーを変えることは、なかなかできなかったかも知れません。三嶋投手をクローザーにして、石田、エスコバー、パットン、山﨑投手が勝ち試合を担い、ビハインドで国吉、平田、武藤投手らが出てくるリリーフ陣は、結果を出しています。

今永、平良、井納、濱口、大貫投手が並ぶ先発投手陣も、かなりのものです。平良投手は二桁勝利のポテンシャルがあると思っていましたが、その投球は私の期待を大きく上回るものとなっています。春に平良投手の投球を稲葉監督がとても高く評価して周囲を驚かせていましたが、今年もしオリンピックがあれば、おそらく平良投手も選ばれて、日本の勝利に貢献していたのではないでしょうか。

井納投手も予想以上の活躍ですが、特筆すべきは大貫投手です。ドラフトの年、社会人では無敵でしたが、昨年は思ったような成績が挙げられず、プロと社会人の差は、思った以上に大きいのだと思わせましたが、今年はプロの打者を相手にしても、無敵です。大貫投手は嬉しい大誤算でした。

そして前回のブログでも書いた、”主力を休ませるときのスタメン、あるいはここぞという時の代打を担う”控え選手たちの活躍が、この2週間の間はさらに目立って来ています。神里選手が戻ってきて、倉本選手、中井選手、高城捕手、戸柱捕手らの活躍で、本来のレギュラーを、ソト、オースティン、伊藤光選手と3人も欠いても、勝ちを拾っていけています。

今年最初の9連戦、猛暑の中での9連戦、これが今季2つ目の正念場とも思っていました。若さというアドバンテージがあるベイスターズが、巨人に引き離されることなく、9連戦を乗り切れるかどうか。ここまでの結果、6試合を5勝1敗は見事でした。巨人打線が想像以上に不調で、引き離されるところか、ゲーム差は2.5まで縮まりました。明日からの”裏ローテ”で臨むハマスタ阪神戦で1勝でもすれば、この9連戦も合格です。

今月は巨人との試合がなく、9月に6試合、そして10月に9試合組まれている巨人戦が、最大の正念場となることは間違いありません。しかしその前に、できるだけ巨人に近づき、あわよくば抜き去りたいものです。
  
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例年なら春の開幕前に、懲りずに順位予想をしてブログにも書くのですが、今年はそれをやらずにいました。以下は、今年の3月の時点で、たてた順位予想です。

1 横浜
2 巨人
3 中日
4 広島
5 阪神
6 ヤクルト 

1位は毎年同じなので、悪しからず。2位の巨人に力があることは、多くの方が認めるところでしょう。3位以下は、開幕して1ヶ月と少しを過ぎた現時点で、既にかなり外れていることを認めざるを得ません。

現時点での実際の順位は、以下の通りです。

1 巨人
2 ヤクルト
3 横浜
4 阪神
5 中日
6 広島

ちなみに、得失点から予想されるピタゴラス勝率では、以下のような順位になります。

スクリーンショット 2020-07-26 16.42.20


チームの状態が良くない時でも、カード3連敗、いわゆる3タテだけは回避しないと、首位に引き離されてしまいます。その意味で、巨人に3連敗したのは痛かったですが、首位巨人とは4.5ゲーム差。まだ90試合近くを残していることを思えば、今後の巻き替えしは十分可能です。ローテを期待していた上茶谷、 坂本投手が抜け、実績のない櫻井、中川投手を試しながらの戦いで始まり、打線のキーマンであるオースティン選手をしばらく欠いていたことを思えば、現在の位置は想定の範囲内と言って良いのではないでしょうか。

オースティン選手については、入団が決まった頃の昨年のブログに、

動画を見ると守備もパワフルなのに驚きます。よく怪我をしないものです。

とか

守備は上手いとは言えませんが、ソト選手のうように全くダメというわけではありません。パワフルな守備と評された方がいましたが、プロレスラーのような頑丈な身体を活かし、少々のことでは壊れないぞという思い切ったダイビングキャッチがしばしば見られそうです。

とか書いたものですが、やはりあのプレースタイルでは、怪我はするのですね。詳しく伝えられてはいませんが、もしかしたら素材の割りにMLBで思ったほどの成功が得られなかった理由の一つに、怪我が多いことがあるのかも知れません。

しかし、そのオースティン選手も戻ってきました。上茶谷投手も復帰しました。これからが本当の勝負です。

打線は梶谷、ソト、オースティン、佐野、ロペス、宮﨑選手の主力打者全員が常に好調というわけにはいきませんが、逆に皆がいっぺんに絶不調に陥ることもないでしょう。むしろ私にとって誤算だったのは、主力を休ませるときのスタメン、あるいはここぞという時の代打を担う、いわゆる控え選手たちの伸び悩みです。

多くのファンがそうだったと思いますが、神里選手と伊藤裕選手の2軍スタートには、期待を裏切られました。ただ、梶谷選手の予想以上の復活で、神里選手の不在は帳消しということにしましょう。伊藤裕選手については、昨年ブログに、スポーツ紙の記事を引用しながら、

台湾ウインターリーグでは「足を上げたときの体のバランスや、追い込まれてからの足の上げ方を試し、最後の2試合くらいでやっと“これだな”というのが見つかった」と試行錯誤しながらも来季へのヒントをつかんだ。

今季伊藤裕選手は、守備と走塁で大きなマイナスがありながら、驚異的な長打力でたった57打席でWAR0.3を出しました。来季は育成の意味も含めて、セカンド、ファーストを守らせながら(1軍で)200打席は立たせたいです。

と書きましたが、本人が昨冬に掴んだという打撃は、けして正解ではなかったようです。春のキャンプで見た時は、変に力みの入ったフォームになっていて心配になりましたが、杞憂ではなかったようです。もっとも、元々今季は200打席(試合数が143試合から120試合に減りましたから、170打席ぐらい)と思っていたので、これからでしょう。

開幕以来の控え選手は、乙坂、桑原、倉本、中井、戸柱、嶺井選手らでした。(柴田選手は開幕前から、控えではなく準レギュラーだと思っており、このブログにもそう書いたと思います)。開幕当初の彼らは、それぞれの役割をなんとかこなしてはいましたが、スタメンあるいは代打としても、期待に応える打撃ではありませんでした。

しかしここにきて、少し変わってきているように思います。昨夜乙坂選手が代打として打席に立った時、このような場面で打てば、乙坂選手にとってだけではなく、チームにとってもすごく大きなことなのだが、と思いつつ見ていたのですが、ご承知の通り、見事なホームランで応えてくれまし。倉本選手の打撃も、良かった年のそれに近くなっています。元々倉本選手贔屓の私にとって、嬉しいことです。

伊藤光捕手が、故障でもないのに2軍落ちという、開幕前には予想もしていなかった事態が起きていますが、戸柱捕手が良くやってくれています。かつて一時はレギュラーを取りかけていた二人、戸柱選手の四球、倉本選手のヒットでランナー1、2塁としての、乙坂選手のスリーランホームランは、感慨深いものでした。

もう一人期待の選手をあげるとすれば、山下選手です。守備は上手いとはお世辞にも言えませんが、その打撃には、予想以上の進歩が見られます。一昨日の試合の9回裏、大学の1年後輩である柴田選手の死球に続いて、しっかり四球を選び、それが佐野選手の逆転満塁ホームランを生んだとも言えます。山下選手には、今後も期待したいです。

チームに必要なのは、レギュラーだけではありません。控え選手の力の差が勝敗を分けることは、本当に多いのです。

来週は、ビジターでの、巨人、阪神との戦いです。いくつかあるであろう今季の正念場のうちの一つになるでしょう。

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投手も野手もいない焼け野原状態だったTBSベイスターズを引き継いだ、DeNA高田元GMの取った戦略は、まず投手陣を立て直すことでした。ドラフト上位では、即戦力となってかつできれば競合を避けて一本釣りできる大学生投手を徹底して指名しました。

そうして先発には、今永、濱口投手、今は故障で離脱していますが坂本、上茶谷、東投手が入り、リリーフには山﨑、石田、三嶋投手が名を連ねています。熊原投手は既にチームをりましたが、これはかなりの成功率と言って良いでしょう。スカウトと指名戦略の成功です。

しかし必然的に、野手の補強は二の次となり、下位で高校生は指名してきていますが、下位指名の高卒野手が大成する率は、やはりそれほど高くありません。その中で数少ない上位指名の野手たちも、1位指名した白崎選手は期待に応えてくれず、最近になって指名した神里、伊藤裕選手も、今季は2軍スタートで、今のところ十分な活躍ができていません。

現在レギュラーと言える生え抜き選手は、TBS時代に抜群の身体能力で高校生ドラフト3位で指名した梶谷選手と、守れない走れないという訳ありであったため6位指名となった宮﨑選手と、同じくドラフト9位の佐野選手だけです。今季梶谷選手の復活と佐野選手の成長がなかったらと思うとゾッとします。

他のレギュラーは、FAの大和遊撃手、ドラ1白崎選手を放出して獲得した伊藤光捕手という守備の要の二人と、外国人選手たちです。

ベイスターズは走ったり、守ったりができない、チームで1点をもぎ取る野球ができないと言われますが、それはしかたないでしょう。打てて守れる選手など、ドラフト下位まで残っている訳がないし、FA市場に出てきても、ビッグチームがマネーゲームでさらって行ってしまします。

これまでのベイスターズは、まず投手優先のドラフト戦略を取らざるを得ず、守れなくても走れなくてもまず打てる選手を下位で指名せざるを得なかったし、外国人選手だって打てて守って走れれば、日本になど来るわけがありません。

そう思えば、野手のドラフト戦略だって、宮﨑選手と佐野選手がこうして活躍しているだけで、目論見通りと言えます。打撃に守備や走塁も加わった隙のない理想のチームは、現在2軍で躍動している若い選手たちが1軍のレギュラーを取る、数年後の楽しみにとっておきましょう。

そしてここで特筆すべきは、外国人選手獲得の当たり続きです。

興味深い記事がありました。

“当たり”続きのDeNAの外国人、獲得の裏に「4C」戦略 サンスポ2020.7.10 

 (1)『Credibility(クレディビリティ)=信頼性』。駐米スカウトのルイス・ロペス氏(東海岸担当)、グレッグ・ハンセル氏(西海岸担当)とのコミュニケーションを重視。

二人の駐米スカウトは、野手と投手ではなく、東海岸と西海岸で担当を分けているようです。先日の中継で元カープの新井さんの解説を聞いていて思いついたことがあります。このところ不祥事で味噌をつけてしまいましたが、元々カープはずっと外国人選手の獲得には定評のある球団でした。ルイス・ロペス氏も現役時代はそのカープの外国人選手だったのでした。

もっとも、特に
外国人スカウトのシュールストルム氏が優秀であることが知られていますが、ロペス氏はシュールストルム氏とは2002年まで一緒にカープでプレーしており、2003年からスカウトに就任したシュールストルム氏がロペス氏をスカウトしたわけではありません。しかしこの二人には、もしかしたら現役引退後も交流があって、ロペス氏はシュールストルム氏のスカウト術を参考にしているのかも知れないと、思いついたのです。

ちなみに、ソト選手は直近の数年のAAAは東海岸、オースティン選手は昨年はほとんどメジャーだったですが、その前の数年の
AAAは東海岸でしたから、いずれもルイス・ロペス氏の推薦でしょうか。

 (2)『Cross Checking(クロス・チェッキング)=視点を変えて確認』。両スカウトから推薦された選手を進藤達哉編成部長と壁谷部長が年に2度、約2週間の米滞在で視察する。進藤部長は技術面、壁谷部長は練習やベンチでの態度を確認する

これもなるほどと思われる役割分担です。技術だけでなく練習やベンチでの態度も確認するので、失敗が少ないのでしょう。

 (3)『Combine(コンバイン)=融合』。選手を評価するに当たり、スカウトの主観的な評価と豊富な分析データを融合。打者は打球の方向、角度、速度など、投手は回転数、変化量などを事前に確認しておく

データの蓄積と分析は、DeNAの本業に通じる強みの一つです。

 (4)『Contract(コントラクト)=契約』。壁谷部長が三原一晃球団代表から大枠の予算を任されていることで早い段階での交渉→成立が可能に。12月中旬のウインターミーティング(WM)で交渉がまとまる球団が多いなか、「ウチはそこまでに完了しているのが特徴。WMでは人脈作りに専念できる」 

なるほど、だからDeNAの外国人獲得の発表はどこよりも早く、契約の内容もリーゾナブルなのですね。

今の”当たり”続きはけして偶然ではなく、こういったことの積み重ねが生んだ必然なのかも知れません。
 
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