今日のオープン戦楽天戦は、5対7で敗れました。

この時期は主力選手はまだ調整中なので、勝敗は問題になりません。注目すべきは、昨年最大の弱点だった選手層の薄さ(力のある控え選手がいなかった)と、リリーフの層の薄さの解消に向けた、主力以外の選手たちのアピールでしょう。

野手では乙坂選手と佐野選手がホームランを打ちました。細川、乙坂、楠本、宮本、柴田、佐野、中川、白崎選手らの控え選手の争いはまだまだ続きますが、今日はこのふたりがアピールしました。他にはソト選手が今日も外角の難しい球を右方向にヒット。中川選手も今日はヒットで乙坂選手のスリーランホームランにつなげています。宮本選手は代走で盗塁死。柴田選手はあいからずヒットが出ません。

リリーフはエスコバー、三上、武藤、三嶋投手が登板しましたが、合格点は三上投手だけでした。エスコバー投手は四球あり暴投あり、ストレートを打たれたスリーランホームランありで3失点。これでは外国人枠4人目は、ソト選手を選びたくなります。武藤投手も苦しい投球で1失点、三嶋投手も失点がないことは評価できるかも知れませんが、2回を投げて被安打3与四球1では、昨日の国吉投手に比べるとかなり見劣りする結果でした。

解説の佐々木さんは、三上投手はストレート(上からの速いストレート)がどれだけ走るかなので、この時期はストレートで押すべきだと言っていましたが、実況アナの情報では、木塚コーチは、今年の三上投手は考え方が違う、本人も思うところがあるのだろう、球が良く動いているという言葉で、高く評価していたとのことです。

今日13球投げたうち、上からの速いストレートが3球、スライダーが7球、サイドからの動くストレート(カットボール)が2球、シンカーが1球だったでしょうか。(球種判定はスポナビ1球速報を参考に、私が行ったものです) 

三上

三上投手の持ち球は、上からの速いストレート、スライダー、サイドスローからの動くストレート(スポナビ1球速報では速いストレートとともにストレートとして一括され、DELTAではカットボールと分類されています)、シンカー(上から投げてシュートの方向に動く球。1年目はほとんど見られず、頻度が少ないので、ストレートの投げ損ないかとも思っていましたが、やはり意図して投げているようです。スポナビ1球速報ではストレートに一括されています)の4球種です。下の表のデータは、DELTAによります。
 
三上2

1年目はサイドからの動くストレート(カットボール)が全投球のほとんど半分を占めていました。2年目は肘を痛めた関係かその球が減り、3年目はまた増えましたが、昨年はこの球があまり動かず通用しなくなったためでしょうか、また数が減っています。

一方、上からの速いストレート は球速が増した上に、1年目はままならなかった高低の制球ができるようになり、昨年はだいぶこの球の割合が増えています。と言ってもこのストレートも全投球の2割を超える程度で、スライダーに頼ることが多くなっています。

木塚コーチが三上投手を評価するのに、今年の三上投手の球は良く動いていると言ったところを見ると、確かに佐々木さんの言うようにストレートも大事な武器ですが、三上投手の場合、動く球がその調子のバロメーターになるのではないでしょうか。今日、足立選手から空振りを奪い、西巻選手をゴロに打ち取った、サイドからの動くストレート(カットボール)の球威を、今年はまた取り戻してくれることを期待したいです。

1イニングだけ、それも右打者ばかりでしたから、今日の結果だけでは評価できませんが、三上投手が1年目のような活躍をしてくれると、かなりの戦力増になります。

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明日のオープン戦楽天戦のスタメンが発表されています。

8桑原
4大和
7筒香
3ロペス
DH宮崎
9梶谷
5ソト
2戸柱
6倉本

濱口→三嶋→エスコバー→武藤→三上
砂田、国吉、笠井 (待機)

何よりの注目点は、ライトに梶谷選手が戻ってくることでしょう。

明日は倉本選手がショート、大和選手がセカンドの二遊間です。先日のKIA戦のときの解説者の江尻さんか門倉さんだったか忘れましたが、大和選手に話を聞いたら、ポジションはどこでもいいから、とにかく試合に出たいんだということ、でも自分がセカンドなのがベターかも知れないと言っていたとのことでした。なぜセカンドがベターなのか、その理由までは話してくれませんでしたが。

濵口投手は戸柱捕手とのバッテリーです。いずれにせよ、ラミレス監督と光山コーチは、今季も髙城捕手を濵口投手専用のままにするつもりはないのかも知れません。

リリーフ投手は、1軍が確定なのは山﨑投手とパットン投手だけで、あとの5つの椅子を、明日投げる三嶋、エスコバー、武藤、三上投手、そして砂田、国吉、笠井投手、さらには田中投手が争っているというところでしょうか。

楽天の先発は則本投手のようです。DHはソト選手になるかも知れませんが、交流戦でもこのスタメンで戦うことになる可能性が高いです。明日のオープン戦は、交流戦の前哨戦とも言えるかも知れません。

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オープン戦初戦の巨人戦は、3対1で勝利しました。勝利投手は、好投して5回を被安打1無失点に抑えた先発熊原投手の後、2番手として登板した、高卒ドラ4ルーキー櫻井投手でした。

“清宮斬り”のルーキーDeNA・桜井が好投 ラミレス監督も絶賛「1軍で見てみたいと思わせる」 サンスポ2018.2.24 18:32

 最速146キロの威力のある直球に、武器のスライダーなどを駆使して1回無安打無失点と好投した。
 早実高時代の清宮(日本ハム)から1試合5三振を奪って注目された左腕。2軍から呼ばれての出番だったが、登板前に先発投手を観察する余裕があり「中川さんは落ち着いて投げていて、熊原さんは投げっぷりがいい。2人のいいところを参考にした」と言う。強心臓ルーキーをラミレス監督は「1軍の試合で見てみたいと思わせる」と絶賛した。

この試合のために1軍に合流して、右も左もテレビで見ていた選手たちばかり、巨人戦とあってかなりの数の観客もいたのに、高卒ルーキーとは思えない落ち着きぶりでした。スライダーがいいのは当然として、ストレートにも勢いがあります。最後の打者になった右打者和田恋選手には、プロに入ってから憶えたというチェンジアップを4球投げていました。最初の2球は濵口投手から教わった握りで、後の2球は東投手から教わった握りで投げたそうです。

この記事には熊原投手のコメントも載っていました。

熊原(5回無失点で先発入りへ前進)

「きょう駄目なら先発を諦めるくらいの気持ちでいた」

熊原投手は先日のヤクルト戦では全然だめで、私はもうしばらく熊原投手に1軍での登板のチャンスはないと思ったぐらいでした。それでも与えられた今日の登板は、大卒3年目になる熊原投手にとって、本当に最後のチャンスだったかも知れません。

しかし今日の投球は良かったです。もちろん制球はアバウトな投手なので、捕手が指示したところに決まる球は少ないですが、先日と比べると逆球が比較的少なかったし、総じて低めに集まっていました。

ストレートはランナーがいないときは145キロ前後、ランナーがいるときには140キロ前後と、最速150キロを超える熊原投手としては抑え気味で、昨年まではストレートが全投球の7割以上を占めていたのに今日はストレートと変化球が半々、いやストレートの方が少し少ないぐらいでした。と言っても、そのストレートにも十分力がありましたが。カーブが2割、落ちる球が1割弱というのは昨年までと変わりませんが、今日一番多かったのは、昨年までは目立たなかったチェンジアップで、投球の2割以上を占め、とくに相手打者が二回り目に入ってからは多投していました。(球種の判定はスポーツナビの1球速報によります)

しかし本人もインタビューで言っていましたが、相手の打ち損じに助けられた甘い球が何球がありました。シーズンに入れば、そのような球は打者の餌食になるでしょう。まだまだ制球を安定させなければなりません。本人はそれを「ラインに投げなければいけない」と言っていました。それにしても、今日の熊原投手のインタビューは、きちんとした受け応えでした。投球もインタビューも、別人のようだった今日の熊原投手でした。

ソト(七回に中越え本塁打)

「日本の野球に少しずつ慣れてきている」

そしてソト投手は今日もホームラン。2球目外角低めのスライダーを空振りした後、内角高めのストレートを投げられたのに、その後の外角低めのスライダーを、空振りした2球目よりはやや甘かったとは言え、しっかり踏み込んでバックスクリーンにホームランです。結果もそうですが、内容がシリアコ選手やロマック選手と全く違います。守備も悪くないし、総合的に見てもバルディリス選手より上の選手です。

昨年のベイスターズの最大の弱点は、代打成功率の低さにも表れているように、控え選手の弱さでした。開幕直後桑原選手や倉本選手が絶不調でも使い続けられたのは、桑原選手を育てるという意味もあったでしょうけど、代わりになる選手がいなかったからでもあります。昨年は、幸いにもロペス選手がシーズンを通して不調の時期がなく、故障で離脱することが多かった宮﨑選手も春先以外は大過なくプレーできましたが、もしこの二人が離脱していたら、ポストシーズンはなかったでしょう。

しかし、今季は違います。ソト選手もいれば、楠本選手もいます。佐野選手も、もしかしたら細川選手も、戦力になるでしょう。大和選手の加入で、内野手の層も厚くなりました。レギュラーと控え選手の差が、昨年とは比べものにならないほど、縮まったと思います。

DeNA楠本2戦連発「無我夢中」左の代打で名乗り [日刊スポーツ2018年2月24日19時28分]

 23日の韓国・KIAとの練習試合で打ったサヨナラ2ランに続く連発。

 「本当に何も考えずに無心で、無我夢中で打ったホームランだった」と振り返った。

 もともと大学日本代表で4番を務めていた実力の持ち主だ。昨秋ドラフトでは指名された全82人中81番目での指名だったが、1軍スタートしたキャンプ中に打撃練習を見たアレックス・ラミレス監督は「みなさんが思っている以上に、彼はいい選手」と評価。

 「まだまだアピールしていかないといけない立場。舞い上がってはいられない」


そして、リリーフ陣です。高卒ルーキーの櫻井投手は、いきなり1軍の戦力と考えるべきかどうかは分かりませんが、その可能性さえあり得る逸材です。そして今日投げた笠井投手と国吉投手。

笠井投手は、昨年のウィンターリーグから見てきて、今日は悪い方でした。高低の間違いこそ少なかったですが、ストレートの球速も出ないし、逆球のオンパレードでした。捕手の要求どおり決まったのは、初球の長野投手を打ち取った外角低めのストレートと、最後の球の小林選手に併殺打を打たせた
外角低めのストレートぐらいでした。それでも0点に抑えたのですから、評価されるべきかも知れませんが。

動画配信ではよく分からなかった 新生国吉投手の投球を、今日はじめてじっくり見ることができました。スポナビの1球速報はときどき不正確ですが、今日の国吉投手のは酷かったです。昨年とあまりにも球種と配球が違ってしまったので、仕方ないのかも知れませんが。8回は、明らかに動いている140キロ前後の球をすべてストレートと判定。9回には全く同じ動く140キロ前後の球を今度はすべてスライダーと判定。実際にはそのほとんどがカットボールだったと思います。

スポナビの”ストレート”のうち本当のフォーシームは、松原選手を空振り三振にとった149キロと、 田中選手をツーストライクに追い込んで3球目に投げた高めのつり球150キロ、山本選手のバットを粉砕してゴロに打ち取った144キロ、和田恋選手をツーストライクと追い込んで内角低めに投げた3球目の150キロ、長野選手の3球目の144キロぐらいだったのではないでしょうか。

9回にスライダーと判定されたのもほとんどがカットボールと思われ、2,3球変化が逆のツーシームと思われるボールもありました。 もともと国吉投手はフォーシームで押してそれにスライダーを交える投球で、そのスライダーはほとんどが120キロ台から130キロを少し超える程度の球速で、大きく曲がり落ちる球でした。今日本当のスライダーがあったとしても、山本投手に投げた2球目のワンバウンドになった137キロだけだったように思います。

新生国吉投手の今日の投球は、ほとんどがよく動く140キロのカットボールで、 それでゴロで打ち取るか、ファウルや空振りで追い込んだ後の決め球に150キロのストレートを投げる、というものだったと思います。和田選手にホームランを打たれたのは、外角低めに150キロの素晴らしいストレートが決まって見逃しで三球三振と思われた球がボールと判定され、その後に投げた143キロのカットボールが、高めの甘いところにいってしまった
唯一の失投でした。オープン戦ですから、これもまた良い経験になったと思います。 

新生国吉投手は、今季最大の注目選手のひとりになってきました。

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