ゴールデングラブ賞が発表され、ベイスターズからはサード宮﨑、ファーストロペス選手の二人が受賞しました。

ゴールデン・グラブ賞発表、セは阪神・梅野など4ポジションが初受賞  スポニチ2018年11月8日

【投手】◎菅野智之(巨人)163票=3年連続3回目


 (2)大瀬良大地(広島)86票(3)ジョンソン(広島)13票

【捕手】◎梅野隆太郎(阪神)101票=初受賞

 (2)小林誠司(巨人)74票(3)会沢翼(広島)68票

【一塁手】ロペス(DeNA)174票=3年連続4回目

 (2)ビシエド(中日)43票(3)岡本和真(巨人)38票

【二塁手】菊池涼介(広島)256票=6年連続6回目

 (2)山田哲人(ヤクルト)20票(3)該当者なし

【三塁手】宮崎敏郎(DeNA)120票=初受賞

 (2)マギー(巨人)79票(3)大山悠輔(阪神)28票

【遊撃手】田中広輔(広島)102票=初受賞

 (2)坂本勇人(巨人)96票(3)京田陽太(中日)68票

【外野手】◎丸佳浩(広島)230票=6年連続6回目

 ◎大島洋平(中日)177票=2年ぶり6回目

 ◎平田良介(中日)139票=初受賞

 (4)鈴木誠也(広島)102票(5)野間峻祥(広島)61票 

もちろん二人の受賞は嬉しいのですが、今季の宮﨑選手の守備にはかなり危ういところがあったので、ちょっと戸惑いもあります。下はDELTAによる規定守備イニングに到達したセ・リーグのサードの守備イニングとUZRです。

大山 776    1.2
マギー  1004    -2.6
福田  963 2/3    -4.5
西川  663    -11.1
宮﨑  1157   -11.3

でもこうして見ると、宮﨑選手のUZRは良くありませんが、他の選手も五十歩百歩ですね。日本のプロ野球では、サードはファースト、レフトに次いで、守備よりも打撃が重視されるポジションだと言うこともあります。

MLBでは、逆らわずにセンター返しを心がけているなんていう打者はほとんどいないので、右打者の強烈な打球が飛んでくるサードの守備はより重要だという話を聞いたことがあります。かつて日本のWARの集計が始まった頃は、まずMLBのデータを基礎にしていたので、サードの守備補正(ざっくり言うと守備位置による差をなくすために、守備がうまい選手が多い守備位置にはプラス、守備が下手な選手が多い守備位置にはマイナスの補正をする)も、MLBプラスの値を用いた有利なものだったのが、2年目からは日本のデータに基づいたので、サードの守備補正の値がいきなり大きくマイナスに変わったということがありました。

昨年は、宮﨑選手が12球団トップクラスのUZRを出していたにもかかわらず、12球団でも最低クラスのUZRだった鳥谷選手が受賞したので、昨年の分も勘案しての受賞だったのかも知れません。

ファースト守備は、UZRには他の内野手からの送球の捕球は全く配慮されていないので、UZRだけで評価することはできません。

ビシエド  1131 1/3    -0.7
ロペス  921 1/3    -1.6
坂口   748    -3.0  
岡本  989 1/3   -7.3

なお、サードにしてもファーストにしても、プラスの選手がほとんどいないのは、DELTAのUZRがリーグごとではなく、12球団すべての選手のデータを用いて集計されているからです。パ・リーグにプラスの選手が多いのです。セ・リーグは守備面でも、パ・リーグに負けているようです。

それにしても、昨年まではずっとプラスだったロペス選手のUZRがわずかとは言えマイナスになっており、年齢と怪我による、守備の劣化があることは否めないように思います。

今季私が忘れられないプレーがひとつあります。楽天戦で1,2塁間のゴロをセカンドの倉本選手が捕球して送球しようとしたとき、ロペス選手はまだ背中をこちらに向けてファーストベースに走っているところで、倉本選手がワンテンポ遅らせて送球したら、打者の足の方が先にファーストベースに達してしまったプレーです。倉本選手がもう少し上手ければ、ワンテンポではなく半テンポ遅らせるなどして、ぎりぎりアウトすることもできたかも知れませんが、急造セカンドの倉本選手だけの責任ではなかったように思います。それを、倉本選手の怠慢プレーにされてしまったのは、ちょっと気の毒でした。

いずれにせよ、ゴールデングラブ賞は、前年までのプレーと、打撃も合わせた印象に、左右されるものなのでしょう。

その点では、桑原選手は損をしました。

外野手のWARはレフト、センター、ライトでそれぞれ集計されます。ちなみにWARを算出するときの守備位置補正は、センターが有利で、レフト、ライトではマイナスとなります。

セ・リーグの外野手で、規定守備イニングに到達してWARがプラスになった選手は以下の3人だけでした。

大島(CF)  1242 2/3    11.9
桑原(CF)  851 2/3    9.6
平田(RF)  1143 2/3    10.4

一方丸選手のUZRはマイナスでした。

丸(CF)  1070 2/3   -4.3

もっとも、桑原選手は規定守備イニングに到達したとは言え、他の選手たちに比べると出場機会が少なかったので、仕方ないかも知れませんが。

来年こそは、チーム全体の守備力を向上させて、実力と印象の両方を伴った、真のゴールデングラブ賞を受賞する選手が3人以上は出て欲しいです。

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