このオフにFA宣言した大物選手のうち、浅村選手は金銭面では上だったソフトバンクではなく楽天を選び、丸選手は巨人を選びました。西投手は阪神入りを決断と報じられていますがどうなるでしょうか。

西投手は毎年ほぼコンスタントにWAR3.5以上を記録するエース級の投手ですが、ベイスターズにはWAR1.3程度の投手は何人もいるので、それらの投手と入れ替わってもWARのプラスは2強でしょうから、ひとりでチームの力を大きく変えることはできないかも知れません。それでも悔しいのは、やはり選手は広島や横浜より巨人や阪神を選ぶのだということです。広島がプロ野球の世界を変えてくれると期待していましたが、カープをここまでにした実質的なGMである松田オーナーの辣腕にも、限界があったようです。

広島は順調なら、来年會澤捕手と菊池選手、野村、今村投手が、再来年は田中選手が、3年後には大瀬良投手と九里、中崎、一岡投手が、4年後には鈴木誠也、野間、西川選手がFA権を得ます。次々と選手たちがFA権を取得していく広島にとって、丸選手を引き留めるかどうかは、その試金石でもあったのですが。

丸選手を引き留められる可能性があったとすれば、やはり昨年あるいは一昨年のうちに複数年契約をするしかなかったでしょうか。FA宣言をされてしまってはどうせ負けなので、いっそのこと宣言残留は認めない方が良かったかも知れません。日ハムの吉村GMなら丸選手だけは引き留める戦略を練ったか、あるいはあっさり”卒業”させていたでしょう。

吉村GMについては、少し古い記事ですが、これを読むとよく分かります。吉村さんのことをあまりご存じのない方は、まず読んでみて下さい。

日本ハム日本一の陰に吉村GM有り 共闘3人が語る 日刊スポーツ[2016年10月30日18時30分]

高田は現在DeNAのGM。5年目の今季、3位で初のAクラス入りを果たした。「吉村君のマネをしてやっているけれど、まだまだ追い付かない。

日ハムでは高田さんがGM、吉村さんがGM補佐でしたが、実質的には吉村さんがチームの編成を引っ張っていました。高田さんがDeNAでやった仕事は、"吉村君のマネ"だったのです。その吉村GMは、DeNAが西投手の決断が遅れて身動きでいない間に、電光石火で金子投手を手中に収め、台湾の”大王”王柏融選手も手に入れました。ドラフトでも甲子園のスターたちと即戦力の生田目投手をしっかり指名しています。

日ハムは、札幌市および札幌ドームという足かせが外れて、より自由に資金を使えるようになり、今後もっと伸びる可能性があります。やはり高田さんが去った今も、DeNAが目指すのは日ハムでしょう。吉村さんほどの人材はなかなかいないでしょうけど、DeNAだって優秀な人材の宝庫のはずです。期待したい思います。

その中でDeNAの選手達の契約更改も続々と進み、筒香選手が5000万円増の4億円(推定)で契約。その席で、筒香選手からMLB挑戦への希望が出されたそうです。球団としては、手放したくない選手だが、本人の意思も尊重したいというところのようです。再来年2020年には国内FA権を、その翌年には海外FA権も取得する筒香選手ですが、落としどころとしては、2020年にオリンピックとシーズンが終わったところで 、優勝と金メダルを置き土産に、ポスティングによるMLB移籍というところなのではないでしょうか。

丸選手のように巨人に移籍されてしまってはかないませんが、MLBへのチャレンジであれば、快く送り出せるでしょう。ただし、この2年間の活躍とチームの優勝が条件です。そして2020年までの2年間に、筒香選手の後継者を得るのは難しいかも知れませんが、筒香選手頼りではないチームを作ることも目指さなければなりません。
 
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