2018年06月

チームが優勝を目指すなら、まず勝つことが当然ですが、全ての試合に勝つことができない以上、その前後のカードをある程度犠牲にしても、絶対に勝たなければならないカードに重点を置いて勝ちに行くことが必要な場合があります。このカープ3連戦がまさにそのカードです。広島は、交流戦ではやや苦戦したと言っても、2位とそれなりのゲーム差をつけた首位であり、また戦力的にも充実しており、ここで走られてはもう追いつけなくなります。

打順位置選手名打率最近の打率
1(遊)田中 広輔.263.211
2(二)菊池 涼介.254.368
3(中)丸 佳浩.325.500
4(右)鈴木 誠也.306.368
5(一)バティスタ.276.667
6(左)野間 峻祥.322.300
7(捕)會澤 翼.324.333
8(三)西川 龍馬.278.412
9(投)大瀬良 大地.080.---

強力打線です。しかも最近5試合の打率が、凄まじい。田中選手がやや低調な以外は、軒並み3割を越えています。

しかし迎えるベイスターズだって、離脱していた筒香、ソト、ロペス、倉本選手が戻ってきて、梶谷選手がまだ不在ながら、外野には神里選手もいて、今季初めて本来の布陣で臨める態勢になっています。投手も、開幕時にいなかった濱口、今永投手が戻ってきて、ウィーランド投手も2軍では好投して来週には1軍に合流できそうですから、井納投手が遅れているものの、今季初めて5番手までは計算できる、本来の姿を取り戻しそうです。

その意味では、このカープ戦は、今季ずっと本来ならいるはずの戦力の多くを欠きながらずっと戦ってきたベイスターズにとって、本当の開幕戦になるのかもしれません。

しかしカープ打線に挑んだ開幕投手石田投手は、この日も初回から失点し、我慢の投球を強いられます。2回にも2失点。そして4回にはバティスタ選手にホームランを打たれて計4点を失って、0対4とリードを許します。

















ホームランを打ったバティスタ選手は、新井選手から「石田は球に力があるから当てるだけで飛ぶぞ 」とアドバイスを受けたということですが、今季球速も上がり、石田投手が自信を持って臨んだストレートがしばしば痛打されるのは、そういうことなのかも知れません。

それならば、石田投手にとって、ストレートを活かす変化球、配球が必須のものになります。 その点、昨夜高城捕手が多く要求したカーブは、一つの手がかりになるのではないでしょうか。石田投手のカーブは、今まではだいたい全投球の5、6%といったところでしたが、昨夜は20%近くがカーブでした。特に試合の中盤以降でカーブが増え、カーブ自体で見逃しストライクを奪うこともしばしばありましたが、この球を意識させることによって、ストレートが有効になっていた場面も多々ありました。

状況に応じたリードという点では、やはり高城捕手の引き出しの数が、嶺井捕手や戸柱捕手を上回っていると思われる試合でもありました。石田投手は4点を失いながらその後は粘りづよく投げ続け、7回を投げ切り、7回のピンチも最後の打者の丸選手をカーブで見逃し三振に仕留めました。石田投手の粘投がなければ、昨日の勝利はなかったかも知れません。

打順位置選手名打率最近の打率
1(中)神里 和毅.276.364
2(右)ソト.320.429
3(三)宮﨑 敏郎.322.211
4(左)筒香 嘉智.295.158
5(一)ロペス.319.---
6(二)倉本 寿彦.240.---
7(捕)髙城 俊人.153.091
8(投)石田 健大.000.---
9(遊)柴田 竜拓.227.294

帰ってきたロペス選手はホームランを含む2安打、倉本選手もツーベースを含む2安打でした。ロペス選手の存在感は当然ですが、倉本選手も調子さえ悪くなければ、必要な選手だと思います。もともと私は倉本選手贔屓なので、文字どおり贔屓目で見ているのですが。

倉本選手の守備はずっと見てきましたが、大きな欠点があるのは承知の上で、しばしばファインプレー、あるいは独創性のあるプレーを見せてくれるので、私は好きなのです。昨日もセンター前に抜けようかという打球を捕って素早く1塁に送球するファインプレーがありました。

もちろん倉本選手より上の選手がいれば別ですが、200イニング程度の守備機会で、UZRなんて参考程度にしかならないにせよ、DeNAのセカンドのUZRは倉本-0.6(UZR1000は-2.1)、柴田-1.8(-15.1)、山下-5.7(-44.5)ですから、倉本選手もうまくはありませんが、柴田選手が倉本選手よりうまいということもなさそうだし、山下選手はかなり下手と言ってよさそうです。あとは打撃で存在感を示せれば、現時点では私は、倉本選手のセカンドを支持します。

昨日の勝利の立役者は、同点スリーランの神里選手と、サヨナラヒットの佐野選手ですが、ヒットで出塁してスリーランのお膳立てをしたのは、神里選手と同級生の乙坂選手と柴田選手でした。高田GMはすべての面でバランスの良い戦力補強をしており、学年にもばらつきが出ないようにしていますが、この学年だけは、高卒、大卒、社会人を合わせると、神里、乙坂、柴田、桑原、高城、白根、今永、熊原、斎藤選手と、9人もいます。力を合わせれば強力ですが、お互いが激しい競争相手でもあります。佐野選手は彼らの1学年下になります。

彼らのうちの何人かは、数年後の中心選手になっているはずです。今回の主力選手たちの離脱は、彼らに出場のチャンスを増やすことになりましたので、そこで彼らが成長してくれていれば、まさに塞翁が馬ということにもなります。

昨夜の試合をラミレス監督は、今季これまでのベストゲームと言っていましたが、結果の出なかった石田投手が粘り、リリーフが抑え、若い力が中心になって逆転してサヨナラ勝で、首位カープに土をつけた。いろいろな意味で私もそう思います。
   
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先の中日戦は2勝しておきたかったし、この阪神戦は1勝はしたかった。不完全な陣容で3勝3敗なら上出来と思っていましたが、結果は1勝5敗でした。特に阪神3連戦はミスが勝敗に絡み、残念な試合が続きました。先発は”裏ローテ”だし、ロペス選手がまだ復帰していないとは言え、ミスさえなければ結果も違っていたかも知れません。

それにしても、このこの期に及んで 巨人が広島に3連敗するとは。巨人は今までは菅野、山口投手の2枚看板を違うカードに当たるようにローテを組んできましたが、あえて二人ともヤクルト戦に当てて有利に戦った上に、菅野投手を中4日で広島にも当てて二兎を狙いました。それによりヤクルトには2勝しましたが、広島には惨敗しました。広島はこれで後半戦負けなしの6連勝です。ここで阻止しなければ、広島はこのまま3連覇に向かって突き進んで、どのチームも追いつけなくなってしまうのに。

そして今日からベイスターズは、広島との3連戦です。先発は現時点での表ローテ、石田、東、濱口投手です。広島戦に勝負をかけるため、広島戦にはこの3人を起用すべく、そこから逆算しての後半戦のローテであったと思われます。そして今日、いよいよロペス選手が帰ってきます。ロペス選手は、昨日の2軍戦では、2打席連続ホームランを打っています。

多くの主力打者を欠いて、控えの選手たちが頑張ってはくれましたが、主力選手たちはただ打つだけでなく、守備も安定しています。ソト選手も打てるし、そこそこの守備も見せてくれてはいますが、ファウルフライの落球なども目立ちます。神里選手も2割8分ぐらいをコンスタントに打っており、足にも魅力がありますが、守備では桑原選手や梶谷選手にはまだ及びません。セカンドは・・・未だレギュラーと呼べるレベルにある選手がいません。

しかし、今日ロペス選手が戻ってきます。ソト選手はライトの守備なら、そこまで破綻はないでしょう。センターは桑原選手がようやく調子を上げてきています。

昨日の2軍の試合では、ウィーランド投手が5イニング77球を投げて無失点、被安打3奪三振10という圧倒的な結果を出しています。7月始めの9連戦には戻ってきてくれそうです。その前日には、平良投手が2試合連続そこそこの好投を見せていますし、順調であれば今日は井納投手の先発でしょうか。今後は先発投手にも余裕が出てきそうです。

今日からの広島戦は、絶対に勝ち越しを。ベイスターズまで阪神や巨人の轍を踏むようだと、セ・リーグのペナントレースが終わってしまいます。
  
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昨夜は先発濱口投手の好投と9回表に田島投手を攻めて5点を奪う猛攻で勝利しました。中日3連戦は勝ち越しを期待していましたので、1勝2敗では、昨夜の勝利も嬉しさ半分といったところでしょうか。まして阪神がこの期に及んで広島に3連勝を許してしまったため、首位広島とのゲーム差は6ゲームまで広がってしまっています。

もし戦力が同じなら、80試合近く残しての6ゲーム差はないのと同じぐらいの差なのですが、ロペス選手、梶谷選手、今永投手、ウィーランド投手が皆戻ってきてくれない限り、広島とは明らかに戦力差があって、6ゲーム差が大きな差になってしまいます。 

この中日戦に勝ち越しを期待したのは、石田、東、濱口投手が、現時点での”表ローテ”だからです。次の阪神戦は”裏ローテ”で戦うことになります。いかに不調の阪神とは言え、今季ベイスターズは阪神に2勝5敗と負け越しており、ロペス選手の復帰がもう少し先になりそうで、攻撃力がまだ本物ではない今、”裏ローテ”の投手たちがいかに踏ん張ってくれるかが、今後の戦いにも影響することになりそうです。

阪神第1戦の先発はバリオス投手と発表されています。そうなると第2戦は飯塚投手でしょう。第3戦は、21日(木)に2軍で投げてから中6日の平良投手もいますが、抹消されてから10日経って再登録可能となる今永投手が本命のようです。22日(金)には2軍でウィーランド投手が3イニング、井納投手が2イニングを投げていますが、この二人はもう少しかかりそうです。 

”裏ローテ”とは言え、バリオス投手と飯塚投手は、7回2失点は無理でも、5回3失点は期待できる投球をしています。今永投手は、2軍で大家コーチとともに、チェンジアップの握りとリリースを改良して好感触とのこと。前回の投球でも、ストレートは戻ってきていましたから、これは楽しみにしたいです。 
  
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明日からペナントレース後半戦が始まります。神奈川新聞によれば、明日からのナゴヤドームでの中日戦の先発投手は、石田、東、濱口投手とのこと。今や先発ローテの2本柱を期待される1年目、2年目の左腕が重要な役割を任され、そして後半戦開幕戦は石田投手が先発するようです。

石田投手は2年連続開幕投手を任されながら結果が出せませんでしたが、明日こそ本来の力を発揮してもらいたいものです。このところの2軍はもともと予定されていた試合が少なかった上に、雨で4試合が中止になり、イースタンリーグの石田投手の先発予定試合も中止になっていましたが、どうやらやはり13日に行われた社会人NTTとの練習試合に先発して、6回を2失点という結果だったようです。明日はその試合から中8日での登板となります。

筒香選手はどうやら中日戦から復帰できそうです。ロペス、梶谷、ソト選手は26日からの阪神戦での復帰を目指すようなので、来週には主力野手が揃うことになります。来週は今季も分が悪い上にメッセンジャー投手も出てくる阪神、そして首位の広島と、厳しい戦いにはなりますが、復帰した主力選手が十分力を出せれば、良い試合もできるでしょう。

リリーフ投手も、武藤投手が抹消されて、エスコバー投手が戻ってくるようです。

しかし、対阪神戦の先発投手はまだ不透明です。順番通りだと交流戦の最後に投げた飯塚、バリオス投手になります。3人目は、井納投手でしょうか。あるいは一旦は抹消されている、今永投手や平良投手という可能性もあるでしょうか。しかし、いずれの投手も、期待はしますが計算できません。

そう考えると、この中日戦は大事です。ここで惨敗してしまうようだと、大事な来週の戦いに向けて勢いがつきません。ナゴヤドームでの中日は、内弁慶であるだけに恐い存在です。先発はガルシア、小笠原、山井投手でしょうか。

野手がまだ揃っていないだけに、勝機は石田、東、濱口投手の好投にしかありません。
 
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交流戦が終わりました。交流戦の勝率5割を求めていましたが、残念ながら2つの借金を増やしました。

交流戦


























1位181260.667-07864148.2513.38
2位171160.6470.5175551710.2503.16
3位181170.6110.505949717.2782.40
4位181170.6110081773010.2353.83
5位181080.55610104792416.2674.14
6位181080.55600101882622.2684.59
7位188100.444206659209.2483.13
8位188100.4440062812013.2414.33
9位187110.389106788127.2604.95
10位187110.3890077104198.2605.60
11位176110.3530.515674710.2563.87
12位186120.3330.5050581314.2423.08

ラミレス監督、交流戦負け越しも「よくやった」 日刊スポーツ6/19(火) 23:38配信

「バリオスは序盤から足を絡められて得点につなげられたが、5回を3失点。球速も147、8キロ出ていて決して悪くなかった。リリーフも打たれて勝敗が決まってしまったが、それよりも得点できなかったことが大きな敗因」
「現状の戦力を考えれば、よくやってくれたと思う。ベストは(勝率)5割で終えることだったが、決して後悔することはない」
「筒香は(22日中日戦が行われる)名古屋からスタメンでいけると思う。ケガで戦列を離れた選手たちも戻ってきてもらって、セ・リーグの戦いに集中していきたい」

青木暴言で日本初退場…交流王のヤクルト、逆転負けでセ歴代最高勝率逃す サンスポ6/20(水) 7:00

交流戦に優勝したのは、ヤクルトでした。昨日の試合で勝っていれば、セ歴代交流戦最高勝率だったそうですが、逆転負けを喫しています。開幕前から、今季のヤクルトは昨年とは違うと思い、無謀にも順位予想をした時は5位としましたが、4位とした阪神より上ではないかと最後まで迷ったものでした。でもまさかここまで力を発揮してくるとまでは、思っていませんでした。後半戦も手強い相手になりそうです。

ただ、青木選手の退場にまつわる記事には、ちょっと分からないところがあります。

空振り三振の判定。青木は球審に三塁塁審にも確認するよう求めたが認められず、暴言を吐いた。「打者が見えているのはそっち(三塁塁審)だから、聞いてくれてもいい。1打席にかけている」と青木。指揮官は「打者も納得できない部分。微妙な判断だった。せめて(判断を)求めてくれと話した」と振り返った。

野球規則9.02では、基本的にストライクかボールかの判定に、選手も監督も異議を唱えることは許されないとしています。唯一ハーフスィングについてだけ、以下の注があります。

【原注】ハーフスイングのさい、球審がストライクと宣告しなかったときだけ、監督または捕手は、振ったか否かについて、塁審のアドバイスを受けるよう球審に要請することができる。球審は、このような要請があれば、塁審にその裁定を一任しなければならない。塁審は、球審からの要請があれば、ただちに裁定を下す。このようにして下された塁審の裁定は最終のものである。

つまり、打者がハーフスイングして球審がボールと宣告したときだけ、監督または捕手が塁審の助言を求めることができるのです。ストライクと判定された投球について、打者から塁審の意見を求めることは、許されていません。だから、青木選手が塁審の助言を促した時点で規則違反なのに、それを断られたから文句を言うのは、違うように思います。それはアメリカでも日本でも同じです。それなのに、 監督も主審に規則違反をすることを求め、新聞も青木選手に同情的なのは、いつの間にか野球規則が変わっていたのを私が知らないだけなのでしょうか?

そういえば、春先に、アメリカでチームメイトだったウィーランド投手が、青木選手の退場を予言していましたね。

DeNA・ウィーランド、燕・青木は「今年何回か退場する」サンスポ2018.4.2 17:28
「2試合目に砂田に(見逃し)三振した時に、ストライク、ボールの判定に反応していたね。あれはメジャーでついたクセだと思うけど、奥さん(ベス夫人)と今年青木は何回か退場するぞ、という話をしていたんだよ」
 来日を迷っていた際には青木にアドバイスを仰いだというウィーランド。マリナーズ時代の思い出深いエピソードとして、青木が内野安打の判定をめぐり退場になったときのことを挙げていただけに、垣間見えた青木の“熱さ”に懐かしさを覚えたようだ。

いや、よそのチームのことはどうでもいいですね。問題はベイスターズ自身です。ヤクルトがどんなに強くても、ベイスターズがそれより強くなればいいのです。でもウィーランド投手の離脱だけは、何としても痛いなあ。ロペス、梶谷、ソト選手らは、当初期待された中日戦には間に合わないにしても、近いうちに復帰するでしょうけど、バリオス投手も5回3失点ぐらいの期待はできますが、ウィーラント投手の代わりはそうそう務まらないでしょう。

交流戦の順位は8位ながら、勝率は巨人と同じで、8勝10敗です。12勝6敗のヤクルトと6勝12敗の楽天だけが飛び抜けていますが、ヤクルト以外のセのチームは、皆パのチームに負け越しました。むしろ広島が失速してくれたことによって、6球団どのチームにもチャンスが出てきたことを喜ぶべきなのかも知れません。もちろん、現在曲がりなりにも2位につけているベイスターズにもチャンスはあるのです。

明後日から後半戦が始まります。

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