2018年08月

昨日の勝因はいろいろあるでしょうけど、まず初回、先頭の大和選手がヒットで出塁、攻撃的2番ソト選手が右方向にヒットして、無死1、2塁のチャンスを作って先取点をあげたのが大きかったでしょう。

相変わらず大和選手が打撃好調です。チームにとって、これはかなり大きな貢献となっています。1年間ずっと好調というのはあり得なくても、今季はもう33試合しか残っていないのです。その間ある程度の好調は続けてくれるでしょうし、最悪シーズン最終盤で調子を落としても、その頃には桑原選手が多少とも調子を取り戻しているでしょう。そしてもちろんソト選手の攻撃的2番は、チームの最大のストロングポイントの一つになっています。この日も2本のタイムリーを含む3安打です。

宮﨑選手はやはり自打球の影響があるのでしょうか、昨日は打球が外野に飛ぶ事さえなく、併殺打にエラーと精細を欠きました。ベンチもそれを想定して、これも足に不安のありながらロペス選手を3番に上げ、宮﨑選手を5番に下げました。これは宮﨑選手の負担を減らすために良い判断だったと思います。結果として3番ロペス選手はまだ長打は打てないまでも、軽打でタイムリーを含む2本のヒットを打って、勝利に貢献しました。宮﨑選手の怪我がなくても、クリーンナップ 3人の順番は、この方が良さそうです。

クリーンナップ の3人は、多少調子が悪かろうが、打線にいるだけで相手に与えるプレッシャーも違うし、悪いなりになんとかしてくれるという期待もあります。この3人は残り33試合、もう1試合も欠かすことができません。

懸案の6番は、昨日は伊藤捕手でした。伊藤捕手がようやく味方の投手と相手の打者の特徴をつかんできたのが、大きい。やはり打撃では嶺井捕手より1枚上だし、経験豊富で、嶺井捕手とはリードの傾向が全く違うのが面白い。その嶺井捕手も、山﨑捕手とのコンビだと伊藤捕手以上の相性を発揮するので、リリーフ捕手あるいは週1回の先発マスクなど、伊藤捕手を休める機会が作れるのが有効に働いているように思います。昨年の3人の捕手の役割分担は、意図がはっきりしないこともありましたが、現在の二人の使い方は、適材適所、うまくいっているのではないでしょうか。

今季は捕手と遊撃手と二塁手が3人とも自動アウトという時期が長かったっですが、ショート大和選手が1番で結果を出し、打てる捕手伊藤捕手がリード面でも良いところを見せて定着すれば、打線の穴は9番セカンドだけになります。その9番セカンドまで昨夜の柴田選手のように打ってくれれば、打線に明らかな穴はなくなります。セカンドはまだ柴田選手固定とまではいかないでしょうけど、このポジションは選手の調子によって、相手との相性によって、 いくらでも変えられるポジションです。

投手については、ずっと言い続けている先発投手が試合を作りさえすれば勝てるということが、ようやくここに来て実現してきました。昨夜の濱口投手だって、ヤクルトの強力打線に対して、2失点ですから、一応試合は作れたと言って良いでしょう。これで6回まで投げてくれれば合格でしたが、残念ながら5回までで交代。初回山田選手にホームランを打たれたのは相手が悪かったとしても、山田選手の第2打席で四球を与えてピンチを広げて失点したのが痛かったです。しかしその次の打席では、満塁のピンチで山田選手を空振り三振。よく踏ん張ったと言ってよいのではないでしょうか。

これでAクラスに滑り込むために必要な先発5人のうち、井納、東、濱口投手が結果を出しました。東投手に続いて濱口投手も中5日で好投できたのも大きい。今後の33試合では、勝つために軸になる先発投手には中5日で行ってもらう場面が何度もあると思います。あとは今日のウィーランド投手と今永投手に期待です。

そして昨日の試合で特記すべきは、6、7回を投げて素晴らしいピッチングを見せてくれた三嶋投手です。150キロを超える高めのストレートでバッタバッタと空振り三振を奪う昨夜の三嶋投手の姿は、まさに三嶋投手がルーキーの時に期待させてくれた姿そのものではないですか。ちょっと感動しました。

残り33試合、リリーフ投手もフル回転してもらうことになりますが、山﨑、パットン、三嶋、三上、砂田投手と揃ったリリーフ陣は、他チームに引けを取りません。藤岡投手もビハインドと大量リードの場面で、持ち味を発揮しています。

確かに2勝1敗のペースで勝ち続けるということは決して容易なことではありませんが、今週ここまではそれができています。33試合が終わった時、笑っているか泣いているか、それはまだ分かりませんが、楽しみな33試合であることは間違いありません。
 
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残り試合も少なくなり、Aクラスを狙うためには2勝1敗のペースが必要となった状況で迎えた巨人戦でしたが、目論見通り2勝1敗で終えることができました。初戦の平良投手こそ6回を4失点と合格点に及びませんでしたが、3週間のファームでの調整で、すっかり投球の精度を取りもどした井納投手が7回を零封、昨日の中5日で起用されたエース東投手も7回を零封。何よりも二人の先発投手が試合を作る以上の好投を見せてくれたことが大きかったです。 

先発投手が試合を作り、4番が打てば勝てるのです。今までは敢えて書かないようにしてきましたが、筒香選手の打撃不振は今季ずっとチームに影を落としてきていました。筒香選手にあと1本ヒットでも出ていれば、勝っていたであろう試合がどれほどあったことか。昨日はなんと守備でも左後方に走ってジャンプするようにして捕球するというファインプレーまで見せた筒香選手。バットを硬めのものに変えたのが功を奏したという記事も見ましたが、やはり体が、足の状態が完全に良くなっているのだと思います。 

打線に関してはあとは1、2番の出塁と ロペス選手の復調だけですが、ロペス選手は、今季最後まで足をかばいながらのプレーになることを覚悟しなければならないようです。現在1番に座った大和選手の打撃が好調なのが地味に大きい。2番は攻撃的2番ソト選手が効いています。

昨日は走塁でもボーンヘッドがあった桑原選手の打撃は相変わらず良くないですが、他の6番候補よりはマシというところでしょうか。ここに梶谷選手がいてくれたらと思うと、改めて悔しいですが、それは言っても仕方ありません。

移籍当初は当然ながら、リードに問題もあった伊藤捕手も、各チームとふた回りは当たり、すべての先発投手と複数回バッテリーを組んで、かなり味方の投手と相手の打者に対する理解が深まったと思われます。移籍当初無理をしながらも先発起用してきたことが、今になって生きてきていると言っても良いでしょう。

すべては今の為、シーズン終盤の三十数試合のために、我慢しがたいところを我慢し、その日の勝ちだけを考えれば無理をしたいところを無理せず、ここまでの選手起用を行ってきたと思うのは、考えすぎかも知れません。あるいは、本当にそうだったとしても、この三十数試合で実際に結果を出せなければ、何の意味もありません。とにかくこの三十数試合を、2勝1敗のペースで勝つことです。

規則正しく毎週6連戦が続くのも、もう来週が最後です。再来週以降は木曜か金曜は試合がないことが多く、先発投手は5人で回せます。試合を作れる先発が、基本的には5人いれば良いのです。例外として、雨天中止となった試合の代替試合などのための変則7連戦があり、この時だけは6人めの先発投手が必要となりますが。また日程の余裕は、リリーフ投手の余裕にもつながります。今まで以上に思い切ったリリーフの起用も可能になるでしょう。

一昨日、昨日に好投した井納、東投手は先発の5人に入ってくるでしょう。平良投手は、来週の登板の結果にもよるでしょうけど、いずれにせよそれで登録抹消となるのではないでしょうか。週の後半に投げる投手では、まず今日中5日で投げる濱口投手には5人に入ってもらはなければなりません。明日の先発は未定ですが、ウィーランド投手が十分投げられる状態です。今永投手にも是非調子を取り戻して欲しいものです。井納、東投手の好投で、試合を作れる先発投手が5人揃う可能性が見えてきたと、私は思っています。

1ヶ月あまりある戦いを短期決戦というのは言い過ぎかもしれませんが、いずれにせよ、今週からの三十数試合は、今までの百数試合とは全く違う戦い方になるでしょう。先のことを考えて選手を温存したり、新戦力を試したりはもうありえません。もう今季に先なんてないのですから。もう今季は終盤戦に入ったのです。

ベイスターズがここまで低迷しているのは、もともとの戦力の不足や選手の未熟も確かにあったのですが、流れがどちらに転んでも良いような試合の多くを、失ってきた印象もあります。長いシーズンを通して見れば運なんてどのチームにも公平に訪れるものだと思いますが、今季ここまでのベイスターズはハードラックも多かった。もしそうならその反動で、これからの三十数試合は、ラッキーも多くなるかも知れない。

今までは試合を拾うための無理は敢えてしないで来ていたとしても、これからの三十数試合は、無理をしてでも取りに行くことになるでしょう。そのことによって、勝てる試合も増えるかも知れません。

昨シーズンの終盤ギアを上げたのは、9月16日からの巨人戦からでしたから、今季はそれより4週間も早いですが、現在の順位が順位ですから仕方ありません。あとのことを考える余裕はありません。まずなんとしても、Aクラスに滑り込むことです。
 
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先発投手が試合を作れれば、具体的には、”エース”東投手及び経験のある今永、ウィーランド、濱口、石田投手が6回を3失点、平良、京山投手らなら5回3失点で切り抜けてくれれば、その試合を取れる可能性が高くなると言い続けてきました。また、最下位の中日戦、強敵とは言え、現時点での表ローテ、東、濱口、今永投手で当たる広島戦と続いた先週、もし勝ち越せるようならチャンスは広がる、この週は正念場だとも書きました。逆に言えば、この週負け越すようだと、苦しくなるということでもありました。

そして結果は2勝4敗、目論見通りには行きませんでした。平良投手が5回までは投げましたが、序盤3回までに4失点、石田投手が3回までに4失点、6回一死までは投げましたがもう1失点、京山投手が3回までに4失点でKO、濱口投手だけは6回を2失点と合格点でしたが、相手が今季のセリーグを代表する投手である大瀬良投手では分が悪かったです。そして今永投手3回1/3で7失点でした。

敗因についての分析も可能ですが、ここまで来たら細かいことを言っても始まりません。残り37試合で3位巨人と5ゲーム差。シーズン序盤なら5ゲーム差は全く逆転可能な数字ですが、残り37試合となると、とてつもなく大きな数字です。3位を狙うためには、今後2勝1敗のペースで勝って、残り37試合を24勝12敗1分で借金を完済することを目指さなければならないでしょう。先発投手全員が突然好調になってくれない限り、難しいです。

しかし逆に言えば、先発投手陣が立ち直りさえすれば、チャンスは皆無ではありません。 先週の”裏ローテ”のうち、既に石田投手と京山投手は抹消されています。ファームでは神奈川交流戦でアマチュア相手とは言え水曜日に井納投手が、木曜日に飯塚投手が好投していますし、ウィーランド投手はイースタンで金曜日に好投し、バリオス投手も火曜日に神奈川大相手に実戦登板に復帰しています。

先週ある程度の結果を出した平良、東、濱口投手に加えてファームから昇格して来る投手が結果を出し、あとは今永投手が先々週ぐらいの投球を見せてくれれば、チャンスは出てくるのですが。すべて仮定の話、希望的観測ではありますが、チャンスが全く潰えたわけではありません。チャンスが少しでもある限り、気持ちを切らずに戦っていくべきと思っています。

追記:さらに付け加えるなら、ファームでは一昨日熊原投手が6回からの4イニングを投げて、8脱三振、1与四球の無失点。熊原投手もこれぐらいの投球を安定して見せてくれれば、1軍で投げられます。さらに阪口、中川投手に加えて、春からリリーフとして期待されていた櫻井投手が先発ローテーションに加わって、高卒ルーキーが3人ともファームのローテに入ってそれなりの投球を見せ、来期以降の先発陣に希望を与えてくれています。

そしてファームの正捕手、ルーキーの山本選手は、1軍で初打席初ホームラン。強肩には定評があり、ルーキーとは思えない落ちつたプレーぶりも印象的でしたが、打撃が課題であると思われていました。しかしこの打席では内角の難しい球を腕をたたんで打ち、それでもスタンドまで運ぶパワーもある。大器の片鱗を見せてくれています。

将来が楽しみなルーキーたちがいて、来年以降にはさらなる前進が期待できますが、問題は今季です。残り37試合、1軍の先発投手陣に、改めて奮起を期待します。
 
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今季ここまでのベイスターズは44勝54敗借金10と、開幕前に期待した成績を上げられずにいます。いろいろ理由はあるでしょうけど、最大の原因は、昨年活躍した先発投手たちが期待を裏切っていることです。野手にもロペス、梶谷、大和、神里選手の故障があり、桑原、倉本、嶺井選手らの不調がありましたが、ソト選手の活躍などもあって、6月頃のクリーンナップ以外は自動アウト、クリーンナップのソロホームランぐらいでしか点が入らず、1試合で3点以上取れないといった悲惨な状況からは脱しています。

今永、濵口、ウィーランド投手が揃って故障で出遅れ、開幕投手の石田投手も勝てず、後半戦には皆戻ってきて、反撃できると思っていたのに、戻ってきても誰も昨年ほどの力を発揮できずにいる。前年活躍いした先発投手が揃って翌年も活躍できるわけではないのは当然ですが、さすがにここまでの状況は予想していませんでした。

首位カープの独走はもういかんともしがたいですが、まだAクラスの可能性は十分にあります。とは言え、2位の巨人、ヤクルト、阪神が1ゲーム差内で競り合っている中で、ベイスターズは中日とともに2位グループからやや遅れ、4位阪神に現在3ゲーム差です。今が正念場です。ここでずるずる離されると、後がありません。

先発投手です。先発投手の立て直しができなければ、このまま終わってしまいます。しかし逆に言えば、先発投手の立て直しができれば、Aクラスです。

具体的には、今永、石田、濵口投手の復活です。いまやエース格となったルーキーの東投手を加えた左腕4本柱が現実のものになることはもうないのでしょうか。私はそんなことはないと思います。一昨日の今永投手の投球を見て、希望はあると感じました。そこに若手成長株の筆頭である平良投手が1本立ちし、先発6番手をウィーランド、京山投手らが争うというのが、かなり妄想が入ってきていますが、理想でしょう。ここでウィーランド投手が不安定な今、バリオス投手の離脱は地味に痛いです。

昨日の公式サイトのFOR REALでは、平良投手と今永投手を取り上げていました。

志願の134球-今永昇太、粘投の舞台裏 「FOR REAL-in progress-」 2018.8.13

平良投手はやや横からの変則投法で、ストレート、スライダー、カットボール、シンカーを投げますが、中心とはるのはやはり、内外角低めに投げ分けるストレートです。ストライクゾーンのストレートで勝負できなければ、変化球も活きない投手です。

平良投手は先週の好投の後、次のように語っています。
 「内海(哲也)さんが投げているのをベンチから見ていました。球速で勝負するようなタイプではない。ベイスターズには強打者がいっぱいいる。それでも、あの日はどんどん押しているように見えたんです。ああいう気持ちで行くのも大事だな、ぼくもちょっと押してみたいなって思いましたね」
「前の試合まで、変化球でかわそうとしてストライクが取れずに苦しくなったりしていました。ファームでやってた時、投手コーチの大家(友和)さん、川村(丈夫)さんから『どんどんストライクゾーン内で勝負していけ』と言われていたのに、それが一軍ではできなくなっていた」
「どうせ打たれるんだったら、まっすぐを打たれたい」 
「最後の見逃しをとった一球が、あの試合でいちばんよかったボールです。インコースのまっすぐ。あそこに投げきれたことは、自分にとって大きい」
そして一昨日の今永投手は、

初回2アウトからアンラッキーな内野安打で走者を許し、糸井選手に投じた2球目のストレートを完璧に捉えられ、先制の2ランを許しますが、内角を狙った球がやや中に入りましたが、低めの球で、これは糸井選手でなければホームランにはならなかったでしょう。

「出だしとしては最悪だなという気持ちはありました。でもシーズン前半戦の自分だったら、点を取られたところで『まずいな』と考え始めて、ガタガタ崩れてしまうパターンが多かった。初回だし、調子は悪くない。そうスパッと切り替えられたのがよかった」

「ちょうど1週間前(8月5日カープ戦)は5回に2つフォアボールを出してたんですけど、やっぱり逃げたような配球、自分自身の投げっぷりが打者に向かっていってないというところがあったんだと思う。監督がよく言うファイティングスピリッツ、闘志を持ってバッターに向かっていく姿勢を今日は出せた結果、おのずと無四球になった。来週以降も、チームに流れを呼び込めるような投球をしたいですね

ちなみに福留選手のホームランは、3球同じようなスライダーを続けて狙い打たれたもので、裏をかいたつもりの嶺井捕手の配球が仇になったように思います。しかしこの球以外の嶺井捕手のリードは良かったと思います。

「今日は野手に救われた内容だと思います。ここ数試合、特に悪いわけではないけど、何か違うなという思いもある。やっぱりいちばんは、まっすぐで空振りが取れていないこと。相手がまっすぐを嫌がるそぶりが見られないこと。糸井さんに打たれたホームランもそうです。あれがファウルになったり、打ち損じになってくれたら最高のボールなんですけどね……」

その通りではありますが、確かに昨年までの今永投手の生命線はストレートでした。球速以上に打者が速く感じたというストレートです。それが今年は通用しない。しかし、もともとストレートの球速や球威だけで勝負していた投手ではありません。昨年の最後の試合となった日本シリーズで、ソフトバンク打線からストレートでバンバン空振りを奪っていた印象が本人にも残っているのかも知れませんが、今永投手のストレートは、打者のタイミングを外し、見逃させ、あるいはファウル、フライを打たせるもので、球威で空振りを奪うストレートではなかった。変化球とのコンビネーションや、タイミングを外させる何かが必要なのです。

その点一昨日の今永投手は、ちょっと新しい今永投手でした。ストレートが全投球の5割を越えることが常だったのに、この日はストレートがたった34.3%(46球)だけ、左投手に投げるスライダーこそ全投球の19.4%といつもと変わりませんでしたが、チェンジアップの割合が23.9%と多めで、そして特筆すべきは目先を変えるために数球投げる程度の印象だったカーブを、なんと22.4%(30球)も投げたことです。

この日はチェンジアップの精度が高かったのも確かなので、チェンジアップが多いのは分かるのですが、カーブははじめから意図していないとここまで増えないでしょう。このカーブで面白いように見逃しストライク、ときには空振りも奪っていました。これが筒香選手のアドバイスもあり、ホークスの石川柊太投手にコツを聞いて今春習得したという、パワーカーブの完成型なのでしょうか。この日は変化球によって、ストレートも活きたのではないでしょうか。この日の投球は、今季残り試合の今永投手の投球への期待を高めてくれたように思います。

そして今永投手は、前日KOされた後輩濵口投手について、次のように話しています。

「ピッチャー陣がゴロ捕球のノックを受けている時、あいつがいちばん元気を出していたんです。去年のあいつは、打たれると次の日に引きずったりするところがあったのに、今年はそういうことを一切見せない。ぼくと似た状況というか、難しい状況にあるとは思うんですけど、チームのことをいちばんに考えて、声を出してムードをつくっている。後輩がそうやって成長しているのを見て、ぼく自身もしっかりと後輩たちに成長した姿を見せられるようにならなければいけないなと思いました」

濵口投手にも期待したいです。

東投手は当然として、平良、今永、濵口、そして今日からの中日戦で先発があると思われる石田投手。石田投手にとってナゴヤドームは、プロ初勝利をあげた場所でもあり、その後も相性がいい球場です。彼らが、私が期待しているとおりの復活を見せてくれたら、ベイスターズの今季残り43試合は、かなり面白いものになるはずです。
 
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先発の今永投手はよく投げたと思います。8回にはリリーフしたエスコバー投手がタイムリーを打たれたこともあって2失点がつきましたが、7回で既に110球を投げており、大差で勝っていたからの続投でしたから、実質7回を3失点でしょうか。7回までは、相手の強打者福留、糸井選手にホームランを1本ずつ打たれた以外は、内野安打が1本だけの被安打3。りっぱに試合をつくってくれました。それが第一の勝因だと思います。

阪神の先発がルーキーの馬場投手だったということもありますが、打線もよくつながりました。

ロペス選手は相変わらず故障の影響が残っているのでしょう、全く調子が上がりません。それでも打線にロペス選手がいるだけで、相手に与えるプレッシャーが違います。それが分かっていて、ロペス選手は無理をしながらチームのために出場を続けてくれているのでしょう。

しかしその代わりに、この日は6番に入ったソト選手が特大の場外ホームランを含む2本のホームランにツーベース、シングルヒットの計4安打。これこそが私が求め続けていた6番打者です。攻撃的2番でも面白いですが、それでは6番打者がいなくなってしまいます。梶谷選手さえいてくれれば、梶谷選手の攻撃的2番というのが私の理想でしたが、今季はもう戻ってくることはないでしょう。そうなると、2番にはつなぎ役のできる選手が求められます。

開幕時も梶谷選手がいなかったため、大和選手に2番の役割を期待しました。倉本選手と柴田選手が、小技や盗塁がけして得意ではなかったので、若いときには阪神で2番を打っていた大和選手の復活を期待したのです。しかし今の大和選手は、シーズンずっと出場を続けられる選手ではなく、2番の役割も十分果たせたとは言えませんでした。桑原選手と神里選手を1,2番で併用というスタメンまでありましたが、うまくいきません。ついには禁断のソト選手のセカンドも実現してしまいました。

しかし梶谷選手との併用のためにソト選手をセカンドというのは分かりますが、梶谷選手が再びいなくなってしまった以上、ソト選手のセカンドはリスクが高すぎます。昨夜は神里選手も死球で交代し、どうやら今日抹消されるようです。ソト選手はよほどのことがなければライト専任になりそうです。荒波選手にしても、神里選手のかわりに上がってくる選手(私は楠本選手を希望します)にしても、スタメンを張るほどの力は期待しがたいです。佐野選手がライトという攻撃敵布陣も、ソト選手のセカンドのリスクの方が高いでしょう。

そこに昨夜は石川選手が2番セカンドでスタメン。 タイムリーを含む2安打に押しだし四球も選び、犠打も見事に決めるという、理想の2番打者ぶりでした。これだけ活躍してくれれば、文句のつけようのない2番打者です。正直言って守備はこころもとないですが、だからと言って柴田、倉本選手らより下というわけではありません。

ショートの守備は、数年前に比べると衰えたとは言え、大和選手がやはりチームの中では一番上です。柴田選手に一時は期待しましたが、やはり守備範囲が狭く、ダブルプレーを取るべきときに取れないことも多い。休養たっぷりで2軍から戻ってきた大和選手は昨夜は4安打。ある程度打って、エラーを減らしてくれれば、ショートは大和選手固定でいいでしょう。本当は今の大和選手はちょっとショートが苦しくなって、セカンドにコンバートしてあげたいところでありますが、チーム事情が許しません。

セカンドの守備は、柴田、倉本、石川選手がどんぐりの背比べ状態、ソト選手はそこからさらに下というところですが、それなら2番打者がつとまる石川選手が、現在のところセカンドの第一候補ということになります。

神里選手がいなくなり、1番はもう桑原選手しかいません。7月の一時期に比べると打撃の調子は落ちているようですが、もう選択の余地がないのです。昨夜の桑原選手は押し出しを含む二つの四球に強い当たりのサードエラーで3度に出塁。打撃の調子が悪くても、こういう貢献のしかたもあります。

桑原、石川、ロペス、筒香、宮﨑、ソト選手までの6人は、これがベストというわけではなくても、もう余地がなくなってしまいました。調子が悪くても、多少体調が悪くても、この6人にはがんばってもらうしかありません。一方で、下位打線はショート大和選手が4安打、嶺井捕手が2安打1死球。今永投手まで2安打1四球です。下位打線がこれだけ出塁すれば、当然点も入ります。昨日は計12得点をあげました。

嶺井捕手のヒットは2本とも右方向へのタイムリーです。嶺井捕手にこの打撃ができれば、文句ありません。けして伊藤捕手に黙って正捕手の座を明け渡すことはありません。嶺井捕手にも伊藤捕手の加入が大きな刺激になっているのは間違いありません。オリックスに行った白崎選手も昨日はツーランホームランを打ったとのこと。このトレードは両チームともに、良い結果をもたらしたと言えそうです。

昨夜のように投打がかみ合えば、勝ちます。まずは先発投手が試合をつくることです。しかしウィーランド投手が抹消され、明日からの先発ローテが不透明になりました。ナゴヤドームの平良投手と、カープを迎える3連戦の東、濵口、今永投手までは数えられますが、残り2試合の先発が未定です。

京山投手は1度先発を飛ばされながらまだ1軍にいますが、ナゴヤで起死回生をはかるということになるのでしょうか。2軍でも、飯塚投手がここのところ調子が悪く、熊原投手は7月27日イースタンの試合でKOされたきりで、バリオス投手は怪我以来全く登板がありません。1年生の阪口投手や中川投手でローテを回し、谷間では須田投手が先発しているような状況です。そうなると、けして本調子ではない石田投手か井納投手ということになりそうです。

しかし彼らが、おおかたの予想をくつがえすような好投を見せてくれたら、残り43試合となったベイスターズの今後の戦いに、光が差すことになるのですが。私はとくに石田投手に、プロ初勝利の地ナゴヤドームで、復活を果たしてくれることを熱望しています。

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