DeNA・浜口、故郷の佐賀・基山町から「町民栄誉賞」 サンスポ12/3(日) 7:00

基山町は佐賀県東部にある人口約1万7400人の小さな町だ。同賞の授賞は3人目でプロ野球選手では初めて。同町出身の先輩、長野(巨人)より早い名誉に浜口は「僕でいいんですかね」

長野選手も同じ町の出身だったのですね。人口1万7400人からプロ選手がふたり出たというのも、凄いことです。


DeNA浜口、大和のFA加入を大歓迎 「投手として心強い」 デイリー12/2(土) 18:31

「守備の技術を持っていて、外野を守ってもどんな打球でもスライディングキャッチをしてしまうイメージ。投手としては心強いですね。対戦していても右左どちらでも粘れるし、嫌なバッターだったので」


大和選手は九州鹿児島出身です。鹿児島出身には戸柱捕手もいますね。横浜九州人会がまたひとり増えます。

濵口投手は今季大和選手に被打率.429と打たれています。大和選手には打撃も昨年以上の結果を1年通して見せてくれることを期待しますが、やはり本領の
守備に大きな期待がかかる大和選手です。

 
UZRについて2年前(2015年11月22日)、YOKOHAMA lover スポーツナビ+に書いた記事があります。
スポーツナビ+はもうすぐサービスを終了し、この記事も永遠に消滅してしまうので、その前にこのブログに再掲しておきます。

倉本、白崎選手の勝負は来季に持ち越し〜素人がUZRで見たセ遊撃手の変遷

YOKOHAMA lover スポーツナビ+ 2015年11月22日 19:21 

選手を打撃、守備、走塁すべてを総合し、なおかつポジションの異なる選手をひとつの指標で評価するWARは、私のような素人にとっても魅力的で、現時点での究極の指標のように思えます。そこでこのブログでも、WARを用いて語ったりしていますが、打撃の評価の仕方はある程度理解でき、走塁は評価が難しいながらもWARの中ではさほど重みを持っていないのに対し、守備は打撃と同じぐらい重要なポイントとなるにもかかわらず、よく理解できないところがあります。WARの中で、守備の指標として使われているのは、UZRです。


日本でUZRが初めて公表されたのは、2009年シーズンのデータで、データスタジアムの岡田友輔氏がそのプロトタイプをつくりました。それに関しては日本版Ultimate Zone Rating(UZR)プロトタイプ Baseball LAB「Archives」で、詳しく見ることができます。その中で、セ・リーグの遊撃手を見ると

2009

この年のデータは、岡田氏自らプロトタイプと呼んでいるように、未完成のもので、選手個々のデータはなく、チームごとのデータであり、また必要と思われる補正についても、まだ行われていません。表を見ると中日がずば抜けて優秀ですが、もちろんこの年の中日のショートは井端選手です。それに続くのは阪神。阪神は鳥谷選手です。3位は巨人。坂本選手はこの前年2008年には高卒2年目にしてレギュラーの座をつかんでおり、早熟の天才と言えます。


最下位は残念ながら横浜です。この年のショートのレギュラーは石川選手でした。横浜と大差なかったのが広島です。広島は1年目に新人王を取りながら、前年2008年にはルーキー小窪選手にポジションを奪われかけたプロ4年目の梵選手と、この年横浜から移籍した石井琢朗選手が守っていましたので、誰の責任でこんなにUZRが低下したのか、このデータだけでは分かりません。


翌2010年には、前年の算出方法に打球の強さと走者状況(走者が一塁にいるかorいない)の補正が加わったUZRが公表されました。

2010


前年と比べて目立つのは、まず中日の急激な落ち込みです。この年の中日は、井端選手と入れ替わって、荒木選手がショートを守るようになったのでした。理由があってのことでしょうけど、この数字を見ると、やはり疑問符のつくコンバートでした。そして広島の急激な改善。広島は野村謙二郎新監督のもと、梵選手がレギュラーを奪い返しています。これを見ると、前年の大きなマイナスは、石井琢朗選手に責任があり、さしもの名手石井選手も広島に移籍したときには、既に守備の劣化が著しかったことが窺われます。ちなみにこの年も最下位だった横浜は、石川選手と藤田選手の併用でした。


2011年のデータは、ネットで見つけることができませんでした。次は2012年のデータです。この年には、個人別のUZRが公表されています。

2012


中日の井端選手がショートに戻ってセのトップを奪い返し、広島の梵選手もレギュラーを守っていますが、ふたりとも以前よりは低い数値です。もっともUZRはリーグ内の同ポジションの平均的な選手との相対的な数字なので、平均の母集団の取り方で数字も変わるでしょうし、算出方法も次第に改善されて多少変わっていくでしょうから、違う年度の比較は注意が必要ですが。横浜のショートは梶谷選手に替わりましたが、相変わらずリーグ最低です。


2013年からは、日本版UZRの創始者データスタジアムの岡田友輔氏が設立したDELTA社からも、UZRが公表されるようになっています。

2013

データスタジアムの算出方法も岡田氏のものをベースに改良を重ねたものですから、両者の算出方法は大きな違いはないと思われますが、いくつかの違いはあるようです。例えばデータスタジアムでは6球団(セパ別)を母集団としているのに対し、DELTAは12球団を母集団としています。また2014年時点では、データスタジアムには一塁走者補正があるのに、DELTAにはない。得点価値算出に用いたデータの年度が違う。打球種類も、データスタジアムは内野のゴロ、外野のフライ、ライナーだけなのに、DELTAはそれにフライとライナーの中間の”フライナー”の設定を加えている。


それにしても、両者の数値はかなり違います。まず一般にDELTAの方が、上手い選手と下手の選手の数値の差が大きいようです。プラスとマイナスの逆転はありませんが、順位が微妙に入れ替わっているところはあります。これを見ると、単年のUZRのわずかな差は、有意な差ではないと思った方が良さそうです。ただ両社共通して確かなのは、梶谷選手の守備がこの年もリーグ最低であること。この年チームは最下位を脱しましたが、ショートの守備では連続最下位を更新中です。


2014年です。DELTAのデータは500イニング以上守った選手だけが公開されており、広島には該当者がいなかったのですが、別に公表されたWARのデータの一部として、田中選手のUZRが分かりましたので、表に加えました。

2014

この年ついに、山崎選手によって、横浜の連続最下位がストップしました。と言っても、山崎選手もマイナスなのですが、石川選手や梶谷選手よりはずっとましで、鳥谷選手の急激な劣化もあって、もっと低い選手が出てくれたのです。ちなみに鳥谷選手は、この年も前年に続いてゴールデングラブ賞を取り、今年まで3年連続して受賞しています。


両社の数字にはこの年は前年以上に違いがあり、中日の新外国人エルナンデス選手や、広島のルーキー田中選手は、両社でプラスマイナスが逆転しています。ここまで違うと、算出方法の違い以外にも原因があるのかも知れないと考えたくなってしまいます。UZRはかなり考え抜かれた指標なのですが、”デジタル”評価の算出の最初の段階が、人間が目で試合の録画を見て判定するという”アナログ”の部分なので、できるだけ客観的な評価を行う工夫はされているでしょうけど、人間の目ですから、見る人による個人差が入り込む余地がるのではないかと、素人は思ってしまいます。テニスのホークアイ(複数のカメラが捉えた映像からボールの最も妥当な軌道を再構築し、コンピューターグラフィックスで瞬時に再現して、判定に利用する技術)のようなことは、野球でも技術的には可能なように思いますが、本場のMLBでもそのようなことは行われていないようです。


そして今季2015年のデータですが、今のところデータスタジアムのものはありません。DELTAの対象は、400イニング以上守った選手で、DeNAにはふたりいました。

2015


この数字を見ると、-10.1の倉本選手より-0.1の白崎選手の方が上ですが、前述したように、この差がどこまで有意なものなのかを、単年のデータだけで判断するのは、早計かも知れません。とくに、DELTAの数字は振れ幅が大きいので、単純に”10も違う”という言い方はできないように思います。


坂本選手がトップであることは動かない事実でしょうし、広島田中選手がそれに続くというのも、プレーを見た印象どおりの数字です。しかし、田中選手については、数字だけ比べると昨年の方が上で、実際の守備を見ていると、今年の方が遙かに良くなっているように思えます。また、田中選手は、昨年、データスタジアムではマイナス、DELTAではプラズと、両社で逆転がありました。固定されたレギュラーであれば、年間1200イニングほど守備につくのですが、昨年の田中選手の守備イニング数は、400イニングをわずかに越えた程度でした。イニング数が少ないと、データのぶれが大きくなるのかも知れません。


それは、今年の倉本、白崎選手にも言えるかも知れません。倉本戦選手は600イニング程度、白崎選手は400イニング程度しか守っていません。この表にはRF(レンジファクター:アウト寄与率 =(刺殺+補殺)÷ 守備イニング数 × 9)も加えてありますが、 RFでは倉本選手が4.766、白崎選手が4.685と、ふたりにほとんど差がありません。ふたりの守備の評価は、少なくともデータスタジアムのデータの公表を待ちたいし、本当の評価は来季以降を待たなければいけないのかも知れません。


守備以前の問題として打つ方で結果を出せなかった倉本選手も、9月にファームから再昇格した後のバッティングは、ホームランバッターでもないのに、すべての球に対してライトスタンドを狙っているようなスイングをしていたのが変わり、明らかに率を狙うようになっていました。ファーム落ちする少し前には中畑監督とバッティングフォームについて揉めたことも伝えられ、門田さんの教えを頑なに守ろうとしていた倉本選手が、高須コーチとともにバットが出やすいかたちに改めたとのこと。実際、9,10月の打率は.267で、結果も出ていました。守備が入団前の期待どおりのものになれば、貴重な戦力となってくれそうです。


肩の脱臼で倉本選手にチャンスを与えるかたちになった白崎選手も、なんと言っても大きな期待を背負って入団したドラ1なのです。春季キャンプには間に合わせて、来季こそ飛躍を。守備では大学ナンバー1ショートとも言われる柴田選手も競争に加わります。ベイスターズのショートのUZRがプラスに転じるような、今季よりも高いレベルでの競争を、切望します。


その後結局ショートのポジションは、倉本選手が 奪うことになりました。UZRは現在ある守備指標の中でベストのものですが、UZRの数字だけで単純に守備を論ずることはできないと思っています。その事もあって、多くのファンの方に比べると私は倉本選手を評価していますが、3年間見ても倉本選手のUZRは改善せず、三遊間方向への守備範囲が狭いのも確かだし、昨季驚異的に少なかったエラーも今季はかなり目立ちました。

来季は名手大和選手が加入します。内野手は、バッターが打ってから動き出すのではなく、捕手のミットの構えから、打球方向を予想して準備をしますが、投手の投げる球が逆球だと、どうしても始動が遅れて守備範囲が狭くなります。しかしベイスターズは投手陣も良くなってきています。打球の球足が速かった古い人工芝も、新しいものに張り替えられます。来季のショートの競争は、2年前より格段に高いレベルで行われます。

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