<プロ野球>DeNA・東 ローテへ大きく前進  毎日新聞3/11(日) 23:24

 東(立命大)が、その力を示した。一回に先頭の西川に内野安打を許したものの、その後は日本ハム打線を沈黙させ、4回3分の2を被安打1、無失点に抑えた。
 序盤は最速146キロをマークする一方、「打たれてはいけないと自分でプレッシャーをかけて力んでしまった」と、制球に苦しみ二回までに47球を要した。しかし、三回以降は体重移動を意識し直し、スライダーやチェンジアップなど変化球を巧みに操って打たせて取り、試合中にきっちりと修正した。
 3四球を出し、目安だった80球を超える88球に「もっと長いイニングで貢献するのが役割」。ラミレス監督は「相手の主軸に四球を出すのは仕方がないが、下位打線に出すのは避けてほしい」 

前回の登板では、左打者との対戦が少なかったので、スライダーをあまり見ることができませんでしたが、昨日はこの球も良かったです。左打者は東投手に、相当苦労するでしょう。右打者へのチェンジアップも一級品です。

ストレートはしばしば高めに浮き、球数こそ増えてしまいましたが、力があり、簡単に打たれることはなさそうです。ちなみにストレートは全88球のうち48球(54.55%)を占めましたが、そのうち約半分の23球がボールになっています。

前回の登板ではほとんどストライクにならなかったカーブも、右打者にも左打者にも使って11球、見逃しかファウルでカウントを稼いでいました。

前回の登板では次のような理由で、かなり良いと予感しましたが、
  • 右打者へのチェンジアップはこのままでも1軍で通用するでしょう。
  • ストレートの球速はまだ140キロ前半だし、しばしば狙ったところより高めに行きますが、それでもファウルか空振りがとれます。シーズンに入って良い打者に当たったときはどうかという心配もありますが、東投手の方も開幕までにもっと調子を上げるでしょう。
  • 左打者に対する逃げていくスライダーは1球だけでしたが、効果的に見えました。
  • 縦に曲がるカーブかスライダーは、この日はなかなかストライクを取ってもらえませんでしたが、大きく外れていたわけではなく、これも開幕までに修正できるでしょうし、そうなればもっと球数も減るでしょう。
この試合では左打者へのスライダーも良い球であることが確認でき、カーブも武器になることが分かって、東投手が昨年の濵口投手のように活躍してくれることが確信できたように思います。あとはこの試合の後半にはだいぶ修正できたストレートの制球を、序盤からつけられれば完璧でしょう。

東投手には濵口投手が戻って来るまでは、今永、ウィーランド、石田投手に次ぐ、ローテ4番手の役割が期待されます。おそらくこのままうまく行けば、開幕カードの3番手、サンデー東になるのではないでしょうか。

この試合で最もお客さんが沸いたのは、櫻井投手と清宮投手の対決でした。櫻井投手は制球が定まらず4四球(走塁死があって、失点にはいたっていません)。もうひとつのアウトも、センターの神里選手の背走してジャンプして好捕するファインプレーでアウトになりましたが、あわや長打という当たりでした。大田選手にボールがふたつ続いたところで申告敬遠で満塁に。そして迎えた清宮選手を三球三振です。このふたりの対決は、高2の時の5連続三振に続いて、6連続三振となりました。

ただし、櫻井投手の投球は、すばらしいスライダーがあるもののまだまだ未熟です。まずは2軍でさらに投球を磨いてもらうことになりそうです。

神里選手は途中出場で2打席2安打。ヒットで出塁したらすかさず盗塁。守備でも櫻井投手のときのファインプレーに続いて、9回裏はセンターフライでタッチアップした3塁ランナーを見事な送球でアウトにしました。さすがドラ2です。

1月10日のドラ2野手への期待と題したブログには、次のように書きました。神里選手はまさにその期待に応えたくれようとしています。