バリオス、京山投手から連勝が始まった

この8連勝は、昨年のローテから今永、ウィーランド、濱口、井納投手を欠き、主力打者たちの調子が上がらないまま開幕を迎え、1勝5敗となって、ここは我慢の時だと覚悟した直後の、バリオス投手が先発した広島第2戦から始まりました。

それまでも健闘していた嶺井、倉本選手の下位打線の奮闘に加え、それまでと変わったのは、初登板では制球に苦しんだバリオス投手の好投ももちろんですが、神里選手が1番に固定されて、リードオフマンとしてしっかり結果を出し始めたことです。そして下位7番に下がっていた大和選手が右投手が出てきても右打席に立ち、スイッチをやめたことでした。

続く広島第3戦でも、京山投手が好投。この試合では筒香選手が2本のホームランを打って、ようやく主砲が良い感じになってきました。大和選手は2番に戻り、右打席で3安打1四球です。スイッチを断念してすぐ結果が出たのは、いろいろな意味で良かったと思います。リリーフでは、砂田投手の健闘が光ります。

過去1対316の巨人もスイープ

続く巨人戦は、先発投手の過去の実績(勝利数とセーブ数の合計)だけで比べると、1対316の戦いでしたが、ベイスターズが3連勝しました。第1戦は先発の飯塚投手が好投し、2本のツーベースを打った嶺井選手を筆頭に打線は二桁安打、ようやく打線も復調の兆しを見せました。

第2戦は、プロ初先発の平田投手が良く投げたと思います。パットン投手が不調で逆転を許しましたが、ベイスターズ打線も巨人のセットアッパー澤村投手を攻略しました。2死1、3塁で乙坂選手が代打で叙勲の逆転打を打ちましたが、思い出してみると乙坂選手は2年前に、敗戦濃厚の9回、澤村投手から同点ホームランを打ったという実績があったのですね。左投手の先発でスタメン起用された桑原選手と、パットン投手の降板と同時に嶺井捕手と交代していた戸柱選手もヒットで続いてさらに2点を挙げ、選手層が厚くなったところも見せました。

第3戦は、初回の神里選手とロペス選手のホームランで始まり、7回には先頭宮﨑選手がヒットで出て、代走宮本選手が盗塁、さらに小林捕手の悪送球で3塁。代打乙坂選手の犠牲フライで、ランナーが出たあとはノーヒットでの得点で貴重な追加点という、強いチームの得点の仕方で、立ち上がりこそ悪かった東投手もその後は修正し、リリーフも仕事をしました。

中日第1戦は、私的ベストゲーム

中日第1戦は、8連勝の中でも私的には一番嬉しかったです。クリーンアップが長打で大量点をあげたり、先発投手が相手打線に付け入る隙を与えなかったりすることが理想なのですが、143試合いつもそんなにうまく行くわけはありません。

先取点を取りながら、直後に逆転を許す。倉本選手の好走塁から同点に追いつきながら、その倉本選手のエラーから始まったピンチで石田投手がビシエド選手に逆転のスリーランホームランを浴びて、中盤で3点ビハインド。この流れは、普通のチームなら負け試合の流れです。しかし今のベイスターズは、こんな試合でも、逆転して勝ってしまいます。今季は逆転のベイスターズです。

この試合で嬉しかったことが幾つかあります。

1 登板の嵩んでいるリリーフ陣を絶対に無駄使いできないこの試合で、石田投手が粘って7回まで113球を投げきり、しかも勝ち投手になったこと。

2 優勝するためにはセットアッパーとして絶対に結果を出してもらわなければ困るパットン投手が、お嬢さんも新生児集中治療室を出て、1点差の8回を久々の好投でクリーンナップ、アルモンテ、ビシエド、平田投手を抑えたこと。

3 連勝の始まる頃からバッティングの調子を崩して左方向にしか打球が飛ばなくなっていた贔屓の倉本選手が、短期間で復調してくれたこと。

4 優勝には絶対不可欠な1、2番が、神里選手は相変わらず俊足を発揮し、右打席の大和選手がはタイムリーヒットを打ち、期待の通りの働きを見せてくれたこと。

5 優勝するためには、今後も連勝が何回も必要ですが、1点差の9回裏という、パットン投手さえ耐えられるかどうかのプレッッシャーの中で、井納投手がしっかりクローザー代理の役割を果たして、連投の山﨑投手を温存しても勝てることを示したこと。

中日第2戦は、バリオス投手の好投に、エスコバー、パットン、山﨑投手とつないだリリーフ陣がパーフェクトリリーフ。筒香選手とロペス選手のソロホームランで得た2点を守り切りました。 

中日第3戦の京山投手

そして中日第3戦は、京山投手です。

京山投手の好投は見ていて楽しくなります。ただ、まだ19歳高卒2年目、身体もまだ未完成であることも確かです。何年も前の先発投手がいない時代なら、1軍のローテーションで使い続ける選択肢しかありませんでしたが、今は違います。数年後の右のエースとして、今は大事に育てるという視点も必要だと私は思っています。

京山投手には入団の時から期待して、数は少ないですが視聴可能な動画配信は見てきましたし、昨年の台湾のウィンターリーグは、京山投手の投げた全試合、全投球を見ましたので、欠点も知っています。まず立ち上がりが悪いこと、そして100球に近づく頃に球が高めに浮き出して、 いずれの場合も四球を連発するか痛打されて、失点することです。

もちろんそれは過去のこと、この春になってさらなる成長を見せてくれていますが、昨日の試合でも立ち上がりの制球はやや良くなかったですし、交代した6回も球が高めに行きだしていました。本人も降板後、最後の方は下半身が使えず良い投球ができなくなっていたと言っていました。首脳陣もよくわかっていて、最初の2試合は80球、昨夜は100球をめどに、最初から交代を考えていたと思われます。

「何かあった時の代役候補の一番手」だった京山投手が期待以上の投球で、このまま2軍に降格するわけにもいかなくなっていますが、どこかで2軍に行って、身体をつくり下半身を鍛え、大きく育って欲しいとも思います。

現在の2軍の投手事情

ウィーランド投手はいつでも昇格できる状態だし、今永投手もほぼ準備できています。先発投手の入れ替えのタイミングが本当に難しいです。今週は新潟と横浜で巨人戦が1試合ずつ、そして神宮でヤクルト2連戦の4試合しかありません。来週は広島でのカープ3連戦を挟んで、ゴールデンウィークの9連戦があります。9連戦では先発投手を7人でもいいのかも知れません。

2軍では、熊原投手は昨日も4回2/3で奪三振5与四球8!とらしいと言えばらしい投球をしていますが、故障から復帰した平良投手が、先週木曜日の巨人戦に先発して、5回一死で脇谷選手にこの日2本目のヒットを打たれたところで交代しましたが、内野ゴロ6、三振は全て空振りで6、あとは二飛、一邪飛、投?邪飛と、脇谷選手のヒット以外は外野に打球が飛んでいません。
平良

好投したという情報はありましたが、実際に投げているところを、ちょっと見てみたかったです。この結果を見る限り、平良投手を獲得した時に、こういう投手になって欲しいと思った、そのままの投球内容です。

(追記(22:23):探してみたらこの試合の動画をYoutubeで見つけました。昨年はストレートの平均は140キロに満たなかったのに、この試合の平良投手は身体もがっちりして、平均で146、7キロぐらいを出していて、同じ投手とは思えません。2軍では投手たちにいったい何が起きているのでしょうか。)

今週の1軍のローテは、飯塚、東、バリオス、京山投手だと思われます。そして2軍に石田、今永、ウィーランド、濵田、平良、平田投手が控えます。これでもう10人です。2軍には他にも、まだ時間がかかりそうですが熊原投手もいますし、ルーキーの阪口投手も2軍のローテにしっかり入っています。

櫻井投手は、高卒ルーキーとしては珍しいですが、リリーフとして育てる方針で、昨日も熊原投手が四球で出したランナー二人を残して降板するとリリーフして抑え、回跨ぎで1回1/3を無失点でした。櫻井投手は打者としての素質もあるので、リリーフとしてすぐ戦力にならないようなら、打者転向の含みもあるかも知れません。

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