私は損益集計はすべて建て日ベースで行っている。そのため、先日7月度は楽勝の月だったなどと書いたが、その時点での含み損益はまったく含まれていない結果での感想だった。その後8月に入りそれらを順次手仕舞いすることになったのだが、ほとんどすべての建玉がほぼ最悪のタイミングで手仕舞いするという結果になってしまった。これで楽勝と思っていた7月の利益をほとんど失った。

システムが不調になった時にどうするかをだいぶ昔に岡野さんとほぼ同じタイミングで書いたことがある。岡野さんが条件を緩和する方向の考えだったのに対し、まったく逆の考えであることを書いた。それは昔も今も変わっていない。

私はシステムとしての複利運用は行っていないが、"複利運用的"な考えを導入している。複利運用を否定する方々の多くは、資産が増えていった状態でのドローダウンを%ではなく金額換算して煽る。つまりこんなに大きな金額を損することになるのですよパターンである。確かにそうなのだが最初から不調でどんどん右肩下がりになっているような場合は実は複利運用のほうがダメージは少ない。初期資金あるいはある時期の基準資金に対する%ベースで考えると初期資金に対する単利運用のほうが逆に負けの絶対額は大きくなる。
結局複利運用とは、調子が良いならどんどん大胆に、逆に不調で資金を減少させているならより慎重にというやりかたということになる。こういうやり方ではドローダウンから脱するのに時間がかかるし、儲かるはずが儲からなくなるから好ましくない、という方も多い。確かに過去の結果として考えるならその通りである。ただしこれはあくまで過去の結果に過ぎず、未来もそうなるという保証などない。昨日までの過去と明日からの未来が同じかどうかをどこまで信じることができるか、ということが考えを分ける基準なのだとも思う。システムトレードの基本が過去と未来は同じと考えるのが大前提なのだと思うが、私は日本株に関しては何度も書いているがこの点が半信半疑という軟弱なシステムトレーダーである。ドローダウンに陥っている状況で、いずれ回復するなどと楽観的には考えず、このままの状態、つまり負けることのほうを考えてしまう。もしこの想定通りになるなら、単利運用よりも複利運用のほうが有利になる。と言っても負ける額が少なくなるというだけだが(笑)。

冗談はさておき、不調期に突入していると判断したなら、とにかく守りだけを考える。具体的にどうするかはさすがに秘密だが、少しだけ例を上げると、重複シグナルの制限を厳しくするとか(と言っても決して禁止するわけではない)、フィルターをさらに厳しくするとか、勝負の時間を◯◯するとか、などなどいろいろある。こうして守り優先にして日々耐えながら、相場が好転するか、あるいは逆にパニック相場になるのをひたすら待つことになる(笑)。

というわけで今は完全に守りだけを考えたシステムに変更している。守りだけを考えるとは、今年中に現在のドローダウンを回復しようなどとはまったく考えず(笑)、とにかく現在の資金を減らすことなく、つまりずっとヨコヨコでも良いということになる。まあそうやってトレードし続ければ、少しは右肩上がりになってくれるのではないかという期待もあることは事実だが、それでも資産グラフの回復の角度はまったく期待しないということである(笑)。

JP、つまりジャストプランニング(笑)。

久々に大量被弾してしまった。シミュレーション上は先月からことごとくやられまくりなのだが、幸い(?)にも株式分割してくれたおかげでシミュレーションほどは悪くない。それでも今週からこの銘柄だけでかなり被弾した。

こういう場合は、何とかして回避できなかったかを考えるのが私のやるべきこと。ということでいろいろ考えてみた。まずこれだけ下落が続くものをある時から新規に仕掛けるというのは・・・当然成績が良くない。したがっていかにも日本の新興銘柄らしい(?・・・笑)あの悪材料ぐらいだけは回避できるかもしれない。しかし、もし分割前から仕掛けているなら、毎日毎日負け続けている銘柄で、はいここまでで潔く負けを認めなさい、というルールとなる。システムトレーダーなら本当はそういうルールでも従うべきなのだろうけど、私はそこまでの心の修行ができていない(笑)。

というわけで今回の負けはたまたまだったから、というより、もし今後も同じような銘柄があればまた同じような負けを繰り返す、ということを受け入れることにした。

また昨日も当然新規仕掛けシグナルはあった。しかし昨日の朝の状態での新興銘柄を仕掛けることはしないルールにしているので、これも出来ない。

というわけでしばらくぶりにほとんど抵抗らしい抵抗をすることもなく大被弾した銘柄の顛末である。

私が使っている新興市場狙いのルールのシミュレーション上のトレード成績。

こちらは暴落狙い。
20180801-001
チャンスは本当に少なく、それなりにストレスを抱えることにはなるが例年通り良い。

問題は押し目買い系。
20180801-002
4月以降ジリ貧が続き、先々月、先月と大ダメージトレードが連続している。ちなみに赤線はいろいろなある意味ではルール破りを行い実際のトレードでは何とかトントンで凌いでいるというライン。
問題はルール通りの場合である。このルール、というよりルールの複合体なのでこのシステムは、一応マイナスの年は2011年だけである。しかもそれは震災時の大ドローダウンによるものであり、それ以外は年央にマイナス転落したことはかつて一度もない。これをどう考えるかが悩みどころのように思う。一応一部の銘柄による大負けがそのほとんどなので、まだ救いがあると思ってはいるが(それらは大きく負ける可能性がある"ある特性"を含んでいるものなので)、新興市場が2008年以前のような特性になりつつあるとしたら、そろそろこのシステムも主力の座から降ろさなければならないかもしれない、と思い始めている。

なお昨日のそれなりの含み損は今日もほとんど手仕舞い出来ず、シミュレーションの傾向同様さらに拡大悪化してしまっている。今月は大変幸先が悪いスタートになったようだ。

↑このページのトップヘ