雑談(笑)。

"ゆうい"という言葉は二つある。

1.優位
2.有意

このふたつはトレードルールで大変重要だと思っている。これらが実現できているのなら、あとは資金管理ぐらいを考えれば良い。

このうち1.を達成するのはイザナミのようなシステムトレードソフトがあれば簡単だと思う。最初は難しくても時間が解決してくれる。また時間をかければかけるほど良いものを見つけ出すことができる。

しかし問題は2.だと思う。こちらは時間をかければ良いというものでもない。また試し運転、つまり単純にフォワードテストで確認できるというものでもないと思っている。

結局株のシステムトレードで大事なのは2.を見極めることだと思う。

雑談なので深い意味はない(笑)。

最後に売買ルールのことについてちょっと書いてみる。なお、これは
・あくまで短期の、
・日本株専門の、そして
・株価チャートによるパターンマッチングと呼べるような条件での売買ルール限定
ということに注意を。つまり決してどんな対象のどんな期間のトレードルールでもというわけではない、

・使う指標は少ない。
オシレータ系はほとんど使わない。株価の位置は乖離率、上昇下降の度合いは期間上昇率、これらを使うことが多い。あとは直近の株価パターンいわゆるローソク足パターンのようなもの。ただし株価だけで判断することは少なくほとんど出来高推移も考慮する。

・パラメータは単純に。
各々の条件のしきい値だが、これは単純でなければならないと考えている。具体的には1か、0か、あるいは〜以上か、〜以下か、ということになる。範囲内、範囲外は避ける。またN日連続は良いが、N日間の間にX日以上、以下は避ける。

最後に、ルールは、
・シンプルである必要はまったくない。
例えが違うと言われそうだが、画像認識等で用いられる工業的なパターンマッチングという手法を考えてみると、シンプルなものなどない。極論すると株のトレードもこれと同じようなものと考えている。相場が良い時も悪い時も、取引条件がかなり違う時も、同じような値動きになる(短期の)株価パターンは最初から無い、と考えている。したがって条件は複雑になる。

ざっとこんなところだが、基本的にルールの検討は、
・仮説⇒検証分析⇒結果が妥当⇒採用
という流れをMUSTとしている。これがMUSTのためパラメータや指標の条件に制限があることになる。
イザナミのユーザー集計等でデータ精査だけを行い、
・データ調査⇒結果が良好⇒採用
ということはやらない。なぜならこれではAIにかなうわけがないから(笑)。

あとはルールの調整だが、不調になっても、
・トレーダーズ効果を最初から否定する。
本当のところはもちろんわからないが、私は特殊な戦略(ルールそのものではない)を好まない。したがって最初から広く知れ渡っている戦略ばかりである。もし不調になったとしてもトレーダーズ効果による影響はたかが知れていると考える。したがって不調の理由は別にあると考え、それを探る。この場合はイザナミでいろいろな角度から調べてみる。当然ユーザー集計も駆使する。その結果をルールに組み入れることも多い。しかしここでも仮説というプロセスは必須となる。

なおトレーダーズ効果というとよくやり玉にあげられる、S式逆張りやダウ逆張りだが、昔書いたことがあるがそれほどトレーダーズ効果の影響はあったとも私には思えない。確かに昔と同じようには儲からなくなった事実はあるのかもしれないが、それは別の要因もあったと思っている。そのためこれらの基本概念を私は今でも使っている。そして今でもしっかり機能していると思っている。

まあこんなところだが、一般的なルールに対する考えとはかなり違うとも思うが、どんな考えだろうと実はどうでも良く、その人なりの考え方でその結果儲かっているのならそれがその人にとって正しい、というのが短期トレードの面白いところだとも思う。私の場合もこれまでまずまずの結果を得てきたので、今後もこういう考えでトレードしていくつもりである(今はだが・・・笑)。

(追記)以下はあくまで私の考えだが、これらのルールに関する様々な条件は、カーブフィッティングにならないようにという考えがベースとなっている。一般にはカーブフィッティングに配慮する場合、条件はシンプルに、あるいは数を少なく、パラメータは最適解を追求せず、あるいはフィルター等の使用はできるだけ避けるのが良いとされる。確かにその通りだと思う。しかしこれには条件があり、前提条件が(市場環境、参加者の心理等々)昔も今も変わらない場合だと思う。この場合なら確かに複雑にすればするほどこじつけの可能性が高くなり"たまたま"そういうデータを集めただけの可能性が高くなる。つまり未来は儲からない。
しかしこの前提条件が変化していると考えるならまた違ってくる。どんな市場環境だろうと、どういう参加者だろうと同じように動きやすい場合も確かにあるとは思う。しかし短期の値動きにはほとんど実態価値の変化は反映されないと思っている。つまり需給や心理による影響が強い。そうすると環境や参加者の違いなどが(例えば参加しているのがお金持ちがほとんどの場合と庶民がほとんどの場合で比較しても違った心理になるのは当たり前のように思える)大きく影響するように思える。日本の株式市場の場合、少なくとも短期ではこれらの変化のほうがより大きいと思っている。そのため、株のトレードルールでのカーブフィッティングに対する考えが、一般的な考えとはまったく違っている。
しつこいようだが、これらはあくまで私見であり、トレードはいろいろな考えがありそれで上手く行っているのであればそれがその人、あるいはそのやり方での"正解"なのだと思う。

今のトレードスタイルをもう少しだけ書いてみようと思う。

まずトレードシグナルについてだが、すべて前夜のうちにシグナル出しは行う。なお、この場合のシグナルとはトレード対象になる銘柄のことで仕掛値は基本的にあくまで基準値となる。ただし、前夜の仕掛け値そのまま(成り行きおよび寄付き指値)で仕掛ける場合もごくごくたまにある。それはここは勝負!という場合だけであり、この判断はあるルールのシグナル数フィルターとある株価指数の動きを組み合わせてフィルター条件としている。簡単に言うなら多くの方が採用している暴落判定に近いが単純に暴落度合いだけを見ているわけではない。この理由は暴落度合いだけで判定するとさらに暴落が加速すると歯止めがきかなくなるから(笑)。ただしこういう場合はめったにないので普段のトレードにはあまり影響がないと思う。

(追記)なお、暴落度合いに応じて当然シグナル数も多くなるが仕掛けの条件も変えている。単純に言うなら暴落度合いに応じてリスクを取るようにということになるが、いつも同じ仕掛けでシグナル数に応じてリスクを大きくするというわけではない。つまりいつも個別株のある条件のみのナイフ掴みシグナルに(有名なルールの条件等々)単純に従うというわけでもなく、シグナル数フィルター等で単純にオンオフするということでもない。

さてさきほど仕掛値は前夜には決まらないと書いたが、当日の何の情報を使うかということを少々。まずはNYダウ。そして朝の寄り前気配値。これはルールのトレード対象の気配値だけであり全体がどうとかはまったく関係ない。そして対象銘柄の実際の寄付きの価格。これらの数値から当日の仕掛けが決まるのだが、これらの指標からの修正係数は前日時点で決まっている。それは株価指数からトレンド判定を行っているためである。このトレンド判定は一応TOPIXとマザーズ指数を両方加味している。また昨年から信用規制の重さも考慮しているが、そろそろこれは止めようかとも思っている。

さてこうして当日の仕掛け条件が決まるのだが、ここから株価監視を行う。そして株価が仕掛け価格に近づいたものから実際の注文を出す。こういうやり方の場合、安値=指値の場合約定しないこともあるが私のルールの場合こういうのを約定と見なすほうが必ずしも有利とは言えないデータもあるためこうしている。仮に安値=指値で空振りに終わり当日ストップ高引けでも後悔はない(笑)。

最適分散で絞り込みをせず資金MAXで検証する方も多いと思うが、実際に限りある資金でそれに近い結果になるようにしたいということもありこうしている(資金効率を高めたいというのももちろんだが)。したがってルールそのものの条件の最適化作業はあまりやらないようにしている。ただし除外条件はかなり追加している。こういうパターンは二度とトレードしたくないなあと思ったり感じたりしたもののパターンを調べデータの裏付け、つまり検証で明らかと思える場合はこれを除外するということになる。私はこういうのはデータのバラツキの範囲とはあまり考えずかなり積極的に行うほうだと思う。

(追記)また私の場合ルールの調整はかなり直近偏向の傾向が強い。直近偏向はカーブフィッティングの温床となるという考えの方も多いとは思うが、少なくとも日本株で短期の値動きに影響が大きい市場環境等がずっと同じだとは思っていないからでもある。また2008年も2013年も同じように有効な短期の値動きパターン(つまり同じような心理になりがちなパターンという意味)があるとも私には思えない。これは2004年ぐらいからずっとトレードしてきた経験から私がそう思っているだけで本当はどうなのかなどはわからない(笑)。したがって実際に運用可能なトレード資金まで落としこんで最適化した2000年からずっと滑らかな損益グラフは逆に疑ってしまうほうである。これはあくまで私の場合は、だが(笑)。

これらをすべて完全自動で・・・、と言いたいところだが、煩雑な部分だけ(実際に発注する作業が相等)自動化しているが他はほとんど手動である(笑)。ただしすべて定量的な判断基準を設定しており裁量判断の入り込む余地は無いようにはしている。

前回も書いたが、現在こういうスタイルでトレード出来ているのも、イザナミとイザナミユーザーの方々の情報のおかげだと思っている。

なお実際の検証だがイザナミで完全に行うことはできない。これは私の場合だが、基本的にイザナミでいろいろな傾向を検証分析し、その結果をトレードルールに組み込むだけで十分だと考えている。それはイザナミでの結果がどうこうより実際のトレード結果が最終的な判断基準だからということになる。また実際にちょっと思わしくないなと思えば先月の空売りや順張りのようにさっさと停止する。こういう場合の基準、例えばDDが何%とかの基準は・・・、まったくなく、ほとんど直感と印象のみで決断する。とは言ってもこれまでいわゆる逆張りの戦略を停止したものはまったくない。ただし戦術はかなり変化してきているが、戦略と戦術の違いは長くなるので省略する(笑)。

実際の仕掛けについてもう少々。
例えばいわゆる深い指値がいくら過去データでの期待値が高いからといって地合いが良い時に深い位置で待っていてもまず約定しない。逆に同じように過去データではトレード回数も多く利益率そのものが大きくなるからという浅い指値では地合いが悪い時にはあっという間に全滅してしまうこともある。これが指値の深さを過去の全データからの最適解で決めることを私がやらない理由である。また寄付き時点で皆がかなり早く売り逃げたいと思えるような場合はそこから下落してもたかが知れている。逆に開始前は皆が楽観的に考えている日に何らかの原因で下げ始めると逆に恐怖が強くなる。そしてもともと高く始まっているのでそういう場合は下落幅も大きくなってしまう。ごく簡単に言うならこういう各々の場合に、下落のリスクとトレードしないリスク(?)等々を考慮してたとえ結果が思わしくなくても自分自身がその結果に納得できる仕掛け位置を決めている、ということになる。

↑このページのトップヘ