ボラティリティとは本来変動の大きさである。上がる下がるとは無関係で一定期間の価格変動が大きいか小さいかということになる。またボラティリティはリスクを計る指標として使われることも多く、株式投資であれば年率換算するのが一般的なのだろう。しかしシステムトレードは短期の場合が多いと思うので、年率換算ではあまり参考にならない。そのため支部長は月間の高値安値変動率という概念のものにされたのだと思う。しかし私の場合半月から一か月も保有するシステムなどひとつもない。せいぜい一泊二日や二泊三日である。そのため月間の変動が大きいか小さいかよりも2~3日の価格変動のほうが重要である。価格変動がないことにはトレードチャンスがないことは多くの方と同じである。そもそも動かないものには仕掛けにくい。

それでは2~3日の価格変動を見る指標は何かないだろうか。イザナミには「安値→高値(率)」という都合の良い指標が標準装備されている。これを使って3日間の平均を出してみた。
またその人によるとは思うが、私の場合日中変動が5%もあれば何とかトレードすることは可能である。、そのため3日平均5%以上の日々の銘柄数を調べてみた。期間はもっとも印象が強い2008年以降とした。対象は、新興(マザーズ&JASDAQ)と東証1部。まずは株価50円以上で売買代金5日5000万円以上のものを対象。
上段が新興市場で下段が東証1部。
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最初の株価制限や売買代金制限程度ではトレードを避ける方も多いかもしれないので、より現実的に株価100円以上売買代金5日5億円以上としてみると、
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あまり変わらないように思える。また、特徴的なのは新興市場の2013年以降であり、これは取引条件の変更が大きいように思う。

3日平均5%程度じゃトレードできないという過激な方もおられるかもしれないので10%にしてみると、
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さすがに東証1部はここのところほとんどトレードチャンスがないように見える。

このグラフをどう考えるかはそれこそ人それぞれだとは思うが、最近ボラティリティがどうのこうのという方の多くが、変動の大きさではなく単に急落してさらに続落すること(急落後に反騰あるいは一旦停止はあまりお気に召さないのかも・・・笑)、あるいははっきりした下降トレンド入りを期待しているだけのようにも感じている。今後相場がそういう希望に応えて(笑)下がれば下がったでそれに対応するだけなので私はどうでも良いと思っているが。

あともうひとつ付け加えるなら、少なくとも新興市場では2014年以降はほとんど同じようなトレード機会があるように思う。つまりある特定の年がどうのこうのということは価格変動という観点だけならほとんど違いがないように思う。なおこれは当然だが、ある特定の手法がどうのこうのということとはまったく関係ない。