理にかなった打診器/ラビナー式。歴史は古く、神経学はこのラビナー式打腱器とともに歩んできたと言って良い。本格派です。

打診器 SM504 ラビナー式

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医学生時代 私の大学の神経精神科教室で この打診器を操っている助教授を思いだす。
その当時の助教授の診察風景をみて感動した。
理学的診断法の極致であると思った。
人間の五感だけで次々と推理し難病を診断していく。
奇跡だとおもった。
その助教授が使っていたのはこのラビナー式打診器である。
1:短い金属柄の振り上げ降ろしは自己の筋力に細心の神経を要するから凡人には不可能である。
2:この打診器は 厚いゴムにおおわれた円形の打診部分と木の棒よりなる。
薄い円盤の縁のゴムが身体に 重力により 接触する。
人体は、その衝撃に反応する。
3:長い 細い木製の棒は 竿のごとく しなやかに しなっている。
4:我らは 自己の筋力を意識し自己の手と前腕を竿のごとく しならせ落下させるという曲芸はしなくてすむ。
しようとしても出来ない。
ただ 引力の法則にしたがって 円形の辺縁部分を自然に下ろすだけである。
5:さらに、木製の棒の先はやわらかく尖っており 種々な刺激を皮膚にあたえることができる。
「皮膚描画症」なぞ発見できる。
金属製では無いということが 人間にとり 柔らかなのである。

よって、「これ以上の 打診器はない」と 助教授はおっしゃった。
私も この教えに従って この打診器をつかっている。
すなわち ラビナー式である。