三丁目の夕日のCGは主役【団塊世代 暮らし 生活 ブログ 】

三丁目の夕日映画でのCGが映像化した東京の風景は現在の東京の姿とあまりにも違うことに視覚を通して気づかせます。東京タワーの真下の下町が主たる舞台ですが、現在のその町を知るだけに、40年間で変わった町、変わった人の生活や心をいやでも思い知らされます。

先ず目に飛び込んでくる風景は、建物が低いことです。都電が道路を走り、そんな場所に子供が紙飛行機を飛ばす冒頭の画面が「夕日町三丁目」が東京のどの位置か、東京の昭和33年の下町を数分で分からせます。見事な映画展開です。

瞬間にこの映画が描きたいテーマ、下町の人たちの暖かい付き合い、私が呼ぶ昭和ロマンをにおいのように漂わせてくれたのでした。

現在の東京の、いや東京だけでなく日本中の高層マンション社会は、いやでも見下ろす町と人を作りました。建物が人の関係の仕方を水平な関係から垂直(上下)の関係にしてしまったのではないか、この映画のCG画面はそんな人間関係変化を確信させるものでした。

人たちが濃密な人間関係を作るには、このように低層建物と広い空がどうしても必要な気がいたします。

タイトルと同時に集団就職の中学生たちが当時の国鉄2等車両で上の駅に着きます。車窓から建築途中の東京タワーや、当時のビルが見えます、本当にいきなりタイムスリップして昭和33年の東京にいる感じです。

上野駅の構内、集団就職の子供を迎えるごった返す画面やホームに着くSL機関車などどこが合成されたものか分からず、いやおうなくその世界に引き込まれてしまうのです。当時の上野駅の再現と上野公園の風景、まさしく私は昭和33年の東京にいました。
あとは、当時を血道に再現したセットの町、住宅お店など見事にはめ込まれていました。
映像の色調も全体にセピアカラーを意識したライティングなどもあって、レトロ間を出していたのですが、なんと言ってもこの映画の主人公はCGの画面だといえます。
同時の映像、例えば上野駅前の広場でタクシーや車、乗客たちの行き来を不自然でなく再現されると、今がそのような東京だと思えるくらいですから、CGが演じているとさえ思えたのでした。

主人公の二人の少年が、母親を訪ねて遠い高円寺まで行くシーンがあります。表通りの都電に乗るシーンと都電の走り去る通りをカメラがパンアップしながら街全体を見せるシーンがありましたが、広い通りの両側のビルや商店などの風景は空の広さを感じさせ、まさしく当時の東京が昭和ロマンの空気を持っていたことを知らせてくれるに充分でした。

また銀座の映画館や劇場、入場を待つ人の群れと劇場の遠景、当時の映画館看板(石原裕次郎の嵐を呼ぶ男)それらがセットとCGの違和感など全くなく、懐かしさの世界に導きます。

甘ったるい昭和ロマンを今の日本人が必要としているのでしょうか、そんなことをもう少しこの映画を自分の戦後の歴史と重ねながら分析してみたいと思います。


昭和ロマンは昭和30年代を境に、経済的豊かさを手に入れて消えてしまった

この映画はそんなことを思わせます。

是非映画館に足を・・・すぐ

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