昨日、神田昌典さんの「全脳思考読破会」に参加しました。
Amazonでは、賛否両論で論争を巻き起こすほどの話題書です。楽しみにして講演に参加しましたが、期待に通り、収穫の多い一日でした。

まず、全脳思考のモデルを使った応用例の紹介と、会場の参加者を指名してのライブ演習、そしてグープワークと盛り沢山の一日でした。

このツールですが、シナリオライティングのテクニックを応用していて、物語を考えるような感じで、登場人物は誰で、どういうエンディングに持って行くかを考え、そこに至るまでの道筋を考えるというようなフレームワークになっています。より、具体的なアイディアを出やすいのが特徴だと思います。

講演では、ソフト会社の若手社員が、自社のソフトをPRするためのアイディアを発想し、マスコミへの売込みに成功した事例が紹介されていました。

そして、物語性のように、ゴールまでのイメージを明確に描くため、より、実行性が高いのも特徴ですね。コーチングやNLPで、将来イメージを明確にすると、行動が促されるのと同じ効果が働きます。例えば、自分がお客さんにどのように働きかけるのか、最初のアプローチはどうするのか?等、とても具体的に考えるので、行動につながるのだと思います。

戦略は実行が全てと良く言われますが、逆にいうと、実行するのは極めて難しいのです。自分一人の行動を変えるのも難しいのですが、仕事では、組織やチームの各メンバーに行動を促さないといけない訳で、とても実行が難しいのです。

これまでの論理フレームワークは、実行をカバーできていないので、戦略や戦術を描くのには使えても、実行に使えないものが多かったと思います。全脳思考は、既存の論理フレームワークの弱い部分を補完・統合してくれるツールだといえます。

興味がある人は、是非 Youtubeを見てください。

そして、本格的に身に付けたい人は、友人と集まってグループワークをする事をおすすめします。一人では続けるのが大変ですし、学習効率もグループだと高まります。

私も勉強会を開催しようと思います。