2012年02月10日

京都記念展望

今週末の関西メインは京都記念。今回で第105回を数える(以前は春・秋の年2回施行があっため)という、伝統の古馬G2だ。
 
京都記念(G2・芝11F)
07:38.6-63.0-35.6=2'17"2稍(アドマイヤムーン6-6-6-5、ポップロック7-10-8-8)
08:36.7-61.6-35.3=2'13"6(アドマイヤオーラ11-11-11-10、アドマイヤフジ4-5-8-7)
09:36.1-62.5-36.0=2'14"6(アサクサキングス4-4-3-2、サクラメガワンダー6-6-4-3)
10:36.5-63.5-34.4=2'14"4(ブエナビスタ3-3-3-3、ジャガーメイル6-6-5-5)
11:37.1-62.0-34.8=2'13"9(トゥザグローリー3-3-4-4、メイショウベルーガ5-5-8-8)
※「3F-5F-3F」で表記
 
2010年は、有馬記念1・2着のドリームジャーニー対ブエナビスタの再戦で、後に天皇賞・春を制する香港帰りのジャガーメイルが間を割るという、豪華メンバーによる頂上決戦。2011年は「前年のG1勝ち馬であるビッグウィーク・ダノンシャンティに加え、G1・2着があるオウケンブルースリ・メイショウベルーガ・ヒルノダムール、そして国際G1馬シャドウゲイト」と、トップグループを追う「2番手集団」ではあったが、出走馬の半数がG1連対馬というなかなかのメンバーがしのぎを削るレースだった。
 
そして2012年。今年もかなりのメンバーが揃った。
昨年天皇賞・春を制してトップグループに追い付き、一気に抜き去ることを目論んだロンシャン遠征はフォワ賞2着→凱旋門賞10着と思うようにいかなかったが、今年も海外遠征を視野に入れて始動するヒルノダムール。G1初挑戦の天皇賞・秋で2着、最強世代と謳われながら突き抜けない4歳(当時)のなかで最先着と、トップの一角に割り込んできたダークシャドウ。そして4・5歳世代をナデ斬りにした年度代表馬の2着を、クラシックで拾い続けたウインバリアシオン。これらに加え、菊花賞3着トーセンラー、ジャパンC4着トレイルブレイザーと、続くグループにも実力馬が複数。9頭立てと少頭数だが、レースとして興味深く、馬券的にも面白いレースになりそうだ。
 
このレース、昨年の予想時に注目したのが、直近の京都G2・日経新春杯との相関
07:トウカイワイルド日経新春杯1着→京都記念9着
08:ダークメッセージ日経新春杯2着→京都記念11着
09:日経新春杯上位馬の京都記念出走なし
10:トップカミング日経新春杯2着→京都記念8着、サンライズマックス日経新春杯4着→京都記念10着
11:ヒルノダムール日経新春杯2着→京都記念3着、ホワイトピルグリム日経新春杯5着→京都記念11着
 
07〜10年で、日経新春杯で掲示板に載った馬が4頭京都記念に出走し、その全てが8着以下に終わっていたのだ。レベル的にもそこまでの大差はなく、同じ京都外回りならばもっとリンクして良さそうなものだが、この結果には一定の意味がありそうではないか。ちなみにこれを受けた昨年は、ヒルノダムールこそ3着に踏ん張ったがホワイトピルグリムはブービー11着。ちなみに「半笑いの予想」からの配信では、5番人気◎メイショウベルーガから馬連で勝負し、日経新春杯組のヒルノを消せたこともあってしっかり絞って的中することができた(1番人気トゥザグローリーとの馬連で11.2倍)。
この相関のカラクリとしては、12Fの日経新春杯はハッキリした中弛みになり「切れ味勝負」になりがちなのに対して、11Fの京都記念は比較的淀みなく流れてやや「底力勝負」寄りになる可能性が高い、という点が挙げられそうだ。
 
今回は日経新春杯の好走馬はおろか出走馬さえおらず、一見ここまでの考察は無駄になりそうだが、そうではないのは前エントリでも主張した通り。このリンクが指し示す「レースの性質」「必要な資質」について「考える」ことが、日経新春杯以外のパフォーマンスについての価値判断そのものである、というのは言うまでもないだろう。
 
ちなみに前エントリで展望したきさらぎ賞は、狙い下げた切れ味特化タイプが上位独占で予想配信も的外れな結果となってしまった。これに関して、結果的には残念で申し訳ないものになったことをお詫びしつつ、予想の「型」としては仕方なかったと思っている。例えば、昨年のきさらぎ賞では◎ウインバリアシオンを○トーセンラーより上に評価して結果的に◎4着○1着だったが、ウインの本質的な持続力を上位と評価し続けたことが青葉賞での◎=▲で馬連84倍本線的中に繋がった。このように競馬予想には継続的な側面もあり、2〜3歳戦は特に、乗る側も買う側も試行錯誤がある中での妙味との戦い。この不的中を「痛い」と批判されても、これまで勝ってきたフォームを崩さないことの方が大切だと確信している。
 
それはともかく、逆に言えば古馬戦に関しても、流れの想定がズレれば、的外れな結果になるリスクは(若駒戦ほどではないにせよ)確実に存在する。つまり今回の京都記念も、過去の同レースと違い上がり33秒台が出る流れになれば、日経新春杯で好走するタイプが上位になることもあり得る、ということ。そこまで含め、仔細に検討していきたい。
 
最終結論は「半笑いの予想」(http://hanwarai.net/)からの配信をご覧ください。半笑いの予想


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2012年02月03日

きさらぎ賞展望〜「考える」競馬予想のススメ

きさらぎ賞(G3・京都外9F)
07:36.4-37.4-35.0=1'48"8
 (アサクサキングス1-1、ナムラマース5-4)
08:36.1-36.8-35.9=1'48"8
 (レインボーペガサス7-7、スマイルジャック6-4)
09:36.4-37.5-35.0=1'48"9
 (リーチザクラウン1-1、リクエストソング9-8)
10:35.3-37.5-35.8=1'48"6
 (ネオヴァンドーム7-7、レーヴドリアン11-11)
11:35.3-36.9-35.4=1'47"6
 (トーセンラー5-4、リキサンマックス1-1)
 
過去5年の平均ラップは「35.9-37.2-35.4」。同期間の古馬1000万下の平均「35.6-36.7-34.9」より中盤〜上がりが半秒ずつ遅い”持続力劣化版古馬1000万下”といった風情だが、実は1〜2月開催だけに絞ると「36.0-37.2-35.1」なのでこれとはほぼ互角。これは馬場水準と時期的なレベルの両方の問題があるので一概には言えないが、基本的には大まかに「この時期に3歳重賞戦線が古馬1000万と比肩してくる」というのは認識しておいて損はない。
この比較は一見どうでも良さそうだが、例えば「2〜3月の世代重賞で好走した3歳馬がクラシックで惨敗して夏の古馬重賞で人気しているケース」などは、「古馬1000万レベルの裏付けしかない」とも言えるので、クラシックの負け方に成長の片鱗を示しているかどうかによっては狙い下げて妙味を取る材料になる場合もある。
余談だが、私は「血統」という要素は既出走馬の能力分析にはあまり役に立たない(実際のパフォーマンスの分析を覆す材料にまではならないという意味で)というスタンスを取っているが、こういう部分で成長曲線を類推することに於いては大きな可能性を感じている。つまり「○○産駒だから菊は3着まで」ではなく、「きさらぎ賞時点でこういうパフォーマンスをした○○産駒ならば、菊の時点でどの程度のレベルまで達する」という予見を目指す予想ならば価値を感じる、ということだ。
 
さて、それはともかく。このレースの最重要ステップであり、クラシック登竜門であるラジオNIKKEI杯からの相関がちょっと面白いことになっている。
前年ラジオNIKKEI杯→きさらぎ賞
ナムラマース:06・3着→07・2着
アサクサキングス:06・5着→07・1着
メイショウクオリア:07・3着→08・10着
リーチザクラウン:08・2着→09・1着
コティリオン:10・3着→11・6着
ウインバリアシオン:10・4着→11・4着
過去5年で、ラジオNIKKEI掲示板の馬が6頭きさらぎ賞に出走しているが、その結果は(2,1,0,3)。いや、こんなトータルの結果や連対率や期待値にはさして意味がないのは言うまでもない。
「連対率50%・単勝期待値176円だから、ラジオNIKKEI5着以内はきさらぎ賞では買い」なんていう後出しのデータに従って買っていては、収支は「全ての馬券の期待値は74〜80%」というデータに近付くだけだ。この程度の数字を「攻略法」としてありがたがるのはあくまでも競馬予想の入門編、その先の"なぜそうなるのか"を扱うメディアが少ないのは個人的に悲しい。ただ、そのお陰で考察を重ねれば優位に立て、勝てるゲームにしてくれているのだから、むしろ感謝はしているのだが。
 それよりこの結果で注目すべきは、「ラジオNIKKEI杯のラップと位置取り」が「ラジオNIKKEI杯→きさらぎ賞での着順の上下」と相関していることだと考えたい(詳細は予想サイトからの配信に譲る)。更にラジオNIKKEIから着順を下げなかった馬は、距離短縮で好走したにも関わらず、その後12F以上の長距離戦で結果を残しているのも特筆すべき点である。ダービー・菊花賞で、アサクサキングスは2・1着、リーチザクラウンは2・5着、ウインバリアシオンは2・2着である。ナムラマースはダービー8着止まりだったが、その後長期の戦線離脱を経て12Fの日経新春杯2着と激走しているだけに、この傾向の例外とすることはないだろう。
 
このように、ラジオNIKKEIときさらぎ賞の相関を考えるにしても、単純な着順という数字の羅列ではなく、それぞれの年のラップと各馬の脚の使い方、そしてその後の戦績まで踏まえてどのような資質が測られるレースだったかを考えて行くと、かなりいろいろなものが見えて来る。このような「考える」競馬予想の手法で、私が実際に「勝っている」というのもあるが、それ以前に八卦や当て物ではないゲームは単純に「楽しい」という点で推奨したい。まあこの点は「ギャンブルでは頭を使いたくない」というポリシーの人もいるようなので、勿論他者へ強制するつもりはない。何度も言うように、あくまでも個人的な価値観だ。
 
そしてこの手法が優位な点は、予想フォーマットの敷衍の範囲が広いこと。具体的に言えば、例えば今回のように「ラジオNIKKEI杯の掲示板はおろか、出走馬がいない」という状況でも、同舞台でのエリカ賞出走馬であったり、同じく内回りで同距離の京都10F=京都2歳S・福寿草特別・若駒Sの出走馬に関しては、同様に「着順ではなく資質を見る」分析によって、ラジオNIKKEI杯ときさらぎ賞のリンク分析を無駄にしないで済むのである。
 
という訳で、今からきさらぎ賞の予想もレースも楽しみで仕方ありません。最終結論は「半笑いの予想」(http://hanwarai.net/)からの配信をご覧ください。
半笑いの予想


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2012年01月19日

AJCC展望(昨年の予想全文再掲)

今回は趣向を変えて、昨年同レースの予想全文を掲載してみようと思います。

先に結果を言っておくと、◎○△△の4頭だけ印を打って、◎1着から○4着△3着△11着への馬単で勝負、2着が抜け。以下を見れば分かるように、2着馬・ミヤビランベリは" (ポテンシャルとしての)底力は「G1級」"と評価しておきながら、"(展開が厳しいと踏んで)ギリギリ消して絞る"としており、超スローの展開を読み違えての"消し"だった。

まあ人気馬から勝負しているので、特にこれ以上言い訳するつもりもタラレバを言うつもりもないです。趣旨としては、同レースのラップと決着の傾向や前哨戦からの出し入れの仕方、或いは半笑い流の評価のポイントを再掲載しておく、コラム的な意味合い。勿論今年に関しては前哨戦の個別の見解はここで公開できませんし、結局去年外れている予想には価値がないとお思いの方はスルーしてくださるよう、お願いします。


*********************** 

■AJCC予想

中山11R・AJCC(G2・芝2200)

06:37.1-36.2-24.0-35.9=2'13"2稍(シルクフェイマス1-1-1-1、フサイチアウステル2-2-2-2)
07:36.6-35.3-23.9-37.0=2'12"8(マツリダゴッホ3-4-4-2、インテレット10-10-10-8)
08:36.7-36.6-24.3-36.0=2'13"6(エアシェイディ9-8-8-5、トウショウナイト6-8-5-2)
09:36.6-37.3-24.1-35.9=2'13"9(ネヴァブション3-3-3-2、エアシェイディ8-6-6-6)
10:36.3-36.6-24.6-35.1=2'12"6(ネヴァブション5-5-5-2、シャドウゲイト2-1-1-1)

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2012年01月11日

あけまくりまして。

あけましておめでとうございます!
…を言わないまま10日が経ってしまい申し訳ありません。

競馬開催は早くも3日が終わりましたが、現状は推奨買い目での的中は1鞍のみ、プラス収支は1日のみと苦戦しています。先は長いとはいえ、目先の結果も追求して、早めの巻き返しを期して頑張って行こうと思います。

日経新春杯(G2・京都外12F)
07:34.7-38.8-38.3-35.6=2'27"4
 トウカイワイルド9-7-10-6、トウカイエリート4-4-4-3

08:35.2-38.1-36.7-37.4=2'27"4
 アドマイヤモナーク13-13-10-7、ダークメッセージ16-15-14-12

09:35.7-38.0-36.3-36.6=2'26"6
 テイエムプリキュア1-1-1-1、ナムラマース12-12-14-14

10:34.0-37.3-37.3-35.8=2'24"4
 メイショウベルーガ11-11-10-7、トップカミング10-8-7-4
11:34.2-38.5-37.4-34.5=2'24"6
 ルーラーシップ4-4-3-3、ヒルノダムール8-8-8-6

さて、今週末は日経新春杯。今年で第59回を数える伝統のG2、古馬王道戦線の始動戦といった位置付けだが、実際はそこまで超一流メンバーは揃わない…と言おうとして今一度見直すと、意外とここ4年は「連対馬のどちらかが、年内にG1で連対する」という地味な出世レースになっている。

アドマイヤモナーク(08有馬記念14番人気2着)・テイエムプリキュア(09エリザベス女王杯12番人気2着)・メイショウベルーガ(10エリザベス女王杯2番人気2着)・ヒルノダムール(11天皇賞春7番人気1着)と、軒並み忘れた頃に人気薄で激走しているのは面白い現象。偶然と言ってしまえばそれまでだが、「テン速い流れで、後半長くいい脚を使う」或いは「テンも上がりも速い流れで、後方からじわじわ突っ込む」というレースぶりが、中長距離G1に対応できる持続力や、場合によっては冬の荒れ馬場の適性を示しているということだろう。
そして注目すべきは、繋がっているG1は全て「京都外回りの中長距離」「中山の長距離」という、後半に「下り坂→平坦」の部分があること。これを踏まえて見返すと、日経新春杯の「第3ブロック」(=起伏がある残り1200〜600)が38秒台だった07年はG1に繋がらず、37秒台前半以内でより持続力が問われた近4年で繋がっているのも整合性がありそうだ。


今年は登録に先行馬も少なく、流れを事前に決め打つのはなかなか難しいが、レース後に「第3ブロック」を見直して今後の糧とするのは忘れないようにしたい。
事前の予想は
「半笑いの予想」(http://hanwarai.net/)からの配信をご覧ください。
半笑いの予想


ところで。下のエントリ(http://blog.livedoor.jp/han_Warai/archives/51986890.html)に関して、ツイッターで「年間配信276のうち、1%以下の2レースだけでプラスにしている一発予想、残りの99%はマイナス」という旨の異論が届いたので、一応説明しておきます。
というか、普通に物の道理が分かる方には説明不要で蛇足の内容だと思いますが…

確かに、年間で「66.5万プラス」なのに、回収率トップ2で「2万→83万」なので、「残り274レースはマイナス」という評価は成り立ちます。ただ、「2レースだけ大穴を狙って当てた」訳ではないのは当然で(むしろそれができたらそっちの方が神レベルでしょw)、大穴を狙ったうちごく一部で見事にHitした、というのが正しい現実です。

ごく簡単に言えば、週5鞍のうち本線が大穴なのは1つかそれ以下、即ち全体の15〜20%。つまり年276のうち50程度で大穴を狙って、本線・押さえ合わせて90〜100万程度の払い戻しがある計算です。よって、極めて大雑把ですが配信予想を二分すれば、
●大穴狙い(50R):払戻90万/投資50万(回収率180%程度)
●本命〜中穴狙い(226R):払戻252.5万/投資225万 ※一部返還あり(回収率112%程度)
といった感じです。
どうですか?むしろ「大穴狙いが時折成功して大幅プラスで、しかもそれ以外でもしっかりプラス収支」というのがお分かりでしょう。即ち「的中率と回収率を両立させる」という目的にしっかり則した結果だと自負しています。
そもそもトップ2は共に上半期なのに、下半期も第3・4四半期両方でプラスな訳ですから、「2レースにしか価値がない」予想の訳はないですよね。

ホント、物は言いようというか、酷評する前提で見れば何でもケチは付けられるなあ、と勉強になりましたよ。でも上記のことが再確認できて、むしろ自信を深めさせて頂きましたが(笑)。

…マジレスすると、この結果は素直に大賞賛しといて、今年の結果がマイナスになったら叩けばいいんじゃないの?僕自身も、勿論これをキープしつつ更に上を目指しはしていますが、流石にこれだけの結果を確実に上回る確信まではないですよ…?

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2011年12月31日

2011年「半笑いの予想」総括

2011年も早くも大晦日、今年もお世話になりました。
今年1年の「半笑いの予想」(http://hanwarai.net/)からの予想配信について、結果を簡単にまとめておきます。
まずは単純な的中率・回収率の数値から。

第1四半期(1〜3月)
的中率=15.3%(11的中/72配信)
回収率= 119.8%(払戻861,670/投資719,300)※返還700あり

第2四半期(4〜6月)
的中率=20.3%(14的中/69配信)
回収率= 140.8%(払戻958,790/投資681,000)※返還9,000あり

第3四半期(7〜9月)
的中率=27.5%(19的中/69配信)
回収率= 131.3%(払戻906,190/投資690,000)

第4四半期(10〜12月)
的中率=18.1%(12的中/66配信)
回収率= 104.4%(払戻689,050/投資660,000)

年度トータル
的中率=20.3%(56的中/276配信)
回収率= 124.2%(払戻3,415,700/投資2,750,300)※返還9,700あり

如何でしょうか。控除率を除いた馬券の単純期待値が75%程度とすれば、年間回収率の「124.2%」は、実にその1.65倍。決して満足や慢心する訳ではありませんが、前日配信で明確に買い目まで指示する事前予想で、これだけの結果が出せる予想家はなかなかいないと自負しています。
他人の比較云々を抜きにしても、「盆の金を平等に取り合う博打で、これだけの試行回数を経て、単純期待値からこれだけ乖離した結果を出す」のは、統計学上も極めて有意に「予想の優秀さ」を示すのは間違いないでしょう。四半期ごとの全てでプラス回収を示しているのも、それを補完しているのは言うまでもありません。自慢や過信ではなく、事実の観測としてそう確信します。

単純に1レースにつき1万円の「推奨買い目」と同額を機械的に買い続けるだけで、年間で665,400円のプラス。もちろんこれを毎年保証するものでは決してありませんが、少なくとも今年に関してはごく簡単に予想配信の対価の何倍ものプラス収支をあげられたのは間違いないでしょう。更にこの点でも、各四半期が全てプラスだったのは、信頼度=ベット金額のアップの判断にも繋がり、額面以上のプラスを生む要素として貢献できたと思います。

実際に馬に触れない机上の理論は価値を低く見られることもあり、馬に乗った経験もない予想家がレースを批評することを厳しく指弾する方も中にはいますが、元競馬関係者や専門紙トラックマンなど、日常的に馬に触れる距離にいる方でも、「予想」でこの結果を超えられる方はなかなかいないと思います。
決してそういった方々の価値を貶める訳ではありません。彼らは馬を見る専門家・トレセンで取材をする専門家であり、私は「レースを分析し、勝つ馬券を考える」専門家、というだけです。即ち、馬に乗ったことがなくても、堂々とレースを批評し、馬の資質を語る資格があると宣言します。

ちなみに、◎本命馬の着順は(50,53,30,143)、勝率18.1%・連対率37.3%でした。◎の単勝回収率は「102.4%」、◎から○▲△への馬連均等買いの回収率は「167.7%」
推奨買い目よりも本命の単勝期待値が低くなっている理由は、回収率と的中率の両立を目指して連複系の馬券を指向し、実際にその方向で結果が出ていることが挙げられます。一方、馬連均等買いの回収率が高くなっているのは、ヒモで上手く穴馬も看破できているということ。推奨買い目の回収率がこれを下回っているのは検証すべきポイントではありますが、資金の自由度を上げるために点数を減らして本線サイドに厚めに張るスタイル(「◎=○」より「◎=△」の方が払い戻しが多くなる「紛れ狙い」の馬券は推奨しない)との関連が高い現象。信念あってのものなので、そこは当面変えずに観察を継続しておきます。

G1に関してだけ言えば、年間22レース配信して「払戻491,860/投資220,000」の回収率「223.6%」。これもトータルでは胸を張れる結果ですが、細かく見れば上半期の11レースが「376.7%」だったのに対し、下半期11レースは「70.5%」に終わってしまいました。この程度のレース数で確実にプラスを出すのは極めて難しいので仕方ない部分はありますが、皆さんが力を入れて張る年末のG1で物足りない結果になってしまったのは大変申し訳なく思っています。

そしてレースごとの回収率ベスト10は以下のようになっています。続きを読む

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2011年12月22日

有馬記念展望

今週末はいよいよ中央競馬の総決算、グランプリ・有馬記念である。

有馬記念(G1・中山12.5F)
06:41.3-37.5-37.7-35.4=2'31"9
 ディープインパクト12-12-11-10、ポップロック4-3-4-4、ダイワメジャー2-2-2-2
07:41.4-39.0-36.8-36.4=2'33"6稍
 マツリダゴッホ3-3-3-2、ダイワスカーレット2-2-2-1、ダイワメジャー8-7-8-4
08:41.2-38.1-35.8-36.4=2'31"5
 ダイワスカーレット1-1-1-1、アドマイヤモナーク14-14-13-11、エアシェイディ8-8-5-7
09:40.3-36.8-36.9-36.0=2'30"0
 ドリームジャーニー15-15-14-8、ブエナビスタ6-6-4-3、エアシェイディ16-16-15-12
10:42.6-39.6-35.8-34.6=2'32"6 ※「3.5F-3F-3F-3F」で表記
 1着ヴィクトワールピサ4-4-2-2(34.6)
 2着ブエナビスタ11-11-9-8(33.8/0.0)
 3着トゥザグローリー3-3-3-2(34.4/0.0)
 4着ペルーサ5-5-3-4(34.4/0.1)
 5着トーセンジョーダン1-1-1-1(34.9/0.3)
 6着ルーラーシップ6-5-6-4(34.4/0.4)
 7着エイシンフラッシュ9-9-9-10(34.2/0.4)
 取消ローズキングダム
 
毎年「リピーター」が活躍するG1で、実にここ9年続けて「2度以上有馬記念で馬券になった(なる)馬」が馬券になっている。しかもその9年間で馬券になった27頭のうち、実に3分の2が「リピーター」という割合なのである。
これは単純に、「長距離+急坂G1」としても「長距離+小回りG1」としても唯一無二という特殊な条件なので、結局「以前の有馬記念」が最重要の参考レースになる、ということで説明がつく。しかもトップクラスがG1連戦を経ているために、この時期のハイレベルな体調維持のリズムを身に付けている馬が有利なのは言うまでもないし、この時期の芝への適性も関わって来る。とにかく「過去の有馬記念好走馬」が明確に優位なレースなのである。

そこで今年の登録メンバーを見渡すと、なんと昨年の1〜7着馬が出走しているのである。となると、タイム差なしで入線した昨年1〜3着馬=「前年のリピーター」が圧倒的有利に見えるが、果たしてどうだろうか。

ポイントは、昨年の流れ。
「第1ブロック」の「42.6」も、「第2ブロック」の「39.6」も、過去5年で最も遅いのがよく分かるだろう。結果的に良馬場では時計も最も遅く、前年より2.6秒も遅いという水準になっている。つまり「リピーター」の一つの大きな根拠である「能力」の絶対値に関して、裏付けがかなり弱いのだ。
そして昨年は「第4ブロック」(上がり)の「34.6」はレース史上最速タイで、類稀な瞬発力が要求されるレースだった。つまり「リピーター」のもう一つの根拠である「適性」の方向性に関しても、芝への対応はともかくラップ的な再現性に大いに疑問があることになってしまうだろう。
もちろん、「リピーター」の3つ目の根拠、即ちこの時期の「調子」の傾向に関しては一定の判断材料にはなるが、これとて上位7頭のうち5頭が当時3歳(現在4歳)ということを考えれば、体質も臨戦過程も変わっているということになる。

という訳で、かつてないほどに「リピーター」の根拠が薄い有馬記念になる可能性が高いと見ている。
丹念に今年一年のレースから「能力」「適性」を看取し、近走から「調子」を見抜く。そんな「普通の予想」が大切な有馬記念になりそうだ。

最終結論は「半笑いの予想」(http://hanwarai.net/)からの配信をご覧頂きたい。
是非配信にご期待ください。
半笑いの予想


!!12/23(金)は祝日のため、申し込み( http://hanwarai.net/yosou.php )締め切りは本日12/22(木)の銀行営業時間内(15時まで)となります!!

※2012年からの予想配信に関して、重要な変更がありますので、こちら(http://hanwarai.net/mob/2012.html)も併せてお読みください。

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2011年12月15日

朝日杯FS展望

今週末は2歳牡馬チャンプを決定する朝日杯FS
以前は「ダービーに繋がる」と言われたこのレースも、近年はクラシックとはどんどん縁遠くなっており、勝ち馬のクラシック制覇は実にナリタブライアン(93年朝日杯→94年三冠)まで遡る。

この為、JRA賞選定に際しては「朝日杯よりラジオNIKKEI杯を評価すべき」とする意見も時折現れるが、それはまた違う話だろう。「最優秀2歳牡馬」は、レース結果のみを考慮して選ばれるものであり、将来性や可能性の予測を加味して与える称号ではない。JRAがG1と定めたレースを勝った「G1馬」を、幾ら着差や時計が優秀だからと言って「G2馬」や「G3馬」が逆転するのはおかしな話である。

閑話休題。朝日杯の過去のレース結果を見てみよう。

朝日杯FS(2歳G1・芝8F)
06:34.9-24.0-35.5=1'34"4
ドリームジャーニー15-14-12、ローレルゲレイロ3-3-2

07:34.7-23.6-35.2=1'33"5
ゴスホークケン1-1-1、レッツゴーキリシマ7-4-3

08:34.3-24.5-36.3=1'35"1
セイウンワンダー7-9-9、フィフスペトル7-8-8

09:34.2-24.2-35.6=1'34"0
ローズキングダム7-9-8、エイシンアポロン5-6-5
10:34.7-23.9-35.3=1'33"9
グランプリボス8-10-7、リアルインパクト8-7-7

ここ5年の連対馬を見ただけで、あまりに多様な資質の馬が好走しているのが良く分かる。
08・09年の2着馬は今年のマイルCSでワンツーを決めているし、10年の1・2着馬はなんと今年の春マイルG1を共に制している…というように、近年はいかにもマイラー適性を競っているようにも見えるが、しかし08・09年の勝ち馬は共に菊花賞でも馬券になっている万能タイプで、一筋縄では行かない。更に06年に至っては、後に春秋グランプリを制覇するドリームジャーニーと、春秋スプリントG1を制覇するローレルゲレイロが同時に連対しているのだ。

今後の資質の成長如何で、どの方向に進むかは当然バラバラ。一言で適性を言い表すことができないレースだが、大雑把な傾向はある。
ポイントはレースの「中盤2F」だ。
基本的に2歳戦は急流だからと言って差し馬が一気に台頭することにはなりづらい。「急流で嵌る」には、テンからある程度のペースを追走した上で、上がりで明確なシフトチェンジが必要となるので、キャリア浅く完成度低い2歳馬には難しいのだ。そういう意味で「中盤2F」が少しでも緩い方が、「中長距離タイプが中盤でシフトチェンジして差し間に合う」という展開になりやすい。
過去5年を見ても、「中盤2F」が「24秒以上」掛かった時に差し切った3頭(ドリームジャーニー・セイウンワンダー・ローズキングダム)のみが、その後2500以上の長距離G1で馬券になっているのは、偶然ではないだろう。ちなみにこの3頭は前走で「東京9F戦or外回り8F戦」という、中長距離に繋がる持続力勝負の重賞でいずれも馬券に絡んでおり、整合性がある臨戦過程と言っていいだろう。

という訳で今週も、事後分析の指針となる指標を提示してみた。
事前予想に関して
「半笑いの予想」(http://hanwarai.net/)からの配信をご覧頂きたい。

是非配信にご期待ください。
半笑いの予想


※2012年からの予想配信に関して、重要な変更がありますので、こちら(http://hanwarai.net/mob/2012.html)も併せてお読みください。

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2011年12月08日

阪神JF展望

阪神競馬場が改修され、2006年から外回りマイルでの施行になった2歳牝馬G1・阪神ジュベナイルフィリーズ。

阪神JF(G1・阪神外8F)
06:34.4-23.9-34.8=1'33"1
ウオッカ6-6、アストンマーチャン3-3
07:34.4-23.7-35.7=1'33"8
トールポピー11-8、レーヴダムール17-15
08:35.2-24.4-35.6=1'35"2
ブエナビスタ16-16、ダノンベルベール11-6
09:35.7-24.5-35.3=1'34"9
アパパネ10-10、アニメイトバイオ7-7
10:
35.8-25.4-34.5=1'35"7
レーヴディソール10-11、ホエールキャプチャ5-9

過去5年のラップは、上記のとおりまさにバラバラ。06・07年は「テン34秒台→ 中盤23秒台」という激流で、これを勝ったウオッカ・トールポピーはそれぞれ翌年のダービー・オークスを制覇。ついでに06年で先行して2着に粘ったアストンマーチャンは翌年スプリンターズSを勝っている。
これに対して、08・09年は「テン35秒台→中盤24秒台」という緩い流れで、前2年よりは底力が測られないラップだったが、これで前が残らずに差し・追い込みが決めた勝ち馬は相応の持続力を発揮したということなのだろう。なんとブエナビスタ・アパパネは共に春クラシック2冠を制してしまった。まあ2・3着馬は春クラシックでサッパリ振るわなかったし、ブエナ・アパパネも圧倒的な人気の割にはハナ差・同着だったことからは、このレースで大幅加点の内容でなかったことも一応整合性がある。ブエナビスタがどの時点で最強馬レベルまで成長したかは議論が分かれるところだが、まあそれは別の稿に譲ろう。
昨年はテンに加えて更に中盤も「25秒台」と緩く、極めて特殊な流れだったが、中団差しのホエールキャプチャが翌年の3冠レースで勝ち馬と遜色ない内容の2・3・3着だったことからは、これだけ緩んでも一定の裏付けとはなりそう。これを更に後ろから完勝したレーヴディソールの完全復活が待たれるところだ。

このように、2歳馬にとって外回りの長い直線+急坂はそもそもタフな設定なので、急流ならばスピードと底力が要求されるし、緩流でもこの時期としては長くいい脚=持続力が要求されるので、結果的に総合力上位の馬しか勝てないレースとなっている。

こう言ってしまうと「ラップに関係なく、このレースを勝てば絶対的な『格』が手に入る」という、ラップ分析を放棄しているような意味に聞えてしまうかもしれないが、決してそうではないことは一応申し添えておこう。
例えばブエナビスタはスローのジャパンCでも2年続けて1位入線の圧倒的な力を見せたのに対して、ウオッカは激流の09年こそ勝ったが緩めで流れた07・08年は4・3着と取りこぼしている。この辺の資質の差異が既に阪神JFの勝ち方に表れていたとは言えないだろうか(ウオッカが激流を差し、ブエナは緩流を追い込み)。即ち、むしろその後に続く資質の成長の方向、その機微を看取できるG1だと考えている。
これを踏まえて、このレースは予想&馬券勝負ももちろんだが、レース後にラップをしっかり解析し、勝ち馬を筆頭に資質を早めに看破していきたい。
 
という訳で、今回は事前分析は「半笑いの予想」(
http://hanwarai.net/)からの配信に譲り、このエントリでは来年のクラシック、或いはその先を分析するための「レースの見方」について提案させてもらうに留めておく。

是非配信にご期待ください!
半笑いの予想

※2012年からの予想配信に関して、重要な変更がありますので、こちら(http://hanwarai.net/mob/2012.html)も併せてお読みください。

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2011年11月25日

「半笑い×夏目耕四郎のラップ思考だけで馬券が当たるメカニズム」

【しばらくこのエントリをトップに上げておきます】
告知です。今月末、夏目耕四郎氏との共著が発売されます。



「半笑い×夏目耕四郎のラップ思考だけで馬券が当たるメカニズム」
東邦出版 刊

【ISBNコード】978-4-8094-0997-4
【著者】半笑い・夏目耕四郎/著
【価格】税込定価2415円
【発売】2011年11月25日
【仕様】A5版 336頁
東邦出版サイト:http://www.toho-pub.net/product_info.php?products_id=401&osCsid=f48a6c82cc35dbb3f0c447d80cd3ad6e

第1章 ツートップの思考と指向
第2章 能力、適性を見抜いてレースを考える
第3章 半笑い・夏目耕四郎を考える59の質問
第4章 ラップタイム放談

従来は「棲み分ける」のが慣例だった、同じツールを主とする予想家同士が敢えて主張し合い・語り合うという、従来にない内容となっています。

なお発売日はジャパンC週の金曜日ですが、都内の一部書店などはマイルCS週の土日から並ぶ場合もある模様です。 
よろしくお願いします! 

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2011年11月21日

マイルCS予想の顛末

前のエントリでマイルCSの海外調教馬の評価について振っていたので、実際どこまでの判断をして取捨を決めたのか、「半笑いの予想」http://hanwarai.net/から配信した予想を転載しておこう。

実際は国内参考レースをざっと20鞍ほど精査した上で、海外のレースについて考えてから、全馬の精査コメントへ移るという、膨大な字数の予想を配信したのだが、このうち「海外のレースについて考えた」部分だけを抜粋して以下に転載する。

*********************
ひと通りマイルでの力関係は見渡せた。各馬精査に移る前に、外国馬について考えてみよう。
ドーヴィル8F戦
ロートシルト賞(G1):37.6-22.7-34.0=1'34"3
[1着ゴルディコヴァ道中2番手] 
2着サプレザ道中7番手/8頭中 
ジャックルマロワ賞(G1):38.4-23.5-36.4=1'38"3稍
1着イモータルヴァース道中11番手 
[2着ゴルディコヴァ道中7番手] 
3着サプレザ道中11番手/12頭中 
馬場差は明確に出せないが、恐らくジャックルマロワ賞は実質「36.8-22.4-34.8」程度。直線コースなのでテンで溜めておくのが常道だが、中盤の加速が早かったので、タフな馬場で上がりがバタッと止まった形だろう。平坦な直線コース、中盤の加速でラスト伸び切った1・3着馬は、京都の下りで加速して最後の直線に繋げる形では、比較的計算が立ちやすいことになる。
問題は、更に「テンの急流を追走するスピード」「上がりも絶対的に速くなるなかでキレ負けしない瞬発力」を補完できるかどうか。後者に関しては、サプレザはロートシルト賞で既にかなりのものを見せている。中盤で進出を開始し、ジャックルマロワ賞よりも相対的に1枚上、絶対的には2〜3枚上の瞬発力を爆発させているのだから、この2鞍でもかなり有力。というか、京都で既に実績を出している馬が裏付けを強化していると言っていいだろう。
ちなみにそのサプレザは、ロンシャン7Fのパレスロワイヤル賞(G3)では、休養明けで60キロを背負って「1'19"2」という極めて速い時計で圧勝している。ロンシャン7Fは引込み線から坂を下って行き、平坦な直線に向けて淀みなく流れるコースなので、これでスピード負けしていないのは相当優秀ということになる。これでスピードも補完、即ちマイルで速く流れても、追走が厳しくなるというよりむしろ展開を利せるタイプだと判断したい。

一方イモータルヴァースは、スピードも瞬発力も補完を果たしていない。サンドリンガム賞(G2)1着は、ラストの上り坂でもなかなかエンジンが掛からず、最後の1Fで間に合わせたもの。そしてコローネーションC(G1)1着・クイーンエリザベス2世S(G1)3着でじわじわ伸びたアスコット競馬場は、直線がずっと上るコース。共にマイルだが、クイーンエリザベス2世Sは直線で小刻みな起伏がある設定、コローネーションCはコースの「最低点スタート→最高点ゴール」というひたすら坂を上る設定だ。イモータルヴァースは後者で強い勝ち方をしており、いかにもスピードやキレとは真逆のタイプではないか。実際コローネーションCは「5F64秒の後、13秒を3つ並べる」というかなりタフなラップで、残り3Fで横に拡がった馬群(つまり縦には一気に縮まっている)の最後方から、残り2Fでまだ後方2番手、そして残り1Fでいきなり先頭に並び掛けるという競馬で勝ち切っている。
そして「テンでやや上り、中盤ずっと下ってラストは平坦」という、ロンシャンのマイルでは仏1000ギニー(G1)で追い込み不発の11着と敗れているのが決定的。まさに起伏は京都と共通しており、これでは下りの部分で追走一杯になり、加速が間に合っていないのだ。ロンシャン7Fでの急流にも対応しているサプレザとは大きく異なるタイプと言っていい。強いて日本競馬で合いそうな条件を探せば、「昔の中山や阪神で超ハイペースになるレース」という馬だろう。それでもテンの下りの加速にはついていけず、最後の最後に3着争いに突っ込んでくる、というイメージだが。

*********************
ここまで考えた上で、両馬の評価に以下のような明白な差異を設けた。

◎(13)サプレザ
ジャックルマロワ賞で見せた速い中盤に対応する底力に加え、パレスロワイヤル賞でのスピード・ロートシルト賞での持続力があれば磐石。ここ2年3・4着から衰えはなく、むしろ急流で前進・緩流ならば早めに加速できる円熟期と見立てる。

…(7)イモータルヴァース
前述のとおり上り坂で相対的に伸びる底力に裏付けられた末脚が最大の武器で、「速いテンに対応するスピード」「速い上がりに対応する瞬発力」共に絶対的な補完が足りていない。人気ならば当然の消し。

*********************
テレビや各メディアで専門家と呼ばれる人たちが「サプレザが本命ならばイモータルヴァースにも重い印が必要」とか語るのが、正直ちゃんちゃらおかしかった。アスコットとロンシャンとドーヴィルの起伏の違いぐらい分かって喋ってるのだろうか?というか、京都の起伏もちゃんと分かってる?

ただし私自身も画竜点睛を欠いたのは、まさに日本シリーズ最終戦で負けて日本一を逃した「竜」の如し。最終的な印と買い目は以下の通りだった。

◎(13)サプレザ
○(5)エイシンアポロン
▲(10)スマイルジャック
△(8)リアルインパクト
△(9)マルセリーナ
×(1)(4)(14)
結果:1着○(5)、2着×(1)、3着◎(13)

推奨買い目

馬連(5)=(13) 2,400円
馬連(13)流し=(8)(9)(10) 各1,200円×3
馬連(13)流し=(1)(4)(14) 各600円×3
馬連(5)=(10) 1,200円
馬連(5)流し=(8)(9) 500円×2

※参考買い目:単勝(13)(5)、3連複(13)1頭軸流し=(5)(8)(9)(10)、3連複(5)(13)2頭軸流し=(1)(4)(14)

●参考買い目的中:単勝(5)=9.8倍(5番人気)、3連複(1)(5)(13)389.2倍

*********************
「参考買い目」の方では、単勝2点で9.8倍的中・3連複9点で389.2倍的中と、文句の付けようがない買い目が組めたのだが、金額配分まで指示して回収率計算の対象としている「推奨買い目」では、器用に当たり馬券を逃してしまった。
それなりの数の会員さんに、上手く参考買い目で儲けて頂いてはいたようだが、これは本当に詰めが甘い失策だった。◎○2頭の単勝を推奨までしているのだから、「両方からの馬単」でも「2頭軸からの3連複」でも、相当な釣果があげられたはず。こちらを「推奨」に組み込めなくて無念である。

最後のミスをお詫びしつつ、しかし海外のレースまで「ラップ」というツールで一貫して、ここまで掘り下げて分析している予想家はあまりいないであろうことを、プロとして堂々と主張させて頂きたい。
今後もしっかり精進します!!
 
 半笑いの予想

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半笑いの予想
09天皇賞・春は◎→○→△決着!
配信買い目は「◎=○馬連」
「◎単勝」「◎○△3連複」的中、
2万→119万!!

2009年度
305レース配信で
推奨買い目回収率105.5%

2010年度
307レース配信で
推奨買い目回収率108.7%

2011年度
276レース配信で
推奨買い目回収率124.2%

安定してプラス回収の
予想力にご期待ください!

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