「2016秋のG1予想パック」リリースしました

リニューアルオープンした「半笑いの競馬予想」サイトにて、以下の記事をUPしております。

 「秋のG1予想パック」リリースのお知らせ

 10/2(日)シャンティイ4R・凱旋門賞(G1・芝2400)展望

今秋のG1パックは、例年通りの早期申し込み特典のスプリンターズS付きに加え、別商品として凱旋門賞予想付きの特別パックもご用意しました。何卒宜しくご検討ください。

「半笑いの競馬予想」リニューアルのお知らせ

ご愛顧頂いております「半笑いの競馬予想」サイトを、リニューアル致しました。 半笑いの予想
http://hanwarai.net/

現状開発中の部分もありますが、無料コンテンツも充実させていきます。 また今後はブログもこちらのページに一本化致しますので、何卒よろしくお願い致します。

「2016春のG1予想パック」リリースのお知らせ

ご期待ご要望にお応えしまして、今春も「半笑いの予想」( http://hanwarai.net/ )からJRA平地G1レースだけの特別プランをご用意いたしました。
申し込み締め切りは、今週末4/8(金)15時です!!

【配信対象レース】
2016年4月〜6月の全JRA平地G1レース9鞍:
桜花賞・皐月賞・天皇賞(春)・NHKマイルカップ・ヴィクトリアマイル・オークス・日本ダービー・安田記念・宝塚記念

詳細・お申し込みはこちら( http://hanwarai.net/g1.php )から

#以下蛇足
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2016年4月からの配信内容変更のお知らせ

競馬予想(分析・展望・精査の総合レポート)を発信させて頂いている「半笑い予想」サイト( http://hanwarai.net/ )からの配信内容を、2016年4月より大幅に変更させて頂きます
詳しくはサイトのトップページ(上記リンク)をご覧頂くとしまして、簡単にまとめると、配信プランを以下の形式に一本化することになります。
●従来の全馬精査を含む詳細分析&買い目の金額明示は週メイン1鞍
●メイン以外に簡易版として1鞍以上
●メイン及び簡易版に漏れた重賞レースがある場合、簡易版に準じたメモを配信、いずれにも最低限の展望・印・寸評を提示

この変更に関しまして、ご説明をさせて頂きま す。
結果的に総配信レース数は少し減る可能性が高く、総配信文章量は明らかに減ると思われますので、「やる気がなくなったのか」と訝る向きもあるかもしれませんが…昨今の配信をご覧頂いている方ならばお分かりの通り、むしろここ最近のモチベーションはとても高く維持しています。特にJRA平地重賞全レースの回顧の配信を行い始めてからの成績の向上は明らかで、これも回顧の配信をご覧頂いている方はお気付きかと思いますが、かなり充実した今後の狙い所を含んだ内容を書けており(と少なくとも当人は信じている)、今後の重賞戦線にはとてもワクワクしています。
天皇賞秋の予想文中で、オールカマーの内容を「ジャパンCでなら狙う根拠」としつつもこの時点では消していたショウナ ンパンドラを、天皇賞秋回顧で明確に次走の狙い馬筆頭として挙げ、実際にジャパンCで本命に抜擢して見事的中。このように経緯とストーリーがあっての狙いの上げ下げがハマるレースが幾つもあって、ここ半年ほどは本当に競馬予想を"業"として行わせて頂くようになって最も大きな充実感を味わっていると言っても過言ではありません。

ただやはり、どうしても分析の積み上げに時間と手間を要するスタイルなので、正直1日3鞍を同様の手法で分析しても精度の差が出てしまいます。その代わり、例えば3歳マイル重賞戦線の分析の中で価値のあるレースが幾つか見付かれば、その"余録"として平場の500万下で(そのレースの為の新たな分析をあまり必要とせずに)勝負できる馬&レースが出て来ることもあり、この場合は逆に配信から漏れてしまうことも多くあります(同程度の勝負度合・妙味の見立てであれば、どうしても遅い時間の特別レースを優先するため)。
結果的に、メインの重賞レースよりワンランク精度の落ちる特別レースを時折配信して、逆にそれなりに自信のあるレースはtwitterで印を呟くのみ、ということも起こりえてしまうのが実情です(※当然すぎる蛇足ですが、「分析の精度の落ちるレース」というのはあくまでも比較上のことで、重賞レース出走馬の過去レースはほとんどがそもそも頭に入っていますが条件戦ではそうでない場合も多いので、これを比較すればどうしても限られた時間のなかでは把握の度合に差がある、という程度の話です。精度の落ちるレースを配信するな 、という揚げ足取りはご遠慮ください)。
このような状況をなるべく回避するために、マストの全馬精査をベースとした分析の配信をするレースをメイン1鞍に限って、レース選定の自由度を上げることにしました。尚、他の配信レースも決して全馬を精査しない訳ではありません。全馬精査を文章化する時間の制約がかなり大きいため、これを解いて対応しようとするものです。更に言えば、現状は日々適度に運動もして心身ともに充実して競馬予想にあたれていますが、今後加齢と共に衰えが訪れることを考えても、純粋なマストの作業量を減らしておくのは意味があると考えています。

以下は蛇足であり、あくまでもこのようなプラン変更を考えるに至った経緯の補足をする為に、本来再現性のないはずの「回収率」に関して直近の状況を報告する記述を含んでいますので、トップ画面には表示せず隠しております。特に興味のある方のみ「続きを読む」をクリックして頂き、それ以外の方はスルーでお願いします。 ※3/24に3月第3週分も合算して数値を修正しました
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毎日王冠(G2・東京芝1800)回顧

09:35.8-35.9-33.6=1'45"3
 4カンパニー6-5-5、6ウオッカ1-1-1、3ハイアーゲーム9-8-8 
10:35.5-35.4-35.5=1'46"4稍
 4アリゼオ6-6-6、3エイシンアポロン3-4-3、1ネヴァブション9-8-8 
11:36.1-37.0-33.6=1'46"7
 8ダークシャドウ9-9-9、7リアルインパクト3-3-3、10ミッキードリーム6-7-7
12:34.5-35.1-35.4=1'45"0
 1着(4)カレンブラックヒル2-3-3(34.3)56
 2着(7)ジャスタウェイ10-8-9(33.0/0.0)54
 3着(8)タッチミーノット5-8-9(33.1/0.1)56
13:35.5-37.9-33.3=1'46"7
 1着(6)エイシンフラッシュ4-4-4(32.8)58
 2着(10)ジャスタウェイ5-5-5(32.7/0.1)56
 3着(7)クラレント1-1-1(33.4/0.1)56
14:35.4-35.5-34.3=1'45"2
 1着(2)エアソミュール6-9-8(33.3)56
 2着(6)サンレイレーザー1-1-1(34.3/0.0)56
 3着(8)スピルバーグ11-11-10(33.2/0.1)56
15:35.9-35.7-34.0=1'45"6
 1着△(13)エイシンヒカリ1-1-1(34.6)56
 2着◎(4)ディサイファ5-5-5(33.6/0.2)57
 3着…(6)イスラボニータ4-5-5(33.7/0.2)57
 4着…(9)ダノンシャーク5-7-7(33.6/0.3)58
 5着…(8)トーセンスターダム8-9-9(33.4/0.4)56
 6着△(7)アンビシャス13-13-12(33.0/0.5)54
 7着○(11)ステファノス10-10-11(33.2/0.5)56
 8着▲(3)クラレント10-10-10(33.6/0.7)56
 
今年は11年や13年のような明確なスローではないですが、テン・中盤ともに35.5前半以内が並んだ10・12・14年と比べると、少しだけ緩めの流れ。結果的に09年のウオッカが刻んだのとほぼ同じようなラップで、「ウオッカでも逃げ切れなかった流れで押し切った」と評価して完勝のエイシンヒカリの評価を上げるべきか、或いはここを33.0の上がりで差し切ったカンパニーが09年の天皇賞秋・マイルCSと連勝したことから「上がり33秒台で東京・京都外回り向きの末脚を見せた」として差し馬勢の巻き返しを今後狙うべきか、判断はなかなか微妙です。
過去の同レースでは急流でマイラーの台頭がたびたび起こっており、実は超スローの11・13年の方が中長距離専用馬が浮上する傾向があるので、今年はその中間ということで適性での出し入れが難しく、他のレースと合わせて評価を積み重ねていくしかなさそうです。そのなかでひとつ考えられるのは、上記のなかで2度ある3歳馬によるワンツー(10・12年)が「上がりが35秒掛かる厳しい流れ」だったことからは、上がりがこれより速かった今年は3歳馬の斤量利がさほど大きくなかった、という仮定。そういう意味で、最速上がりで0.5差まで伸びた3歳馬アンビシャスは6着とはいえ悲観することはなく、この秋のうちに巻き返す可能性はあると言えそうです。

【告知】
今秋も一部の方のご要望に応えまして、「半笑いの予想」 から「秋のG1予想パック」をリリースさせて頂きました。近年レギュラー予想ではマイナスですが、勝手ながら分析自体には自負と自信がありますので、しっかり頑張ります。

予想提供レース:秋華賞・菊花賞・天皇賞秋・エリザベス女王杯・マイルCS・ジャパンC・チャンピオンズC・阪神JF・朝日杯FS・有馬記念

詳しくはこちら→ http://hanwarai.net/g1.php

”表層”の一枚下を覗き込む〜毎日王冠展望

毎日王冠(G2・東京芝1800)

09:35.8-35.9-33.6=1'45"3
 4カンパニー6-5-5、6ウオッカ1-1-1、3ハイアーゲーム9-8-8 
10:35.5-35.4-35.5=1'46"4稍
 4アリゼオ6-6-6、3エイシンアポロン3-4-3、1ネヴァブション9-8-8 
11:36.1-37.0-33.6=1'46"7
 8ダークシャドウ9-9-9、7リアルインパクト3-3-3、10ミッキードリーム6-7-7
12:34.5-35.1-35.4=1'45"0
 4カレンブラックヒル2-3-3、7ジャスタウェイ10-8-9、8タッチーミーノット5-8-9
13:35.5-37.9-33.3=1'46"7
 6エイシンフラッシュ4-4-4、10ジャスタウェイ5-5-5、7クラレント1-1-1
14:35.4-35.5-34.3=1'45"2
 2エアソミュール6-9-8、6サンレイレーザー1-1-1、8スピルバーグ11-11-10

秋東京開幕週の風物詩、伝統の重賞・毎日王冠
「秋の絶好馬場で逃げ・先行馬有利」「中山→東京の開催替わりで差し・追い込み馬台頭」「大回りコースの開幕週で内枠有利」「秋初戦で休養明け多く枠順より状態重視」「G1前哨戦で一線級参戦するので格重視」などなど…考えるべき要素はそれぞれ矛盾するものまで含めて数多く、逆に言えばレース後の後付けならもっともらしい分析が幾らでもできる、とも言えそうです。

上記をざっと眺めて思いつく"数値"としては「連対馬の75%が4角6番手以内なので先行馬有利」「勝ち馬の83%が1〜6番枠なので圧倒的に内枠有利」「馬券圏内の100%が1〜10番枠なので外枠は圧倒的不利」といったところですが…しかし、仔細に見るとそれではちょっと分析が浅いことが分かります。

まず重要な要素は頭数。上記6回は11・10・11・16・11・15頭立てなので、実は馬券圏内の44%は「真ん中より外」で、少なくとも「外の枠だと馬券圏内に届かない」という訳ではありません。しかも1〜4番枠のシェアは頭数32%に対して馬券圏内39%ですから、何が何でも内枠有利でもなく、更に恣意的に1〜3番枠で切れば頭数シェア24%に対して馬券圏内シェアは22%となるので、なんと「1〜3番枠はやや不利」というデータすら作れるのです。
脚質的にも、実は真ん中より下の単勝人気の馬が馬券圏内に飛び込んだ回数でカウントすると、ハイアーゲーム・アリゼオ・エイシンアポロン・ネヴァブション・ジャスタウェイ(2回)・タッチミーノット・エアソミュール・サンレイレーザーの計のべ9回のうち、5回が「3・4角の通過順がいずれも真ん中より後ろ」。つまり先行有利ならば人気薄の差し馬はバッサリ行きたくなるところ、実際は人気薄の差し馬こそが配当的には馬券の主役とさえ言える状況なのです。
展開やラップを無視して単純なデータを見るだけでも、このように"表層"の一枚下を考えればレースのイメージはガラッと変わってきますよね。

ここにラップへの考察を加えれば、「11頭立て以下+良馬場」だった09・11・13年はレース上がりが全て33秒台なので、特別登録13頭で恐らく良馬場が見込める今回(注:日曜には一時雨予報もあるので現時点では不確かです)はスローの上がり勝負の公算が高くなりそう。その3回の連対馬はカンパニー・ウオッカ・リアルインパクトとキャリアの中でマイルG1を制する馬が半数を占めているので「スローならばマイラー有利」とも言えそうですが…しかしメンバーを見渡せばエイシンヒカリ・グランデッツァ・クラレントと強力な逃げ・先行馬が揃うので敢えて緩まないペースに張ることも可能なのが悩ましいところ。

結局枠順確定後に並びを想定して、ある程度割り切って合理的な流れを決め打つ必要はありそうです。なお枠順に関してはあくまでも展開想定の材料で、結果に関しては極端に「開幕週=内枠絶対有利」にとらわれすぎず、資質面を重視して臨みたいと思います。

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スプリンターズS(G1・中山芝1200)回顧

10:33.3-34.1=1'07"4
 1着(7)ウルトラファンタジー2-1(33.3-34.1=1'07 "4)
 2位入線(2)ダッシャーゴーゴー10-6(33.9-33.5=1'07 "4)55
 2着(14)キンシャサノキセキ9-6(33.7-33.9=1'07 "6)57 
 3着(3)サンカルロ15-12(34.1-33.6=1'07 "7)57
11:33.0-34.4=1'07"4
 1着(10)カレンチャン6-6(33.6-33.8=1'07 "4)55
 2着(3)パドトロワ2-1(33.1-34.6=1'07 "7)57
 3着(14)エーシンヴァーゴウ4-3(33.4-34.3=1'07"7)55
12:32.7-34.0=1'06"7
 1着(16)ロードカナロア8-9(33.3-33.4=1'06 "7)57
 2着(14)カレンチャン5-5(33.1-33.7=1'06 "8)55
 3着(3)ドリームバレンチノ8-9(33.4-33.5=1'06"8)57
13:32.9-34.3=1'07"2
 1着(10)ロードカナロア7-5(33.4-33.8=1'07 "2)57
 2着(7)ハクサンムーン1-1(32.9-34.4=1'07 "3)57
 3着(5)マヤノリュウジン5-5(33.3-34.0=1'07 "3)57
※14年は新潟施行につき割愛 
15:34.1-34.0=1’08”1
 1着×(2)ストレイトガール8-9(35.0-33.1=1’08”1)55
 2着…(4)サクラゴスペル5-6(34.8-33.4=1’08”2)57
 3着×(6)ウキヨノカゼ13-12(34.5-32.8-1’08”3)57
 4着△(13)ミッキーアイル2-3(34.5-33.8=1’08”3)57
 5着▲(12)ウリウリ11-9(35.2-33.1=1’08”3)55
とうとう、スプリンターズSで「テンより速いレースラップ」が出現。同レースがG1になってから24回目、過去23回の平均は「テンより上がりが2.0秒掛かる」前傾ラップで、これまでもっとも”緩流”だった2008年・10年でも「0.8秒」掛かっておりそれ以外の21回は「1.3秒」以上の”前傾”ラップだったのですから、「マイナス0.1秒」という今年のレースがいかに異例だったかよく分かります。
絶対的な数値でも、過去23回でテンが34秒掛かったことは皆無で不良馬場の2回(04・07年)でも「33.1」。今回は騎手の感覚からもかなりのスローだったのではと思われますが…戸崎騎手は勝利騎手インタビューで「(ハナ争いが)なんとなく速くなるイメージはありましたんで、その後についていこうかなという感じでした」と実際ハイペースだったようにも受け取れるコメントを語っていたので、このあたりの感覚には個人差があるのかもしれません。
テンでアクティブミノルがハナを切りかけたところで、内からハクサンムーンが押して行って先頭を奪い、それならばとアクティブミノルは抑えてがっちり溜める方向へシフト(※なかにはアクティブミノルが圧を掛けてペースを上げなかったことを嘆くような論評も見られましたが、唯一の古馬重賞勝ちであるセントウルSはテン34.0のスロー逃げ切りだったのですから、なるべく脚を残す戦略はこの馬自身にとっては考え得るベストのはずで、藤岡康太騎手の判断はむしろ合理的だったと考えます)。その後ろのベルカント・ミッキーアイルらは、アクティブミノルが下げて来たのでこれを抜かずに見る形を取り、その結果残り4Fでハクサンムーンが後続を離す形が完成。流石にあまりのペースの緩さを看取したのかここから好位勢が前を追い掛け始めますが、残り3Fでハクサンムーンの外にアクティブミノルが並び掛け、更に外からミッキーアイルが交わしかけたところで、早めに先頭に立つのを嫌ったのかまたミッキーアイルが抑える挙動を見せます。残り2Fで再度ハクサンムーンが単独先頭、アクティブミノルが外に並び掛けようとして、ミッキーアイルはそこから馬体を離して1馬身半ほど後ろ、ベルカントはその後ろの更に後方でがっちり抑えるという位置取り。これだけラップなのに残り2Fまで後続は前に殺到することもなく、各々脚を溜めているというかなり特殊なレース展開となりました。

通常スローならば「逃げ・先行馬有利」になりますが、今回は下り坂で加速して直線でトップスピードに乗せられた差し馬がラストに台頭。脚質よりも資質がより決着を規定したと言っていいでしょう。
通常は急流で「スピード+急坂でバテない底力」のハイブリッドな性能が問われるレースで、過去の上位馬の踏破ラップは「テンで33秒台を踏んで(スピード)、上がりも34秒そこそこで粘れる(底力)」というものだったのに対して、今年の勝ち馬は「テン35.0→上がり33.1」と全く違うものになりました。具体的には、上位馬は東京7〜8Fで好走できるタイプで、「絶対的な上がりの速さ」が問われたレース。ストレイトガール(ヴィクトリアマイル3・1着)・サクラゴスペル(安田記念5着・京王杯SC1着)・ウキヨノカゼ(クイーンC1着)と東京7〜8F、特にマイルで実績があるタイプで、”適性の出し入れ”で予想するアプローチからは、ここまで極端な展開自体を予見しないと難しい決着だったのではないでしょうか。
”半笑い”的には、ストレイトガールが前述の「中山6F仕様」から「東京8F仕様」へと適性をシフトさせていると判断して「×」評価まで下げたところ、東京8F得意なタイプが浮上する流れになったために裏目を引いた、と思っています。実際例年のような急流でも勝ち切ったかもしれませんが、この部分は分からないまま国内最後のレースになってしまいました。マイルへと適性がシフトしていると最終戦・香港スプリントでは追走厳しそうですが、同様に適性をシフトさせたかのように見えたロードカナロアは香港スプリントを連覇しましたし、適性が「変化」したのではなく「幅を拡げている」可能性もあるので、日本の競馬ファンとしてはそちらだと祈りたいところです。

今年は桜花賞がテン3F37.1・5F62.5という歴史的超スローで、倍の距離のG1・天皇賞春(コースも性齢も異なるので直接比較はできませんが)の3F36.1・5F61.4と比べてもそれぞれ1秒以上遅いという異例のラップが出現しましたし、NHKマイルCもレース史上20回でテン3Fが2番目に遅いというスロー。どうやら「短距離G1のスロー化」というのが、今年の一つのトレンドと言っても良さそうな状況です。
個人的には過去の例から大きく外れる異例のラップが出現すると、適性的にカバーし切れない結果が続いているのですが、これを単なる「例外」と処理していいものか、とても悩ましいところです。この”トレンド”に明確な理由があるとすれば、むしろ短距離でこそスローに決め打つことで妙味を追うというアプローチも有効になり得そうですが…「例外」もしっかりサンプルとして組み入れつつ、この点は引き続き考慮して行こうと思います。

秋のG1戦線開幕!

今週末はスプリンターズS、いよいよ秋のG1戦線が開幕を告げます。

スプリンターズS(G1・中山芝1200)
10:33.3-34.1=1'07"4
 1着(7)ウルトラファンタジー2-1(33.3-34.1=1'07 "4)
 2位入線(2)ダッシャーゴーゴー10-6(33.9-33.5=1'07 "4)55
 2着(14)キンシャサノキセキ9-6(33.7-33.9=1'07 "6)57 
 3着(3)サンカルロ15-12(34.1-33.6=1'07 "7)57
11:33.0-34.4=1'07"4
 1着(10)カレンチャン6-6(33.6-33.8=1'07 "4)55
 2着(3)パドトロワ2-1(33.1-34.6=1'07 "7)57
 3着(14)エーシンヴァーゴウ4-3(33.4-34.3=1'07"7)55
12:32.7-34.0=1'06"7
 1着(16)ロードカナロア8-9(33.3-33.4=1'06 "7)57
 2着(14)カレンチャン5-5(33.1-33.7=1'06 "8)55
 3着(3)ドリームバレンチノ8-9(33.4-33.5=1'06"8)57
13:32.9-34.3=1'07"2
 1着(10)ロードカナロア7-5(33.4-33.8=1'07 "2)57
 2着(7)ハクサンムーン1-1(32.9-34.4=1'07 "3)57
 3着(5)マヤノリュウジン5-5(33.3-34.0=1'07 "3)57
14:33.7-35.1=1'08"8 ※新潟施行
 1着(18)スノードラゴン11-10(34.9-33.9=1'08"8)57
 2着(9)ストレートガール9-10(34.7-34.2=1'08"9)55
 3着(13)レッドオーヴァル5-5(34.4-34.5=1'08"9)55

「電撃の6ハロン」と表現される、急流のスプリントG1。厳しい流れ+ラスト急坂の中山と来れば、底力を武器にする差し馬の台頭を思わせますが、近年は馬場の高速化を背景にスピード馬の"前残り"が基本となっています。
中山施行の10〜13年の平均ラップは「33.0-34.2=1'07"2」と一応”前傾ラップ”ではありますが、それこそ1990年代は半分の5回が「テン32秒台→上がり35秒台」だった(※注:99年までは12月開催3週目の施行で、馬場条件も大幅に違いました)のと比べると、前傾度合いはかなりマイルドになっている印象。その結果「4角6番手(タイ)以内」の馬がこの4回の馬券絡み12頭中10頭を占め、特にテン32.9以上掛かった10・11・13年の3回に関しては9頭全てがこれの該当馬となっています。更にこの3回は全て「4角先頭馬」が連対していますので、急流+急坂のG1とはいえ今や基本は「前残り」のレースと言っていいのではないでしょうか。

これと同じ文脈でもう一つ見逃せないのは、この間の馬券絡み12頭のうち6頭、特に前述の10・11・13年の9頭のうち6頭が、「3角→4角の間で通過順を上げている」ということです。
即ち「直線一気が難しい」ぶん、コーナーで加速しながらポジションを上げられる器用なコーナリングが重要な武器となっているのでしょう。逆に言えばこの”武器”を持っていれば早めに捲って台頭の可能性があるので、「前残り有利」だからといって差し馬を完全に無視もできないのが悩ましいところ。例えば同じ「最も勝っているのは7F戦の後方差し馬だから基本的には忙しいが、急坂6F重賞も勝っている」ウリウリとサクラゴスペルの2頭では、実際今年の急坂6F重賞2回で「共に3→4角でポジションを上げている」前者と「共に3→4角でポジションを下げている」後者という対比から、資質的にウリウリが優位になるでしょう。

結局「前有利だが、コーナーでポジションを上げられれば捲りも届く」となると、前も後ろも人気馬を総じてカバーすることになりかねないので、馬場傾向もしっかり織り込みつつ、ある程度は”根拠のある割り切り”が必要となりそうです。
例えば「一昨年のこのレース3着の実績があり、その後テンのスピードは落ちて来たが、前哨戦のセントウルSで外を回して3角12番手→4角11番手と僅かにポジションを上げラストもNo3タイの上がりで5着と復活の兆しを見せたマヤノリュウジン」などは、”根拠のある”穴馬として絶好の狙い目だったのですが、残念ながら賞金順でほぼ確実な除外対象。こういう馬を上手く見付けて絡めつつ、秋初戦をしっかり検討したいと思います。


【告知】
今秋も一部の方のご要望に応えまして、「半笑いの予想」 から「秋のG1予想パック」をリリースさせて頂きました。近年レギュラー予想ではマイナスですが、勝手ながら分析自体には自負と自信がありますので、しっかり頑張ります。

予想提供レース:秋華賞・菊花賞・天皇賞秋・エリザベス女王杯・マイルCS・ジャパンC・チャンピオンズC・阪神JF・朝日杯FS・有馬記念

詳しくはこちら→ http://hanwarai.net/g1.php

「秋のG1予想パック」リリースのお知らせ

秋のG1戦線の幕開けですね。
今秋も一部の方のご要望に応えまして、「半笑いの予想」 から「秋のG1予想パック」をリリースさせて頂きます。

予想提供レース:秋華賞・菊花賞・天皇賞秋・エリザベス女王杯・マイルCS・ジャパンC・チャンピオンズC・阪神JF・朝日杯FS・有馬記念 

詳しくはこちら→ http://hanwarai.net/g1.php

レギュラー予想は近年マイナスが続いていますが、分析自体には自負と自信を持って精一杯やらせて頂きますので、よろしければご検討お願いします。頑張ります。

 

神戸新聞杯(3歳G2・阪神芝外2400)回顧

11:37.2-40.0-37.5-33.6=2'28"3
 1着(7)オルフェーヴル5-5-5-5(32.8)56 ※※
 2着(5)ウインバリアシオン7-7-7-5(33.2/0.4)56 ※
 3着(11)フレールジャック8-8-7-7(33.3/0.8)56
12:36.0-37.2-36.2-35.8=2'25"2
 1着(14)ゴールドシップ12-11-8-6(34.5)56 ※
 2着(6)ロードアクレイム11-11-11-10(34.7/0.4)56
 3着(11)マウントシャスタ9-9-8-9(35.1/0.7)56
13:35.3-37.0-38.0-34.5=2'24"8
 1着(10)エピファネイア8-8-9-4(34.3)56 ※
 2着(15)マジェスティハーツ17-17-17-18(33.6/0.4)56
 3着(4)サトノノブレス5-5-5-4(34.8/0.5)56 ※※
14:36.6-36.6-35.9-35.3=2'24"4
 1着(10)ワンアンドオンリー14-14-13-4(35.1)56
 2着(11)サウンズオブアース11-11-11-7(34.9/0.0)56 ※
 3着(2)トーホウジャッカル7-7-7-9(34.8/0.0)56 ※※
神戸新聞杯1・3着馬(エピファネイア・サトノノブレス)が菊花賞で1・2着した一昨年、そして2・3着馬(サウンズオブアース・トーホウジャッカル)が2・1着した昨年。走破時計が2分24秒台の過去2回が”本番”好走馬を複数輩出する結果だったので時計は一応気になりますが、しかし最も時計遅かった11年の1・2着馬(オルフェーヴル・ウインバリアシオン)が菊花賞でもそのまま1・2着と最もリンクしており、時計にはあまり拘泥しないでもいいトライアルとも言えそうです。
なので時計を無視して、ラップと位置取りから強いて菊花賞での好走条件を抽出してみましょう。「3角→4角でポジションを上げ」かつ「上がりNo1or2」で3着以内という”持続力上位馬”は毎年1頭ずついますが、上記の過去4回に関しては本番で全て連対(上記の※印)しています。また「1〜3角通過順が出走頭数の半分以内」で3着以内という”底力上位馬”ルートでも、過去4回で3頭の連対馬を輩出(上記の※※印)という結果が出ています。
これを踏まえて、今年の神戸新聞杯を見てみましょう。

15:36.5-39.0-37.1-34.1=2’26”7
 1着…(6)リアファル1-1-1-1(34.1)56 ※※
 2着△(5)リアルスティール7-8-8-8(34.0/0.3)56
 3着○(9)トーセンバジル14-13-14-13(34.1/0.7)56 ※
 4着▲(11)バイガエシ3-6-6-3(34.8/0.9)56
 5着…(3)ジュンスパーヒカル11-10-9-13(34.5/1.1)56
仮に前記の「菊花賞での好走条件」が今年も継続すると仮定すると、”持続力上位馬”に該当するのは「3角14番手→4角13番手とポジションを上げ」(並びの問題なので実際は「後ろから2番手→最後方の一団」と下げたとも言えますが、この区間で馬群はグッと詰まっているので一応該当と判断)、「No2タイの上がり34.1を使った」トーセンバジル。そして”底力上位馬”に該当するのは「終始先頭に立って押し切った」リアファルで、ダントツ人気だったリアルスティールは実は馬券圏内で唯一好走条件に該当しない(15頭中8番手というちょうど真ん中の通過順=半分以内にギリギリ足りない)ということになります。
とはいえ、本番はここから一気に距離が3F伸び、しかも直線は平坦になるので、ここでのパフォーマンスが一義的に判断材料となることはもちろんありません。更に言えば、このレース単体の評価でも、4角で一気に馬群が詰まって直線で外に大きく拡がるという展開だったので、各馬の走破距離にかなり差があり、額面そのままは受け取れない状況です。具体的には、道中終始外外を回り、直線では馬場の真ん中を抜けて来た4着バイガエシを基準とすれば、逃げたリアファルは当然ロスがなくかなり走破距離は短い内容。対して道中はバイガエシよりやや内を通ったものの直線ではバイガエシより外に持ち出して最速上がりのリアルスティールの走破距離は長く、これで最速上がりはやはり「額面以上の価値」となるでしょう。

様々な要素を勘案して本番に臨むのは、陣営だけでなく予想をする/馬券を買う側としても同様。しっかり見極めて、納得のいく予想を組み立てたいと思います。
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