透析
2023年02月05日
コロナと共存する医療体制
社会全体がコロナに対する免疫を獲得しつつあると思いますが、医療的ケア度の高い患者さんにとっては、まだまだ恐い感染症です。呼吸器症状が軽くても、基礎疾患が急速に悪化して命を落とす人がいます。
病院は元々、基礎疾患を抱えた人々が集中している場所なので、医療従事者にとって感染拡大は恐怖です。
コロナは感染力が強いけど特別じゃない。
検査のために病院を受診する必要はありません。
でも、コロナ感染者が医療を必要としているのに受診できないのは変です。基礎疾患の有無に関わらず、医療機関は患者を受け入れなければなりません。患者の救急搬送先が決まらないなんて、医療従事者として情けない限りです。断る医療機関が悪いのではなく、断らなければなければならない医療環境が悪いのです。人が憎み合うのは間違っています。
医者が悪い、看護師が悪い、保健所の采配が悪い、病院に来る患者が悪い...
こんな社会は悲しいと思います。
どんな困難にも、それに対峙し、乗り越える人間社会を築くためにはどうしたら良いか。私たちは協力し、助け合って、目の前の困難を乗り越えるために知恵を結集しなければならないのではないか、なんて考えます。
もがき続ける私たち人間は、皮肉にも、変異し生き残ろうとするウイルスに似ているような気がします。
今回のパンデミックでの経験を踏まえ、医療のあるべき姿を考え、医療制度の見直しが進んでいくことと思います。
この困難を乗り越えるために、まず足元の医療体制を整えました。
入院病床を持たず、特殊な感染症診察室の設置が困難なクリニックでは、緊急事態を想定したゆとりのある日常診療が必要です。日頃から伸び切ったゴムになってはいけません。平常心で優しい診療を継続し、非常事態には緊張感のある診療に切り替える余裕を持たなければならないと思います。
そんなわけで、維持透析の新規受入を徐々に制限し、昨年の4月から火木土の通常透析を閉鎖しました。かわりに、月水金はスタッフの勤務を集約し、朝から夜中〜翌朝まで午前、午後、オーバーナイトの3クール透析を行っています。火木土は通常の外来診療のみで維持透析は行いません。
透析患者さんがコロナに感染し、かつ、入院治療が受けられない場合、火木土に時間的、空間的に隔離透析を行うという徹底した感染対策をとることにしたのです。スタッフも時間に追われることなく、落ち着いて防護服を着用し、診療にあたることができます。
免疫力の低下した透析患者さんの命を守るために何ができるか。
常に考え続け、行動したいと思います。
体制の変化を受け入れ、支えてくれる全ての方に感謝です
コロナは感染力が強いけど特別じゃない。
検査のために病院を受診する必要はありません。
でも、コロナ感染者が医療を必要としているのに受診できないのは変です。基礎疾患の有無に関わらず、医療機関は患者を受け入れなければなりません。患者の救急搬送先が決まらないなんて、医療従事者として情けない限りです。断る医療機関が悪いのではなく、断らなければなければならない医療環境が悪いのです。人が憎み合うのは間違っています。
医者が悪い、看護師が悪い、保健所の采配が悪い、病院に来る患者が悪い...
こんな社会は悲しいと思います。
どんな困難にも、それに対峙し、乗り越える人間社会を築くためにはどうしたら良いか。私たちは協力し、助け合って、目の前の困難を乗り越えるために知恵を結集しなければならないのではないか、なんて考えます。
もがき続ける私たち人間は、皮肉にも、変異し生き残ろうとするウイルスに似ているような気がします。
今回のパンデミックでの経験を踏まえ、医療のあるべき姿を考え、医療制度の見直しが進んでいくことと思います。
この困難を乗り越えるために、まず足元の医療体制を整えました。
入院病床を持たず、特殊な感染症診察室の設置が困難なクリニックでは、緊急事態を想定したゆとりのある日常診療が必要です。日頃から伸び切ったゴムになってはいけません。平常心で優しい診療を継続し、非常事態には緊張感のある診療に切り替える余裕を持たなければならないと思います。
そんなわけで、維持透析の新規受入を徐々に制限し、昨年の4月から火木土の通常透析を閉鎖しました。かわりに、月水金はスタッフの勤務を集約し、朝から夜中〜翌朝まで午前、午後、オーバーナイトの3クール透析を行っています。火木土は通常の外来診療のみで維持透析は行いません。
透析患者さんがコロナに感染し、かつ、入院治療が受けられない場合、火木土に時間的、空間的に隔離透析を行うという徹底した感染対策をとることにしたのです。スタッフも時間に追われることなく、落ち着いて防護服を着用し、診療にあたることができます。
免疫力の低下した透析患者さんの命を守るために何ができるか。
常に考え続け、行動したいと思います。
体制の変化を受け入れ、支えてくれる全ての方に感謝です

2023年01月02日
明けましておめでとうございます。
コロナに翻弄され続けています。。。
行動制限のない年末年始を迎え、一般市民としてはコロナ前の日常に幸せを感じますが、医療者としては不安です
重症化率は少ないですが、インフルエンザよりは手強い。圧倒的に感染力が強く、一緒に生活をしている家族や友人間では高確率で感染します。社会性の高い、子供・学生・働き盛りの世代があっという間に感染するので、職場や学校での感染を機に「家庭クラスター」を起こします。
十分な感染対策を講じてさえいれば、隣近所との付き合いが希薄となり、核家族化が進んだ今の社会形態において、日本国内での爆発的なクラスター発生による感染者増大を恐れる必要はないのでしょう。しかし、安全で質の高い医療を提供しなければならない医療現場に突発的な欠勤を生じるという事態は深刻です。
医療スタッフ自身が感染した場合、本人の症状は軽くとも自宅待機せざるを得ず、医療現場の戦力ダウンとなります。感染してしまったという罪悪感を感じながら自宅待機せざるを得ないスタッフの心情を察するとやるせ無い気持ちになります
医療のフェーズを「ゆとり」に変更し、スタッフ健康状態に配慮しつつ、コロナに負けず、今年も新たな手を打ちながら、頑張って行こうと思います
行動制限のない年末年始を迎え、一般市民としてはコロナ前の日常に幸せを感じますが、医療者としては不安です

重症化率は少ないですが、インフルエンザよりは手強い。圧倒的に感染力が強く、一緒に生活をしている家族や友人間では高確率で感染します。社会性の高い、子供・学生・働き盛りの世代があっという間に感染するので、職場や学校での感染を機に「家庭クラスター」を起こします。
十分な感染対策を講じてさえいれば、隣近所との付き合いが希薄となり、核家族化が進んだ今の社会形態において、日本国内での爆発的なクラスター発生による感染者増大を恐れる必要はないのでしょう。しかし、安全で質の高い医療を提供しなければならない医療現場に突発的な欠勤を生じるという事態は深刻です。
医療スタッフ自身が感染した場合、本人の症状は軽くとも自宅待機せざるを得ず、医療現場の戦力ダウンとなります。感染してしまったという罪悪感を感じながら自宅待機せざるを得ないスタッフの心情を察するとやるせ無い気持ちになります

医療のフェーズを「ゆとり」に変更し、スタッフ健康状態に配慮しつつ、コロナに負けず、今年も新たな手を打ちながら、頑張って行こうと思います

2020年12月05日
穿刺針の色々(°▽°)
血液透析を行うにあたり、とても大切な穿刺について。。。
痛み対策もたくさん行っていますが、今日は「穿刺針」について少しご紹介させていただきます。
金属針:とても強いので、人工血管を穿刺する時に便利です。
欠点は動かした時に血液が漏れてしまうということ。
無意識に動いてしまう部分、つまり関節付近にあるシャント血管を金属針で穿刺すると、透析中に腕を動かした時に血管を傷つけてしまうことがあります。
クランプ針:血管内に残るのはプラスチックなので血管を傷つけにくいです。当院では、ほとんどの患者さんにクランプ針を使用しています。
このクランプ針がすごいのです
針刺し防止機能付きのクランプ針です。しかも逆流防止弁付き。これは優れものです。
メーカーえらいっ
針刺し防止機能とは・・・
クランプ針は内筒の金属を抜くので、抜いた針が剥き出しになりますよね
慌てん坊のスタッフはこれを自分の手に刺してしまうことがあるのです
患者さんが痛がっていたので、つい慌ててとか。ボーッとしてたとか。人間いろんなことがありますから。。。
穿刺者を守るために開発されたのが「針刺し防止機能」です。
内筒の金属を抜く時に、これを保護するカバーがついてきます。
針は剥き出しになりません
これにより、針刺し事故は経験しなくなりました。
それからもう一つ、逆流防止弁がついています。
逆流防止機能とは・・・
クランプ針の内筒を抜いて、回路に接続する時のストレスを軽減してくれます。
穿刺針と血液回路を接続する際に、指で押さえたり鉗子で挟んだりしなくても良いのです。
逆流防止弁が血液の漏れを防いでくれるので、スムーズに回路接続できます。
これもすごい機能です。
こういうたくさんの小さな技術に支えられ、医療現場は少しずつ進化しているのです。
安心・安全で質の高い医療提供が少しずつレベルアップしていくのはとても素晴らしいことです。
ハードも進化している、ソフトも進化しなければ・・・
と思う今日この頃です
痛み対策もたくさん行っていますが、今日は「穿刺針」について少しご紹介させていただきます。
金属針:とても強いので、人工血管を穿刺する時に便利です。
欠点は動かした時に血液が漏れてしまうということ。
無意識に動いてしまう部分、つまり関節付近にあるシャント血管を金属針で穿刺すると、透析中に腕を動かした時に血管を傷つけてしまうことがあります。
クランプ針:血管内に残るのはプラスチックなので血管を傷つけにくいです。当院では、ほとんどの患者さんにクランプ針を使用しています。
このクランプ針がすごいのです

針刺し防止機能付きのクランプ針です。しかも逆流防止弁付き。これは優れものです。
メーカーえらいっ

針刺し防止機能とは・・・
クランプ針は内筒の金属を抜くので、抜いた針が剥き出しになりますよね

慌てん坊のスタッフはこれを自分の手に刺してしまうことがあるのです

患者さんが痛がっていたので、つい慌ててとか。ボーッとしてたとか。人間いろんなことがありますから。。。
穿刺者を守るために開発されたのが「針刺し防止機能」です。
内筒の金属を抜く時に、これを保護するカバーがついてきます。
針は剥き出しになりません

これにより、針刺し事故は経験しなくなりました。
それからもう一つ、逆流防止弁がついています。
逆流防止機能とは・・・
クランプ針の内筒を抜いて、回路に接続する時のストレスを軽減してくれます。
穿刺針と血液回路を接続する際に、指で押さえたり鉗子で挟んだりしなくても良いのです。
逆流防止弁が血液の漏れを防いでくれるので、スムーズに回路接続できます。
これもすごい機能です。
こういうたくさんの小さな技術に支えられ、医療現場は少しずつ進化しているのです。
安心・安全で質の高い医療提供が少しずつレベルアップしていくのはとても素晴らしいことです。
ハードも進化している、ソフトも進化しなければ・・・
と思う今日この頃です

2020年11月15日
透析をしない、という選択
腎機能が悪化しており、命の危険があると伝えなければならない時があります。
透析は嫌だから、しない。
そう言われたら「わかりました」と受け止めます。
患者さんの心の叫びみたいな言葉だからです。
それから、何度も何度も腎臓についてお話をします。
透析について、シャントについて、合併症について。
透析室を見学してもらうこともあります。
腎臓がどんな働きをしているか。
自分の腎臓はどのくらい弱っているのか。
透析ってどんな治療か。
透析をしなかったらどうなるか。
透析をしたらどう変わるか。
透析をしない、という選択はあっていい。
ただ、本人も家族も、十分に内容を理解しておく必要があると思います。
命に関わる大切な「選択」です。
内容がよくわからなかった、間違えた、では済まされません。
言葉を変え、尺度を変え、立場を変えて。
コミニュケーションスキルの全てを投入して情報提供することに全力を注ぎます。
そして患者さんの「選択」は、いつでも変更可能だと伝えます。
宿泊やレストランと違って、直前でもキャンセル料はかかりません。
しないはずじゃなかったの、と、怒られることもありません。
あなたの人生、あなたの選択、あなたの体。
透析はラクではありません。
でも、絶望するほどひどい治療でもありません。
「こんなことなら早く透析を始めた方が良かったー

と振り返る透析患者さんも少なくはないのです。
患者さんの状態に合わせて、透析条件を詳細に設定することができます。
体の大きさ、蓄積している毒素の分子量、基礎疾患、透析歴。
生活に合わせた透析スケジュールの設定。
透析を自分の日常として、人生を謳歌するためのプランニング。
きっと正解はないのですね

正解はないからこそ、ああでもない、こうでもないと悩みながら、自分の人生を生き抜いて行く。
医療に携わるものとして、少しでも、そのお手伝いができたら嬉しいと思います。

2020年11月06日
痛恨の穿刺ミス( ; ; )
年ですかね、透析導入になって間もない患者さんの不安をなんだか全身で感じるようになりました。
恐怖感と緊張と、ちょっとの諦めというか冷めた気持ち。
今までに経験したことのないような太い針を手にして、当たり前のように穿刺する医療者を見つめる眼差し。
周囲に助けを求めることもできず、ただひたすら「我慢しなければ...」と己と戦っている姿。
そんな時に穿刺を失敗するとなんと声をかけて良いのか本当に言葉を選びます。
ごめんなさいと謝るのは勿論なのですが、謝って済むという問題でもないのです。

ごめんなさいと謝るのは勿論なのですが、謝って済むという問題でもないのです。
困った時はいつも、自分だったらどうか?と考えます。
穿刺を失敗されても、安心して自分の体を任せることができる医療者とはどんな人だろう。
透析治療において、穿刺はとても重要です。
100%失敗しないでほしいと思います。
だから、痛みの少ない穿刺ができるよう日々努力します。
だから、痛みの少ない穿刺ができるよう日々努力します。
そして、痛みを回避できる薬や道具は極力使います。
更に。
どんな時にも諦めず、次に必ず成功させるための対策を考え、なんとかしようと努力してくれる医療者なら信頼できるかな、と思います。
自分だったら・・・ですけど。
不安な時は誰かに大丈夫だと言ってほしい。
なんとかするから、と全部一緒に背負ってほしい。
だから、全部一緒に背負っていこうと思います。
不安な時は誰かに大丈夫だと言ってほしい。
なんとかするから、と全部一緒に背負ってほしい。
だから、全部一緒に背負っていこうと思います。
スタッフも一生懸命、一緒に冷汗をかいてくれます。
この変な汗こそが、患者さんに寄り添っているという証拠だから、
スタッフの変な汗を見ると、私はとても嬉しいのです。
同じ気持ちで一生懸命になる仲間がいるというのは、とてもありがたいことです。
この変な汗こそが、患者さんに寄り添っているという証拠だから、
スタッフの変な汗を見ると、私はとても嬉しいのです。
同じ気持ちで一生懸命になる仲間がいるというのは、とてもありがたいことです。
2020年10月02日
2020年09月25日
ニューノーマルで瞑想生活
コロナで生活が変わった〜という人も多いと思います。
私自身の生活も少し変わりましたが、瞑想する時間が少し増えました。
幸せってなんだろうとか、仕事とか、お金とか。
そして医療の本質について。
スパッと治る病気と、治らない病気。
命を奪う病気と、死を回避できる病気。
いろんなことを乗り越えて、透析治療を受けている患者さんにしてみれば、
透析は、自分の人生の一部であり、相棒のようなものです。
その相棒の理想像について、
医者がとやかく言い過ぎるのはよくないのかも知れません。
でも「自分の好きにしてね」というのは無責任だし。
透析と濾過の違いや、透析効率について、適正なドライ体重、合併症回避のための透析条件変更。
医療者が得意とする情報を過不足なく提供し、
患者さん自身の価値観や人生観を尊重し、
裏役としての重責を果たすためにはどうしたら良いか。
なかなか答えを見つけ出すことはできませんが、
相手をよく理解しなければ、理想の医療が提供できないことだけはわかります。
あー、コミュニケーションの達人になりたい

余談ですが、
最近、人のオーラが少し見えるようになりました。
万物から学び、永遠に変わらない価値なんてないということを理解し、
人生に寄り添うことのできる医師を目指して努力し続けたいと思います。

2020年09月04日
遠方からの通院!(◎_◎;)
週3回の透析治療。
雨の日も風の日も、台風が来たって休むわけにはいきません。
ゴールデンウィークも年末年始も、欠かすことの出来ない治療なのです。
だからこそ、自宅や職場のすぐ近くで、通院しやすい環境を選びたいもの。。。
そんな中、遠方からいくつもの透析クリニックを通り過ぎて、
森のクリニックに通院し続けてくれる患者さんがいるのです。
「ここがいいから。」
そう言って通院してくれることに感謝です。
なんせ、1回きりの通院ではないのですから。。。
週3回、来る日も来る日も通い続けるというのは本当に大変です。
その期待に答え続ける義務があると、時々身震いしています。
安心、安全の治療を提供するだけではなく、
温故知新の精神で医療現場に爽やかな風を送り込むことが必要です。
迷った時は、自分が相手の立場だったらどうなのかを考え、
双方向のコミュニケーションをとり続けようと思います。
医療は万能ではなく、限界もありますが、
一人一人の「自分が送りたい人生」に寄り添えるよう、
力を尽くしたいと思います。
通院し続けてくれる全ての患者さんの想いに全力で応えたい。
そうやって、私なりに、礼を尽くしたいと思います。
雨の日も風の日も、台風が来たって休むわけにはいきません。
ゴールデンウィークも年末年始も、欠かすことの出来ない治療なのです。
だからこそ、自宅や職場のすぐ近くで、通院しやすい環境を選びたいもの。。。
そんな中、遠方からいくつもの透析クリニックを通り過ぎて、
森のクリニックに通院し続けてくれる患者さんがいるのです。

「ここがいいから。」
そう言って通院してくれることに感謝です。

なんせ、1回きりの通院ではないのですから。。。
週3回、来る日も来る日も通い続けるというのは本当に大変です。
その期待に答え続ける義務があると、時々身震いしています。

安心、安全の治療を提供するだけではなく、
温故知新の精神で医療現場に爽やかな風を送り込むことが必要です。
迷った時は、自分が相手の立場だったらどうなのかを考え、
双方向のコミュニケーションをとり続けようと思います。
医療は万能ではなく、限界もありますが、
一人一人の「自分が送りたい人生」に寄り添えるよう、
力を尽くしたいと思います。
通院し続けてくれる全ての患者さんの想いに全力で応えたい。
そうやって、私なりに、礼を尽くしたいと思います。
2020年06月27日
オーバーナイト透析を再開します!
新型コロナに振り回され、ストレスが溜まっている人も少なくないと思います。
たくさんの情報が氾濫する中、重症化するリスクの高い患者をどう守るか。スタッフの不安をどう払拭するか。まさに試行錯誤しながら、感染対策を講じてきました。
COVID19が報告され、広まり始めて3ヶ月。
密になりやすい透析室には特に最大の配慮が必要だと考え、やむなくオーバーナイト透析を中断して3ヶ月。
そして今、新型コロナ感染症の第二波を警戒しつつ、必要な治療を元のレベルに戻していきます。
全員が「三密を避ける行動」を意識すること。
換気・消毒に注意を払い、毎日の業務をぬかりなく行うこと。
ベッドや待合椅子の間隔をとり、医療現場でもソーシャルディスタンスを意識すること。
難聴や認知症のある患者さんとのコミュニケーションが取りづらくなっていますが、私たちは考えることのできる人間です。マニュアルを遵守する一方で、臨機応変に対応する能力を発揮しながら、診療を一歩前に進めていきます。
夜間透析にシフトしていた、オーバーナイト透析も再開です
働き盛りのアクティブな患者さんは、気づかないうちにどこかで感染するかもしれません。
連日の報道により、皆さん、三密を避けることの重要性を十分理解されていると思いますが、新型コロナが終わったわけではないことを意識していただくため、オーバーナイト透析再開にあたり、今一度、注意喚起をさせていただきました。
あくまでも、ガードを下げずに生活し続けなければなりません。
決して終わりはないのです。
そもそも、細菌とかウイルスとかって見えないもの。
ある意味、人間の本性と一緒ですね



見えない相手を想像しつつ、共存するための知恵を絞っていきます。
想像は得意分野です
人生経験もそれなりに豊かになってきましたし
思考を止めず、前に進んでいきたいと思います
たくさんの情報が氾濫する中、重症化するリスクの高い患者をどう守るか。スタッフの不安をどう払拭するか。まさに試行錯誤しながら、感染対策を講じてきました。
COVID19が報告され、広まり始めて3ヶ月。
密になりやすい透析室には特に最大の配慮が必要だと考え、やむなくオーバーナイト透析を中断して3ヶ月。
そして今、新型コロナ感染症の第二波を警戒しつつ、必要な治療を元のレベルに戻していきます。
全員が「三密を避ける行動」を意識すること。
換気・消毒に注意を払い、毎日の業務をぬかりなく行うこと。
ベッドや待合椅子の間隔をとり、医療現場でもソーシャルディスタンスを意識すること。
難聴や認知症のある患者さんとのコミュニケーションが取りづらくなっていますが、私たちは考えることのできる人間です。マニュアルを遵守する一方で、臨機応変に対応する能力を発揮しながら、診療を一歩前に進めていきます。
夜間透析にシフトしていた、オーバーナイト透析も再開です

働き盛りのアクティブな患者さんは、気づかないうちにどこかで感染するかもしれません。
連日の報道により、皆さん、三密を避けることの重要性を十分理解されていると思いますが、新型コロナが終わったわけではないことを意識していただくため、オーバーナイト透析再開にあたり、今一度、注意喚起をさせていただきました。
あくまでも、ガードを下げずに生活し続けなければなりません。
決して終わりはないのです。
そもそも、細菌とかウイルスとかって見えないもの。
ある意味、人間の本性と一緒ですね




見えない相手を想像しつつ、共存するための知恵を絞っていきます。
想像は得意分野です

人生経験もそれなりに豊かになってきましたし

思考を止めず、前に進んでいきたいと思います

2020年03月31日
新型コロナウイルスに対する勉強会
暗闇から音もなく襲ってくる敵って、とても怖いですよね。
敵か味方か、わからないのも怖い。
そして不安が、恐怖の連鎖を呼び起こし、デマを鵜呑みにしてしまう。
正確な情報をもとに、知識を共有してこの危機を乗り越えたいと思います。
新型コロナウイルスについて、たくさんのことがわかってきたようです。
患者さんの中には不安で押しつぶされそうになっている人もいる。
隙間時間に、数人ずつですが、情報共有してみました。
簡単なスライドで、伝えたいことを、コンパクトにまとめた勉強会。
わかってきたこと。
・空気感染はない、接触感染が多い、飛沫感染もある
・鼻水やくしゃみ、下痢の症状は少なく、「発熱と咳」が圧倒的に多い
・80%が軽症、20%が酸素吸入を必要とするような重症で5%は人工呼吸器やICU管理を必要とする
・悪くなる時は一気に悪化する
・喫煙者、男性に多い
・他の人に感染させない人と、多数に感染させる人(スーパースプレッダー)とがいる
そして予防です。
やれることは、やりましょう。
「魂を込めた」手洗い:ハッピィバースデーの歌を2回歌うと20-30秒にはなります。
「喉を洗う気持ちの」うがい:ちょっとした意識で、ウイルスをやっつけよう。
アルコール消毒、手に入らなければハイターのうすめ液を利用しましょう。
有効な成分は、0.02%の次亜塩素酸ナトリウム
アルコール消毒液は手に入らないようですが、キッチンハイターなら安くてお得です。
キッチンハイターは次亜塩素酸濃度6%なので、3Lの水に対してハイター原液10mlいれると自宅で簡単に消毒液をつくることができます。
このうすめ液で机やスイッチ、ドアノブなどを拭き上げてください。
知らなかった、あの時、こうしていれば・・・と後悔することがないよう
皆で正確な情報を共有し、ウイルスに負けず、この難曲を乗り越えていきたいと思います。
敵か味方か、わからないのも怖い。
そして不安が、恐怖の連鎖を呼び起こし、デマを鵜呑みにしてしまう。
正確な情報をもとに、知識を共有してこの危機を乗り越えたいと思います。
新型コロナウイルスについて、たくさんのことがわかってきたようです。
患者さんの中には不安で押しつぶされそうになっている人もいる。
隙間時間に、数人ずつですが、情報共有してみました。
簡単なスライドで、伝えたいことを、コンパクトにまとめた勉強会。
わかってきたこと。
・空気感染はない、接触感染が多い、飛沫感染もある
・鼻水やくしゃみ、下痢の症状は少なく、「発熱と咳」が圧倒的に多い
・80%が軽症、20%が酸素吸入を必要とするような重症で5%は人工呼吸器やICU管理を必要とする
・悪くなる時は一気に悪化する
・喫煙者、男性に多い
・他の人に感染させない人と、多数に感染させる人(スーパースプレッダー)とがいる
そして予防です。
やれることは、やりましょう。
「魂を込めた」手洗い:ハッピィバースデーの歌を2回歌うと20-30秒にはなります。
「喉を洗う気持ちの」うがい:ちょっとした意識で、ウイルスをやっつけよう。
アルコール消毒、手に入らなければハイターのうすめ液を利用しましょう。
有効な成分は、0.02%の次亜塩素酸ナトリウム
アルコール消毒液は手に入らないようですが、キッチンハイターなら安くてお得です。
キッチンハイターは次亜塩素酸濃度6%なので、3Lの水に対してハイター原液10mlいれると自宅で簡単に消毒液をつくることができます。
このうすめ液で机やスイッチ、ドアノブなどを拭き上げてください。
知らなかった、あの時、こうしていれば・・・と後悔することがないよう
皆で正確な情報を共有し、ウイルスに負けず、この難曲を乗り越えていきたいと思います。