ひぐらしが鳴く
裏山から涼しい空気が降りてくる
そんな夕暮れ時が好きだ

濃い緑色の枝葉と
ひぐらしの声がいくえにも折り重なって
散歩道まであふれてくる

緩い上り坂を上って行くと
あの遠いガキの頃に戻れる
ひとコマ ひとコマが巡りはじめる

楽しいひとときは瞑想のひととき
ひぐらしの歌は今日の終曲 そして
明日への前奏曲

いつかは終わるのに
いつまでも終わらない気がする
夏から秋への輪唱