夕暮れにポコリと現れた白いイワシ雲
気のとおくなるほど澄んだ晩夏の夕時
かぐわしく空気がながれてゆく
真夏の太陽から柔らかな空へと
稜線に落とす静寂の夕暮れ
夏よ
さよなら……さようなら……
さよなら……さようなら……

黄金色の田んぼの稲穂は風にゆらゆらと
夕日は少しずつ村落の屋根や樹上にかげり
どこまでも伸びたあぜ道を君はニコリと会釈をして
やがて君は優しく遠ざかる
やがて君はちいさく遠ざかる
君よ
さよなら……さようなら……
さよなら……さようなら……