あなたと過ごした年月へと
風にただよう梅の花
懐かしむような面影が
微笑みながら消えてゆく

あなたが好きだった梅の香
少しずつと思い出さなくなる
記憶というのは曖昧なもの
生き易いように出来ている

その歌は哀しくなるの
あなたの笑顔を思い出すから
あなたの声が切なく聞こえるから
あなたを思い出すから歌わない

いつも私の我儘笑って聞いてくれた
あなたの記憶消えるのが寂しいの
どうして心は変わってしまうのよ
梅の香りが怨めしくも思えるの

梅一輪手のひら乗せて見た
甘い香りの懐かしさ
せつない思いがふとこみ上げて
うるむ目頭そっと抑えた

今日の一枚は『坂田城跡梅園』
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