今日2月22日は「竹島の日」です。皆さん、竹島は何県にあるかご存知ですか? そう、島根県ですね。島根県議会が「竹島の日」を制定したのは2005年2月22日です。では、この「竹島の日」が制定されたのはなぜなのでしょうか?
一言でいえば「島を取り戻してほしい」という島根県の切実な訴えにも反応しない日本政府に島根県が危機感を覚えたからです。日本固有の領土である竹島を韓国に何の根拠もなく奪われたまま既に60年が経とうとしているのに、いっこうに領土を取り戻そうとしない日本の政治家に対するアピールだったわけです。しかし、「竹島の日」が制定された後も相変わらず韓国は不法占拠を続けています。竹島に次々と建物を建て、観光客を行かせています。日本政府の抗議などどこ吹く風、といった態度です。なぜわが国はここまで韓国になめられるのでしょうか?
竹島(韓国ではこの島を独島(トクト)と呼びます)は大東亜戦争敗戦後、日本がGHQ(連合国軍総司令部)に占領されて主権を失っていた時代に韓国の初代大統領、李承晩が海の上に引いた「李承晩ライン」によって韓国側の海に組み入れられました。そして「李承晩」ラインを超えた、というだけの理由でひどい目に遭った漁師がたくさんいるのです。韓国の手口は卑劣なものでした。漁をしている日本の漁船に近付いて日本語で話しかけ、安心させます。そして漁船が動けない状態であることを確認した上で機関銃を乱射しました。殺されなかった漁民はそのまま韓国に連行されました。これが本当の「強制連行」です。1965年の「日韓基本条約」が結ばれるまでに拿捕された漁船は328隻、抑留された漁民は3939人、殺傷された人はなんと! 44人に上ります。それに対する謝罪も補償も未だに韓国はしていません。今、竹島の周辺に近付くことさえ日本の漁民はできない状態なのです。
戦争によって奪われた領土はもう一度戦争をしないと取り戻せない、と言われます。しかし、日本と韓国は戦争をしたわけではありません。韓国の蛮行をこのまま許せば韓国はさらに勢いづくでしょう。現に最近、韓国は「対馬も韓国の領土だ」という、トンデモナイことを言いだしています。言うだけでなく行動に表しています。2005年3月18日、韓国・慶尚南道馬山市の市議会が「竹島の日」に対抗して「対馬の日」というものを制定しました。対馬とは何の関係もない韓国の一地方議会が対馬の領有権を主張しているのです。これには本当に呆れてしまいます。
中国といい韓国といい、わが国の周りにはならず者国家がたくさんいます。こういう相手とまともに交渉しても無駄だということはこれまでの経緯が示しています。中国も韓国も話し合いができる相手ではありません。しかし、できることが全くないわけではないと思います。
まずは国際司法裁判所に単独でもいいから提訴することです。日本政府は以前にも2回、国際司法裁判所に提訴することを韓国に提案しています。しかし、韓国はそれを拒否しました。国際司法裁判所に提訴して、第三者が史料を見れば竹島が日本領であることは一目瞭然だからです。しかし、当時韓国は国連に加盟していませんでしたが今は国連の加盟国です(韓国が国連に加盟したのは1991年)。事務総長も韓国人なのですから国際社会のルールをまったく無視することはできないでしょう。たとえ韓国が応じなくても何度も提訴するべきだと思います。
次に国民に竹島についての正しい知識を教えること、です。これは今すぐでもできるはずです。韓国政府は「独島はわが領土」という歌を作り、国民にこれを歌わせています。国家を挙げて「独島キャンペーン」をやっています。これに対抗して日本政府も「竹島教育」をしなければなりません。領土とは国家の主権に関わる問題であり絶対に譲ってはいけないものだ、という意識をまず国民に植え付けることです。領土問題に国民が無関心な国が領土を守れるはずがありません。最近、気づいたのですが日本のカレンダーには「竹島の日」が記載されていません。例えば、翌年のカレンダーを買う時にお店の人にわざと「竹島の日が載っているカレンダーありませんか?」と尋ねてみたらどうでしょうか? ささいなことですが、できることから少しずつ積み重ねて行くしかありません。領土問題は時間がかかりますが、日本人がシャンとすれば取り戻すことは不可能ではないと思います。
花時計のQ&Aコーナーでも「竹島問題について」まとめていますので、是非ご覧ください。
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http://www.hanadokei2010.com/faq_detail.php?faq_category_no=7