マダムの部屋

愛国女性のつどい花時計代表でもあるマダムが思った事など書いています。

2013年06月

伊舎堂中佐の顕彰碑建立

 今年もまた夏がやって来ます。高く青い空をながめて皆さんは何を考えますでしょうか? 保守活動をする前は灼熱の太陽を見てもただ単に暑いなあ~、としか感じませんでしたが、今は何か泣きたくなるような感じがします。夏は戦争を思う季節になりました。

 来る815日に沖縄・石垣港の緑地公園内に一つの碑が建立されるそうなので、今日はそのお知らせです。碑の名前は「伊舎堂用久中佐と隊員の顕彰碑」です。伊舎堂、というのは珍しい名前ですよね。伊舎堂用久中佐は地元石垣市ご出身です。石垣、というと今、まさに尖閣諸島問題で注目されていますが、沖縄ではもっとも国防意識の強い島です。石垣市が市民の国防意識を喚起することを願って建立するそうです。

 伊舎堂用久中佐は帝国陸軍第八飛行師団誠第十七飛行隊の隊長でした。昭和20年(1945年)326日午前4時、部下4名を率いて石垣島白保にあった基地より出撃し、慶良間列島の西方海上にいたアメリカ軍の空母群に特攻を行いました。この攻撃は特攻の先駆けであり、また大変な戦果をあげたことで(大型空母1隻、中型空母1隻、戦艦1隻撃破)全国に大々的に報じられました。伊舎堂用久中佐は心の優しい方だったそうです。地元出身ですから家族に会おうと思えば会えるのに、他府県出身者のことを思って家族に会おうとせず、ついに出撃の日も知らせなかったそうです。

 敵艦に体当たりする特攻作戦は「愚かな作戦」と言われます。特攻で散華された方は「無駄死にだった」と言われます。しかし、本当にそうでしょうか? 負けたからそう言われるだけなのではないでしょうか? 初期の特攻はパイロットが優秀で命中率も高く、大いに戦果をあげることができたのです。ただ、そんな優秀なパイロットを100%死ぬ攻撃に使わなければならないのは、それだけ日本が追い詰められていたわけですが。

 今、尖閣諸島を中国は虎視眈々とねらっています。もし尖閣諸島を奪われたら次は沖縄の番です。今、先人の勇敢さや崇高な精神を讃える碑を建立するのは意味のあることだと思います。寄付も受け付けているそうなので、お志のある方、よろしくお願いします!

 

  伊舎堂用久中佐と隊員の顕彰碑建立期成会

 会長  三木巌

 事務局 〒907-0004  沖縄県石垣市字登野城1電話(0980823151(三木)

                        (0980824238(伊舎堂)

 寄付金取り扱い金融機関

    ゆうちょ銀行  店名708  普通預金  0298662

    口座名義  伊舎堂用久中佐と隊員の顕彰碑建立期成会 会長  三木巌

 なお振り込みをされる場合は事前に電話でご連絡なさってから振り込みをお願いします。 

伊舎堂用久中佐の遺詠です。

指折りつ   待ちたる機ぞ来る   千尋の海に   散るぞ楽しき

 

 

 

 

 

 

中国の崩壊が始まった

 625日は朝鮮戦争勃発の日です。今年、2013625日は朝鮮戦争から63年目ですが、なんと朝鮮戦争勃発に匹敵するような(?)事件が起きました。中国・上海の株式市場が4年半ぶりの急落をしたのです。中国経済の7月危機説が現実味を帯びてきました。今、韓国は中国にすり寄っています。27日、韓国の朴槿恵大統領は中国の周近平主席と北京で会談しました。中国経済の没落に始まる混乱はもしかしたら朝鮮半島全体にも及ぶかも知れません。

 こんな時、中国という国をどう見るか、はとても大切なことです。ところが今の日本の中国研究者や専門家は中国共産党に対して批判できない人ばかりです。なぜなら中国の悪口を言うと中国に入国できなくなりかねないし、必要な資料を見せてもらえないなど、研究に支障が出るからです。ですから本当の中国を知りたいと思ったら中国研究でご飯を食べているのではない人の本を読まなければなりません。中国の真実を知りたい、と思っている人にお勧めの本がちょうど今月、出版されました。『嘘だらけの日中近現代史』(扶桑社新書・760円)です。著者は花時計の5月の街宣「いつ変えるの? 今でしょ! アメリカが1週間で作った日本国憲法」にゲストで来て、熱弁をふるって下さった倉山満さんです。

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 倉山さんはチャンネル桜のキャスターでもあり、倉山塾の塾頭でもあります。これまで『誰が殺した?日本国憲法!』『検証 財務省の近現代史』『嘘だらけの日米近現代史』など、次々とパンチの利いた本を出していらっしゃいますが、今度の『嘘だらけの日中近現代史』も本当に面白いです これ
1冊で中国の古代から現代まで分かると言っても過言ではありません。いや、倉山先生によると中国には近代はないそうですから現代も当然、ないはずですが・・・。

 この本を読むといかに日本の教科書やマスコミが中国について嘘ばかりついてきたか、が分かります。私たちが今、教えられている中国史とはつまり毛沢東が作りだした「毛沢東史観」なのです。毛沢東という化け物のような人物について倉山さんは第6章「究極の中華皇帝! 毛沢東の野望」で詳しく書いていらっしゃいます。この章が私は一番、面白かったです。毛沢東に比べれば今の中国の主席である周近平などは政治家のうちにも入らないかも知れません。

 日中国交回復(この言い方自体がおかしいのですが)以来、中国の宣伝工作によってわが国の政治家も官僚もマスコミもすっかり騙されてしまいました。せめて私たち国民は騙されないようにしなくてはなりません。そのためにも是非、この本を読んでみてください。お勧めです!

 

 

 

 

 

 

ヘイトスピーチよりひどいヘイトアクション

 今、発売中の雑誌「WILL8月号のグラビアに「こんな国!」というタイトルで韓国人の日本に対する抗議パフォーマンスの模様を撮った写真が載っています。これまでこのテの写真は何度も見ているのですがいやぁ~ヒドイものです。どんどんエスカレートしています。先日、橋本大阪市長のいわゆる「従軍慰安婦」に関する発言を受けて、ソウルの日本大使館前で行われた抗議の様子を映した写真が最初に出てくるのですが、橋本市長の顔写真を足で踏みつけにしたり、なぜか安倍首相の顔写真の目のところに誰かがスキーのストックを突き刺したりしています。ページをめくるとさらに驚くべき写真が出てきます。安倍首相のお面をつけた男がひざまずき、後ろに立っている男がその安倍首相の首を鎌で切り落とす真似をしています。安倍首相の顔を書いた日の丸をびりびりっと引き裂く場面も映っています。

 説明のキャプションによると、これをやっていたのは「韓国在郷軍人」だそうですが、これを日本大使館の前でやっている、という事実に驚愕します。各国の大使館というのはその国の顔です。日本大使館の前でわが国の市長や首相を侮辱するパフォーマンスをやられて日本の外交官はなぜ黙っているのでしょうか? 大使や領事はこの時、一体何をしていたのでしょうか? 想像しただけで怒りで体が震えます。

 四谷に韓国大使館があるのをご存知でしょうか? 毎週水曜日、有志が自発的に集まって韓国大使館に定期的に抗議を行っています。その時、なぜか四谷署の警官は「大使館の正面玄関の前に進む時は一度に5人までにして下さい」と指示します。「旗やプラカードを持っている人はここまで」とか「拡声器は使用しないで下さい」などとこと細かに指示します。参加者はそれに逆らうことなく、秩序正しく抗議活動を行っています。私たち日本人が韓国大使館の前で韓国の大統領を侮辱するパフォーマンスをやろうと思っても絶対にできません。これっておかしくないでしょうか?

 新大久保の、いわゆる「コリアンタウン」で行われているデモを日本のマスコミは「排外デモ」と称していますが、あれはきちんとした目的を持ってやっているデモです。「通名廃止を求めるデモ」「外国人犯罪撲滅デモ」など、その都度テーマは違いますが決して「排外デモ」ではありません。具体的な目標があり主張があって行っているデモです。しかしマスコミは在日朝鮮人が本名以外に通名を持ち、それによって日本人の安全が脅かされている事実には一切触れずに、あたかも「ヘイトスピーチ(憎悪表現)」を言うこと、人種差別をすることを目的として行われているデモのように報じています。明らかな偏向報道です。

 新大久保ではデモ隊と歩道でデモに抗議する集団との間で小競り合いが起きて、16日のデモでは双方あわせて8人の逮捕者が出ました。しかし、これは新宿署の警備の不手際から起きたものです。デモは去年から何度も行われてきました。そして、歩道でデモに抗議する「しばき隊」と称する連中は許可も取らずに歩道を大勢で走りまわってデモ隊を追いかけたり拡声器を使ってデモ隊に罵声を浴びせたりしていました。これは「デモ隊を威嚇する」違法行為なのですから初期の頃に警察がきちんと取り締まるべきでした。しかしなぜか警察が取り締まらないので「しばき隊」と称する連中が図に乗って増長した結果、小競り合いになったのです。新宿署の責任は厳しく問われなければなりません。

 韓国は今、「反日無罪」=日本に対する侮辱行為なら何をやっても許される状態です。しかし、日本もまた「反日無罪」なのです。天皇陛下や英霊を侮辱する中国人や韓国人を罵ると「ヘイトスピーチ」だとか「排外主義者」と逆に日本人の方が非難されてしまうのです。日本はもしかしたら世界一の反日国家なのかも知れません。

 

 

トルコの反政府デモの背後に何が?

 最近、NHKがトルコの反政府デモのニュースを毎日のように流しています。何か大きなイベントがあった時以外、NHKは中国、韓国以外の外国の動きをほとんど報じません。ですからNHKが繰り返し流す海外のニュースには何らかの意図があるものと思われます。このトルコの反政府デモ報道の裏には何の意図があるのか、不思議に思っていたところジャーナリストの関岡英之さんがこのことに言及なさっていたのでここで紹介します。関岡さんは『拒否できない日本』『中国を拒否できない日本』『国家の存亡』『幻の防共回廊』など優れた著書を出されています。とりわけ中国の動きには敏感な方だけに、その指摘には耳を傾ける必要があると思います。

 NHKの報道によると公園の使用をめぐって対立した市民と当局がぶつかっている、ということなのですが、それだけで市街戦のような激しいぶつかり合いになるはずがありません。関岡さんの指摘によればこの反政府デモの後ろには中国の工作があるそうです。トルコのエルドアン首相はまるで独裁者のように言われていますが、とても立派な指導者だそうです。彼は世界でただ一人、ウイグル人に対する中国の弾圧を「これはジェノサイド(人種的偏見からある特定の民族の計画的絶滅をはかること)だ」とはっきり言った政治家だそうです。それに反発した中国による工作が行われているのではないか、ということです。エルドアン首相に対する強権的独裁者、というレッテル貼りに私たちは騙されないようにしなければなりません。

 かつてタイでも激しいデモがあり、NHKは毎日のようにそれを報じていました。これも真相はよく分かりませんでした。タイのタクシン首相は収賄の容疑で海外に亡命しましたが彼の妹が結局、タイの首相になりました。しかしタクシン氏も彼の妹もタイ人ではなく華僑、つまり中国人です。容貌もタイ人ではありません。タクシン氏はその後どうなったのか、よく分かりません。これも背後に中国の工作の匂いがする出来事でした。タイもトルコも親日国です。特にタイは日本と同様、王様がいる国なのでとても気になります

 最近NHKが「最後のフロンティア」などとしきりに持ち上げているのがミャンマーです。ミャンマーはかつてイギリスの植民地ビルマで、帝国陸軍が戦った地でもあるのでビルマの人たちはとても親日的です。しかし欧米諸国がミャンマーの軍事政権を敵視し、経済制裁をしたので日本もアメリカに追従してミャンマーとの関係を絶ってしまいました。困ったミャンマーは中国の経済協力を頼ることになり、中国は経済協力の見返りにミャンマーの港を海軍の拠点にしてしまいました。オバマ政権がようやく政策の誤りに気づいて今回、ミャンマーへの経済制裁を解いたことはとても良かったと思います。安倍政権にはアメリカにただ追従するのではなく、親日国に対する独自の外交を実行してもらいたいです。

 NHKが繰り返し流すニュースには何か背後関係がある、と思って見た方がいいです。不愉快になることが多いですが、なかなか勉強にもなりますよ

 

 

 

 

 

 

 

中国による「民族浄化」の実態

 200975日、中国・新疆ウイグル自治区(正しくは東トルキスタン)のウルムチ市街でデモが起きました。中国南部の韶関でその数日前にウイグル人17人が中国人によって殺された事件があり、それに抗議するデモでした。デモに対して治安部隊が発砲し、多くの犠牲者が出ました。そしてなんと!デモに参加しなかった者までがその後の大規模な警察の一斉捜査によって拘束されました。拘束された者の一部は釈放されましたが、そのまま行方不明になってしまった者もたくさんいます。ラジオ・フリー・アジア・ウイグルサービスによると75日以降、1万人のウイグル人が行方不明であり、そのほとんどは20代の男性だそうです。

 「ウルムチ事件」から4年が経ちましたが、その後の状況について日本のマスコミはまったく伝えていません。しかし日本の国会議員やジャーナリスト、識者の有志が世界ウイグル会議の総裁ラビア・カーディル女史を日本に招き、621日~29日、各地で講演会を開くという企画を実現させました。東京を皮切りに札幌、大阪、名古屋、那覇で講演を行うそうです。花時計のホームページに各地でのスケジュールが載っていますので是非この情報を拡散していただきたいと思います。

 21日、星陵会館で開かれた講演会に私も行って来ました。ラビア・カーディル女史は小柄な女性ですが体の中からあふれてくるようなエネルギーを感じました。もともと彼女は裕福な家庭で育ち、実業家として成功した方でした。しかし中国共産党の政策を批判して1999年に逮捕、投獄されました。釈放された後2005年にアメリカに亡命しました。現在「世界ウイグル会議」総裁としてウイグルの自由・独立のために奮闘されています。

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  ラビア女史。右側は通訳者
 ラビア・カーディル女史のお話を聞くと「ウルムチ事件」以降の状況は悪化の一途をたどっているようです。政治活動の自由はもちろん奪われていますし、言葉を初めとするウイグル人の文化自体が抹殺の危機に直面しています。ウイグル人はトルコ系でほとんどがイスラム教徒です。イスラム教徒がかぶる丸い帽子があるのですが、中国政府はその帽子を公の席でかぶることも最近は禁止しているようです。漢民族を大量に移住させてウイグル人の女性と結婚させたりウイグルの歴史や文化、宗教を否定しようとする行為は明らかに「民族浄化」であり、決して許されるものではありません。しかし中国はウイグル問題をテロと結びつけ、自分たちのやっている凶暴で非道な行為を正当化し、世界に向けてプロパガンダしています。

 1949年に中国共産党の軍隊である人民解放軍がウルムチを侵攻し、東トルキスタンで恐怖政治が始まりました。この63年間でなんと! 120万人ものウイグル人が無残に殺されたそうです。それだけではありません。1964年~96年の間に中国は東トルキスタンで46回もの核実験をしました。そのうち23回は大気圏実験であり、放射能を含む灰がヨーロッパにまで達したことが確認されています。広島の数十倍と言われる核実験を頭の上で強行されたウイグル人は一体どうなったのでしょうか 日本でもその時期にシルクロードを旅行した人はおそらく健康被害を受けているはずです。それらの事実をNHKを初めとするマスコミは一切報じようとしません。

 ウイグル人の悲劇は他人事ではありません。わが国もうかうかしていれば第二のチベット、第二のウイグルになる恐れがあります。中国のやっていることを一人でも多くの日本人に伝える必要があります。

 日本ウイグル会議のホームページもありますので、興味のある方は是非、ご覧ください!

         ↓

http://uyghur-j.org/japan/

 

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