国を守るために国民が命を捧げれば、国家は国民を神として神社に祀る、というのが戦前の国家と国民との約束でした。自分が死んでも魂は英霊(英でた霊)として残り、のちの世代の日本人が大切にしてくれるだろうと信じていたからこそ、多くの先人が日本を守るために戦って下さったのです。それなのに靖国神社に7年間も首相が参拝しない、という異常な事態が続いていました。マスコミは「中国や韓国が文句を言うから」という、とんでもない理由で首相の靖国参拝を阻止すべく、ほとんど恫喝のようなことを言っていました。靖国神社は日本人の心の拠り所であり、そこに外国が口を出すのは内政干渉です。
安倍首相が12月26日、靖国神社に参拝したことをご自身のツイッタ―で報告したところ、その日のうちになんと! 4万件の「いいね!」があったそうです。29日の段階では7万4千件の「いいね!」があったそうです。もともと首相のツイッタ―は人気がありますが、このリツイートの多さは東京オリンピック招致が決まった時のリツイートの数に次いで2番目に多いそうです。多くの国民が首相の靖国参拝を問題視していないこと、それどころかこの日を待っていたことが分かります。
安倍首相は今回の参拝で英霊との約束を果たし、選挙公約に掲げていた「靖国神社公式参拝」も実現されました。参拝後の首相の表情はとても穏やかで、心の重荷を下ろしてほっとされたのではないか、と思います。思い起こせば1年数か月前の自民党の総裁選挙の日、ジャーナリストの山際澄夫さんの呼びかけに応じて何人かの女性が自民党本部前で「安倍さんを総裁に選んで下さい!」と声を張り上げていました。私もその中の1人でした。
最初は「せいぜい3番目ぐらいじゃないか」と言われていた安倍さんが最初の投票で思いがけず2位になり、決選投票に持ち込むことができました。そして決選投票で石破さんを破ってなんと! 総裁に返り咲いたのです。その後の衆議院選挙で自民党は大勝して安倍さんは首相に選ばれました。今年の参議院選挙でも自民党が勝って、国会のねじれも解消されました。前回、みじめな形で総理を辞任した安倍さんのこの1年間の歩みを振り返ると、まさに逆転ホームランのような奇跡が起きた気がします。もしかしたらこれも靖国神社の英霊のご加護のお蔭ではないでしょうか?
この次、安倍首相に実現していただきたいことは靖国神社を国立にしてほしい、ということです。靖国神社が他の神社やお寺と同じ宗教法人、というのはどう考えてもおかしな話です。靖国神社は戦前は海軍省と陸軍省の管轄でした。しかしマッカーサーは靖国神社を燃やしてしまいたい、と思っていたようです。大東亜戦争の敗戦後、GHQの「神道指令」によって靖国神社は宗教法人となることで、かろうじて存続を許されました。しかし、どこの国でも公のために亡くなった方を祀る場所は国立です。それが世界の常識です。そのことは外国へ行ってみればすぐに分かります。
毎年、8月15日には武道館で政府主催の「戦没者追悼式典」が行われます。首相も天皇陛下も武道館には足を運ばれるのに、武道館と目と鼻の先にある靖国神社に行かれないというのはあまりに不自然です。天皇陛下がご親拝なさる環境を整えるためにも靖国神社は国立であるべきだと思います。
花時計のQ&Aコーナーに「靖国問題について」まとめてありますので、こちらもご覧くださいね!
http://www.hanadokei2010.com/faq_detail.php?faq_category_no=9