「日本維新の会」は2月3日から自民党の元官房長官であった河野洋平氏と朝日新聞社社長を国会に証人喚問することを求める署名活動を開始するそうです。これは悪名高い「河野談話」撤回に向けての一歩ではないか、と期待しています これまでも「河野談話」撤回を求める署名は民間の有志によって地道に行われてきましたが、まだ実現できていません。今回は野党とはいえ、与党が無視できない勢力である「日本維新の会」がやる、ということで効果が期待できます。
いわゆる「河野談話」は韓国人元慰安婦が日本軍によって強制的に集められたことを認めたかのような表現になっていますが、これは当時の韓国政府と事前にすり合わせたもの、つまり「日韓合作」であったことが最近、産経新聞のスクープによって明らかにされました。2013年10月13日の記事によれば、産経新聞は「河野談話」を出すもとになった元慰安婦16人の聞き取り調査書を入手したそうです。ところが「調査」といいながら中身は実にいい加減なものだったことが分かりました。例えば16人の名前や生年月日、出身地すら不明だったり、証言もコロコロ変わったりしています。つまり河野氏は元慰安婦の作り話と韓国政府の「強制性さえ認めてくれたら謝罪や賠償は求めないから」という甘言にコロッとだまされたわけです。
しかし「慰安婦問題」は一人、河野氏だけを責めて終わる話ではありません。皆さんご存じの通り、もともと「慰安婦問題」など存在しませんでした。存在していたのは戦地の慰安所で商売をしていた売春婦です。日本軍は慰安所を経営する業者が拉致まがいのことをしたり、給与をピンハネしたりしないように目を光らせていただけです。しかし、火のないところに煙を立てようとしていた人たちがいたのです。信じられないことに、その人たちは韓国人ではなく日本人です。それも一人や二人ではなくたくさんいました。しかもなんと 日本を代表する新聞社が彼らを応援していたのです。もしこれらの反日日本人の存在がなければ、韓国人だけの力で「慰安婦問題」を世界中に広めることなど絶対にできなかったでしょう。
このタイミングで、慰安婦問題とは何なのか、を分かりやすく解説した本が出版されました。『すべては朝日新聞から始まった「慰安婦問題」』(ワック・900円)です。著者は「朝まで生テレビ」などでおなじみの「怒れるジャーナリスト」、いつも熱~い山際澄夫さんです。
この本では「慰安婦問題」にさまざまな角度から光を当てて全体像を浮き上がらせることに見事に成功しています。「慰安婦問題」についてあまり詳しくない方は「慰安婦問題」=人権問題だと誤解しているようですが、この本を読めば決して人権問題などではないことが分かります。そして、長年にわたって「慰安婦問題」に関わってきた「市民活動家」たちの正体が暴露されています。先人の名誉を守ろうとしてこなかった自民党の過去の姿勢も改めて問われるべきだと思います。
かつて「慰安婦問題」は日本と韓国の間の問題でしたが、今はアメリカにまで飛び火しています。ニューヨークの近く、ニュージャージー州パリセードパーク市の公立図書館の庭に2010年10月、「慰安婦の碑」とやらが突如、建てられました。山際澄夫さんが現地を訪ねたレポートからこの本は始まります。本来、アメリカとは何の関係もないはずなのになぜこんな碑が建ってしまったのか・・山際さんの追求が始まります。そこにはアメリカの移民社会特有の事情がありました。
河野洋平氏と朝日新聞社社長を国会に証人喚問するのは簡単なことではありません。河野氏は自民党だったわけですから自民党の中に反対する勢力は少なくないでしょう。親中派、親韓派、親北朝鮮派の議員は当然、反対するでしょう。歴史認識問題に関しては最近、アメリカも異常な内政干渉をしてきています。安部首相もなかなか前に進めない状況が続いています。歴史認識問題は国民が積極的に動かなければ動かないでしょう。
私たちも署名することによって「日本維新の会」の動きを後押ししましょう!