ブログランキングを始めました!クリックしてもらえると嬉しいです。
人気ブログランキングへ
中国人が下品だということは最近、日本人の間にずいぶん浸透したようです。テレビ番組は「中国人様が爆買してくださる」と大はしゃぎですが、銀座に大型バスで乗り付けて品物を吟味もせず、ブランド品を片っ端から買いあさる中国人の下品さに多くの日本人は眉をしかめました。中国人と接する機会が増えることは中国人の中身を知るきっかけになって却って良いかも知れません。しかし、アメリカ人と接する機会というのは実は意外と少ない、というかほとんどないので私はずっとアメリカ人の下品さを知りませんでした。大東亜戦争にわが国が負けてGHQ(連合国軍総司令部)に約7年、軍事占領された時、マッカーサーが靖国神社を燃やしてドッグレース場を作ろうとしていた、という事実を知ったのは元産経新聞記者、高山正之さんのコラムを読んだからです。まさか、そんなことが、と最初は信じられませんでした。しかし、紛れもない事実でした。
保守の論客として有名な人でもアメリカにはけっこう甘い人が多いので、アメリカをコテンパンに論評する高山正之さんのコラムはとても人気があります。高山さんの文章は単にアメリカが嫌い、という感情的なものではなく事実に基づいた批判なので、おそらくアメリカ人が読んでも反論できないでしょう。アメリカ人も勉強のために読んだら知らないことを学べるのになあ、と思ったりします。
雑誌『正論』の巻頭に高山さんが長年、匿名で書かれていたコラム「折節の記」が一冊にまとまりました。『アメリカと中国は偉そうに嘘をつく(徳間書店・1,300円)』です。『正論』編集部の注文で匿名で書いていたそうですが、匿名という気楽さからか、高山節にいっそう磨きがかかっています。辛辣ですがユーモアもあり、怒ったり笑ったり泣いたりしながらあっという間に読んでしまいます。
こんな激辛の文章を書く人だからさぞ怖い人なのだろう、と思いきや、実際にお会いしてみると高山さんは驚くほど優しい紳士です。いつもおしゃれに気を遣い、周囲の人に気を遣われるのに感心します。朝日新聞や毎日新聞の記者にも少しは高山さんの謙虚さを見習ってほしいものですね。
もうすぐ5月3日「憲法記念日」です。日本国憲法について高山さんはこう書いていらっしゃいます。「・・・そんなお粗末憲法をマッカーサーは11月3日に発布させた。この日は明治節だ。明治維新を断行し、宮廷費を削って建艦を急がせ、日清戦争、日露戦争を勝たせ、日本を近代国家に導いた明治天皇の誕生日だ。その日に自国を守る軍隊も持たず、戦争を仕掛けられても戦わないことを明記し、かつ諸国民の好意にすがって乞食みたいに生きると前文に謳う滅びの憲法を世界に公表させる。記念日フェチのマッカーサーの高笑いが聞こえてきそうな仕上げだ」。
ブログランキングを始めました!クリックしてもらえると嬉しいです。
人気ブログランキングへ