韓国の朴槿恵大統領が就任早々「韓国と日本、被害者と加害者の関係は1000年たっても変わらない」と発言して日本人を驚かせたことはまだ記憶に新しいです。大統領の立場にある人が「今後1000年の間、韓国はずっと被害者のままだ」と宣言するというのも不思議です。そんなに被害者になりたいものなのでしょうか? 自らを常に被害者の立場に置きたがる韓国人というのはかなりマゾヒスティックな性格の持ち主なのかも知れません。しかし、韓国人が日本人を攻撃するやり方はかなり暴力的、攻撃的です。たとえばソウルの日本大使館前でよく行われる日本糾弾集会の様子を見ると、安部首相のわら人形を燃やしたり、日本の国鳥である雉を生きたまま引き裂いたりしています。竹島ではなく、その横にある鬱陵島に行こうとしただけで自民党の新藤議員や稲田議員は糾弾され、なんと新藤議員、稲田議員の「お葬式パフォーマンス」が繰り広げられました。こういうところは韓国人のサディスティックな部分です。つまり韓国人は歴史問題などで日本をサディスティックに非難することでマゾヒスティックな快感を得ているといえます。

 一方、日本人の中にも「日本は韓国に未来永劫、ずっと謝罪し続けなければならない」と主張する奇妙な人たちがいます。彼らは自ら進んで加害者になりたがっているわけで、そういう意味ではサディスティックな人たちなのかも知れません。しかし、韓国人に激しく非難されて頭を垂れれば垂れるほど快感を感じてもいるようで、もしかしたら本当はマゾヒストなのかも知れません。日本と韓国の関係というのは一見対立しているように見えて、実は互いを必要とするノーマルではない関係なのかも知れません。

 日韓関係を男女の愛憎の機微になぞらえたユニークな論考を読みました。『韓国呪術と反日』(青林堂・1200円)です。著者の但馬オサムさんは元マニア成人雑誌のライターで得意分野は映画、犯罪、フェティシズム、猫、だそうです。但馬さんは韓国の研究者でもなくジャーナリストでもありませんが、もしかしたら韓国の専門家には見えないものが見えるのかも知れません。『韓国呪術と反日』は韓国という国、朝鮮民族の本質をズバリと言い当てている素晴らしい本です。日韓関係をながめる新たな視点が得られること間違いなし、です。

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 但馬さんは「まえがき」にこう書いています。「私は、日韓関係、ありていに言えば、両国を結ぶ反日と嫌韓(あるいは媚韓)の関係を、エロスが介在する特殊な関係であると思います。愛情と表現してもいいのですが、それだと今ひとつニュアンスが伝わってきません。あけすけな言葉で言えば、変態関係です」