マダムの部屋

愛国女性のつどい花時計代表でもあるマダムが思った事など書いています。

2015年10月

週刊新潮の名物コラム「変見自在」

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 元産経新聞記者の高山正之さんが書いている「週刊新潮」の名物コラムを知っていますか? タイトルは「変見自在」。世の中のさまざまな出来事がちょっと見方を変えるだけでまったく違って見えてくる、その面白さに熱狂的なファンが多いコラムです。見開き2ページのコラムがたまると、その都度、単行本になって発売されてきましたがこのたび、それが10冊目になったそうです。売れなければバサッと切られる出版界でこれほど長く読まれているシリーズも珍しいのではないか、と思います。

 このコラムの人気の秘密はタブーがないことではないか、と思います。新聞やテレビ、雑誌でも絶対に書けないようなタブーが次々と出てきます。戦後の日本のマスコミ、特にマスメディアは日本のことは貶めるくせに外国の話ならとりあえず褒めようとします。朝日新聞に代表されるマスコミの反日姿勢は相変わらずです。そんなマスコミに飽き足らない読者が「高山節」に魅了されるわけです。私もそんな一人。高山さんの大ファンです

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 「変見自在」に教えられたことはたくさんあります。例えば中国人はいかに残酷か、ということが具体的に語られるくだりは以下の通り。

 明の残酷刑は生きたまま肉を削ぐ凌遅刑だ。10切れ削ぐと気絶する。処刑人は気合をかけ咎人の意識を戻させ、また肉を削いでいく。1日目が終わると牢に戻し、おいしい料理を与えて2日目にまた削ぐ。(176ページ

 アメリカ人がいかに性欲が強いか、ということは次のように語られます。

 その「性欲の強さ」は驚くほどで、例えば終戦後の日本では「米兵の強姦などにより4972人の私生児(厚生省)が確認されている」。日本だけでなく、朝鮮戦争下の韓国で数万、ベトナム戦争時のベトナム、カンボジアで10万、フィリピンでは25万の混血児がいることが米議会の報告にある。(210ページ

 オランダ人はいかに卑怯か、ということは次のように語られます。

 オランダは戦後賠償でもじゅうぶんにいやらしさを発揮した。当初、紳士面して賠償放棄を公言しながら陰で当時の金で36億円を取った。さらに1991年、訪日したベアトリクス女王が宮中晩餐会の席で「日本には賠償を払う義務がある」と非礼の挨拶をし、2度目の賠償金を取り立てた。その2年前の昭和天皇の御大喪にはオランダ王室だけが欠席した。

 さて、韓国人について高山さんはどのように書かれているでしょうか? それは読んでのお楽しみです




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歴史的仮名づかいは難解なのか?

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 台湾へ行った時、驚いたのは日本が戦前、使っていた漢字に出会えたことでした。「学校」ではなく「學校」です。目に慣れればすぐに読めるようになります。何か懐かしいような気がしました。考えてみれば戦前は尋常小学校でも高学年になれば夏目漱石や樋口一葉が読めたのです。子供でも驚くほど読解力があった訳です。

 今、私たちが小学校で習う「当用漢字(新字)」「現代仮名づかい(新かな)」が制定されたのは大東亜戦争敗戦後、2年にもならない昭和21年(1946年)1116日、日本国憲法公布から13日目のことでした。ほぼ同時に憲法と国語という、民族精神の根幹にかかわる重大な改変が行なわれたのです。これは占領期だったということと、もちろん関係があるでしょう。もっとも「現代仮名づかい」のひな形は既に大正13年、文部省が「仮名遣い改定案」を提案していました。しかし山田孝男、芥川龍之介など、多くの作家、学者が猛反対して日の目を見ませんでした。その後、何度も提案されては否定され、提案されては否定されてきた「現代仮名づかい」が敗戦のどさくさでさほどの抵抗もなく、占領下で実現することになりました。これによって日本の文学作品の質、文化全般の質は大きく変わりました。

「当用漢字」「現代仮名づかい」の制定を主な内容とする戦後の「国語改革」を厳しく批判していた福田恆存の『私の國語教室』(文春文庫・619円)を読みました。「現代仮名づかい」がいかに非合理的で矛盾に満ちたものか、一つ一つ例を挙げて丁寧に説明してあります。もちろん、この本は正字(旧字)、歴史的仮名づかい(旧かな)で書かれています。最初は読みづらい、と感じましたが読んでいくうちに慣れてしまいました。この本を読むだけで「歴史的仮名づかい」と「現代仮名づかい」の違いが具体的に分かるようになります。

 この本を読んで驚いたのは、戦前の文部省に「漢字廃止論者」がいたことです。漢字を廃止して文字はすべてローマ字にしようとする勢力がいたそうです。今の文部省にも「小学校から英語を必修科目に」しようと狙っている人たちがいますが、「漢字廃止論者」の系譜につらなる人たちなのでしょうか? なぜ文部省は日本語を破壊するような、愚かな「改革」を断行しようとするのでしょうか? 言葉は文化そのものです。日本語の改悪には断固、反対です

 


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日本初の「春画展」

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 「春画」というと皆さんはどういうイメージをお持ちでしょうか? 男性が一人でこっそりと見る卑猥で下品な絵、でしょうか? そんなイメージを持っている人に是非行っていただきたい展覧会があります。熊本の大名、細川家の江戸屋敷跡に建てられた「永青文庫」で今、開催されている「春画展」です。日本初の「春画展」だということで連日、大変な賑わいを見せています。

「永青文庫」はこじんまりとした美術館なので、大勢の人を収容するには狭すぎます。しかし今回、大きな美術館がなぜか「春画展」開催に積極的ではなかったとかで「永青文庫」が引き受けることになったそうです。待ち時間も含めて鑑賞するのに時間がかかりすぎるのが困りますが、一見の価値のある展覧会です。入場料は一人1500円です。

 今回、公開された作品は主に欧米のコレクション、特に大英博物館所蔵のものだそうです。欧米の収集家に「春画」は本当に愛されていたのですね。それなのに日本でこれまで展覧会が開かれなかったのはなぜなのでしょうか? もしかしたら「春画」の価値を評価しなかったのは当の日本人だったのではないでしょうか?

 春画」が面白いのはユーモアがあるからです。もちろん構図の巧みさや色彩の美しさも魅力ですが、エロチックでありながらユーモアのあるところが独特な味わいです。日本人にとって「性」は笑いの対象だったのです。武家は別ですが、江戸時代の庶民は、もしかしたら世界で一番、性を楽しんでいたかも知れません。現代日本人である私たちの感覚よりもはるかに自由、何でもありといった感じです。一夫一婦制ですらなかったようです。一夫一婦制は明治に入って日本にやって来た欧米のキリスト教徒が広めたのではないでしょうか?

 「春画」を欧米人が好んだのは、白人キリスト教徒の社会では絶対にあり得ない感性、想像もできないような美意識を日本人が持っていたからだと思います。ところが今の日本人は本来の日本人の美意識を忘れてしまい、欧米のものが日本のものよりも優れていると思っている、というか思わされています。「春画展」は日本人が本来、とらわれない、自由奔放な感性の持ち主だったことを発見できる展覧会でもあると思います。

 芸術の秋にお勧めの展覧会です

 「春画展」公式ホームページ ↓

http://www.eiseibunko.com/shunga/






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