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4月24日、元大阪の八尾市議会議員で前衆議院委員の三宅博さんが逝去されました。67歳でした。謹んで哀悼の意を表します。私は三宅博さんと面識はありませんでしたが、いろいろな集会で演説をお聞きしたり、国会でズバッとした、本質を突いた質問をなさる姿を拝見していました。ああ、こういう議員が日本にもいるんだ~! と感動しました。心から尊敬できる政治家でした。
三宅さんは拉致問題、NHKの腐敗追及など、戦後日本のタブーに関わる問題に取り組んでおられました。しかし、これらはハッキリ言って票にならない活動ですから知名度は低いです。知名度が低いということは選挙で当選する確率は当然、低くなります。こんな活動は票にならないばかりか、メディアからも目の敵にされます。得することは何もありません。しかしたとえ落選しても、自分の信念を貫く、という姿勢は三宅さんの一生を貫いていました。
昨年、夏の参議院議員選挙に三宅さんは出馬なさいました。その時、初陣の挨拶は渋谷のNHK放送センターの前でなさいました。最初の演説をNHK前でやったというところに三宅さんの本気度が現われていました。その演説を動画で見ましたが、三宅さんは「お願いします、私を当選させてください。NHKと戦うために、私を当選させてください!」と何度も、何度も頭を下げられました。しかし、当選はかないませんでした。その後、失意から立ち直られたのかな、と心配していましたが,訃報に接することになりました。
日本では何か信念を持って、一つのことに取り組もうとする愛国者がなかなか当選できません。選挙システムの不備もありますが、有権者の意識の持ち方が何よりも問題です。投票するということは有権者の責任を果たすということです。それなのに政党の名前だけで一票を投じる人、知名度だけで一票を投じる人、学歴や年齢、容貌などで一票を投じる人が多すぎる。候補者の中身が、有権者に目に見える形で分かるようなシステムが必要です。候補者が普段、どのような活動をしているか、これまでどのような活動をしてきたか、が目に見える形で分かるようにすべきです。今のままでは日本の民主主義は形骸化するばかりです。
三宅さんには再度、国会議員になっていただきたかったです。残念でなりません冥福をお祈りいたします。
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