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8月29日早朝、北朝鮮の西岸から発射された弾道ミサイルが北海道上空を横切って太平洋に落下しました。北海道の上空を横切るという事態は初めてで、さすがにメディアも大々的に伝えていますが、何も北朝鮮のミサイル危機は今に始まったことではありません。約20年前からノドン、テポドンなどのミサイルは日本全土を射程圏内に開発されていたのです。
今回、たまたま漁船や航空機に被害が出なかったからいいようなものの、もし被害が出ていたら、と思うとぞっとします。しかしメディアの報道も政府の対応もどこか他人事です。本来、政府に対して「Jアラートが鳴ったとしても、国民はどこへ逃げたら良いのですか? 具体的な避難計画は立てているのですか?」「首相は国民の生命と財産をどのようにして守るおつもりですか?」「北朝鮮のミサイル基地を攻撃するおつもりはありますか?」「いつまでも国連の制裁頼みでは心もとないのではありませんか?」と質問しなければならないメディアはただ評論家のように伝えるだけです。森友問題、加計問題の時はあれほどしつこく、首相の説明責任を追及していたのに・・・。
つい先日、来年度のわが国の防衛予算は5.2兆円になることが決定した、というニュースが流れました。共同通信はこの金額を「過去最大」という表現で報じています。5.2兆円なんて高すぎる! と言わんばかりですがまったく認識不足。こんな金額では国民の生命と財産を守る責務を政府は放棄している、と言わざるを得ません。防衛費はGDPの1%、と決めこんでいるようですが、それは平時の話であって、今は平時ではありません。そもそも「GDPの1%」という数字は法律でもなく、何の根拠もありません。アメリカの軍事費はGDPの3.3%だし、NATO加盟国の軍事費も平均してGDPの2~3%です。日本の防衛費は少なすぎます。最低でも今の二倍ぐらいは必要です。
では予算を増やして、何をするべきでしょうか? とりあえず核シェルターを設置すべきです。スイスやイスラエルは全国民を収容する核シェルターを(!)既に作っています。核シェルターの普及率はスイス100%、イスラエル100%、ノルウェー98%、アメリカ82%、ロシア78%、イギリス67%、シンガポール54%、・・・・・・・・日本0.02%・・・というお粗末さです。では、なぜ核シェルターが国民の命を守るのに効果的と考えられているのでしょうか?
かつて広島、長崎に核攻撃を受けた際、爆発時の熱線や爆風に直撃された人たちは即死でしたが、たまたまそれを免れた人たちは意外と長生きしています。空気中の放射能は半日、一日、二日・・・・と時間が経つにつれて急激に減っていきます。爆心地で被爆した三菱製鋼の工場長はたまたま用事があって地下にいたために奇跡的に助かり、製鋼所再建に奔走されています。わが国は世界で唯一の被爆国なのですから、こういった事例から学ぶべきではないでしょうか? 私が知る範囲では参議院議員の青山繁晴氏は以前から「地下鉄の駅の構内を利用して核シェルターを作り、そこに水、食料、医薬品を常備すべきだ」と主張しています。しかし、こういった話題がメディアで取り上げられることはまったくありません。平和ボケ、ここに極まれり!
安倍首相は北朝鮮のミサイルが発射されるたびに「万全の備え」という言葉を口にされますが、まったく備えは出来ていない、ということに国民の多くは気づいています。国連が無力、無能であることにも気づいています。口先だけの言葉でいつまでも国民をごまかすのではなく、率直に危機を語るべきです。国民を信じて、率直に「今は国家存亡の危機です」と語るべきです。
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