マダムの部屋

愛国女性のつどい花時計代表でもあるマダムが思った事など書いています。

2023年07月

佐藤誠元警部補「捜査の終わり方が異常だった」

ブログランキングを始めました!クリックしてもらえると嬉しいです。


人気ブログランキングへ   




 ネットの中では大盛り上がりの木原官房副長官夫人の元夫、安田種雄さんの怪死事件。第4弾となる『週刊文春』83日号になんと実名で取調官が登場しました。警視庁捜査一課殺人一係(「サツイチ」って呼ばれているんだって)の敏腕刑事、佐藤誠さんという方です。20186月、他の捜査に関わっていた佐藤さんが急遽、招集されて木原氏の妻X子の取り調べを担当することになったそうです。この記事、読んだ人もいると思いますが堂々13ページ、これまで以上に中身の濃い、面白いものでした。新事実がたくさん出てきています。

 でも記事を読んだ人でもまだ『文春』の記事の中身を疑っている人もいるでしょう。他のメディアが一切、扱っていないのだから。どうせ文春のガセだろう、と考えてもおかしくないです。ところがところが、です。佐藤誠さんという人は実在していました。文藝春秋社の中で佐藤さんが28日に記者会見をした(!)のです。X子さんを実際に取り調べ(10回)した刑事がマイクの前に姿を現してしゃべったのです。会見場には150名を超すメディア関係者が詰めかけ、文藝春秋社は広い部屋に会見場を変更したそうです。記者会見の様子はYouTubeやニコニコ動画で見られるし、おそらくTwitterでも誰かが配信しているでしょう。

 佐藤さんの語ったことの中で、私が印象に残ったことは二つ、ありました。被害者の遺族、この場合は安田種雄さんの遺族に対する警視庁の対応に佐藤さんが憤りを感じている、ということです。犯罪捜査の場合、捜査チームの中に「遺族対応班」のようなものがあるそうです。めでたく犯人を上げることができれば良いのですがそうでない場合、捜査を終了する時には担当者が遺族に会って捜査を終える理由を説明しなければならないそうです。結構、日本の警察ってきめ細かい対応をしているんだな、と感心しました。ところが安田さんの事件の場合、20184月に再捜査を開始したのですが約半年後、突然、捜査が終了します。遺族は何の説明も受けませんでした。

 佐藤さんは10月下旬に上司からX子の事情聴取の終了を告げられたそうです。その理由が「1024日から臨時国会が開会するから」というものだったというのが驚きです。国会が開会すると木原氏が家にいないし、子供の面倒を見る人がいないのでX子は事情聴取に応じられない? そんな理由ってアリなんですか?驚くじゃないですか。まあ、任意の事情聴取っていうのは拒否できるそうですけど。しかし結局、国会が閉幕しても捜査は開始されませんでした。佐藤さんは「自然消滅」という言葉を使っていますが、捜査チームのそれまでの努力は途中で、理由なく水泡に帰したわけです。

 佐藤さんは口にしませんでしたが、この背景に木原氏が自民党の情報調査局長に就任したことがあっただろうことは間違いないでしょう。全警察に睨みをきかせることのできる地位に木原氏が就いたのが2018109日ですから。ピッタリ符合します。

 佐藤さんは現在、現役の刑事ではありません。しかし地方公務員は退職後も守秘義務があります。職務上、知ったこと、捜査の中身を雑誌に明かすことは本来、法律違反です。罰せられても仕方がありません。佐藤さんも最初は『文春』の取材に応じようとしませんでした。しかし713日、警察庁の露木康浩長官の定例記者会見での発言を聞いて、佐藤さんの怒りに火が付きました。露木長官は「適正に捜査、調査が行われた結果、証拠上、事件性が認められないと警視庁が明らかにしている」と言ったのです。これ、嘘じゃないですか。事件性があるということで再捜査が始まったんですから。再捜査が始まったから佐藤さんが呼ばれたのですから。佐藤さんはこの露木長官の言葉にブチ切れて、自分が知っていることを『文春』の記者にしゃべったという訳です。佐藤さんっていうのは優しい人なんですよね。人情があって行動に迷いがない人、という印象を受けました。

 今回の記者会見で特に新しい事実は語られませんでした。捜査が再開される予想は?という質問に佐藤さんは「おそらく無理でしょう」と答えています。今後の展開は不明です。しかし佐藤さんは遺族に対する申し訳ないという気持ち、一緒に苦労して捜査をしていた部下たちに対してご苦労さん、という気持ちで記者会見をやったのでしょう。それ以外の事は、特に考えていないと思います。

 熱血刑事って今でもまだ存在していたんですね~

 

毎週、土曜日にウェブマガジンを発信しています。ここで書くのとは違うテーマで書きます。メルマガは密閉空間
なので本音トークができると思います。よろしかったらのぞいて見て下さい!

 「岡真樹子の日本人に生まれて良かった」

https://foomii.com/00270

 

 

祝! 日本男子バレー、銅メダルの快挙!

ブログランキングを始めました!クリックしてもらえると嬉しいです。


人気ブログランキングへ   




 異常な猛暑の中で耳にするニュースといえば不愉快な事件、腹の立つ政治の話ばかり。うんざりするような2023年の夏です。しかしそんな日々の中で久しぶりに手に汗握る、すばらしいゲームを見せてもらいました。バレーボールの世界大会「ネイションズリーグ」で日本男子が第三位! 銅メダルに輝いたのです! 「ネイションズリーグ」はまだ歴史の浅い大会ですが、世界ランキング16位以内の国が集結して二か月にわたり、世界中を転戦しながら戦います。日本は予選ラウンドをなんと2位で通過し、ファイナルラウンドに進出しました。目標はベスト4だったのですが、3位決定戦でイタリアに勝利して銅メダルになったのです。ホント、夢のようです。

 1964年の東京オリンピックを記憶している世代・・・・もう60代以上なのかな?私はあまり鮮明に覚えてはいませんが、その後、何度も繰り返しテレビで見た女子バレーボール、ソ連との決勝戦は感動モノでした。あれ以来、日本中にバレーボールブームが巻き起こり、漫画や映画になる作品も生まれました。私自身もすっかりバレーボールの虜になりました。しかし日本がメダルを手にできたのは1970年代位までだったのではないでしょうか。トップ10位以内に入ることは出来ても世界の強豪の中でメダルを取るというのはもう無理ではないかな、と半ば諦めていました。

 身長が低い日本人が2メートルを超える選手が珍しくない今の世界のバレーボール界で勝てる見込みがあるのか、と考える人は少ないと思います。圧倒的な身長差があるのです。しかしどうしたら勝てるか、ということを選手自身が考え、外国のチームに所属して身長の高い選手の中で鍛えられた結果、奇跡を起こすことができたのだと思います。誰か一人のスーパースターがいるわけではなく、一人一人が役割を自覚して、自分のできることを追及した結果の栄光だったと思いました。

 サッカーやラグビーのように敵と直接、ぶつかり合うのではなくネットを挟んで敵と対峙するバレーボールというのは日本人に向いているスポーツだと思います。6人の役割分担がしっかり出来ているチーム、仲間意識の強いチームが有利だからです。個人プレーではなく、チームプレーが上手い日本人ならではのバレーは他の国には真似のできないものです。この身長差で勝つことができたという自信を選手たちが得たことは何よりの収穫だったでしょう。

 日本のお家芸であるコンビネーションバレーは海外のファンを魅了しました。特にフィリピンで試合をした時は、熱狂的なファンに背中を押されて勝利できた感じでした。日本のバレーは強いだけでなく、見ていて面白いのだということが証明されました。キャプテンの石川選手はインタビューに答えて「まだ3位に過ぎません。僕たちの目標は頂点です」と言っていました。今のチーム力なら世界一も夢ではないかも知れません。期待しましょう!

 

毎週、土曜日にウェブマガジンを発信しています。ここで書くのとは違うテーマで書きます。メルマガは密閉空間
なので本音トークができると思います。よろしかったらのぞいて見て下さい!

 「岡真樹子の日本人に生まれて良かった」

https://foomii.com/00270

 

警察庁長官はひたすら逃げの姿勢

ブログランキングを始めました!クリックしてもらえると嬉しいです。


人気ブログランキングへ   



 昨日(20日)、皆さんお待ちかねの『週刊文春』727日号が発売になりました。さっそく買って、例の木原官房副長官ネタを読んでみました。いくつか新しい事実が出ています。

安田種雄氏が不思議な死に方をした2006410日、第一発見者となった父親は変りはてた息子を見たあと、家を飛び出します。110番をしようと思ったのですが家の住所を正確に言えないことに気づき、電柱の番地を確かめようとしたのです。その時、不審な男とすれ違ったということです。家に戻ると、息子の遺体の頭の位置がなぜか変わっているような気がした、ということです。怖いですね~

 父親はその時、気づいていなかったのですが、実は隣の部屋(?)には種雄氏の妻(木原官房副長官の現在の妻)と子供がいたのです。これも不思議な話です。もし種雄氏が自殺をしたのなら、おそらく苦痛で断末魔の叫び声を上げたでしょう。その声にも妻のX子さんは気づかず、すやすや寝ていた・・・そんなこと、あるはずないじゃないか! もしかしたら父親が外に出た隙を見て、X子さんが遺体を動かしたのかも知れません。あるいはX子さんが電話をして呼び寄せたY氏が動かしたのかも知れません。

 さて、木原氏はこの件について文春側の質問に一切、答えようとしていません。自分の妻がシロだと信じているのなら堂々と答えられるはずなのに、一切だんまりです。それどころか一民間企業である文藝春秋社を刑事告訴するぞ、と脅しています。権力者が絶対にやってはいけないことです。ここは中国や北朝鮮ではないんですからね。いやしくも民主主義国家である日本で、言論弾圧をするなんてあってはならないことです。

岸田首相もそうなのですが、今の政権の中枢は自分の考えていることを国民に向かって正直に、きちんと説明するという、政治家の最低の、当たり前のことができない人ばかりです。岸田政権は政策もダメで対米従属、対中従属しかしない政権ですが、致命的なのは国民の目から逃げようという卑怯な姿勢が見え見えだということです。政治家として、なんていう次元ではなく人間としてダメなんですね。恥ずかしい政権です。

 ダメといえば警察庁長官にもがっかりです。まあ、警察は権力のイヌっていいますから、そんなものかも知れませんが。713日、合同庁舎の2号館18階の会議室で記者クラブ加盟社の記者を集めて露木康浩警察庁長官の定例記者会見が開かれたそうです。ある記者が木原氏を巡る疑惑について質問すると、露木氏はまるで待っていたかのように、原稿を読むようによどみなく「適正に捜査、調査が行われた結果、証拠上、事件性が認められないと警視庁が明らかにしている」と答えたそうです。その二日後、文春の記者がもう一度、「事件性が認められないと発表していますが、これは2018年の再捜査を受けて判断した?」と訊くと「警視庁が明らかにしたということで理解していますけど。警視庁の判断ということになってくるので、私は間接的な立場なんですね」という、木で鼻をくくったような役人答弁。文春の記者はいろいろ具体的に訊くのですが、何を訊いても「警視庁の判断」を繰り返すばかりだそうです。

 警察庁長官は警視庁の上の存在です。事件をまったく知らないはずもありません。しかし、この返答を見ると予め決められた答え以外、発言できないんでしょうね。政権中枢の意向には逆らえない、ということなんだと思います。

 『週刊文春』は孤軍奮闘、頑張っています。あとに続くメディアが出て来てほしいものです。

 

毎週、土曜日にウェブマガジンを発信しています。ここで書くのとは違うテーマで書きます。メルマガは密閉空間
なので本音トークができると思います。よろしかったらのぞいて見て下さい!

 「岡真樹子の日本人に生まれて良かった」

https://foomii.com/00270

 

女性刑事の誠実さが描かれた文春砲第二弾!

ブログランキングを始めました!クリックしてもらえると嬉しいです。


人気ブログランキングへ   




 先週に続き『週刊文春』720日号も文春砲の大炸裂がありました。例の木原誠二官房副長官の妻の疑惑についてです。これを読んで、さまざまな意見が早くもネットでは飛び交っています。先週号の第一発目があまりに衝撃的だったせいか、今回はさほど新しい情報も出ていないな、とかもうネタ切れか、などという失望の声もありました。でも私は面白く読みました。

 今回の記事は警視庁大塚署の中の一室で安田種雄さんの両親と一人の女性刑事が向き合うシーンから始まります。女性刑事の名刺には「刑事組織犯罪対策課強行犯捜査係長」とあったそうです。捜査しては見たものの、解決しなかった案件(コールドケース)をもう一度、洗いなおして再捜査するかどうかを決めるのが彼女の仕事だそうです。安田種雄氏は木原官房副長官の妻のかつての夫です。安田さんが亡くなった日、警察はなぜか自殺として処理しました。しかし女性刑事はこの事件に不審な点があまりにも多いことに気づきました。彼女は安田さんの両親に「捜査は尽くされていないので、少なくとも。結果はどっちに転ぶか、ちょっとそれこそ捜査をしてみないと分からないんですけど、でも終了しているとは思えないので、それをちょっと再開させていただきたいと思います」と言います。この会話の行われている情景や、雰囲気が記事からリアルに伝わってきました。

 私は捜査の再開って実際にあるんだ、ということにまず驚きました。一応、自殺として処理されたものが12年も経ってもう一度、洗いなおされるというのは普通のことではありません。この背景にはおそらく表には出てこないリークとか、何らかの背景があったのではないか、と思います。

 それから女刑事の奮闘が始まります。彼女は当時、宮崎刑務所に収監されていたY氏(安田氏が死んだ日、現場を見ている男)に数十回、面会し、貴重な証言を引き出します。しかし再捜査が始まり、木原夫妻の自宅の家宅捜索まで行われたにもかかわらず、再び捜査は頓挫します。それはなぜなのか・・・・・興味のある人は記事を是非、読んでみて下さいね。

 捜査は縮小されたとはいえ、今も細々と続いているようです。あの女刑事は今、何をしているのでしょうか。彼女は何らかの手ごたえを掴んだのではないでしょうか。Y氏が宮崎刑務所に収監された理由は覚せい剤所持でした。死んだ安田氏の体内からも大量の覚せい剤が検出されています。当初、警察は安田氏が覚せい剤中毒のために自ら命を絶った、と判断したのですが、もしかしたら第三者が安田氏の体内に覚せい剤を入れたのではないでしょうか。

 聞くところによると、文春はまだネタを温存しているそうです。これからこのミステリアスな話がどのように展開していくか、来週も楽しみに待ちたいと思います。

 

毎週、土曜日にウェブマガジンを発信しています。ここで書くのとは違うテーマで書きます。メルマガは密閉空間
なので本音トークができると思います。よろしかったらのぞいて見て下さい!

 「岡真樹子の日本人に生まれて良かった」

https://foomii.com/00270

 

 

木原官房副長官の虚飾の人生

ブログランキングを始めました!クリックしてもらえると嬉しいです。


人気ブログランキングへ   




 今、発売中の『週刊文春』713日号の巻頭に「岸田最側近「[俺がいないと妻がすぐ連行される]」という衝撃的な見出しの記事があります。ネットの中では既に多くの影響力のある方が取り上げているので、読んだ人も多いと思います。岸田首相の側近の中でも政策立案にもっとも深く関わっているといわれる木原誠二副官房長官。東大法学部を卒業して財務官僚になり20059月、衆議院議員選挙に初当選して政治家に転身します。その後、一度落選するのですが2012年に当選して国政に復帰します。その後は順調に出世して外務副大臣、自民党政調副会長兼事務局長、自民党情報調査局長を経て202110月、岸田政権が発足すると同時に内閣官房副長官に就任します。出世街道まっしぐらのこのエリートを後ろから追いかけるようにスキャンダルが少しずつ出てきます。

 202112月、『週刊新潮』が木原氏の愛人と隠し子問題を取り上げます。今、木原氏が一緒に暮らしている女性との間に子供がいるのですが、その子は木原氏の実子なのか、木原氏は養育費をちゃんと払っているのか、といった一見どーでもいいようなネタを『週刊新潮』が扱い、『週刊文春』も同じネタを取り上げます。この時点では、単に女にだらしがないエリート官僚、という印象を読者は持ったはずです。しかし今、思えばこれは木原氏の虚飾の人生の一部を扱ったものに過ぎませんでした。本命は愛人のほうではなく妻のほうだったのです。

 木原氏の妻は再婚で前の夫との間に子供がいます。前の夫は安田種雄という人なのですが2006410日に自宅で不審死をとげます。血まみれになって発見されたのです・・・・・これ以上のことは『週刊文春』に書いてあるので、興味のある人は買って読んでみて下さい。

 木原氏は今の奥様と結婚する時は彼女に過去があることは知らずに結婚したのでしょう。しかし、それが運命の分かれ道だったのです。その時、今の奥様が正直に自分の過去を語っていたら木原氏は結婚しなかったでしょう。今の奥様は木原氏に自分の過去を言いたくなかった。それは木原氏を愛していたからではなく、木原氏の財力、地位、権力の魔力に惹かれたからでしょう。まあ、これは私の推測に過ぎませんが。

 『週刊文春』が書いた木原氏の私的スキャンダルの事実関係が本当かどうか、はこれから争われることになるでしょうが、記事を読んだ限りでは私は綿密な取材によってきちんと書かれたものだと思いました。亡くなった安田種雄さんの遺影まで写真で出しているのですから。まあ、それはともかく、私がこれを読んで感じたことはまさに「事実は小説より奇なり」、小説家が頭をひねって考え出す架空の物語よりもはるかに驚愕するような現実があるのだ、ということです。登場人物が自ら作り出すのではなく、まるで天の声が指図したかのように展開する物語とでも言いましょうか。

 権力の頂点をきわめた木原誠二氏の虚飾の人生の哀しさのようなものを感じさせてくれた『週刊文春』の大ヒットでした。

毎週、土曜日にウェブマガジンを発信しています。ここで書くのとは違うテーマで書きます。メルマガは密閉空間
なので本音トークができると思います。よろしかったらのぞいて見て下さい!

 「岡真樹子の日本人に生まれて良かった」

https://foomii.com/00270

 

 

ブログランキングに参加しています

人気ブログランキングへ

愛国女性のつどい花時計
月別アーカイブ
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ