マダムの部屋

愛国女性のつどい花時計代表でもあるマダムが思った事など書いています。

2023年12月

「パー券営業部長」の池田佳隆議員、年内にも逮捕か?

 

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 1227日、文部科学省の副大臣もつとめたことのある自民党の池田佳隆議員の永田町の議員事務所に東京地検の捜査員が入り、裏金の捜査で家宅捜索をしました。と同時に池田議員の地元、名古屋市の事務所にも捜査員が行きましたが,どういうわけか事務所に入れなかったようです。政治資金パーティー券問題でこれまで名前が出てこなかった池田議員ですが、『週刊文春』127日号にはまるで捜査の行方を知っているかのような記事が出ていました。タイトルは「特捜部が狙う〈萩生田の舎弟〉」です。萩生田というのは萩生田光一政調会長のことで、安倍派の次期会長ではないか、と期待されていた人ですが、今、彼は特捜部から任意で事情聴取を受けています。〈萩生田の舎弟〉=池田佳隆議員です。裏金問題で派閥ではなく議員個人の事務所に強制捜査が入ったのは池田議員が初めてです。

 記事によると池田氏は「安倍派のパー券営業部長」として有名な人だそうです。2012年の衆議院議員選挙で愛知3区から自民党公認で出馬し、初当選。現在、当選4回で2021年には文科副大臣兼内閣府副大臣に就いています。

パーティー券は12万円。個人で買う人もいるでしょうが、大量に購入するのはやはり企業や業界団体です。企業や団体が計20万円を超えるパーティー券を買った場合、派閥側は収支報告書に記載する義務があります。政治資金は非課税なのですから、普通に考えれば真面目に記載します。ところが安倍派では(二階派も?)ノルマ以上の券を売りさばくと、その分が派閥からご褒美として議員に還流(キックバック)されていたらしい、カネの流れがあまりにも不透明だ、というのが今の疑惑です。池田議員の場合、愛知県の企業数十社のうち、なんと約3割が池田議員の支援企業だというのだから凄いです。文春砲によれば池田議員は毎年、1千万円近い券を売りさばいていた(!)ようです。ノルマは大体、60万円位らしいのでノルマを超えるどころか、幹部よりももっと熱心に売っていたということになります。

 もしそれが事実なら、何のためにそんなに頑張って売っていたのでしょうか。それはこれからの捜査によって明らかにされるでしょう。それにしても名古屋まで捜査員が出向いているのに事務所に入れなかった、というのはどういうことでしょうか。逃亡の恐れがなければ任意の事情聴取ですが、逃亡の恐れがあると見なされれば逮捕もあり得るかも知れません。こんな年末に議員の地元事務所に捜査が入ること自体、異例すぎます。もしかしたら年内にも裏金疑惑で初の逮捕者が出るという騒ぎになるかも、です。

 

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林芳正が官房長官就任、の驚愕

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岸田首相は安倍派の裏金問題に関わっていたということで松野官房長官を更迭し、後任に元外相の林芳正氏を任命しました。しかし官房長官というのは首相の女房役です。岸田派ならだれでもいい、というわけではありません。林氏は9月の内閣改造で外相から外れましたが、なぜ彼が外されたのか、大体、国民は察しがついているはずです。林氏といえば悪名高い親中派、というか媚中派だからです。中国べったりだからです。おそらく岸田さんはアメリカから「あいつは外相から外せ」と言われていたのではないでしょうか。私もああ、やっと林氏が外れた,良かった,良かったと思っていたら今度は内閣官房長官とは! これでまた岸田政権の支持率が下がるでしょうね。

林氏は単に媚中派だ、というだけではありません。なぜかメディアが取り上げませんが、林芳正は202110月の衆院選で参議院議員からの鞍替えを果たしました(山口3区)が、その時、県庁や市の職員を自分の後援会に入会するように勧誘したとして、公職選挙法違反(公務員の地位利用)容疑に問われました。この件で山口県の小松一彦副知事が書類送検されました。小松副知事は2021年4月頃、林氏の後援会の入会申込書を部下を通じて職員に配り、加入するように勧誘した疑いで、本人も容疑を認めています。また山口3区の選挙区内にある山口市阿東総合支所の福永卓総合支所長と鶴岡泰広副総合支所長の2人も同様の容疑で書類送検されています。彼らがやったことを林氏が知らなかったはずがありません。

 林氏は政治家としての実績はこれといってありません。ただ父親も祖父も曽祖父も衆議院議員であり、地元では随分、名士ぶっているようです。本来、地元で有名な名家の息子であれば、それだけ厳しく躾けられ、人の模範になるような人格が備わるかと思いきや、林芳正の場合はその反対のようです。地元の新聞『長周新聞』によれば2004124日夜、林芳正と妻、秘書が後援者の新築祝いに行き、その帰りに当て逃げ事件を起こしました。どうやら新築祝いで飲んでいたようで、運転していたのは林だったようです。そこにたまたま停まっていたタクシーにぶつかってしまいました。接触のさい「ガーン」と大きな音がしたにもかかわらずなんと、林は警察に通報もせず逃げてしまいました。これだけでも問題ですが、驚くべきことに林はそのあと、事務所にタクシー運転手の浜川正治さんを呼びつけました。そして秘書の藤野智が浜川さんの上着の襟をつかんで裏地を破ったり、ボタンをちぎるなどの暴行をしたそうです。詫びて、口止め料でも払うのかと思いきや、とんでもない行動に出たわけです。

その後、タクシー会社と林事務所の間で和解が成立、130日に休業補償などを支払うことで、浜川さんは被害届を取り下げました。ところが、浜川さんの災難はこれで終わりではなかったのです。浜川さんは和解後、山口県警の交通課に出頭を命じられたのです。そして警官から私的なことを聞かれたり「あんたの車が動いていたのではないか」と、何度も同じことばかり聞かれたそうです。いやあー、山口ってすごい所なんですね。被害者が警察に呼ばれて事件と関係ないことまであれこれ尋問され、嫌がらせされるとは恐れ入りました。警察も相当腐っていますね。

 曽祖父から3代続いた政治家の家に生まれたお坊ちゃん。東大法学部卒業。こういう育ちの人間には庶民の苦しみを感じ取る感性などかけらもないのでしょうか。太宰治ではないけど、こういう人間は「人間失格」だと思いませんか。こういう人間が首相の女房役をつとめる・・・・こんな政治は、もう終わりにしなければいけません。

 

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「周庭氏カナダ亡命」で分かる香港の現状

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 可憐な容姿と流暢な日本語で、日本でもファンの多い香港の民主活動家、周庭氏(アグネス・チョウ)の動向が約2年半ぶりに日本に伝わってきた、と思ったらなんと彼女は今、カナダにいるということが彼女のSNSで分かりました。
2014年に香港の行政長官選挙の民主化を求めた道路占拠運動(いわゆる雨傘運動)で周さんは「女神」という愛称で世界にその名を知られました。しかし2019年の反政府運動が始まって以降、習近平政権の民主化運動弾圧が強まり、20206月には「香港国家安全維持法」が施行されました。

周さんは2019年の反政府デモに参加したとして禁錮10ヶ月を言い渡され、20216月に釈放されたのちも「外国の勢力と結託して国家の安全を危険にさらした」とする別件容疑で警察の捜査を受け続けていました。彼女の勾留機関は実際には10か月未満でしたが釈放後も不安と恐怖にさいなまれ、心を病んでしまったそうです。医師によって「不安障害、パニック障害、心的外傷後ストレス障害、うつ病」と診断されたそうです。香港を出ることは許されず、パスポートも返却されず、国家保安局に定期的に出頭し、報告を義務づけられていたそうです。政治活動どころか普通の行動の自由も制限されていたわけですが、しかし彼女は突如、カナダのトロントの大学の修士課程に入学するという決意をしました。なぜカナダの大学だったのか、なぜ香港の警察がそれを許可したのか、そこいら辺の経緯は詳らかにされていません。

 香港の国家安全局は彼女に「一つ条件がある」といい、深圳(広州に近い都市)に行って「愛国教育を受けること」を要求したそうです。彼女は国家安全局の担当者とともに深圳に行って改革開放展やテンセント本社などを見学したそうです。これで彼女の思想教育は終了したという判断だったのでしょうか。香港に戻ると、「祖国の偉大な発展を学べるよう手配してくれた警察に感謝します」という手紙を書くように言われ、何通も手紙を書かされたようです。こういうのも何だか、いかにも役所っぽくてちょっと笑えるやり口ですよね。

 本来、12月末に香港に戻らなければならなかった彼女は、しかし香港に戻らないことを決意します。ここいら辺の経緯も省かれています。亡命を申請してもすぐに認められるということは考えられないので、やはり何らかの政治的背景があったのだと推測できます。とにかく彼女は27歳にして亡命者となり、おそらく家族には二度と会わない決意を固めたと思われます。実際には活動の幹部ではなかったにもかかわらずアイドル的な人気がったために当局に目をつけられたという面があったのは不運だったといえるでしょう。

 カナダのトルドー大統領は典型的なグローバリストで、カナダは移民国家です。中国人もうじゃうじゃいるはずで、カナダに亡命したからといって必ずしも身の安全が確保されたわけではありません。そのことは周さん自身も「不安だ」と言っています。それでも祖国を離れる決意をした彼女の人生が充実したものであることを祈るばかりです。

 

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