去年の年末、まさに新年を目前にして北朝鮮の独裁者、金正日が死にました。その後、三男の金正恩が後継者として葬儀を取り仕切りました。核・ミサイルの問題もさることながら私たちにとっては同胞が今も拉致されたままであるわけで、この北朝鮮の政治の変化は日本にとっても重大事件です。
 そのような意味でまさに絶好のタイミングで、8日、拉致被害者奪還を金正恩に訴えるデモが都内で開かれました。千駄ヶ谷の明治公園に集合したデモ隊は約200人。午後2時に公園を出発し、お正月の華やいだ雰囲気が漂う表参道を通り、また明治公園に戻ってくる約1時間のコースでした。少し風が冷たかったとはいえ、まあまあのお天気に恵まれて元気にシュプレヒコールを上げて沿道の人にアピールしていました。
  私たちの同胞が北朝鮮に拉致されて30年の歳月が空しく流れました。しかし拉致を指示した張本人である金正日が死んだことは、あるいは拉致問題解決にとって最大のチャンスかも知れません。というのも、後継者である金正恩には拉致の直接の責任はないわけです。自分の父親がやったこととはいえ、申し訳なかったという弁明をして被害者を返すことも、もしかしたらできるかも知れません。北朝鮮は今、食糧危機が深刻で、これまでは優遇されていた軍にまで食糧が行き渡らないそうです。中国もアメリカも食糧支援を渋っているようです。金正恩はまだ28歳で、経験も実績もない若者です。いよいよ北朝鮮崩壊の日が近づいているのかも知れません。
  しかし、このような千載一遇のチャンスを前にして、政府は拉致問題解決のための努力をしているのでしょうか? 残念ながら野田首相の年頭のあいさつにも拉致問題のラの字もありませんでした。今の野田首相は増税のことで頭がいっぱいで、外交も安全保障もどーでもいいように見えてしまうのは私だけでしょうか?
 国民を何の理由もなくさらわれたまま、なす術もなく見ているだけなら政治家は必要ありません。政治家が動かないなら国民が動かすように仕向けてゆくしかありません。

 今日のシュプレヒコールの中で一番、感動したフレーズを最後に書きます。
  
  日本国民は たくさんの日の丸で 拉致被害者を 出迎えるぞーーー!