民進党代表選挙に出馬している蓮舫代表代行の二重国籍問題がついに日本と台湾の外交問題にまで発展しました。蓮舫さんは9月
13日、記者会見して「私の台湾籍が残っていた」と初めて認めました。しかしどうも、ことの重大さが未だに分かっていないようです。「記憶の不正確さで混乱を招いた。発言が一貫性を欠いていた」とか「今、籍を抜く届け出をしている。手続きが完了すれば確定される」などと発言していますが、国籍というのはそれほど軽い問題なのでしょうか?

 国籍に対する意識が低いということは、即ち国家に対する意識が低いということです。野党第一党の党首になろうとしている人のこの意識の低さには愕然としますが、それも彼女のこれまでの歩みを考えれば納得できます。蓮舫さんが選挙に立候補したきっかけはテレビのニュースキャスターとして人気が出たからです。ニュースキャスターといえば聞こえは良いですが、要するにタレントです。テレビ局の振り付け通りに動く役者のようなものです。

彼女が左派系テレビで活躍していた90年代はグローバリズム全盛で「無国籍は格好良い」ことでした。国家とか国籍にこだわらず、外国語ができて外国生活をした経験があることは自慢の種でした。女性雑誌のインタビューに答えて蓮舫さんは堂々と「在日の中国国籍の者としてアジアからの視点にこだわりたい」とか「私は帰化しているので国籍は日本人だが、アイデンティティーは『台湾人』だ」などと答えていました。しかし、彼女が台湾という国を大切に思っているわけではなかったことは、今回の一連の発言から分かります。

 つまり、彼女の発言は単に受け狙いだったわけですが、それは90年代という時代に合っていたので政治家になることができ、ついに野党第一党の党首にまで登りつめることができました。しかし、時代は変わりました。台湾も国民党一党支配の時代が終わり、今は民進党政権です。今の台湾人は、台湾人としてのアイデンティティーをこれまでになく強く意識するようになっています。蓮舫さんの「台湾は国ではなく、中国の一部」という心ない発言は台湾人の激しい怒りを買うことになりました。

 テレビが作り出した「無国籍の地球市民」的なイメージで成功した蓮舫さんでしたが、今回の二重国籍騒動で、彼女が不勉強で嘘つきで誠実さのかけらもない人間であることがバレてしまいました。これからそのツケを払わされることになるでしょう。

 私としては、台湾と日本の友好のために一刻も早く彼女に議員辞職してほしいです