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 53日の「憲法記念日」に安部首相はこれまでにない、はっきりとした形で御自分の意思を示しました。「美しい日本の憲法をつくる国民の会」など改憲派の集会にビデオメッセージを寄せたのです。リーダーシップを示したことは一歩前進、ですがその内容は??という感じです。憲法9条に関して逃げない姿勢を示したのは良いのですが「91項、2項を残しながら自衛隊を明文で書き込む」というのは無理だと思います。なぜ「92項を削る」ではいけないのでしょうか?

 「日本国憲法」は大東亜戦争敗戦後、我が国が占領されていた時期にGHQ(連合国軍総司令部)によって制定されたものです。いや、国会で日本人の手によって制定されたんだ、と思っている人も多いのですが実際はGHQの中のチーム(法律の専門家なんか一人もいない)がたった1週間でテキトーに作ったものです。もともと日本人の弱体化を狙ったものなのですから「憲法」などと呼べるものではありません。

 もともとポンコツな車をいくら修理してもまともな車にはなりません。だから本来は「無効宣言」か「破棄」すべきですが、それは無理な状況ですから、どこかをとりあえず変えるか、削除すれば良い。そして、時期を見てまったく新しい日本人の手による憲法を作るべきです。で、どこを削るか、といえば「92項」だと思います。

 憲法91項は「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇または武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」。さてこの文章って、誰が考えたんでしょうか?

 実はこの文章は1929年に発効された「パリ不戦条約」の文章とほとんど同じです。第一次世界大戦による被害があまりに大きかったので、欧米諸国がお互いにどこかで歯止めをかけよう、ということから、この条約ができました。しかし、これをそのまま鵜呑みにして「戦争を放棄するんだから、うちの国は軍備を一切持たないよ」という国がもし現れたら、却って危険です。すべての国が一斉に軍備を放棄するのならともかくとして、一つでも「放棄しない」国がいたら一体どうなるでしょうか?

 平和というのはどういう状態をいうのか。今の日本人が考える平和というのはとにかく波風が立たない、戦闘機がぶんぶん飛んだり、銃弾が飛び交ったりしない、そういうイメージでとらえていると思いますが、それはたまたま平和が実現されているだけの状態に過ぎず、本当の平和というのは力のバランスが取れている状態のことです。それぞれの国が自国の経済力や軍事力をしっかりと充実させていればよその国が攻め込む隙がないから、戦争は起こりません。つまり平和を保つということは、自国の軍事力を絶えず訓練して磨いておくことなのです。

 「パリ不戦条約」は理念としては良いけれども現実的でない、ということでさらに条文が付け加えられました。「ただし、自衛のための戦争はこの戦争放棄の中に含まれない」こと、それから「この条約に違反した国に関しては、この戦争放棄の条約は効力を持たない」という約束が加えられました。自衛戦争はOK、違反した国に対する制裁の戦争もOK、ということになりました。今の国連憲章もほぼそれを踏襲しています。

 ところがこの1項に続いて92項があり「前項の目的を達成するために陸海空軍その他の戦力はこれを保持しない。国の交戦権はこれを認めない」となっています。これ、おかしいですよね? 「パリ不戦条約」に基づけば、前項の目的を達成するために戦力が必要なのに、戦力を持たない、と言っているのです。1項と2項で言っていることが食い違っている。だから今の憲法解釈では、自衛権というのは国が国であるために絶対不可欠なものである、自衛権は認められる、ということになっています。つまり事実上、2項を無視しているのです。 憲法9条は論理がめちゃくちゃ、こんな憲法を真面目に守っていたら、間違いなく戦争になります。

 平和を求めるのなら一刻も早く「92項」を削除する、ただそれだけでいいのです。

 

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