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 「ブラック企業」という言葉はすっかり定着したようです。これから就職を控えている高校生や大学生などは、自分がどうやったら「ブラック企業」ではなく「ホワイト企業」に就職できるか、ということについて情報を得ようと努力するようになっています。それはそれで必要なことだと思いますが、実は「ブラック企業」ならぬ「ブラック社員」や「ブラック労働者」の問題が今、深刻になっていることを知っていますか? メディアは「ブラック企業」を取り上げて報道することはあっても「ブラック社員」を報道することはないので、この問題はまだあまり知られていないようです。

 知られざる「ブラック社員」の実態とその背後にいる組合「ユニオン」、企業の経営者は「ユニオン」にどう対処したらいいのか、について分かりやすく解説した『中小企業がユニオンに潰される日―知られざるユニオン労働運動の実態』(青林堂・1,000円)を読みました。著者は元厚生労働省労働基準局でさまざまな政策立案にたずさわってきた田岡春幸氏です。この本によると「ブラック社員」の定義は「働く気のない者、企業への不満ばかり言う者、会社に対する感謝のない者、忌引きの多い者」で、こういう社員が管理職になると部下に無理なことを要求したり、部下をいじめたりするそうです。「ブラック労働者」とは短期間に転職を繰り返す者、転職の理由が自分勝手な都合による者、求職期間の長い者で、こういう者を採用する際には経営者は十分な調査をする必要があるそうです。

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 終身雇用が当たり前だった時代とは違い、今は労働形態が多様化しています。パートやアルバイト、派遣社員、契約社員、嘱託、フリーターなど、いろいろな働き方があります。「自分に合った働き方をしたい」という希望はある程度、かなえられる時代なのかも知れませんが、良いことばかりではありません。社員に比べれば派遣やパートは身分が不安定で、不況になれば真っ先にクビを切られます。非正規雇用者は労働組合にも入れませんし、労働組合のない中小企業も多いです。そんな隙間に入り込んできたのが「ユニオン」です。

 「ユニオン」というと、あなたはどういうことをイメージするでしょうか? 一般的には「ユニオン」は正社員であれ非正規雇用者であれ、パートであれ、失業者であれ「企業や職種、産業の枠にこだわらず」「個人でも加入できる」「一定地域を基盤にした」「主に中小企業労働者が加入する」労働組合です。では「ユニオン」は弱者の味方なのでしょうか? 正義の味方なのでしょうか?

 本書では「ユニオン」に目をつけられた会社がいかに「ブラック労働者」に入り込まれるか、を具体例を挙げて検証しています。「ブラック労働者」は社員となると、会社内で一人で労働組合活動を始めます。社内のアラを探して他の社員を巻き込み、紛争の種を作り出します。経営者が注意すると「不当労働行為だぁ~!」といって騒ぎ出します。困った経営者が社員の配置転換をしようとすると「ユニオン」は会社を相手に団体交渉を仕掛けてきます。そして・・・・・・・

 知られざる「ユニオン」の正体を暴いた画期的な一冊です

 

 

 

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