ブログランキングを始めました!クリックしてもらえると嬉しいです。

人気ブログランキングへ      

 


 
高齢者が高齢者の介護をする・・・想像するだけでも大変なことです。子供が親の介護をする場合は、若いし、兄弟がいることで何とかなる部分がありますが、ほとんど同年齢の夫婦の一方が倒れ、長期の介護をせざるをえない時、配偶者がそれを一手に引き受けるのはとても無理です。案の上、介護疲れで無理心中をするという、悲惨な事件が後を絶ちません。この深刻な問題をなぜマスメディアは取り上げないのでしょうか? 国会では「待機児童解消」の話題は出ても「介護施設の拡充」の話題はまったく出ません。誰もが他人事ではない問題なのに。

 安倍政権になってから介護士の給与が引き下げられました。質の良い人材がなかなか介護士になりたがらないのは、待遇が悪いからです。もっと給与を上げて、良い人材を確保すべきなのに実態はその逆を行っています。なぜこんなことをしているのでしょうか? ゆくゆくは介護の分野に外国人の低賃金労働者を入れたいという意図が背景にあるからです。しかし、日本人ですら大変な仕事を外国人にやらせる(!)という発想が分かりません。介護という仕事を甘く見ている、としか思えません。日本に入ってくる低賃金労働者で一番、可能性が高いのは中国人だと思いますが、中国人に介護してもらいたい日本人が果たしているのでしょうか?

 今、政府がやるべきことは外国人に介護をさせるのではなく介護士の給与を上げることです。良い人材を増やし、安く入居できる介護施設の数も増やすべきです。また介護保険は制度設定が間違っています。長年、保険をこつこつと払い続けてきたお年寄りがいざ自分の番になった時に利用できるように、使い勝手を良くするべきです。

 私事で恐縮ですが、参考までに。私は実の父と母を自宅で看取りましたが結果的に、父の場合も母の場合も介護保険のお世話になることはほとんどありませんでした。「実の子供が同居している」場合、介護保険の認定審査会が出してくる認定は軽いものになってしまうからです。「同居している人がいるのだから」という理由で驚くほど軽い認定になります。認定には「要介護」と「要支援」がありますが「要支援」では、ほとんど現実的なケアは期待できません。ヘルパーさんの仕事も細かい規定があり、こちらのニーズになかなか対応できません。一人一人のヘルパーさんは真面目なのですが、やれることの範囲が狭すぎるのです。しかし、家族が同居しているからという理由で軽い認定にされるのはおかしいです。家族にもそれぞれ仕事があるのだし、家族の負担を軽くするための制度ではなかったのか、と言いたくなります。

 老いは誰にでもやってくる現実です。日本は社会保障が充実している国、という印象がありますがしかし、私の経験ではいざ自分が年寄りになった時、日本は安心してケアを受けられる国ではありません。金銭的に余裕がなければかなり悲惨な現実が待っている可能性があります。

 世界一の長寿国であることは誇らしいことですが、長生きした挙句、介護疲れで無理心中しなければならないとしたら、あまりにも悲しすぎます。

 

 ブログランキングを始めました!クリックしてもらえると嬉しいです。

人気ブログランキングへ