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 毎月、送られてくる電気代の領収証の内訳のなかに「再エネ発電賦課金」という項目があるのを知っていますか? これがけっこう高くて、うちの場合、たとえば基本料金が二千円位で「再エネ発電賦課金」は千円位ですが、お宅の場合はどうでしょうか?

 再生可能エネルギー(この言葉自体が意味不明ですが・・・)、日本の場合は主に太陽光発電で作られた電気は「固定価格買取制度」によって市場値段よりも高い価格で電力会社が買い取ります。電力会社にしてみれば高く買って安く売らざるを得ないわけで、その差額分が私たちの電気代に「再エネ発電賦課金」として上乗せされています。民主党政権下で制定された日本の「固定価格買取制度」では脱原発先進国のドイツよりも高い価格で電力会社は電気を買わされています。たとえば2011年のドイツの太陽光の買取値段は、日本円に換算すると1キロワット時当たり25円~33円でしたが、日本の2012年の太陽光の買取値段は1キロワット時40円に(!)設定されていました。これでは電気代が上がるわけです。

 電気代が上がるということは家計が苦しくなるだけでなく、日本の産業を担う企業にとっては命取りになります。モノ作りで生きていく日本にとって電気は体を流れる血液のようなものです。日本企業が海外の電気代の安い土地に工場を作りたくなるのも分かるような気がします。再生可能エネルギーはイメージは良いかも知れませんが、夜も昼も安定的に電気を供給するという点では原発に到底かないません。それなのに大震災から7年も経った今でも原発は完全に再稼働できていません。これは明らかに国益を損ねています。

 ドイツ南部の都市、シュツットガルトに30年在住の作家、川口マーン惠美さんが書かれた『ドイツの脱原発がよくわかる本―日本が見習ってはいけない理由』(草思社・1400円)を読みました。日本のメディアはドイツを「脱原発先進国」と持ち上げますが、その実態は実にさまざまな問題を抱えていて悪戦苦闘しているとうことが分かりました。しかも日本とドイツは置かれている環境があまりにも違うので、日本がドイツを安易に真似すれば、まさに命取りになってしまいます。

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 そもそも私たちは電気というものについてあまりにも無知なのではないでしょうか? 私はこの本を読んで電気についての基礎的知識すら自分にはなかった、ということが分かりました。電気は足りなくても困りますが作りすぎても困るのです。電気は多すぎても少なすぎても停電になる可能性があります。「質の良い電気を安定的に供給する」ためには刻一刻と変わる電力需要に応じて電圧を一定に保つ必要があります。このことを知れば不安定な再生可能エネルギーが「ベースロード電源」になり得ない、ということは分かるはずです。つまり脱原発を叫んでいる方々(その中には元首相もいます)はこの程度の知識すらない、と言わざるを得ません。

 原発を停止して7年、日本は確実に貧乏になっています。せっかく世界一安全な原子力発電所を作る技術を持ちながら、歪んだイデオロギーによって貧しくなっています。日本が脱原発に舵を切れば、中国や韓国の粗悪な原子力発電所が東アジアに輸出されます。そうなれば東アジアはもっと危険になるだけです。

 「原子力の火を絶やすな!」と思う方にお勧めの一冊です

 

 

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