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 「歴史的」と大袈裟に騒がれた米朝首脳会談でしたが、終わってみたらアメリカの「歴史的敗北」だったのではないか、と言わざるを得ません。共同宣言に「非核化」という言葉も盛り込まれず、拉致問題も会談の中で一応、取り上げられたらしい、という程度の扱いで終わりました。共同宣言の内容はつまり、ほとんど何もなかった訳です。こんな会談を鳴り物入りでわざわざやる必要があったのでしょうか?

 アメリカのメディアが昨日、トランプ大統領に「人権弾圧国家である北朝鮮になぜ融和的姿勢を取るのか?」という質問をしたそうです。もっともな質問です。それに対してトランプ氏は「あなたやあなたの家族が核で破壊されるのを避けるためだ」と答えたそうです。しかし、それならなぜ米韓合同軍事演習を中止する、などということをトランプ氏が自ら口にするのでしょうか? 信じられないいい加減さです。

もっと信じられないのは金正恩を称賛していることです。かつては「残酷な独裁者」だと言っていた同じ人間のこの変わり方は一体、なぜなのでしょうか? トランプ大統領は金正恩に自分の電話番号を教えた、と公言しています。相手をそれだけ信頼している、という意味でしょう。しかし、選挙で選ばれた民主国家の指導者が世襲で政治を独占している独裁国家の指導者をまるで対等の相手であるように遇すること自体が民主主義の否定ではないか、と思います。金正恩が自国民を飢えさせ、強制収容所に送ったり公開処刑したりしていることをトランプ氏はどう考えているのでしょうか? 自分の叔父や兄を残酷に殺したことをどう考えているのか。

 オバマ大統領に比べたらトランプ大統領ははるかにマシだ、と私は考えていたので今回のことはショックでした。拉致被害者のご家族の心中は「ショック」などという言葉では言い表せないものでしょう。何度もアメリカに足を運び、トランプ大統領だけではなく米高官や議員などと面談を重ね、努力に努力を重ねてきたのに・・・・・軍事力を持たない国、日本のこれが現実とはいえ、あまりにも惨めです。北朝鮮は早速、今日、「拉致問題は解決済み」と、強気の報道姿勢に戻ってしまいました。元の木阿弥、です。

 トランプは一時は確かに金正恩を追い詰めていました。追い詰められたから金正恩は習近平にすがるために中国に出向いて行ったのです。嫌いで嫌いで仕方がない習近平に会いに行ったのです。それはつい、この間のことだったのに・・・この短期間に何があったのでしょうか?

 トランプ大統領の変節の理由はよく分かりません。青山繁晴参議院議員がトランプ氏の「気の短さ」と「自己顕示欲の強さ」を挙げていますが、当たっているような気がします。しかし、こと外交交渉に関しては気が短いことは致命的です。

 トランプ大統領の勇み足に比べれば日本政府はまだ冷静なので、トランプの暴走を何とか止めてほしいものです。今回の会談によって朝鮮半島はますます危険な状態になりました。国会でやってほしいのは朝鮮半島危機にどう対処するか、ということなのに野党には相変わらず危機感がありません。野党は無視して自民党は憲法改正を進めるべきです。

 

 

 

 

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