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 14日、安部首相は年頭の記者会見で「新元号の公布・公表は41日に行なう」旨を明言されました。これを聞いて「えっ、どうして41日なの?」と思った人も少なくなかったはずです。だって新天皇のご即位(践祚)は51日です。まだ新天皇が即位もされていないのに、なぜ新しい元号を公布できるのでしょうか? 41日の時点ではまだ今上天皇がご在位なのですから、今上天皇は次の御代の元号を允裁(許す)されることになります。これはおかしいです。なぜ宮内庁はこんなことを許したのでしょうか?

 おそらく、元号に詳しい識者からの批判を受けたのでしょう。それに対して政府は昨年、言い訳のような見解を出しています。共同通信の昨年1216日の報道によると「51日の新帝ご即位後に改元の政令が公布されると同日の施行は困難で、改元は翌2日にずれ込む」そうです。しかしなぜ翌日の改元ではいけないのか、という説明はありません。昭和から平成への改元も17日(昭和天皇崩御の日)に政令公布、翌8日に施行されました。それで何の問題もなかったのですから、この前例を踏襲すればいいだけのことです。

 41日から51日までは一か月もあります。この一か月間、元号は新元号、天皇は今上天皇のままで皇位継承は行われず、という異常な状態が続くことになります。こんな異常な事態を招いたことに対する政府や宮内庁の説明責任はまったく果たされていません。本来であれば、なぜこのような決定に至ったか、を首相は国民に説明するべきであり、政府の決定をただ伝えるだけでは国民を無視していると言わざるを得ません。メディアは元号なんてことにはもともと関心がないのか、ただ「10連休になって良かったぁ~!」と言わんばかりです。

 そもそも元号とは何でしょうか? 元号は基本的に役所の文書などに用いられるので一見、行政の問題のように見えますが、行政の問題というよりは天皇を中心として回ってきた日本の国柄を表す固有の文化です。明治以降の改元は皇位継承の時にしか行われてこなかったことがその証拠です。役所の出す政令は天皇の「御名御璽」によって公布されるのですから、元号とはつまり「天皇の元号」なのです。天皇と元号は切り離すことができません。

改元の時を経験するということは、日本人にとってはそうそうないことす。人生の節目にもなり、一生の思い出にもなるものです。そんな大事なことを国民にはかりもせず、単に役所の都合や利便性で簡単に変えてしまって良いはずがありません。安倍内閣は皇室軽視が甚だしい内閣として汚名を残すことでしょう。

 元号は西暦に比べて不便だ、という人が少なくありません。確かに不便かも知れません。しかし、独自の元号を持つ国が世界に一体どれほどあるのでしょうか。独自の元号を持てるという事は他国の植民地にもならず、日本がこれまで独立を保ててきたという証です。もし日本がキリスト教国の植民地になっていたら、元号は消されていたのです。今日まで独立を保てたということの重要さに比べたら少々の不便が何なのか、と言いたいです。

 

 

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