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今、発売中の『月刊 文藝春秋』20194月号が「特集 日韓断交完全シミュレーション」という記事を載せています。韓国にかつて駐在していた企業関係者や新聞記者などによる座談会で「日韓断交」がテーマです。しかし、読んでみると結局、彼らが言いたいことは要するに「日韓断交なんて勇ましいことを言っていてもそれは現実的ではないからやめた方がいい」ということのようです。最初から結論ありきという感じで、こんな雑誌をわざわざ買って読む必要ないなあ、と思いました。

 たとえば産経新聞ソウル駐在特別記者兼論説委員の黒田勝弘氏は「制裁や断交は現実的ではないし、無理だ」とおっしゃっています。しかし、なぜ現実的ではないのか、なぜ無理なのかという説明はありません。国と国との関係で相手が約束を守らず、事実に基づかない誹謗中傷をしたら、どんな小国でも怒って対抗措置を取ります。対抗措置を取らない方が非現実的です。対抗措置を取らなければ、相手は調子に乗ってますます約束破りを続けるので、国益が損なわれるからです。国と国との関係の基本は「信頼」であり、それが損なわれたら報復するのが当たり前です。

 黒田氏はこうもおっしゃいます。「日本人が韓国討つべし! と感情が高ぶる理由は韓国との歴史的、文化的あるいは人種的な近親関係から来るDNAのせいではないだろうか」・・・・これには本当に呆れました。日本人はめったに「感情が高ぶる」ことなどありません。日本人ほどおとなしい民族はないのではないか、と思うほど最近の日本人は牙を抜かれています。ささいなことで激し、すぐに暴力的になる韓国人と日本人の民族性はまったく対照的です。そんな、おとなしい日本人が韓国に対して珍しく怒っているのです。なぜ黒田氏はそれほどの無礼を働く韓国を批判しないで、日本人が感情的になり過ぎている、という論調になるのでしょうか? これでは韓国の代理人、と言われても仕方がないのではないでしょうか。

 去年の1110日、AbemaTVの「みのもんたの よるズバッ!」という番組で武藤正敏氏が「日本の韓国統治は植民地支配です」と発言したのを聞いて椅子から転げ落ちるほど驚きました。武藤正敏氏というのは戦後の外交官の中では初めて「朝鮮語のできる駐韓大使」だった人です。おそらく外務省の中では「韓国通」として知られている人でしょう。雑誌やテレビによく登場するので、顔を知っている人もいるでしょう。そんな「韓国通」がテレビで堂々と間違ったことを言うのですから、驚かざるを得ません。やはり東大を卒業して(武藤氏が東大かどうかは知りませんが)外務省に入省すると、こうなってしまうのでしょうか?

 企業人にしろ役人にしろ、外国に長く住んで仕事に携わればどうしてもその国の人と付き合わざるを得ません。韓国に住めば韓国人と付き合わざるを得ないし、韓国人とお酒を飲む機会も増えます。韓国人は接待上手で、相手の心を掴む術も知っています。日本人のように「誠意を見せる」だけでなく、さまざまな手段で接待をしてきます。だから韓国に行くと、大抵の人が「韓国大好き」になりがちです。しかし、だからといって歴史的事実関係で韓国の主張にお墨付きを与え、結果として日本人を裏切るのでは日本人としてあまりにも情けないと言わざるを得ません。特に役人は「公僕」なのです。武藤氏はおそらく勉強家なのでしょうから、日本と韓国の歴史をもっと勉強してほしいものです。

 それにしても『月刊 文藝春秋』はなぜ、このタイミングでこういう特集を組むのでしょうか? 日本人が珍しく怒って日韓断交を本気で政府に求めることが何か都合でも悪いのでしょうか? 日本の雑誌ならば「韓国の日本に対する無礼は断じて許せない! 断交しろ!」という論調で特集を組んだ方が読者に受けるのではないか、と思うのですが。それとも、どこかから裏金でももらっているのでしょうか?

 最近の文藝春秋は首をかしげるような論調が少なくありません。菊池寛も泉下で嘆いているでしょう。

 

 

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